まったくもう何を書いたらいいのやら・・・。アラゴンの新聞各紙は、でもわりと楽観的ですね。試合内容としては良かったですから。確かに、楽に4-0ぐらいで勝てる試合、ここまでバレンシアをこてんぱんにしてしまっていいのかしら?と申し訳なく思うぐらいの差がありました。それなのに・・・。クーマンは「2-0を追いつけるチームには将来がある。」なんて言っていますが、うーん、サラゴサが大馬鹿なだけで、このバレンシアにはあまり将来はないように見えました。
サラゴサのほうは、どうなんでしょう? ビクトル・フェルナンデスは、
「引き分けは残念だが、多くのポジティブな点があったと思う。態度、連帯した試合、プレス、スピード・・・。充分勝利に値するプレーをしたが、勝てなかった。」
間違いなく勝利に値したのはサラゴサのほうです。でも、ここまでの流れがねえ。しっかり勝っている中でこういう試合があったのならともかく、とにかく一勝を挙げることが至上命令だった中でのこれは痛すぎる・・・。
ディエゴは、
「高く頭を上げているよ。なぜって試合は素晴らしいもので、最近ではベストなものだったから。ほとんど完璧だった。残念なのはバレンシアのゴールは両方とも僕らのミスだったこと。本当に残念だ、とても良い試合で、充分コントロールできていたのに。この1ポイントは僕らの役に立たない、何の意味もない。最近のサッカーでは2-0は大差だ、でも彼らの1点で、勝利を失うのではないかという恐怖が僕らに忍び寄り、最後には僕らはそれを失ってしまった。来年は僕らにもう少し幸運があるといいのだけれど。」
ディエゴ、試合終了後ばったり倒れていましたものねえ・・・。
途中まであまりにも圧勝ペースだったので、どうしてアイマールがいない試合はいつも楽勝なんだろう?とちょっといじけたくなるくらいでした。ただ、今回の場合は、相手が弱すぎただけのような気も(75分まで)。ギリシャのアリスや二部のポンテべドゥラよりも昨日のバレンシアのほうがずっと弱いチームだったから、それでサラゴサも良いプレーができたのかなあという感じも少しします。そして、ほんの少しだけ相手に攻勢に出られたら、あっという間に同点って・・・。やっぱりありえない試合でした(怒)。
ニュースですが、フアンフランと衝突して交代したセサールは左膝の捻挫かもしれません。今日か明日に検査の予定。また左足大腿の違和感があって交代したリュクサンはマドリードで、筋肉の断裂がないかどうか検査します。
最大株主のアガピト・イグレシアス氏とバンドゥレス会長は、ビクトル・フェルナンデスの続投を確認。「チームは良かった。試合前の立場を変える必要はない。」
現地ファンの様子はといいますと・・・呆然としてしまったのかいつもよりも反応が少ないような。ロマレダに皆行ったでしょうから、書き込みをする暇がまだないのかもしれませんが。
前半終了直前の完璧なオリベイラのヘディングによるゴールが取り消されたことに対する不満がたくさん。あれは、リピートもなかったので、私もなんで取り消されたのか全然わかりませんでした。皆が怒るのも当然です。ただ、その前にアジャラがエリア内でハンドをしたのも見逃してもらっているんですよね。それで相殺されたかなあ。
二失点のきっかけは両方ともサパテルがボールを失ったことからだったらしく(見直せばいいのでしょうけれど、見る気がしない~)、サパテルへの批判が少し。サパテルはどんなに悪くても決して批判されない選手なので、珍しいことです。
チームは休暇に入り、12月30日午前中に練習に戻ります。ただし南米組(ディオゴ、アジャラ、ダレッサンドロ、ミリート、アイマール、マトゥザレム、オリベイラ)は30日の夕方の練習までに戻ればいいことになっています。去年のことを考えてでしょうか。きっと飛行機の遅れなどを考慮に入れてですね。アジャラはやっぱり帰国するのかな。
国王杯セカンドレグのポンテべドゥラ戦は当初予定の1月2日ではなく、1月3日となりました。
最後に、ダレッサンドロはラジオ番組で「僕は100%の状態。サラゴサに残って、ここで活躍したい。」と話しました。えっ、そうなの? きっといい人なんでしょうし、サッカーも上手いと思うけれど、この前の喧嘩の後アイマールはダレと仲直りするのにやっぱり少し時間がかかったそうなんです。ダレの言葉は、スペイン人からしても普通だったら絶交ものの罵詈雑言だったらしい。プレーや怪我以外のことで悩む余裕はパブロにはないと思うので、仲良くできないなら離れたほうが二人のためにはいいのかもしれません。パブロだって、意地になって痛み止め打ちながら練習するなんて、ちょっとおかしくなっていたと思うし。(そんなことしたから悪化しちゃったのでは。鬱)でも性格的にはアイマールのほうが出て行きそうだから、すごく怖いです。
ZARAGOZA 2
VALENCIA 2
Zaragoza: César (16'), Diogo, Sergio, Ayala, Juanfran, Zapater, Luccin (72'), Celades, S. García, Oliveira (79'), D. Milito, L. Vallejo (16'), Valero (79'), Óscar (72')
Valencia: Mora, Miguel (46'), Caneira (50'), Marchena, Moretti, Baraja, Montoro, Joaquín, Silva, Mata (46'), Arizmendi, Lombán (50'), Helguera (46'), Zigic (46')
Goles: 1-0 (17'): D. Milito, de penalti hecho a Oliveira. 2-0 (29'): Sergio García. 2-1 (75'): Zigic. 2-2 (81'): Silva.
Árbitro: Paradas Romero, Andaluz. Expulsó a Koeman (66'). Amonestó a Caneira (43'), Miguel (45'+), Helguera (50'), Luccin (63'), Marchena (58'), Celades (59'), Zigic (67'), Diogo (77'), Ayala (83').
Incidencias: La Romareda, 30.000 espectadores.
今、このメンバー表を見ていて思い出したけれど、なぜかビセンテは出なかったんですね。観戦していてバレンシアの選手がほとんど見たこともない人ばかりだったのでびっくり。あと、カネイラをラニエリのとき以来久しぶりに見ましたが、相変わらず悪かったのにもびっくり。