A Day In The Life

日常のあれこれなどを・・・

信じ続けること・・・

2006年10月04日 16時40分10秒 | Liga06-07
ペリオディコ紙に載っていた記事の一部抜粋:


チームは安定するために「時間」を要請
レバンテ戦後ビクトル・フェルナンデスは「チームには二つの顔がある。」としてチームに強固さが欠けていること、試合を維持できないことに不満を訴え、その理由として新加入の選手の連携の欠如と新しい戦術が完全には浸透していないことを挙げた。サラゴサの選手たちは、その点では監督に同意している。
「たぶん試合中ずっと同じではなかったかもしれない。メンタルか態度の問題かも。」とセルヒオ・フェルナンデス。問題の原因については全員が以下の2点について同意した:新しいチームメートになじむ必要があること、そして慣れないシステムを学ぶこと。「不安定さは当然だ。僕らはお互いを知りつつあり、システムに順応しつつあるところだから。」とロンガス。フアンフランも同じ意見だ、「たくさんの新しい選手たちがいて、ビクトルは僕らに非常に早くシステムを吸収するよう求めるんだ。」
その意味ではこの15日間は、状況を見つめ直し、問題の根源を見極め、根本から解決するために非常に有益なものとなるだろう。フアンフランは「この2週間は我々のエラーについて考え、それらを正すためのときだ。」と言い、またGKのセザールは「まだ先は長い。神経質になる必要はない。」
安定性を得るための鍵は、パブロ・アイマールの言葉にあるかもしれない。「僕らは不安定の問題を、各練習、各試合の中で行うtrabajo(work)により解決していくだろう。」


アイマールのこんな短い言葉を読んで安心するなんて変ですが、実際「そうよねえ」と少し気持ちが落ち着きました。新しい監督、チームの半分近くを占める新しい選手、新しいシステム・・・これで安定した戦いができたら奇跡的ですね。(ラニエリのときのバレンシアを考えてみれば明白なように。ああなってはもちろん困りますが。)シーズン前何度もアイマールが「特定の順位の希望を言うより、試合を重ねて結果を見ることが大切。」と言っていたのに。聡明なパブロのことですから、これくらいのことは予想していたかも・・・。

エクイッポ紙は、中盤の修正についてビクトル・フェルナンデスの考えは、右サイドにダレッサンドロを移動させ、ロマレダではポンシオではなくセラデスを入れるとしています。ダレッサンドロは右サイドのほうが有効ということがレバンテ戦で明らかになったため。アイマールが左のほうをカバー。また、ホームゲームでスピードと流動性を確保するためにはセラデスがベストという判断です。アウェイでは今までどおりポンシオで行く予定のため、ソシエダ戦はポンシオがスタメンとなりそう。

サラゴサのニュースは、エベルトンは検査の結果、筋繊維の断裂と診断されて全治最低でも15日間。4~5ミリの断裂なので重傷ではありませんが、ソシエダ戦は無理だがベティス戦は大丈夫という記事と、ベティス戦も危ないという記事と両方あってどちらが正しいのかわかりません。なんだか筋肉系の怪我が多いようですが・・・心配だなあ!

レバンテ戦で聞かれたモンキーチャントについての委員会の決定は、制裁処置はなしというものでした。これは審判が「観客席の非常に小さいエリアから聞こえた」と報告したためだそうです。各紙喜んでいますが、制裁がなかったから良いというものではなくて・・・。差別は差別されたと感じた人がいれば差別なんですから、選手を傷つけるようなチャントは止めてほしい。Aupaにも呼びかけが出ているけれど、弁解がましいというか潔くないというか、あまり好きじゃないな。

さて、5試合を終えて予想通りと言うべきか「アイマールは期待したほどじゃないんじゃ?」というスレッドがAupaに立っています。Pablo Aimar
2得点、1アシスト、ゴールの起点となるプレイがいくつか・・・絶好調ではないにしろ、まあまあかなあと私は思うのですが。チェルシーのバラック、バレンシアのホアキンなんかも大活躍とまでは行っていないようですし・・・って人と比較してはいけませんね。スレッドの内容は、私と同じく「新しいチームだし、良くやっているほうだと思う」という意見が多くて少しほっとしました。ただ「フィジカルが弱い。試合の最後にはいつも窒息しそうになっている。」「表情が悲しそうなのが心配。」という書き込みも。「窒息」はすごい表現ですが、息が苦しそうということかな。確かにはあはあ苦しそうなときはよくありますね・・・。
アルゼンチンのTitoPuentesさんという人がこんな書き込みをしていました。


アイマールは自分にとって珍しいケースに思える。そしてアルゼンチン人として、リケルメに対するのと同じ気持ちを呼び起こされる。それは誰かが上のほうで的確に書いているように、いつももう少しできるのではないかという気持ちが残るということ。
 
ある面で、アイマールの本当のレベルは今のものだと思う。多分もっと試合が進み、チームに順応すればもう少し多くを与えることができるだろう。・・・・・しかし、アイマールは今見られている姿よりもすごく良いというわけではない。
 
その一方で、彼は素晴らしいテクニックを持ち、決定的なことをし、非常にたくさん走り、守備のために戻って、後方からのボールを奪取するためにピッチに身を投げ出し、強い責任感を持っている・・・そうしたことすべてが自分を感動させる。リーベルと2002ワールドカップで好調のアイマールを見たとき、このポジションでは世界で10人の中に入る選手だと思った、例えばカカのレベルのような。   

まあ、これがアイマールが持っている二つの顔だ。いずれにしろ彼を評価するには、今日のサッカーでは難しくなっているアシストをしたり(レバンテ戦でセラデスにしたように)、マジョルカ戦でゴールの起点となったようなことを5試合のうちでやっていることを考える必要がある。彼はいつも後半途中で替えられているので、実際には3試合と半分の中でのゴールとアシストとして評価されるべき。

手短に言えば、アイマールを信じ続けていて(そしてまたリケルメをも)、もう少し明晰になってくれることを願っている。なぜならそれがみんなの好きなアイマールだから。あなた方も、彼が好調になり、試合を勝ち取り、スピードに乗って試合を組み立てるのを見れば、自分のように感動することだろう。そしてカカとの比較もあながち的外れでないことを知るだろう。


私は別にカカと同じレベルでなくてもいいのですが、ただチームに満足して幸せで良いプレーさえしてくれれば。ときどきそれができるのか信じられなくなるけれど、でも信じ続けることは大事ですよね・・・。