読書日記 嘉壽家堂 アネックス

読んだ本の感想を中心に、ひごろ思っていることをあれこれと綴っています。

時候の挨拶・天気の話

2005-05-16 22:03:51 | 日々雑感
若い頃、すごく不思議だったのが、時候の挨拶というか天気の話だった。
「今日はホントにいい天気で」
「あいにくの雨降りで」
「昨日に比べたらずいぶん寒くて」
「一日一日暖かくなりますね」
などと、ずいぶん無駄なことを話しているなあ、と思っていたものである。
何も確認をしあわなくても、見りゃわかること、感じればわかることを、長々とくどくどと話しているんだろうとイライラしていたものである。あまつさえ、時候の挨拶だけで別れたりなんかすると、だったら「おはよう」とか「こんにちわ」だけでいいんではないか、などと憤慨したりしていた。

だから、あまり時候の挨拶というか、お天気の話はしなかったし興味もなかったのだ。

しかし、近頃は天気が気になる。
なぜか?

体に影響するからである。つまり暖かいと体はラクで動くし、寒かったり湿っぽかったりすると体は硬くなったり痛くなったりするのだ。また、風の日は花粉が心配だったりするわけで・・・
つまり、天気は時候の挨拶ではなく、心の底からの心配事あるいは興味の的なのだ。

と、考えて、ハタと気づいた。
昔、若い頃に年寄りが、長々と時候の挨拶をしていたのは、天気がよければ気分よく体も軽く働ける(動ける)ことを確認しあっていたんだ。つまり天気の話をしているようで、おたがいの体の調子を確認し、天気がよければ、心の底から「よかった」ということを思い連帯していたんだ。

こういうことを思うのも、天気によって体の調子が変わるからであり、そしてまた今日は、昨日のソフトボールの後遺症で全身が痛く、歩くのもままならぬ状態であるからなのだ。

追伸
 「文芸春秋」を読み、そして「人的マネジメント戦略」を興味深く読んでいる。
コメント (2)
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