読書日記 嘉壽家堂 アネックス

読んだ本の感想を中心に、ひごろ思っていることをあれこれと綴っています。

愛・・・しりそめし頃に・・・<満賀道雄の青春> 藤子不二雄A 小学館

2008-11-23 23:20:35 | 読んだ
藤子不二雄のマンガでは「まんが道」が好きである。
その「まんが道」の続編としてこの「愛・・・しりそめし頃に・・・」がある。

また「まんが道」以降書き続けられているこのシリーズは、藤子不二雄Aの自伝として、或いは昭和の漫画の歴史として、いろいろなことを考えさせてくれる。

富山県高岡市で、後の藤子不二雄となる二人(マンガでは満賀道雄と才野茂)が出会い、漫画を描き始め、手塚治虫に憧れ彼に会いに行ったりする。
そうして二人で東京に出てきてプロのマンガ家として活動をはじめ、手塚が住んでいた東京池袋の椎名町の「トキワ荘」に移った頃から、若いマンガ家たちが集まったりはじめる。
そんないわゆる「トキワ荘派」とでもいうべきマンガ家たちの群像を描いていたのが「まんが道」である。

そして「愛・・・しりそめし頃・・・」は藤子不二雄Aが中心となってきている。
「まんが道」もそうであるが、劇中に当時書いていた漫画がそのまま掲載されたりして、どういう気持ちで或いはどのような環境の中でその漫画が描かれたのかを知ることができる。

すでに8巻が単行本として出されているが、非常にゆったりとしたときの流れである。多分藤子不二雄Aのライフワークなんだと思う。
そう思うとゆっくりゆっくり読んでしまうのである。

単行本がいつ発売になっているのか時々確認をしなければならないが、今回ちょっと怠っていて7巻と8巻を手にいれたのである。

追伸
本日は、このブログに時々コメントをいれてくれる☆ユウ★の結婚式に出席をしてきた。新郎新婦の新たな門出を祝う人たちだけの披露宴であったので、感動の出来事が多かった。

「愛…しりそめし頃に…」というわけではないが、若いときの恋の物語はそれぞれにドラマがあって、それは二人だけのことでありながら周囲の人たちも何かしらの役割を演じていたりして、もう周囲の人物しか演じられないヒトになっていることに気づき、ああ若いっていいなあ、としみじみ思ったりしたのであった。
今更、恋の物語の主人公を演じるほどの力はないのは十分承知しているのではあるが・・・

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