A Day In The Life

日常のあれこれなどを・・・

[Liga 2] Vit.Guimaraes 0 - 1 Benfica

2009年08月24日 20時07分54秒 | Liga08-09プレビア&レポート
ジェスス監督がアイマールを何故交代させたか聞かれて答えたのは、「怪我ではない。結果が出ていなかったから。」でした。subrendimentoというポルトガル語に引っかかっていましたけれど、「成果が出ない」とか要するにプレーが悪いということですね。

いつも不思議なんですが、ぼやけた小さな途切れ途切れのネット画面でも、アイマールが良い出来だと感じるときは後でダウンロードしたファイルで、もう少し大きい画面で見直しても良い出来だし、駄目だなと感じたときは、やっぱり後で見直しても悪いんですよね。今日の試合をライブで見ていたとき、確かにパブロはすごく良くはなかったけれど、すごく悪いわけでもなく、(後半に期待かな、疲労が心配だけれど)という程度でした。だから55分に交代になったときはものすごくびっくりして、でもパブロ自身は特に驚いた様子もなく交代していたので、(怪我? それとも罰??)なんていろいろ考えてしまいました。で、さっきDLしたファイルを見直したところ、やっぱり交代させられるほどには悪くはないと思います。(だんだん時間経過とともにボール・キープができなくなっているけれど)

うーん、一体なぜ?と悩みつつO Jogoを読んだらこんな記事が。
「試合の前、私は何人かの選手を先発させるのにためらいを感じていた。私はリスクを冒したが、やはり彼らは木曜日の試合での努力から疲れていた。」として、ジェスス監督はアイマールとサビオラがそれらの選手のうちの2人であることを認めた。
なるほど~、試合前からパブロたちはコンディションが悪かったけれど、少し無理をさせて先発、でもやっぱり調子が悪そうなので早々に諦めたということですね・・・。それならわかるかも。でも、試合終盤、11人のベンフィカは10人のギマランエス相手にほとんどチャンスを作れませんでした。引き分けまたは負けていたら、ジェスス監督の采配は批判されたことでしょう。

実際、アイマールの前半30分ごろのプレーとか結構いいし。このあたりでさっくり点が取れていれば、後半20分ぐらいまでプレーして交代と、何の問題もなかったはずです。ベンフィカはちょっとチャンスで外しすぎですよね。もちろんアイマールも含めて(泣)。パブロのシュートは、キーパーは触っていないように見えます。キーパーが触れないくらい上手くタイミングを外したけれど、コースが・・・とか? でもパブロ自身はコーナーだと思っているから違うか。

試合のダイジェストはこちら:



Correio da Manhaによるとギマランエスのシステムは、3-6-1だったそうです。そ、そんなシステムが・・・。まともにサッカーの試合をできるのは、ポルトとスポルティングと、後ニチームぐらいしかないのはわかっているので、なんとか良い策があるといいのですが。決めるときにちゃんと決める、それに尽きるかも。そういえば、PKのキッカーとしてカルドーソを起用し続けるか聞かれて、ジェスス監督は「他のオプションを考えるかもしれない。」と言っています。記者から「アイマールとか?」と質問されて、「それも私の考えに近い。」 ええっ~、パブロは駄目でしょう~、他の選手のPKも正視できないのに自分が蹴るなんて絶対に無理。ただ、他の記事では「カルドーソが続ける。」とも言っているようなので、ほっ。カルドーソもこれだけ失敗すると癖になりそうで怖いですけれど。

今日の試合で良かったのは、アイマールの顔は綺麗だったこと。あっ、もちろん最終的にベンフィカが勝ったことが一番ですけれどね。

俳優にだって余裕でなれそうです。


同じく。


同じく。


これは、前半の最後、カルドーソに出したパスが思い通りに行かなくて。


ダイジェストにもありましたが、シュートを外してがっくりするパブロ。Cheer up, Pablo!


(今日はこの写真セクションしか本当は書きたくなかったです・・・)

各紙の採点:

Bola-Jogo-MF/5点満点
Quim 5-4-3
Amorim 6-6-3
Luisao 6-5-3
D.Luiz 7-6-4
Shaffer 6-5-3
Javi Garcia 5-5-3
Ramires 7-7-3
Di Maria 6-6-4
Aimar 5-5-2
Saviola 4-4-2
Cardozo 4-4-2
(Nuno Gomes 4-3-2)
(Fabio Coentrao 6-5-4)
(Keirrrison 3-3-2

大体同意ですが、ケイリソンがアイマールと同じ点というのはないかな。後半45分間ずっとほとんどいるかいないかわからないぐらい消えていたので。

[Liga 30] Benfica 3 - 1 Belenenses

2009年05月25日 14時42分40秒 | Liga08-09プレビア&レポート
先ほど帰って参りました! 
それがですね・・・自宅のあるシリコン・バレー付近は5月に入って、強い日差しに真っ青な空、乾いた空気に気持ちの良いそよ風と典型的なカリフォルニアのお天気が続いているんです。今回行ったMonterey/Carmel(モントレーとカーメル)は家から車でわずか1時間20分ほどのところ。ホテルのプールがなかなか良いと聞いたので、水着、浮き輪、サンダル一式を用意して家を出ました。ところがモントレーに到着する20分前から空は突如曇り、気温はぐんぐん下がり、霧雨まで! 車から出るとぶるっ。なんとそこは気温12度の世界でした! サンノゼは26度くらいはあったのに、信じられませんね~。二日間完全に雲に閉ざされ、もちろんプールなんて考えられない寒さでしたよ・・・。ま、お目当てのフレンチ・レストランは良かったし(チェリー・カスタード・パイが最高)、コーチのアウトレットは3分の1のお値段で安かったし、良かったことにしましょう。

あれっ、書くブログを間違えているような(苦笑)。ここではパブロのことを書かなくちゃ。

というわけで、ベンフィカの最終節。家を出発する直前にお昼を食べながら、準備をしながらざっと見ただけなので、これからもう一度見直してみます。でも、私の最初の印象は「アイマールはミスが多くて良くないなあ!」というもの。
スタメンはこんな感じでした:
Moreira; Maxi, Luisão, Sidnei and Jorge Ribeiro; Urreta, Katsouranis, Carlos Martins and Aimar; Di María and Cardozo.

でも、カルドーソとコンビを組んだFWはディ・マリアではなくて、アイマールのほう。ディ・マリアは左サイドでした。うーん、やっぱりセカンド・トップでは駄目だなあと思いました。アイデアや意図は良かったんですけれど、体がついていっていないというか、思い通りにパスが通らないというか、また熱でもあるの?!と心配になるほど。最終節で有終の美というわけにはいかなかったのが残念で、かなり落ち込んでしまいましたよ(涙)。

でも、さっき家に帰ってきて各紙の採点を見たところ、A BolaとMaisfutebolがずいぶん良い点をつけていたので、心底意外でびっくり仰天。
採点はこんな風(Muchas gracias, Joan Carles-san!):

Bola Jogo MF
MOREIRA-------6--------5--------3
M.PEREIRA----7---------6-------4
SIDNEI-----------6--------6---------3
LUISAO----------6--------5---------3
J.RIBEIRO------6--------6---------3
C.MARTINS----4--------2--------- -
(F. Bastos)------8--------7---------4
KATSOURANIS-6------6---------3
URRETA ---------7--------6--------4
DI MARIA--------5--------5--------3
(Balboa)-----------6--------5--------3
AIMAR------------7--------5--------4
(Mantorras)------6--------5--------4
CARDOZO------6---------7--------3

パブロに、A Bolaが7で、Maisが5点満点中4?!? 私には今回ばかりはO Jogoの5が妥当に思えるのですが・・・。 とにかく普段は一試合につきパスミスがせいぜい一回くらいなのが、たぶん五回はミスしていたと思うので、それだけでもアイマールにしては異常ですよね。キケ監督もきっとそう思ったのでしょう、交代させてしまったもの。ちょうどマントーラスがFWに入り、アイマールは左サイドに回って、少し良くなったかなと思った矢先の交代だったので、ものすごくがっかり。特にこれが最後のテレビ観戦となることがわかっていただけに、パブロを90分間プレーさせてくれなかったキケ監督がその瞬間大嫌いになりましたよ!! もう一生アイマールをテレビで見れないかもしれないと思うとね。そんな大事な試合であんまり良くなかったパブロにも微妙に失望感を感じたことは否定できませんが。

うんとアイマールに好意的に考えると、相手が残留を賭けていたチームだったのが、テンションが上がらない原因になったのかなあ。テレビ画面に相手チームのファンが泣いているのが映ったりすると、去年のことを思い出してしまって、「ベンフィカは勝とうが負けようが3位で変わらないけれど、彼らは勝敗が天国と地獄なんだよねぇ。」と考えずにはいられませんでした。なんとなくアイマールは珍しく集中力がないような感じで、ただ淡々とプレーしているように見えたから、パブロも去年の事を思い出しているのかな?なんて思ったけれど、まさかね・・・。

試合は、最初先制を許して、おいおい~という展開でしたが、カルドーソのゴールで前半のうちに追いつきました。後半カルロス・マルティンスに替わって入ったフェリペ・バストスのミドル・シュートで勝ち越し。ロス・タイムに駄目押しの3点目。試合内容はいつもどおりだらだらしていたような記憶がありますけれど、はっきり覚えていないので、これから見直してみます。
今日のニュースとしては、キケ監督が違約金を放棄することを受け入れないのでは?という報道があります。真偽のほどは不明。

LIGA - 30.ª Jornada - 23/05/09

Local: Estádio da Luz - Assistência: 30 972

BENFICA: Moreira, Maxi Pereira, Luisão, Sidnei, Jorge Ribeiro, Katsouranis, Carlos Martins (F. Bastos 25’), Urreta, Aimar (Balboa 84’), Di María (Mantorras 77’), Cardozo.

Treinador: Quique Flores

BELENENSES: Júlio César, André Pires, Ávalos, Diakité, Mano (Porta 76’), Gabriel Gomez, Pelé (Fredy 57’), Zé Pedro, Silas, Wender (Vinícius 61’), Saulo.

Treinador: Rui Jorge

Golos: 0-1 Silas (3’), 1-1 Cardozo (21’), 2-1 Fellipe Bastos (63’), 3-1 Mantorras (90+1’)

Árbitro: Cosme Machado (Braga) 2

Disciplina: amarelos: Wender (33’), Aimar (46’), Katsouranis (62’), Urreta (73’) vermelho: Saulo (41’)


PREVIA [Liga 30] Benfica - Belenenses

2009年05月23日 17時25分56秒 | Liga08-09プレビア&レポート
とうとう明日で今シーズンも終わり。あっけないくらいあっという間に08/09シーズンも終わってしまいますね。微妙に虚しさを感じますが、またそれについては明日の試合が終わってから書くとして。

召集リストは:
GK: Moreira and Quim;
Defenses: Luisão, Maxi Pereira, Jorge Ribeiro, Sidnei and Miguel Vitor;
Medium: Katsouranis, Aimar, Balboa, Fellipe Bastos, Binya and Carlos Martins;
FW: Urreta, Cardozo, Mantorras, Di Maria and Nuno Gomes

なんと今シーズンは終わったかと思われていたヌーノ・ゴメスが召集入り。怪我の治りが速いですね~(驚)。またカツラニスも回復しています。もちろん出場停止が解けたルイソンとアイマールも招集に復帰。

Maisfutebolの予想スタメンは:
BENFICA: Moreira; Maxi, Luisão, Miguel Vítor and Jorge Ribeiro; Urreta, Katsouranis, Carlos Martins and Aimar; Di María and Cardozo.

レジェス、アモリム、D.ルイスが召集外(怪我やカード累積のため)であることを考慮すると、これ以外の予想スタメンは考えにくいです。この期に及んでびっくりメンバーなんていうことはたぶんないと思いますが、キケ監督のことなので100%ないとは言い切れませんよね。

試合は現地時間19時45分より。アイマールには怪我のないようにのびのびプレーしてもらいたいものです。

監督交代などの発表は来週中に行われるのかな? 慌しい一週間になりそうです。
Serbenfiquistaのキケ監督のスレッドに、
「どうして、キケが続けてはいけないの?

良い着こなし。
話が上手い。
間違いから学ぶことを知っている。
試合ごとに内容が良くなっている。
選手たちが慣れないポジションでどうやってプレーしたらいいのかわからないのは、彼のせいではない。
二流のパーソナリティーを持った選手たちがいるのは彼のせいではない。
チームにいる選手とは関係なく、ベストな戦術を知っている。」
と書いてあって、最初本気?!と思いましたが、きっと皮肉ですね。

またアイマールのスレッドには、
「アイマールは今季様々なポジションでプレーした。フォワード、トップ下、左サイド、右サイド、守備的中盤。でも守備的中盤が一番良かったように見えて、私は驚いた。数え切れないほどたくさんボールを奪取していたね。」
と書いている人がいて、これまた本気?!と思ってしまいました。でもこの人はどうやら本気のようです。やれやれ、守備的中盤をやるアイマールとはね~~。

プレシーズンの開始が6月29日に決まりました。早いなあ。6月27日に引越しを予定していて、日本に帰りつくのが7月1日ごろ。しばらくはネットはネットカフェ頼みとなりそうですけれど、どうせベンフィカのことですからプレシーズンのニュースも大してないでしょう。

さて、アメリカでは次の月曜日がMemorial Dayという休日で3連休となります。最後のお泊りということで、明日土曜日から一泊でMonterey/Carmel方面に行ってきます。(2年ぶりくらいかも) 試合は見てから出発しようと思っていますが、ブログのほうは一日お休みします。ブログを書くのが待ち遠しいような良い内容の試合となりますように。 



[Liga 29] Braga 1 - 3 Benfica

2009年05月18日 15時59分39秒 | Liga08-09プレビア&レポート
あまりじっくり試合を見ていないので、簡単に。

まず最初の印象は、ブラガわざと負けたのかなあ??なんて思ってしまいました(笑)。だって最初の二失点が、とんでもないゴール・キーパーのミスからなんだもの。Jorge Jesusという監督は守備のプロで、ブラガはリーグでもベストの守備を誇っているんだそうです。でも、今日の試合ではとてもそんな風に見えませんでした・・・。

何はともあれ、これでベンフィカは3位を確定です。
試合のほうは、何となく不思議な感じだったなあ。
スタメンからとても変、というかいつもと違う感じ。右SBはミゲル・ビトール、センター・バックはシドネイとD.ルイス、左SBはホルへ・リベイロ。ピボーテにカツとアモリムで、右サイドになんとマキシ・ペレイラ。前半11分にはD.ルイスが怪我をして、ウレッタが右サイドに入り、マキシはいつもの右SBに戻ったんですけれどね。
それからスタジアムがすごく変わっていますね~。ゴール裏が岩のようになっていて、自然に囲まれている雰囲気。風光明媚な場所に建っているようでした。
レジェスとアモリムが5枚目イエローをもらって、今シーズンが終了です。またイェブダも2枚イエローをもらったので次節出場停止。さらにはキケ監督も、審判を侮辱したとして退場処分になっています。

試合自体は珍しく快勝。ボールを支配して繋げたい相手は、ベンフィカの得意とするところみたいですね。カウンター狙いがよくはまっていました。ウレッタがとてもよかったので、「今までどうして使わなかったんだ?!」と皆びっくりしたり憤慨したり。

流れ的にこの試合のおかげで、キケ>Jorge Jesusに今はなっていますね。さて、監督問題はこれからどうなるのでしょうか。

また、アイマールがいなくても大勝できたので、「いなくてもいいじゃん。」という流れになり移籍することになったらいいのになあ。(ただの幻想です。)

LIGA - 29.ª Jornada - 17/05/09

Local: Estádio Municipal de Braga - Assistência: 15 000

SP. BRAGA: Eduardo, João Pereira, André Leone, Frechaut, Evaldo, Filipe Oliveira (Rodríguez 46’), Alan (Luís Aguiar 46’), Mossoró, César Peixoto (Matheus 61’), Rentería, Paulo César.

Treinador: Jorge Jesus

BENFICA: Moreira, Miguel Vítor, Sidnei, David Luiz (Urreta 12’), Jorge Ribeiro, Katsouranis (Yebda 56’), Ruben Amorim, Maxi Pereira, Reyes, Di Maria (C. Martins 70’), Cardozo.

Treinador: Quique Flores

Golos: 0-1 Cardozo (7’), 0-2 Di María (13’), 0-3 Urreta (47’), 1-3 Luís Aguiar (90’ g.p.)

Árbitro: Artur Soares Dias (Porto) 1

Disciplina: Amarelos: Reyes (16’), Mossoró (26’), João Pereira (30’), Moreira (32’), Filipe Oliveira(33’), Ruben Amorim (50’), Yebda (62’, 67), Urreta (78’), Paulo César (83’), Rentería (88’), Miguel Vítor (89’), Vermelhos: Yebda (67’)

Previa [Liga 29] Braga - Benfica

2009年05月17日 16時05分37秒 | Liga08-09プレビア&レポート
アイマールが出ないので、本当にテンションが低くて・・・。一応日曜日現地時間19時からの試合ですが、ライブでは見ないかも。

相手のブラガは現在4位で、ベンフィカとは4ポイント差です。いつの間にか首位はもちろん2位にさえ手が届くなり、3位を守るために戦う羽目になるなんて。
キケ監督はこのへんの事情を、「準備の行き届いた車を持っていたのに、最後の瞬間、ゴールから5メートルのところで車が壊れてしまったようなものだ。ボール支配が60%で、シュートが25回もあったのに、ゴールが取り消されたり、オフサイドのゴールが認められたりした結果、負けたり引き分けたりするのはとても受け入れがたい。」と述べました。

確かにこの前のトロフェンセの同点ゴールは完璧なオフサイドだったし、アカデミア戦の取り消されたアイマールのゴールも完全に合法的なゴールでした。さらに最近数試合は内容も実はわりと良かったりするんですよね。ただ、ここのところ運が悪いことは事実ですが、プレーの質が以前よりましになったのは、ベンフィキスタたちがシーズン当初から疲れるほど言い続けてきた、「アモリムは中盤で」「アイマールはもっと後ろのほうで」「カルドーソはスタメンで」がようやく実現したからにすぎません。しかも、それはキケ監督が考えを改めたからではなく、スアソが怪我をしたから仕方なくこうなっただけなんですよね。(まあ、アモリムはキケ監督が考え直したと言えるかな?) 最初から今のような布陣だったら、今頃は安定したチームになっていたかもしれませんね~。(アイマールの左サイドは不満ですが、まだフォワードよりはまし。)キケ監督の今日の言葉だと、まるでシーズンを通して良いパフォーマンスをしていたチームが最後の瞬間に運悪く壊れてしまったみたいに聞こえます。でも、実際は全然違いますよね。

それからキケ監督は、「去年のベンフィカは4位でポルトとの差は17ポイントだった、今年は3位で13ポイント差だ。」と述べたそうです。いや、それ全然変わらないって! 今日ポルトが勝って勝ち点を伸ばしたために、差は16ポイントになっているし。「目に見えない進歩」とか「ゴール直前で壊れた自動車」とか、キケ監督は負けず嫌いすぎ、プライドが高すぎじゃないですか?! 屁理屈に聞こえて、ちょっとイラッとしてしまいます。

Maisfutebolの明日のスタメン予想:
BENFICA: Quim; Maxi Pereira, Sidnei, Miguel Vítor and David Luiz; Ruben Amorim, Katsouranis, Carlos Martins and Reyes; Cardozo and Di Maria.

Substitutes: Moreira, Jorge Ribeiro, Binya, Yebda, Mantorras, Urreta and Balboa.

これだとまたアモリムかカルロス・マルティンスのどちらかが右サイドに回ることになりますね。
中盤をアモリムとカツラニス、両サイドにレジェスとウレッタというのはどう?と思いますが、サイドがあまり守備をしないからアウェイでは怖いのかもしれません。

さて試合とは関係ありませんけれど、アイマールが南アフリカ対世界選抜の試合に招かれた、なんて記事がO Jogoに載っていました。一体どうした風の吹き回しで?と不思議に思いなが日時と場所をチェックしたところ、7月5日、ロサンジェルスでとあります。えーっ!?! 私は6月27日に引越しをして、6月30日頃に日本行きの飛行機に乗るんですよね・・・。すれ違いじゃん。まあ、例えここにいたとしてもLAまで行けませんけれど。ただ、ほら、同じ大陸にいるだけでなんとなく気分がハイになるじゃないですか。(ならないかな、別に) プレシーズンが始まる頃なので、招待はオフィシャルではあるもののアイマールが行けるかどうかはわからない、とO Jogoにはありました。



[Liga 28] Trofense 2 - 2 Benfica

2009年05月10日 16時15分17秒 | Liga08-09プレビア&レポート
はあ~、降格圏の相手にホームで引き分けです。何をやっているんだか~。

今日は攻撃陣はまあ頑張ったと思うのですが、2回のFKで2失点って、守備陣が終わっています(涙)。
アイマールは怪我明けのわりにはコンディションは良いようでした。テレビ放送は試合開始後1分過ぎからようやく始まったのですけれど、いきなりアイマールが映ったので、うわっスタメン?!とびっくり。でもでも、試合中審判に文句を言って、5枚目イエローをゲットしてしまったので、次節出場停止です。私にはベンフィカの引き分けよりもこちらのほうが激しくショックでした(号泣)。もう、パブロってば、熱くなっちゃ駄目だよ~。

試合のスタメンは、カルドーソとディ・マリアの2トップ、左にアイマール、右にウレッタ、ピボーテはマルティンスとアモリム。守備陣は、ダビド・ルイス、シドネイ、ルイソン、マキシ。
でもこの布陣で戦った25分間はあまりぱっとせず、キケ監督はディ・マリアとアイマールのポジションを交換。するとベンフィカはずいぶん良くなりました。ところが31分、普通のファウルから普通のFKを与えると、トロフェンスはこれをあっさりゴールして先制点。背筋が寒くなった瞬間でしたね(涙)。でも、ベンフィカのほうもアイマールの頑張りで簡単に同点に追いつきます。意を決したように右サイドを上がるパブロに、ロマレダでのマドリード戦でディエゴにアシストしたプレーを思い出しました。今回はウレッタとのワン・ツーを挟み、相手の股を抜いて、カルドーソに完璧なパス、カルドーソは触るだけでOK。こういう背筋がぞくっとするようなシンプルで美しいプレーがあるから、アイマールのファンはなかなか止められないんですよね・・・。三分後にはウレッタからのクロスを今度はヘディングでカルドーソが決めてあっという間にベンフィカは逆転に成功。前半が終了するまでベンフィカは良い内容で相手を圧倒しました。

こんな風な流れだと、後半も3-1にして突き放すか、悪くても余裕を持って2-1を維持できるかなと思うじゃないですか~。ところが、なんとなくばたばたしているかなと不安に思っているうち後半14分、アイマールのファウルでトロフェンセはFKを得ると(パブロのファウルはまあ仕方ないかなあ。普通のものです。)、またまたあっさりとゴールして同点に。なんで同じ間違いを繰り返すかなあと猛烈にイライラ、ありえないよ~(怒)。結局残り時間はたっぷりあったのに、何度かチャンスもあったのに、勝ちこすことはできずに引き分けてしまいました。

前半の終わりの良い内容が後半はなくなってしまったのは一体何故?と不思議だったのですが、後半はアイマールの位置がほぼカルドーソと同じくらい前目になったせいなのかもしれません。前半終わりは中盤に近い位置だったので、ボールを自在に配給していたんですけれど、後半はあまりボールに触れなかったんですよね。その上、マントーラスというフォワードが入ると、左サイドに戻ったし。前半結果の出なかった左サイドにまた戻すなんて、キケ監督は一体何を考えているの?!

試合ダイジェストはこちら(変な音楽が流れるのでご注意):



カロドーソの1点目のゴールの後、自分のアシストだったのに浮かれることなく、ボールを取ってセンターラインまで持って行くアイマールの一生懸命さが好きです。
昨日思ったとおり髪を切っていて、ビジュアル的には今日は大変beautifulでした。

これで3位の座も危うくなったベンフィカ。試合後白いハンカチが振られ、キケ監督はほぼもう終わりかなあ。記者会見でも
「私はサッカーをやる中で、クラブにいつ来て、いつ去るかを知ることが重要であることを学んだ。」
などと言っております。アイマールのポジションの他にも、良かったウレッタをディ・マリアより先に交代させたこと、まあまあに見えたマルティンスを交代させたことなどが批判の的に。
でも、O Jogoの採点を見ると、ディ・マリアのほうがアイマールよりも高い点になっているのに驚き。一方Correio da Manhaでは「甘やかされた無害なディ・マリア」と書かれていたり、本当に見る人によって評価は違うんですね。私にはディ・マリアはいつもどおり無駄なプレーの繰り返しにしか見えませんでした。結局彼も79分に替えられましたけれど、その際交代が不満でボールを外に蹴りだしています。(キケ監督には謝ったらしい。)

12 Quim 5
14 Maxi 6
4 Luisão 4
27 Sidnei 3
23 David Luiz 5
15 Rúben Amorim 4
24 Carlos Martins 74' 5
16 Urreta 66' 7
10 Aimar 6
7 Cardozo 8
20 Di Maria 80' 7
26 Yebda 74' 2
11 Balboa 66' 5
9 Mantorras 80' 3

ウレッタもディ・マリアも良いプレーはあるのですが、ミスが多いんですよね。パスミスはもちろん、ボールを持ちすぎたり、パスを出すタイミングが遅すぎたり。細かいミスのようで、それが何回ともなると結構影響が大きいのではないかなあ。ほぼミスがないことが当たり前のアイマールからすると、イライラしそうだし、試合中「一体なぜ?!」という感じに手を広げるシーンが幾度か。でも、今日の試合にスカウトを寄こしたのは、フランスのチームとマンチェスター・シティとニューカッスルだと書いてありました。ニューカッスルに行って残留争いは怖すぎますし、ベンフィカにいるしかないですね(ため息)。

A BolaとMaisfutebolの採点も到着したので、載せておきます。最初がA Bola、後の数字が5点満点のMaisfutebolのもの。カルロス・マルティンスが5点中4点というのも不思議です。

QUIM 5-3; M.PEREIRA 7-3,LUISAO 5-2,SIDNEI 4-2, D.LUIZ 4-3; C.MARTINS
5-4, (Balboa 5-2), R.AMORIM 5-2, URRETA 7-3(Yebda 5-3), AIMAR 6-3,
DI MARIA 7-3 (Mantorras 5-s.c.), CARDOZO 8-4


Estádio da Luz, em Lisboa – Assistência: 15.000

Golos: 0-1, Valdomiro (31’); 1-1, Cardozo (36’); 2-1, Cardozo (39’); 2-2, Paulinho (59’)

BENFICA: Quim, Maxi Pereira, Sidnei, Luisão, David Luiz, Urreta (Balboa, 66’), Ruben Amorim, Carlos Martins (Yebda, 74’), Aimar, Di Maria (Mantorras, 79’) e Cardozo. Treinador: Quique Flores.

TROFENSE: Marco, Paulinho (Moustapha, 81’), Valdomiro, Miguel Ângelo, Zamorano, Milton do Ó, Pinheiro (Delfim, 67’), Varela, Hugo Leal, Helder Barbosa e Charles Chad (Edu Souza, 66’). Treinador: Tulipa.

Árbitro: João Ferreira (Setúbal)

Disciplina: Cartões amarelos - Luisão (70’) e Aimar (74’)




PREVIA [Liga 28] Benfica - Trofense

2009年05月09日 17時06分22秒 | Liga08-09プレビア&レポート
アイマールはルイソンと共に試合に招集されてしまいました。今日金曜日のみメディカル部門の監視つきでチーム練習をしただけで召集って・・・怪我人が相次いで他に選手がいないために強行で召集されたとしか思えません。無理して再発するより、無理せず次節と最終節の二試合を万全な状態で出てくれるほうがいいんだけれどなあ。
TV Benficaに久しぶりに(2週間ぶりくらい!)パブロの姿が映っていました:TV-Benfica 08.05.2009 (1) 元気そうに走ってはいますが、さて。髪の毛を切ったような気がしないでもありませんけれど、ぼやけた映像からははっきりとはわかりませんね。

まさか先発ではないよね~、でもレジェスもヌーノもいなくて一体どんな布陣??と疑問はたくさん。それなのにどの新聞サイトを見ても予想先発が出ていません。まさか予想が難しいから、どこもスルーしちゃったとか? ピボーテの組み合わせ、レジェスのいないサイド、ヌーノのいないトップ、そしてアイマールを先発させるのか?などわからないことが多すぎです。Serbenfiquistaに、「キケのことだから、アイマールはまたフォワード起用じゃないの?」とあるのを読んで、ぶるっと身震いが。怪我明けでFWなんて絶対に活躍できなさそう(鬱)。確かに最も保守的なやり方は、パブロとカルドーソの前線、右にルーベン・アモリム、左にディ・マリア、ピボーテはカツラニスとイェブダ・・・ですね。

新聞サイトに明日の試合のことがちっとも出ていないのは、キケ監督とレオ(ブラジルに追放された左SBのブラジル人選手)のなじりあいがヒートアップしていて、記者たちはそれを書くのに大忙しだから。

数日前にレオがブラジルから「キケはポルトガルのサッカーを知らない。」と言ったことは報道されていましたが、(まあた何を今更言っているんだか。アイマールが自分の前のクラブのことをあれこれ言うなんて考えられないけれどなあ)と呆れつつ、たいしたニュースでもないのでスルーしていました(私は)。金曜日の記者会見でこのレオ発言について聞かれたキケ監督、
「そんなコメントを言うなんて、インテリジェンスがないね。人のレベルとして二流の人物と論議するのに自分の時間を使うつもりはないよ、彼はおかしな態度を示したんだから。」
あーあ、同じ土俵に立っては駄目でしょ・・・。これじゃただの個人攻撃ですよ。アイマール語録を紐解くまでもなく、「新聞は読まないから、そんなことは知らない。」とか「自分はそう思わないけれど、彼の考えは尊重する。」とか、あるいは「ほんとだねえ、今学んでいるところだよ!」とか、いくらでも言い方はあるでしょう・・・。はっきり言って、キケ監督もインテリジェンスに欠けると受け止められても仕方ないです。早速レオはこれを聞いて、
「二流なのは、自分の間違いを認められない監督のほうでしょ。チームが勝てば自分のおかげで、負けたときは選手のせい。キケ・フローレスこそがベンフィカの問題。彼は大馬鹿だよ。」
はあ~、どっちもどっちですが、どこまで続くんだか(鬱)。

こんなこと言うなんて、キケ監督はもう自棄?!と思いますが、どうやら本当に辞めそうですね。記者会見の中で、
「最後にベンフィカと話をして、誰にとってもトラウマにならない結論を出すよ。私は続けることもできるし、他のプロジェクトに譲ることもできる、トラウマなしに、自然の形でね。」
またキケ監督は、ヌーノ・ゴメスの負傷が筋肉の断裂で、今季はもうプレーしないことも確認。また、更に笑ってしまうコメントを。
「主力に若い選手を組み入れたこと、(カップ戦の?)優勝を勝ち取ったこと、負傷が前のシーズンに比べて少なかったことは、目には見えないが大きく進歩した面だ。」
目に見えない進歩したところ?!? 目に見えないのでは進歩してもあまり意味がないような気がするけれど(苦笑)。A Bolaの表紙が可笑しかったので、思わずキャプチャーしてしまいました。「目に見えない成功」という大見出しがついています。

こんなに試合前日にごたごたしていて大丈夫なんでしょうか。
相手のトロフォンセは15位と最下位より一つ上なだけの順位。でも前半戦はアウェイでこのチームに負けています。
試合は現地19時より開始。

下の写真は、去年の秋頃、まだお髭がいっぱいあった頃のものですね。今日Recordで使い回されていましたが、せっかくなのでキャプチャーしました。髭がなかったらもっと良かったのに。(パブロ、手まで小さい・・・)


[Liga 27] Nacional 3 - 1 Benfica

2009年05月03日 15時26分58秒 | Liga08-09プレビア&レポート
今日は本当に書く気がしないんですけど~(泣)。もう終わったとしか言いようがないです。

このチーム、徹底的に駄目だなあ・・・。昨晩、アイマールがいなくなった試合は大体勝てると書いたんですけれど、すみません、大間違いでした。今までのチーム、バレンシアとサラゴサ(一年目の)ではこういう状況で皆が頑張れたのに、それができないというのは何かが根本的に間違っているとしか思えません。

試合ですが、新聞サイトの予想とは違い、ディ・マリアはベンチ・スタート。このところの3試合で上手く行っていたルーベン・アモリムとカルロス・マルティンスのピボーテは止めて、アモリムを右サイドに移し、レジェスが左サイド、マルティンスとカツラニスでピボーテを組む布陣でした。でも、マルティンスはパス・ミス連発だし、カツラニスもやる気がなさそうだし、前半ほとんどチャンスなし。ナシオナルは、ブラジル人が多いのかな、はっきり言ってベンフィカよりずっと上手かったですよ~。前半はそれでもお互い無得点。後半10分、ついにキケ監督がディ・マリアを入れて、アモリムを中盤に移しました。でもその1分後練習試合みたいな綺麗な形でクロス→噂のネネがどかーんとヘディングで先制点。その後は、必死でベンフィカが攻撃するものの、前がかりになったところのスペースを突かれて、よくある形でナシオナルが追加点を。レジェスが1点返しましたが、3-1でthe end。試合だけではなく、今季も本当にthe end。CLもない、3位も危ない。(現5位のブラガとの対戦が残っています。)

カルロス・マルティンスは、先週の試合から薄々感じていましたが、アイマールが中盤でかなり守備をヘルプしてあげないと活躍できない選手なんだなあ。ヌーノ・ゴメスも・・・アイマールがいないと気でも抜けちゃうの?! せっかく前の時間帯の試合で、スポルティングが引き分けて、二位との差を縮められる絶好のチャンスだったのに、どうしてここまで覇気のない試合ができるのか心底不思議です。2ポイント差にできるところを、逆に5ポイント差って・・・。自分はパブロのファンでありながら、同時に結構パブロのことを厳しく見ていて(苦笑)、ドリブルもシュートもまだまだだなあと不満がたくさんあるけれど、今日の試合で、普段からアイマールにはものすごく負担がかかっているんだなと実感できましたよ・・・。 このチームではもうあんまり希望は持てないかも。

Serbenfiquistaでは、みんなショックを受けて寝込んだのか、書き込みが極端に少ないです。リスボンの飛行場には怒ったファンが何人か集まり(10人、20人という程度ですが)、選手たちに罵声を浴びせました。罵声はよくないけれど、確かにファンの気持ちは分かる気がする。いつもは、周りの見えていないダビド・ルイスの無謀な攻撃参加にイライラしますが、今日は彼くらいしかトライしていた選手はいなかったので、ダビド・ルイスが少し良く見えるほどでした。でも、O Jogoの採点の7はないなあ。3-1で負けた試合の左サイドバックが7の評価って・・・。ヌーノ・ゴメスの5も・・・4でしょ、どう考えても。

12 Quim 6
14 Maxi 5
27 Sidnei 4
28 Miguel Vítor 5
23 David Luiz 7
8 Katsouranis 55' 4
24 Carlos Martins 80' 5
15 Rúben Amorim 6
6 Reyes 5
21 Nuno Gomes 83' 5
7 Cardozo 6

26 Yebda 80 ' 4
Di AD Maria 55' 5
16 Urreta 83' 3


LIGA – 27.ª Jornada – 02/05/09

Local: Estádio da Madeira – Assistência: 4500

NACIONAL: Bracalli, Patacas, Felipe Lopes, Maicon, Alonso,

Cléber, Luis Alberto, Leandro Salino, Ruben Micael (João

Aurélio 78’), Mateus (Baiano 87’), Nenê (M. Fidalgo

90’).

Treinador: Manuel Machado


BENFICA: Quim, Maxi Pereira, Miguel Vitor, Sidnei, David

Luiz, Katsouranis (Di María 55’), Ruben Amorim, Carlos

Martins (Yebda 79’), Reyes, Nuno Gomes(Urreta 83’), Óscar

Cardozo.

Treinador: Quique Flores

Golos: 1-0 Nenê (56’) 2-0 Ruben Micael (64’) 2-1 Reyes

(68’) 3-1 Miguel Fidalgo (90+4’)

Árbitro: Jorge Sousa (Porto) 5



PREVIA [Liga 27] Nacional - Benfica

2009年05月02日 14時52分51秒 | Liga08-09プレビア&レポート
アイマールはやはり召集を外れました。(写真は全然今日とは関係ないのですが、A Bolaのニュースにあったので。)昨日から充分予想していたことなのに、なぜか落ち込みます~。貴重な1試合がこれで失われたわけで(涙)。唯一良いニュースは、ランニングを始めたらしいということ。来週の試合に間に合うといいなあ(祈)。

召集メンバーは、
GK: Moreira e Quim.
Defesas: Maxi Pereira, David Luiz, Sidnei, Miguel Vítor e Jorge Ribeiro.
Médios: Katsouranis, Balboa, Ruben Amorim, Binya, Carlos Martins e Yebda.
FW: Reyes, Cardozo, Mantorras, Urreta, Di María e Nuno Gomes.

ルイソンも招集を外れています。彼も長いですよね。一ヶ月くらいかかっているような。

キケ監督は試合前の記者会見で、アイマールについて聞かれて
「重要なロス。パブロの怪我は残念だが、一番大事なのは、替わりに入る選手が誰であろうと同じメカニズムを保つこと。攻撃的な姿勢を示し続けなければならない。最近数試合のパフォーマンスは、同じ事を続けてもよいと充分確信できるものだった。」
と話しました。「攻撃的」! キケ監督の言葉からこんな言葉が出るとはびっくりですね(苦笑)。ディ・マリアがアイマールの替わりに先発するのかどうかは、明言を避けました。先週の試合の後半の様子から行くと、ディ・マリアが先発ならば、アモリムとピボーテを組むのはカルロス・マルティンスではなくカツラニスになるような気もしますが・・・Maisfutebolの先発予想はパブロのところにディ・マリアを入れただけです。

BENFICA: Quim, Maxi, Sidney, Miguel Vítor and David Luiz; Ruben Amorim, Carlos Martins, Reyes and Di Maria; Cardozo and Nuno Gomes.

相手のNacionalは、現在4位と同じポイントの5位。ベンフィカが負けるようなことがあると、一気にポイント差が3になってしまいます。リーグ戦を3位で終わるか4位で終わるかの違いは、UEFAカップ(来季からはUEFAヨーロッパ・リーグ)の予備選3回戦からスタートするか、その次のプレイオフラウンドからスタートするかの差です。2位と3位の差(CLに出れるかどうか)に比べたら大したことはないかな、と個人的には思います。
Nacionalには、ベンフィカも獲得を狙っているという噂の現在得点ランキング一位のネネという選手がいます。どんな選手なのでしょうか、カルドーソにも負けずにがんばってほしいものです。

アイマールのいなくなった試合は、今までの経験からすると、選手たちの気合が入るのか(きっとパブロがいないせいで負けたと言われたくないんでしょうね)勝つことがほとんどなので、明日も大丈夫じゃないかなあ。試合は現地時間20時45分から。

ところで、luchitaさんにコメント欄で教えていただいて初めて知ったのですが、スカパーが来季から3年間UEFAヨーロッパ・リーグの放映権を獲ったんですね。早速プレス・リリースを読んだところ、「日本人選手所属チーム、強豪チームの試合を中心に放送予定」とあります。うーむ、ベンフィカは強豪チームと言えるのか・・・微妙なところです。グループ・ステージを経てからのノックアウト・ステージに辿りついたとしても、まだベスト32。ものすごくたくさんのチームが参加するということですからねぇ~。よりによってベンフィカを放送に選んでくれるのか、スカパーにメールでも出しながら祈るしかないかも。(その前に今シーズンのようにグループ・ステージで玉砕してしまったら目にも当てられませんが。) それからこのサイトはUEFAヨーロッパ・リーグの予習をするのに役立ちました:UEFAヨーロッパリーグ2009-2010(旧UEFAカップ) - UEFA Europa ポルトガルは、ロシアやルーマニアよりもランキングが低いんですね(鬱)。このサイトとスカパーのプレス・リリースに載っていた日程表を参考にすると、ベンフィカは3位で終わった場合は、8月2日/27日のプレーオフ、4位だと7月30日/8月6日の予選三回戦からこのUEFA Europeというカップ戦をスタートすることになります。どちらともホーム&アウェイ方式。(書いておかないと自分でも日程を忘れてしまうので。もちろん、大逆転でCL圏に入れたらものすごく嬉しいんですけれど・・・。)



[Liga 26] Benfica 3 - 2 Maritimo

2009年04月27日 15時04分54秒 | Liga08-09プレビア&レポート
ああ、怪我しちゃいました・・・。今日は異例な観戦で、なんと前半17分でシグナル不良か何かで画面が切れてしまい、変なポルトガルの歌に。仕方なくネット観戦に切り替え。(これが来季からの現実なのね。) ネットで見ている間にベンフィカは3点も点を取って楽勝モード。でも、またまた3点のどれにもアイマールは絡んでいなくて、うーん、なんだかなあともやもや。結局テレビは前半40分ぐらいに復帰したので、そこからは大きな画面で見れたのですが、あんまりアイマールは試合に入っていないような気がして(後半の早い時間に交代させられるかも・・・)と怯えていました。すると、ハーフ・タイムが終わり通路から出てくる選手が映るとそこにはディ・マリアの姿が。がーん! いきなり後半頭からの交代?! 頭が真っ白になっていたら、やっぱりアイマールが下がって、ディ・マリアが交代出場とのアナウンス。確かに前半あまりパブロが良いようにも見えませんでしたが、キケ監督がハーフタイムに選手を替えることなんて滅多に(というか、今まで一度も)ないじゃないですか。きっと怪我に違いないと真っ暗。

試合終了後わりとすぐにMaisfutebolに記事が出ました。Aimar «tocado», reavaliado nesta segunda-feira
パブロ・アイマールはハーフ・タイムに怪我のために交代した。アルゼンチン人選手は左大腿に衝突による痛みを訴え、ディ・マリアと交代。月曜日に再検査を受ける。この日はベンフィカは11時から練習の予定で、翌日の火曜日が休日となっている。ベンフィカは次節、土曜日にナシオナルと対戦する。
たぶん前半終了間際に、後ろから激しいプレスを受けながら、なんとか左足を伸ばしてボールを味方に渡したときに痛めたんじゃないかと・・・。打撲からならいいのですが、左足を無理な体勢で伸ばしているように見えるので、筋肉関係の怪我かもと思うと、怖いです(涙)。月曜日の検査を待つしかありませんね。でもベンフィカって全治の期間などをあまり発表しないから、どれだけはっきりしたことが明日わかるのでしょう。(上右の写真のときかもしれないけれど、ルーベン・アモリムがこんなに近くにいなかったような気がするし、でも写真だと遠近がわかりにくいから・・・どうかな。)

試合のほうは、まだアイマールがピッチにいた前半の終わりにFKからヘディングを決められて3-1になったんです。でも、前半かなり良い感じでボールが回っていたので、後半ももっと点を入れられるでしょ、という楽観的な雰囲気でした。ところが!!! どういうわけか後半、突然ベンフィカの中盤がすかすかになり、スペースがたっぷりに。マリティモの選手たちは面白いようにスペースを走り回って攻めてきます。え~、なんか危ないよ~!と思っていたら、マキシ・ペレイラがPKを取られ、あっという間に3-2と1点差になってしまいました。キケ監督は、カルロス・マルティンスに替えてカツラニス、レジェスに替えてイェブダと、必死に守りだし、最後のほうは両チーム、ファウルの応酬をするuglyな試合になりましたが、なんとかベンフィカは逃げ切りに成功。やれやれ~。でも、ポルトも何事もなく勝利したためにポイント差などは全く縮まっていません。

後半、呆然とするくらい中盤が空いてしまった理由ですが、各紙、アイマールがいなくなったためとしていますね。実際、前半終了時点では「今日のアイマールは何もしていないじゃん!」とフォーラムには書き込まれ、私もちょっぴりそう思っていたほど。でも、後半が始まって、あまりのチームの変わりように(悪いほうに)、みんな「あれれ・・。アイマールは何もしていないように見えたけれど、実はすごく貢献していたのね。」とびっくり(苦笑)。
Maisfutebolは、「ベンフィカはアイマールのポジションにディ・マリアを置いたが、非常に悪くなった。背番号10番は良いプレーをしていたわけではないが、戦術上彼は重要だった。」 また、O Jogoは、「怪我をしたアイマールが去り、ディ・マリアが入ったことは、チームのバランスを崩した。」

フォーラムで「彼は攻撃を仕掛けようとして、それからピッチを横切り、ディフェンスをした。アイマールは全てのセクションを助けていた。」と書いている人がいましたが、そういうことなのかも。後ろのほうに残ることが多いので、攻撃に参加できなくて、ヌーノ・ゴメスやレジェスたちが元気に攻撃しているのを見ると、いいなあと羨ましいけれど、パブロのような選手が必要ということなんでしょうね。それがディ・マリアのように一緒にどかどかと攻撃に参加してしまうと、後ろががらがらになると・・・。 

アメリカでは最初のSPTの放送が駄目でも、RTPiがもう一度放送してくれます。(まったくこんな贅沢な観戦状況は今シーズンが最初で最後だと思うと、泣けます~。) さきほどネットで見た部分も含めて再度見たところ、最初の印象よりもパブロは良く見えました。もう少しみんなにプレイ・スタイルを理解してもらえるといいのだけれど。髪は相変わらず長いのですが、顔はとても綺麗。後半も見たかったなあ。この試合が今季最後、つまりテレビで見るアイマールの最後なんてことにどうかなりませんように(涙)。

試合のダイジェストはこちら。でも妙な音楽が出てくるのでボリュームは抑え目でどうぞ。



LIGA - 26.ª Jornada - 26/04/09
Estádio da Luz, em Lisboa – Assistência: 32.408

Golos: 1-0, David Luiz (29’); 2-0, Cardozo (34’); 3-0, Cardozo (38’); 3-1, Marcinho (44’); 3-2, Bruno (60’, g.p.)

BENFICA: Quim, Maxi Pereira, Sidnei, Miguel Vítor, David Luiz, Ruben Amorim, Carlos Martins (Katsouranis, 61’), Reyes (Yebda, 85’), Aimar (Di Maria, 46’), Nuno Gomes e Cardozo. Treinador: Quique Flores.

MARÍTIMO: Marcos, Briguel (João Luiz, 74’), Antoine, João Guilherme, Luís Olim (Taka, 83’), Olberdam, Bruno, Marcinho, Paulo Jorge, Manu (Djalma, 46’) e Babá. Treinador: Carlos Carvalhal.

Árbitro: Rui Costa (Porto)

Acção disciplinar: Cartões amarelos - Miguel Vítor (43’), Ruben Amorim (66’), Baba (71'), Di Maria (77’) e Quim (90+3’)


PREVIA [Liga 26] Benfica - Maritimo

2009年04月26日 16時59分56秒 | Liga08-09プレビア&レポート
しかし、本当にスポルティングは負けませんね(ため息)。ちらっとスポルティングやポルトの試合を見ることがあるのですけれど、全く負ける気がしない、というか相手弱すぎでしょ!とイライラしちゃいます。でも、その弱い相手にベンフィカは思いっきり苦戦しているのですから、一体どうなっているんだか。

いよいよリーグ戦も残すところ後5試合。明日の相手、マリティモには前半戦は0-6で勝利していますが、現在7位にいるチームなのでそんな簡単な試合にはならないと思います。
召集メンバーは:

GK: Moreira and Quim;
Defenses: Maxi Pereira, Miguel Vítor, Sidnei, David Luiz, Jorge Ribeiro;
Medium: Rúben Amorim, Yebda, Katsouranis, Carlos Martins, Aimar, Balboa, Di María and Reyes;
FW: Nuno Gomes, Cardozo and Mantorras.

ウレッタが外れて、バルボアが復帰。ルイソンは依然として怪我のために召集外。
ウレッタが外れたのはとっても意外です。前節の試合で、アイマールと交代して入って、わりと良かったんですよね。バルボアよりも良いような気すらしました。ただ、左サイドの選手はレジェス、ディ・マリアと2人もいるので、バランスを取るために仕方ないのかもしれませんが。

予想スタメンですが、3試合続けて(珍しい!)同じイレブンとなりそうです。ビボーテにカルロス・マルティンスとルーベン・アモリム。この組み合わせはアカデミア戦から使い出したのですが、二試合続けて良い内容だったために、次も続けるようです。キケ監督は記者会見で、
「アマドーラ戦の後、我々はもっと容易にボールを回す選手が必要なことを悟った。そこでルーベン・アモリムとカルロス・マルティンスとなったんだ。」
と説明しています。でもカルロス・マルティンスは相手が少し強くてプレスが厳しいと、パスミスの連続になるので、そこだけちょっと直してほしいものです。

予想スタメン:
BENFICA: Quim; Maxi Pereira, Miguel Vítor, Sidnei, David Luiz; Reyes, Rúben Amorim, Carlos Martins, Aimar; Nuno Gomes and Cardozo

マリティモの予想スタメンにTakaというのがありますけれど、これが噂の日本人選手なのでしょうか。
試合はルスで、現地時間20時より。ベンフィカが良い試合をできますように。

昨日の写真の続き:

これも苦笑いだったと思います。




しんどそうにしているところをテレビに撮られちゃいました。


珍しくヌーノ・ゴメスと抱擁。アイマールは誰かにハグされていると、雰囲気が女の子っぽくなってしまうような。


交代するとき。お疲れ~の様子でした。


[Liga 25] V. Setubal 0 - 4 Benfica

2009年04月20日 15時49分44秒 | Liga08-09プレビア&レポート
カルドーソとヌーノ・ゴメスが仲良く2点ずつ得点して、久しぶりのベンフィカの快勝です。でも・・・この4点にアイマールはどれ一つとして絡んでいないんです(とほほ)。パブロ・ファンとしては微妙に喜べない、ちょっとすっきりしない気持ちかなあ。調子が悪かったのか?というとそうでもないのですけれど。ポジションは前節と同じく左サイド。後半はなぜか右サイドへ。(どうしてポジションを移したのか謎です。誰か説明してくれないかな。) 

少し思ったのは、真面目に守備に励みすぎなんじゃないかと。かなり何度もサイドから中央に動き、真ん中でのプレーもあるわけですが、相手ボールになるときっちり自分のポジションに戻って守備をします。その往復だけでもわりと大変そうなのに、自分の前でボールを持った選手を追いかけて、反対サイドのエンド・ラインまで行くのはやりすぎなんではないかと。後半、右サイドからピッチを対角線上に走り抜けて、左サイドのエンド・ライン近くで守備をしていたパブロ・・・。当然マイ・ボールになっても攻撃に加わることはできません。それでもまた前線まで駆け上がってくるものだから、画面アップで映ると激しくはあはあしていたり。そんなこんなで76分に交代したときも、疲れているように見えました。暑かったのかな?と一瞬思ったけれど、気温をチェックしたところ19日の最高気温は20度ですから、そんなこともなかったはずです。

試合のほうのダイジェストはこちら:V.Setúbal 0-4 Benfica (Liga Sagres 2008-2009) Highlights
キケ監督は新聞の予想と違い、カツラニスをベンチに置き、前節アカデミア戦と同じイレブンで臨みました。(二試合続けて同じスタメンというのは今シーズンまだ4度目。) 最初の点が入るまでは、どちらかというと相手ペースで、大変嫌なムードだったのですが、少しずつベンフィカが攻勢に転じて攻めだしたところ(このあたりはパブロが起点になることが多かったような)、最初のチャンスでヌーノ・ゴメスがヘディング・ゴール。普段だと1点取ると守りに入るベンフィカですが、今回はそのわずか2分後、カルロス・マルティンスのFKがカルドーソの足元に転がってきたのをカルドーソがしっかりと決めて0-2。この二分間の2点でセトゥバルは完全に崩壊してしまい、ベンフィカは楽々あと2点を追加することができたのでした。

キケ監督は、「チャンスの回数などから、アカデミア戦と似たような試合だった。今回は効率性があったことが違いだ。」と話しました。

Ojogoで分析記事を書いている人は、この布陣をどうしてもっと前から、もっとたびたび試さなかったのか?と書いています。うーん、アイマールのポジションに不満は残りますが、チームの勝利のためには我慢しなければいけないのでしょうね。ベンフィカの3点目、レジェス、ヌーノ・ゴメス、カルドーソの良いコンビネーションからカルドーソがゴール。このときアイマールは何をしていたかというと、直前の相手選手のクロスを防ごうとゴール前で必死のディフェンス。もちろんこういうプレーがあるからこそレジェスたちは前線でプレーできるわけですが・・・。

最後に少し変に思ったこと。ベンフィキスタでフォーラムに書いている人もいました。ベンフィカの選手たちがゴールすると、みんなルイ・コスタにハグしに行くんです、キケではなく。一体なぜ?と気になってしまいました。

O Jogoの採点表。私だったらレジェスに最高点をつけるかな。アイマールは6で妥当だと思います。

Benfica
Quique trainer Flowers

Quim 5
Maxi Pereira 6
Sidnei 6
Miguel Vítor 6
David Luiz 6
Carlos Martins 73 ' 7
Rúben Amorim 6
Reyes 58 ' 7
Aimar 76 ' 6
Nuno Gomes 8
Cardozo 7

Previa [Liga 25] V. Setubal - Benfica

2009年04月19日 15時20分03秒 | Liga08-09プレビア&レポート
全然スポルティングの試合など見ていなかったのですが、最後の最後に決勝ゴールだったんですね。ポルトもスポルティングも負けるどころか引き分けの気配さえないので、最初からこの2チームの取りこぼしについては諦めていました。でも、そう聞くと「残念だったなあ」と急にすごく悔しくなってきたり(苦笑)。
いずれにしろ、ベンフィカは後6試合勝つしかないわけです。

召集リストは:
GK: Quim and Moreira;
Defenses: Maxi Pereira, David Luiz, Jorge Ribeiro, Sidnei and Miguel Vítor.
Medium: Katsouranis, Aimar, Ruben Amorim, Carlos Martins and Yebda.
FW: Reyes, Urreta, Di Maria, Nuno Gomes, Cardozo and Mantorras.

イェブダが復帰してバルボアが外れました。
Maisfutebolの予想先発メンバーは:
BENFICA: Quim; Maxi Pereira, Sidnei, Miguel Vítor and David Luiz; Katsouranis; Ruben Amorim, Aimar and Reyes; Nuno Gomes and Cardozo.

要するに先週とほぼ同じメンバー(カルロス・マルティンスのころにカツラニス)で同じシステムということでしょうか?
キケ監督は土曜日の試合前の記者会見で機能しない4-4-2について聞かれて、
「リーグ杯に優勝をもたらしたシステム。またここまで優勝争いをできているシステムだ。もちろん改善するべき点はあるが、我々はよくやっている。8ヶ月でシステムを完璧にするのは難しい。ポルトガルでは選手はポジションからよく離れて動き、無秩序なことが多いから。」
選手のせいですか?!? 先先週の勝ちはしたけれど酷い内容だった試合、アイマールが左サイドを離れずプレーしていて、そりゃチーム全体が低調だったっけ・・・。それにリーグ・カップだって、審判のラッキーな判定がなかったらあっさり負けていたはずで、到底このシステムのおかげで勝てたようには思えません・・・が、この発言からするとシステムを変えるつもりはさらさらないようですね(鬱)。

ベンフィカの鍵となるのは、これだけたくさんの噂が飛び交っている中でどれだけ集中力をキープできるかだと思います。普通あと6試合という段階で、これほどシーズン終了後のことが話題になるものでしたっけ? 最近2年のサラゴサを思い返してみても、最初の年はUEFA圏、去年は残留を賭けて、疲労困憊しながらも死力を尽くしてがんばっている時期だったと思うのですが・・・。こんなに気の散るシーズン終盤を初めて経験するので、チームは大丈夫かなあと心配です。

今日もCorreio da Manhaの報道ぶりはものすごいな。まず、「選手たちはパコに反抗」という記事。パコは試合前日の筋力トレーニングをルーティーンとしていて、これに選手たちがシーズン当初より抗議している、というのが記事の内容です。記事によると、特に反抗が激しいのはレジェスで、ロッカー・ルームに行くことすら拒否したことがあるとか。はあ~、本当かなあ~??? にわかには信じがたいですよね。
また今日のもう一つの記事は、キケ監督のベティスとの契約は3年で年俸200万ユーロというもの。うーん。記者会見で、キケ監督は「ベンフィカと後1年の契約があり、自分のモティべーションは高い。」と話しました。直接噂を否定したわけではないので、微妙なところです。事実を述べているだけとも取れますし。自分がキケ監督の立場だったらベティスの監督をするほうが魅力的だろうな、とは思いますね。 

そういえば今朝、ネットの放送予定を見たら噂のウエスト・ハムの試合があったので、アクセスしたところPCに試合が映って1分後にウエスト・ハムがゴール! しかもディエゴ・トリスタンのゴールだったのでびっくり。短い時間見た限りではVFのサラゴサ並みの派手な攻撃ぶりでした。
と余談は置いておいて、明日のベンフィカの試合は現地時間20時15分より。アウェイの試合ですけれど、サラゴサみたいに移動している選手たちの様子などが見られないので、実感がなくてつまらないですよね~。そうだ、書き忘れていましたが、レジェス買い取りをクラブに嘆願するファンによる署名運動が始まるとか。そんなの変!という反対意見もたくさんあるようですけれどね。記事をいろいろ読んだ限り、レジェスを買い取るお金というより、その後レジェスに払う年俸がCLを逃した場合ベンフィカにとってはネックとなるようです。なんとか奇跡でも起きないものか・・・。

Previa [Liga 24] Benfica - Academia

2009年04月11日 15時27分00秒 | Liga08-09プレビア&レポート
Napaから帰ってきてみれば、もう明日は試合ですね。
旅行のほうは、フレンチ・レストランが口コミどおりの美味しさで満足でした~。アメリカで行ったレストランの中ではベストかも。YountvilleのBouchonというお店なのですが(一応HP:BOUCHON)、思ったよりずっとカジュアルで格式ばっていないわりに(SFジャイアンツの野球帽をかぶって食事している人がいたり)、味のほうはアメリカにしては珍しく繊細。Napa/Sonoma方面を旅行する方がいましたら、超おすすめです。(ワインももちろんものすごく美味しかったです。)

なんて、このブログにはふさわしくない話題でしたが、さて現実(?)に戻って、ベンフィカですね。昨日のニュースを遡って読んでいたら、チャンピオンズ・リーグ出場を逃した場合は、当てにしていた収入がなくなるので、カルドーソとディ・マリアのうち1人または両方を売る必要がある、という記事が出ていました。私の気持ちとしては正直なところ、その場合は300万ユーロぐらいでアイマールもスペインのクラブに売ってくれないかなあ、なんて。1シーズン近く見てきて、やっぱりポルトガルは全然アイマールには向いていないし、ここにいても何も得るものはない、と断言できるような気がするんですよね。とはいえ、去年650万ユーロで買ったアイマールをベンフィカがそんなお値段で売るとは思えないので、ここにいるしかないんですけれど(鬱)。

アカデミア戦への召集リスト:
GK: Moreira and Quim;
Defenses: Maxi Pereira, Sidnei, Miguel Vítor, David Luiz and Jorge Ribeiro;
Medium: Katsouranis, Aimar, Rúben Amorim, Binya, Carlos Martins, Balboa, Reyes and Di Maria;
FW: Nuno Gomes, Urreta, Cardozo and Mantorras

レジェスが復帰、イェブダが足の大腿を軽く痛めたままで、自ら休みを志願して召集を外れています。

今週、アカデミアのキャプテンが「ベンフィカのプレーは首位を狙うチームのようには見えない。」と言ったそうです。キケ監督は記者会見でこの言葉を取り上げ、「ロッカー・ルームで話題になっていた。ベンフィカの選手たちがモティべーションを上げるのに役立つだろう。」と述べました。うーん、でも実際その言葉どおりなんですけれどね(苦笑)。またキケ監督は、「チームは私が望むようにはプレーしていない。」とも話しました。監督の望むプレーとはどのようなものなのか、それを実現するために本当に練習をしているのか?と疑問に思えてしまうほど、先週の試合はものすごかったです。もう言葉はいいから、試合という目に見える形でファンの前に示してほしい、と切実に思います。

Maisfutbolの予想スタメンはこんな風になっていました。

BENFICA: Quim; Maxi Pereira, Miguel Vítor, Sidnei, David Luiz; Aimar, Katsouranis, Rúben Amorim and Reyes; Nuno Gomes and Cardozo

これだと、カツとルーベン・アモリムがピボーテで、レジェスが右でアイマールがまた左サイド? 昨日のA Bolaの表紙にはカルロス・マルティンスがスタメンという見出しがありましたが、案外アイマールがベンチだったりして?なんて思ったり、全然予想ができません。

前半戦は3-0で負けているそうで、その意味からもリベンジの試合となるだろうと、いろいろな記事に書いてあります。前半戦にそんな大差で負けた試合あったっけ?!とびっくりしましたが、きっとあったんですね。
試合は、土曜日19時から。RTP1の放送です。
とにかく勝たなければいけない試合なのはよくわかっていますが、それよりも何よりもアイマールが元気に楽しくプレーしているところを見たいなあ。パブロをテレビで見ることができるのもあとほんの少しなので。そういえば、イエロー・カードを4枚もらっているため、後一回イエローをもらうと、次節出場停止になってしまいます。怪我とイエローには気を付けてほしいものです。


[Liga 23] E.Amadora 1 - 2 Benfica

2009年04月06日 17時31分51秒 | Liga08-09プレビア&レポート
何もかも酷すぎて、何から書いたらいいのかわかりません(涙)。夕方帰宅して録画を見たんですけれど、あんまりにもhorribleなgameに絶望して、しばらく現実、じゃなくてサッカー逃避。さっき嫌々ニュースを読んだところです。A Bolaの表紙が、Exibicao Miseravel(みじめなパフォーマンス)ですから・・・。

まず得点が全部PKによるもの、ベンフィカのもアマドーラのものも。私が見た限りでは、ベンフィカの2つのPKはPKじゃないような(激鬱)。サラゴサだったら、あるいはバレンシアでも、逆立ちしても取ってはもらえないようなPKです・・・。以前だったら相手チームの理不尽のPKに激怒していたものですが、逆にありえないPKをもらうのも、気持ちが冷めてしまって、良い気分ではありませんね。チームが良いプレーをしている中でもらったPKならまた違って感じるのでしょうけれど・・・。

でも、なんだか最悪な気分になってしまったのは、ベンフィカが悪い試合をしたのに茶番劇みたいなPK二つで勝ったことではなく、アイマールが悪かったから(泣)。正確に言うと、悪かったかどうかすらもはっきりわかりませんでした。予想通りパブロは左サイドで、右サイドがルーベン・アモリム。前半はまだ、アイマールがボールに触ることがあって、かすかにチャンスの気配がありましたが、後半は、中央には行かずじっと左サイドにいるようにという指示でもあったのでしょうか? 左サイドを一切離れることなくプレー。ボールはほとんど来ないし、来てもパスするところないし・・・。一番見ていて辛かったのは、アイマール自身諦め気味のような感じがしたこと。別に投げやりにプレーしていたわけではなく、プレスや守備はさぼることなくきちんと熱心にやっていました。でも、攻撃面に関してはほとんど放棄していたような。パス・コースがないので一旦下げるパスをして、もう一度もらおうとしても、下げたパスを味方が受け損なったり、それは受け取っても次のパスをミスしたり、こんなにボールが繋がらないのではアイマール自身どうしたらいいのかわからなくなっているように見えました。とりあえず守備だけはちゃんとやろうとするあまり完全にポルトガル・スタイルに。つまり手や体を使って相手を無理やり止める、それの繰り返しを90分間。それが監督から求められていることだったのかどうかよくわかりませんが、どう考えてもアイマール本来の姿ではないですよね・・・。

キケ監督は試合後の記者会見で、記者に「選手たちは悲しそう見えたか?」と聞かれています。答えははぐらかされていてよくわからないんですけれど、少なくともパブロは元気がないというか、覇気がないというか、諦めが入っているというか・・・。いつもグラウンドでは元気一杯やる気一杯のパブロがこんな風なのには、怪我?、チームメートと上手く行っていないの?、プライベートで問題でも?とほんっとに心配になりますが、本当のことは誰にもわからないんですよね~。

どれだけ批判されていることだろうと、Serbenfiquistaを読むのが怖かったのですが、さきほど勇気を出して見てみたら、ほぼ100%の人が、「なに、次は左サイドだって~?!、ありえん!!」とキケ監督の起用法を批判していました。うーん、キケ監督に公平に言うと、アイマールはセカンドトップや左サイドでもある程度活躍できたことがあるのも事実です。だからたぶん100%の状態ではないのかも。とはいえ、もう少し攻撃のパターンや約束事を決めたほうが攻撃がスムースになるんじゃないかなあと素人ながら思ってしまいます。Serbenfiquistaでは、パブロに覇気がないのはキケ監督が本来のポジションでないところでのプレーを押し付けるせいと考えられていますが、というよりも、アイマールを左に置いたならその先をどうするかもう少し練習しないと駄目なんじゃ? 一週間練習をしていないアマドーラのほうがよっぽど連携の取れた攻撃をしていました。

O Jogoの採点でアイマールは4。寸評は読む気になれないのでパス。ダイジェストはまだYoutubeに上がっていません。写真もゼロ。(もっと探せばあるかもしれませんけれど)こんなんでは、このブログだって書く意味ありませんよね~。こっちまで元気がなくなります、ほんとに。

liga - 23.ª Jornada - 05/04/09

Local: Estádio José Gomes - Assistência: 5500

E. AMADORA: Nélson, Hugo Gomes, Nuno André Coelho, Vidigal, Ney Santos (P. Pereira 66’), F. Alexandre, M. Goianira, Jardel (Celestino 60’), Moreno, Varela, Anselmo (Rui Varela 72’).

Treinador: Lázaro Oliveira

BENFICA: Quim, Maxi Pereira, Miguel Vítor, David Luiz, Jorge Ribeiro (Sidnei 79’), Katsouranis, Yebda (Di Maria 57’), Ruben Amorim (C. Martins 77’), Aimar, Cardozo, Nuno Gomes.

Treinador: Quique Flores

Golos: 0-1 Cardozo (5’ g.p.), 0-2 Cardozo (16’ g.p.), 1-2 Varela (29’ g.p.)

Árbitro: Hugo Miguel (Lisboa) 3

Disciplina: Amarelos: Ney Santos (4’), Yebda (28’), Vidigal (33’), David Luiz (88’)