A Day In The Life

日常のあれこれなどを・・・

PREVIA [Liga 9] Braga - Benfica

2009年10月31日 22時57分54秒 | 09-10Previa&Cronica 試合レポート
アイマールのプレーを見るのは好きだけれど、この試合前の緊張感は嫌だなあ(泣)。ポルトガル・リーグは簡単なリーグだと思われがち。でも優勝を狙うとなると、一つだって落とせないというのは心理的にかなり厳しいものがありますね。これがリーガだったら、アウェイだしとりあえず引き分けでいいか、と思えるんですが。もちろん理論的には引き分けでも首位はキープできますけれど、ポルトが引き分けているので、できたら勝ちたいところ・・・。 

試合は現地21時15分から。日本では日曜日の朝6時15分からとびっくりするくらい観戦しやすい時間です。(日曜日でよかった、月曜日だと逆にこの時間帯だとあんまり見れなさそう。) 昨シーズンまでアメリカもほぼ一緒にサマー・タイムが終わっていたので気がつかなかったけれど、一時間ずれるとずいぶん違いますね。

さて、Maisfutebolの予想スタメン:
Quim; Maxi Pereira, Luisão, David Luiz e Fábio Coentrão; Javi Garcia, Ramires, Di María e Aimar; Saviola e Cardozo

コエントロンを入れています。ジェスス監督の昨日の言葉を読んでも、どうとでも取れるのではっきり予想できません。
「コエントロンは、そのフィジカルの特徴から、このポジションを平均以上のレベルでこなすことができると思う。さて、攻撃で素晴らしいものを持っている選手を守備の選手として選ぶかどうかについては、私は大きな疑問を持っている。」
うーん、わかりませんね。ただ、ジェスス監督はルイソンとダビド・ルイスのCBコンビを重要視しているようなので、シドネイを入れてダビド・ルイスを左に回すという選択肢は頭にないのかも。

ブラガの予想スタメンは:
Eduardo; João Pereira, Moisés, André Leone e Evaldo; Vandinho e Hugo Viana; Alan, Márcio Mossoró e Paulo César; Meyong

バレンシアからブラガにレンタルされているウーゴ・ビアーナはここまで素晴らしい活躍だそうです。ブラガは、スポルティングにもポルトにも既に勝っているんですよね(驚愕)。ベンフィカはまだ二強のどちらとも試合していません・・・。とにかくブラガ戦がベンフィカにとって最初の試練となることは確かです。失点は4とリーグ最小。今度こそベンフィカの大量得点はなさそう。またアウェイでのベンフィカは必ずしも良いプレーができていないので・・・心配ではありますが、なんとか頑張ってほしいです(祈)。

話は代わりますけれど、UEFAのページで「今週のチーム」にベンフィカがピックアップされました:Pick of the week こんな風に紹介されています:
Team: SL Benfica
Benfica moved to the top of the Portuguese Liga with a 6-1 defeat of CD Nacional on Monday, their seventh victory in a row. That run has also included scorelines of 8-1, 4-0 and 5-0, not to mention last week's UEFA Europa League victory against Everton where the Eagles hit five without reply. "I know the supporters are thrilled, but it is important to keep our feet on the ground," said coach Jorge Jesus. "Spectacular wins only give us three points."
明日の試合がどうなるかわからないので、あんまり大きなことは言えませんが、来週のELの放送はベンフィカというのが順当だと思うけれどなあ、スカパーときたら・・・。しかも、UEFAがディナモ・ザグレブに重い処分/無観客2試合+EL勝点3没収なんていう記事まで読んでしまいました。スカパーの放送するディナモザグレブvsアヤックスは無観客試合で、しかもザグレブにグループ・リーグ突破の望みは最早ないそうですよ・・・。やれやれ、なんでまたそんな試合を放送?!

最後にアルゼンチン代表のほうですが、特に続報もないようです。あんまり話題になっていないかな? 神経ぴりぴりの南米予選ではなくて、親善試合ですもんね。アイマールのアの字も話に出てきません(苦笑)。ただSerbenfiquistaでは、「サビオラが選ばれないのは絶対におかしい!」と怒っている人がたくさん。みんな、「今のサビオラは、アグエロやラベッシよりも1000倍いい!」と言っています。アトレティコもナポリも見ていないからわかりませんが、そうなのかな。一般人は全てのリーグを見ることなんてできないけれど、代表監督ぐらいはきちんと全部のリーグをチェックしてほしいものですよね。(していないかどうかは知らないけれど) 最初見たときはまあまあ普通かな?と思った召集リスト、よく見るとルーチョやリッサンドロ・ロペスがいなくてあらためてびっくり。(パブロとディ・マリアが二人の枠を取ってしまったとか?) またコロッチーニは怪我明けでようやく今週から復帰するそうですが、それで召集されて、ディエゴ・ミリートが召集外というのは納得がいきません。
サビオラは最近本当に調子が良かったので、これにがっかりして大事なブラガ戦で調子を落とすなんてことがないといいのですが! 

明日はパブロを始め全員が怪我なく、納得のいくプレーができて、勝利できますように・・・。

召集されました!

2009年10月31日 07時51分34秒 | アルゼンチン代表(Seleccion)
たった今起きて、緊張しながらOleを開いたところ・・・アイマールは呼ばれていました! 良かった(涙)。試合は11月14日のスペインとの親善試合。その数日後にナイジェリア戦があるとつい二日前のOleにも情報がありましたが、昨日からナイジェリア戦には一切触れられていないので、キャンセルされたのかも(汗)。
メンバー的にパブロが試合で使ってもらえるかどうかは微妙なような気もしますが、とりあえずほっとしました。中盤の選手、たくさんいますもんね。
(ラベッシは活躍しているのでしょうか? ここにサビオラでいいのに・・・。よく見るとディエゴ・ミリートもいないですね。)

Arqueros
Sergio Romero (AZ Alkmaar - Holanda)
Mariano Andújar (Catania - Italia)

Defensores
Fabricio Coloccini (Newcastle United - Inglaterra)
Martín Demichelis (Bayern Munich - Alemania)
Gabriel Heinze (Olimpique Marsella - Francia)
Nicolás Pareja (Espanyol - España)
Cristian Ansaldi (Rubin Kazan - Rusia)

Volantes
Jonás Gutiérrez (Newcastle United - Inglaterra)
Maximiliano Rodríguez (Atlético Madrid - España)
Javier Mascherano (Liverpool - Inglaterra)
Fernando Gago (Real Madrid - España)
Esteban Cambiasso (Internazionale - Italia)
Ángel Di María (Benfica - Portugal)
Pablo Aimar (Benfica - Portugal)

Delanteros
Lionel Messi (Barcelona - España)
Gonzalo Higuaín (Real Madrid - España)
Carlos Tevez (Manchester City - Inglaterra)
Sergio Agüero (Atletico Madrid - España)
Ezequiel Lavezzi (Napoli - Italia)

ベンフィカの攻撃の秘密

2009年10月30日 23時59分33秒 | LIGA SAGRES 09-10
写真はエバートン戦のときの交代時、スタジアムからの大きな拍手に答えるアイマール。
そうそう、エバートンといえば、来週のエバートン-ベンフィカもスカパーは放送してくれません。一体なんで?!? この試合が放送されないのなら、もう後はアテネとBateだけだから放送の可能性はないじゃないですか~(涙)。放送カードは、ディナモザグレブvsアヤックスとジェノアvsリールと書いてあったけれど、ジェノアなんて放送二度目じゃないですか??? 不公平すぎるし、リーグ戦でいくらだって見れるじゃん。それにアヤックスやるならベンフィカだってクラブ規模的にそんなにすごくは変わらないのに・・・(怒り心頭)。でもリクエスト出そうにもどこに出したらいいかわからない・・・。

と大変腹立たしく思っているので、あんまりニュースも書く気はしませんが、一応ブラガ戦を前に一番論議を呼んでいるのは、左サイドバックでコエントロンをプレーさせるべきか否か。 Serbenfiquistaを見ても、賛否両論という感じです。ただ昨日のA Bolaや今日のRecordの報道を見ると、ジェスス監督は引き続き彼を起用してくるかな、という感触ですね。Recordによると、監督はコエントロンに特別練習を課して、ポジショニングと動きを教え込んでいるそうです。ブラガの右サイドはブラガの攻撃の要で、アランとジョアン・ペレイラの二人が非常に強力らしいんですよね。急造左SBで彼ら(二人ともブラジル人?)を止められるのか非常に心配ですけれど、逆にコエントロンとディ・マリアの左サイドをぶつけて、攻撃は最大の防御とする考え方も確かにあるでしょう・・・。(下手したら悲惨なことになりますが。)

O Jogoにはベンフィカの攻撃がどうしてこれほど強力なのかを分析した記事が載っていました。
1番は、選手たちのポジションが適正であること。昨シーズンと違い、ダビド・ルイスはセンター・バックとして、アイマールはトップ下として、それぞれの本来の場所でプレー。去年よりも良いパフォーマンスを見せています。
2番は、スピードの突然の加速。これに関しては、アイマールが鍵で、「ボールをプレスされているゾーンから引き出し、試合にスピードを与える、サイドを使うか、あるいは斜めのパスを蹴ることにより。」 ディ・マリアも同じ役目。「スピードの変化の瞬間が大事で、チーム全体がスピード・アップして、選手たちが一斉に前に走り出す。リズムの変化、容易に試合のスピードを調整するベンフィカのやり方は、ジェスス監督の攻撃の最初の戦術的武器」だそうです。良い例がナシオナル戦の1点目。
3番目は、前線のゴールを決める位置にたくさんの選手がいること。時にはマキシなどのサイドバックまでが前線に。その結果厚みのある攻撃ができるわけですが、前がかりになりすぎているベンフィカのポジショニングを利用して、素早くサイドに展開して攻撃できる能力を持ったチームと対戦したとき、ベンフィカの守備はどうなるのか注目されます。そしてそれこそまさに、ブラガのVandinhoとHugo Vianaが突こうとしている点でしょう。
4番目はセットプレーからの得点が多いこと。
5番目は後半に多くの点を入れていること。48得点中、18点が前半、30点が後半に入っています。(これが良い攻撃の秘密と言えるのかどうかわかりませんが。)

スピードの変化は最もアイマールが得意とするものですよね。
ブラガとの最近5年のアウェイでの対戦結果を見ると、ちょっとベンフィカは分が悪いです。1勝2敗2引き分け。しかも1勝というのは昨シーズンのもので、あれはどう考えたって、すでにベンフィカ監督就任が決まっていたジェスス監督がわざと手を抜いたに違いない試合でした。となると実質0勝なわけで・・・やっぱり相当厳しそう。

Jornal de Noticiasに、ジェスス監督の昨シーズンの日常についての記事が載っていました。昨日の悪人呼ばわりをした記事を読んで、一体どういう人なんだろうと心配になってしまいましたが、これを読む限り、完璧主義者で知的なタイプではあるような。
基本的に、スタジアムと行きつけのレストラン(ブラガでは単身赴任だったので毎日ここで食事)と家の三箇所でのみ生活して、町の中心部で姿が見られることは皆無。家では、サッカーの試合観戦(ブラジル・リーグが好み)と心理学や行動科学の本の読書。スタジアムには毎朝7時半に、スタッフの中の一番乗りで到着。必ず練習の前に、芝生の状態を見て、ジムのコンディションを確認、またメディカル部門の様子もチェックするのだとか。やはりただ者ではありませんね(笑)。レストランでは魚のグリル、または魚の煮込み(ハタまたはスズキが好み)しか食べないそうで、デザートはオレンジ・タルトが好き。日本に来ても食事には困らなさそうです。

オレンジ・タルトが食べたくなってきたところで、今召集メンバーが発表されたので最後に載せておきます。

Guarda-redes: Quim e Júlio César;
Defesas: Maxi Pereira, Sidnei, Luisão, David Luiz e Shaffer;
Médios: Javi Garcia, Ramires, Ruben Amorim, Di María, Pablo Aimar, Felipe Menezes e Fábio Coentrão;
Avançados: Nuno Gomes, Saviola, Cardozo, Keirrison e Weldon.

シャフェルが復帰、ルーベン・アモリムも召集に入っていますね。ジェスス監督がベンフィカTVに話をしていますが、コエントロンについてははっきりしたことは言っていません。また詳しくは明日に。


algo diferente e divino.....(何か違う神聖な・・・)

2009年10月29日 22時14分21秒 | LIGA SAGRES 09-10
知らなければ良かったのに、さっきO Jogoを読んでいたら、サビオラの記事のところに「明日アルゼンチン代表の招集メンバーが発表されるが、サビオラにも召集の可能性あり。」と書いてありました・・・。明日発表なんだ・・・。アルゼンチン時間の金曜日ですから、日本では土曜日でしょうけれど。緊張するから嫌だなあ(激鬱)。渋々Oleを覗いてみたところ、「カンビアッソに召集の可能性、サムエルも。」とありました。その他にアンサルディ(ルビン・カザンの)、サネッティ、ダトロが呼ばれるかもしれないそうです。アイマールたちの名前は特に挙がっていませんでした。たぶん本人たちはもうどうだったか知っていますよね。ファンがどきどきしたって仕方ないんですけれど、つい・・・(ため息)。

気を取り直して、ベンフィカのニュースです。怪我人状況は、カルロス・マルティンスが右足大腿の前の筋肉の伸び(?)、ペイショットは左足の後ろの筋肉の脹れ(?)、さらに新たにルーベン・アモリムが右足大腿の脹れ。ポルトガル語のメディカル用語がスペイン語とも少し違うのではっきりとはわかりませんが、どれもスペイン語でよく読んだ筋肉のcontracturaやオーバーロードっぽいものかと思います。ルーベン・アモリムについて、O Jogoは土曜日の試合に大丈夫と書き、A Bolaのほうは駄目だろうとしていますね。(筋肉の怪我が増えてきて心配です!)

土曜日のブラガ戦のイレブンについても、両紙は食い違っていて、A Bolaはジェスス監督はナシオナル戦のスタメンを繰り返すだろうと書いています。一方で、O Jogoには、「左サイドバックを誰にするかジェスス監督は迷っている。」との記事。シャフェルはチーム練習に復帰していますが、怪我明けでコンディションが不安。コエントロンはナシオナル戦では良かったが、ブラガ戦ではもっと厳しい戦いが予想され、本職でないコエントロンでは不安。ダビド・ルイスを左に回して、シドネイがセンターバックに入る案もあり、といった内容です。ジェスス監督はどのように決断するのでしょう?

昨日のJornal de Noticiasに出ていて、今日のO Jogoにも出ている話題で、ジェスス監督にはたくさんの敵の監督たちがいるそうなんです。ナシオナルの監督さんもその一人だったのですが、これから試合をするブラガ、その後のナバルの監督さんとも憎みあう仲だとか(!)。既に試合を終えたセトゥバル、レイソンエスの監督とも不仲で有名みたい。どれだけ敵がいるんだか~。ナシオナルの監督さんの「ジェススは良い監督だが、悪い人間だ。」という言葉まで紹介されていました。悪い人間って・・・悪人ということですよね。一体どんな人なんだか、ちょっぴり心配になってきましたよ~(汗)。

最後に、A Bolaの紙版の記事にこんな一節が:
ナシオナルのイレブンの守備を切り裂くアイマールの斜めのパス、コエントロンのクロス、カルドーソのシュート。全てが3タッチで終わった。ベンフィカのナシオナル戦1点目は、そういう意味で、サッカーの完璧さの一つの形と言える。

O passe diagonal de Aimar, rasgando a estrutura defensiva do onze do Nacional, a desmarcação e o centro de Fabio Coentrão, o remate de Cardozo. Tudo em apenas três toques. A construção do primeiro golo do Benfica frente ao Nacional tem, nesses gestos, a moldura da perfeição futebolística.
その通り! ただこの記事に続けて書いてあるとおり、サッカーは90分間続くので、パス・ミス、ペナルティ、ポジションの間違い、オフサイドなどがあって、完璧なサッカーの試合というのは難しいですね。(だからこそ、ある瞬間のプレーが完璧だと、それは信じられないほど美しく見えるのだと思います。)

また、Serbenfiquistaでいつも試合ファイルがアップしてくれている人が、アイマールのことをこんな風に。(ルイ・コスタとの比較という話の流れで):
「ルイ・コスタはずっと上のキャリアを持っている。彼はより完成された選手で、より優れたパフォーマンスをしていた。全体的にルイ・コスタのほうが上の選手だ。
でもアイマールには特別なオーラがある、何か違う、神聖な。それは見ることはできなくても感じることができる・・・。」
オーラが復活して良かったです。ルイ・コスタはほとんど見ていないから(ユーロ04ぐらいしか)比較はできないな。

少しだけキャプチャー写真。こけた頬に無精ひげが生えていたりすると、もう疲れ果てた顔になってしまうから、ひげはやめてほしい・・・。







試合を見直して・・・

2009年10月28日 23時11分58秒 | LIGA SAGRES 09-10
昨日の試合のナシオナル戦を見直しましたが、アイマールはとっても調子がいいですね! 文字通り、攻撃のタクトを振るう、という感じで、パブロがボールを持ってプレーを始めると、その全てがベンフィカのチャンスになっていたような。Joan Carlesさんではないけれど、コエントロンと並んでチームでベストな選手に思えちゃいました(笑)。もちろんカルドーソとサビオラも点を決めているわけだからすごいんですけれどね。とにかく、You are great, Pablo!

1点目に繋がるパブロのスルー・パスは何度見てもほれぼれする美しさ。これ実は左足で出しているんですね、びっくりです。

アイマールがPKを取った場面は、相手ディフェンスの選手にイエローまで出されています。不思議なことにそのディフェンスの選手、全く抗議していないんですよね。リプレーを見ると軽くパブロの肩に手をかけているので、自分でも引き倒しちゃったと思ったのでしょうか。相変わらずSerbenfiquistaでは、「このシミュレーションは良くない、サスペンションを受けるべき。」と言う人が何人かいます。ちょっとスペインとは感覚が違うような気も。個人的には、オフサイドの判定だって間違いだらけなんだもの、審判は間違いを犯すという前提の上で、ぎりぎりのところまでトライするのはサッカーの一部だと思うけれど・・・。

ベンフィカのニュースは、まず怪我人状況。ペイショットとカルロス・マルティンスの検査はまだこれから。火曜日の練習では、シャフェルとルイス・フェリペが制限つきながら、チーム練習をしました。シャフェルが土曜日のブラガ戦に間に合うといいのですが、間に合わない場合はまたもやコエントロン?! いくらナシオナル戦で無難にこなしていたとはいえ、本職ではないことは確かなので、アウェイで同ポイントのブラガ相手にはちょっとどうなのかなあと思います。

そのコエントロンの契約延長が行われ、2015年までとなりました。違約金は3000万ユーロに設定。
冬のマーケットのためなのか、ナシオナル戦をスペインの中堅チームのスカウトがたくさん視察していました。サラゴサ、エスパニョール、ビジャレアル、レクレティーボ。さらにアンデルレヒト、フルハム、また、スポルティングとベレネンセスのスカウトも。A Bolaの記事には、「サラゴサはアイマールを見直すチャンス、またコエントロンのことも。」とありますが、コエントロンはともかくアイマールはないって(苦笑)。いくらお人好しのアイマールでもサラゴサには戻りたくないでしょうし、サラゴサのほうだってね、今更・・・。でも、サラゴサやエスパニョールが興味を持ちそうなベンフィカの選手って一体誰なのかな。ちょっと考え付きません。ビジャレアルはコエントロン?、それともハビ・ガルシア??なんて想像してしまいました。

ベンフィカは今シーズン、リーグ、EL、カップ戦で合計48ゴールをマーク。アイマールはそのうちの3分の1、16ゴールに直接関わっているそうです。半分ぐらいに関わっているかと思ったらそんなものかあと一瞬思いましたが、出場した試合は10試合だけですから、それを考えるとかなり高率かな。
一方11試合で15得点のカルドーソはパラグアイのラジオ局に、「アルゼンチン人とブラジル人たちは良いプレーぶりで、僕はすごく助かっている。僕はどこからでもアシストを受けられるんだ、彼らはエリアの中からも外からも僕を探してくれて、これはフォワードにとってすごく重要なことだ。」と話しました。サビオラ、ディ・マリア、アイマール、更にはコエントロンと、これだけ良いパスを出せる選手が揃っていたらフォワードには夢のような環境ですよね!

また追加でナシオナル戦の写真です。昨日のより良い写真が。また髭は伸びつつあるようですけれど・・・。











[Liga 8] Benfica 6 - 1 Nacional

2009年10月27日 22時36分17秒 | 09-10Previa&Cronica 試合レポート
今日は良いダイジェストがYoutubeにあったので、まずはそちらから:
Benfica 6 - 1 Nacional 8・J Resumo


いろいろ物議を醸すネタのあった試合のわけですが、要するに審判のレベルが低かったのでしょう。
パブロのは・・・、後半開始早々で、エバートン戦のこともあるので、ぜひ追加点が欲しいところ。PKが取れればいいなというのはあったと思うんです。でも何もないところでダイブしているわけではなくて、相手ディフェンスに自分からぶつかっていったという感じかな? その前のドリブルが素晴らしいので、まあいいんじゃないでしょうか。ライブで見たときは、ナシオナルの同点弾がオフサイドだったので、バランスを取ったのかな?なんて思いました。
実際オフサイドの判定はすごく怪しいものがたくさんあって、そのナシオナルの同点弾の他、このダイジェストに映っている前半のルイソンのヘディングからサビオラのシュートは本当にオフサイド? 後半アイマールが折り返してのサビオラのシュートのオフサイド判定は? パブロのPKがなくても、やっぱり6-0ぐらいの試合だったように思います。(ただ試合の流れから言うと、あそこでの1点は大きかったわけで、ある意味パブロはすごく賢いなあ、苦笑)

もう一つ騒がれたのは、ジェスス監督が4点目のゴールの後で、手で4本指を立てるジェスチャーをしているシーン。ライブで見たときは、「4点も入ったよ~!」と喜んでいるんだろう、と全然何とも思わなかったのですけれど、試合後ニュースを読んだら、相手ベンチに向けてそのジェスチャーをしていることになっていました。なんでもナシオナルの監督さんと昔から大変仲が悪いそうで(ジェスス監督って仲の悪い監督さんが山のようにいませんか?!?)、勝ち誇っているんじゃないか?という疑惑。当のジェスス監督は、「あれはライン・ディフェンスをしろ、という守備陣への指示だ。」と反論しています。これまた本当のことはわかりませんけれど、相手監督に4点を見せびらかすようなジェスチャーをするほどジェスス監督が子供っぽい性格だとは思えないんですよね・・・。

何はともあれ、同ポイントながら首位の座は嬉しいです。約300日ぶりのことだそうで。昨シーズンも一瞬首位に立ったことがありますが、正直なところ(こんな試合内容で一位っていいの?)と少し戸惑いがありました。いくらポルトガル・リーグでもそれほど甘くはなく、その後ずるずると順位は落ちていったわけですが。でも今シーズンは、(この試合内容で一位じゃなかったらおかしいでしょう!)と心底思えます。ジェスス監督の長いキャリアの中でも、チームが首位となるのは初めての経験なのだそう。O Jogoも「この順位は本当に正当なもの」と書いていますね。次節が同ポイントのブラガとの対戦なんて、出来すぎというか、またまた超緊張します。気を緩めることなく、一位の座をしっかり守らないと・・・。監督も選手たちもこういう経験はなさそうなのでちょっと心配。

今日の試合、やっぱり一番頑張ったのはコエントロンですね! 本人も急遽のスタメンでびっくりしたでしょうに、結構落ち着いてプレーしていました。(偉い!) ベンフィカの1点目、アイマールのコエントロンへのパスは鳥肌が立つぐぐらい素晴らしかったけれど、その後のコエントロンの正確なクロスがなかったら点には繋がらないですもんね。この人のクロスはディ・マリアより正確だと思います。守備面でも特に問題はありませんでした。(見ているこちらが緊張してはらはらしましたが)ジェスス監督も、「シャフェルが怪我をしていたので、一週間の間にコエントロンは少し(左SBの)練習をした。一週間練習しただけで、エクセレントな試合をすることになったわけだ。」と言っています。初戦のマリティモ戦でも数十分左SBをやっていましたよね。器用なのかなあ、若いのにびっくりです。

ただ、本来スタメンで出るはずだったペイショットは試合前のアップ中に左足に筋肉の疲労(違和感かな?)を感じてプレー取りやめ。またアイマールに替わって交代出場したカルロス・マルティンスがわずか5分間ピッチにいただけで、右足大腿に突き刺すような痛みを感じてプレーをやめる羽目になりました。ブラガ戦に向けて、左SBが不在なのは困りますし、パブロのサブがいないのもすごく困ります。二人の怪我がどの程度なのか明日の検査待ちですけれど、ジェスス監督には頭が痛い話です。

各紙の採点はこんな感じ。毎回、Joan Carlesさんに表を作って送ってもらっています。(Muchas gracias! これ、結構面倒な作業だよね) で、実は毎回Joan Carlesさん自身の採点も付いてくるんですが(笑)、今まではそれは消していました、勝手にブログに載せたら悪いかなと思って。でも、どうやら載せてもOKらしいので、参考までに彼の採点も一緒にアップしますね。パブロ・ファンだから大体いつもパブロに最高点が付いています(あは)。ただラインがどうしても揃わなくて・・・見苦しくてすみません!

    Bola-Jogo-Mf--Joan Carles  

QUIM    6-6-3--6
M.PEREIRA 7-7-3--7
LUISÃO   6-7-3--7
DAVID LUIZ 6-7-3--7
F.COENTRAO 8-8-5--9
JAVI GARCIA7-7-3--6 
RAMIRES   7-7-3--6
DI MARIA  8-8-4--7
AIMAR    8-8-4--9
CARDOZO   8-8-3--8
SAVIOLA  8-8-5--8
(C.MARTINS ----2---
R.AMORIM  5-5-3--5
N.GOMES  6-5-3--6

O Jogoのアイマール評には、「カルドーソが1-0としたコエントロンへのパスは、天才のもの。」と書いてあります。確かに!

写真をいくつか。あんまりいいのはないみたい。そういえば放送でもあまりアイマールのアップはありませんでした。試合間隔が短いときはどうしてもお顔が憔悴気味で怖めになっちゃいますね。
試合のダウンロードを済ませたので、これからゆっくり見直してみます♪













 





6-1!

2009年10月27日 08時11分18秒 | 09-10Previa&Cronica 試合レポート
ジェスス監督の予想とは違い、またしても大量得点の試合でした。

Golos:
Cardozo (16, 48, pk, 90+1, pk.),
Saviola (39, 63),
Nuno Gomes (85);

でもペイショットがアップ中に怪我をして、急遽コエントロンが左SBとして先発するというアクシデントが! そのせいか守備が前半は不安定なような気がしました。アイマールの超絶スルーパスからコエントロンがクロス、カルドーソで先制点は、信じられないほど綺麗な流れでした! でもすぐその後追いつかれるという、今までにない展開で、やっぱりいつもと違うなあとクラクラ。本当はオフサイドだったんですけれどね。でも、絶対に前半のうちに勝ち越すぞ!という意思の見えたベンフィカが猛攻。サビオラのヘッドで2-1で折り返すことができました。

左サイドの守備が不安なベンフィカはラミレスとディ・マリアを左右入れ替えて後半に臨みましたね。後半開始早々、アイマールがPKを取ったんですけれど、んー、パブロがシミュレーションを狙ったとまでは思いませんが、結果的にはそう取られても仕方がないような映像が・・・。ベンフィキスタにまで、リーグ戦のサスペンションがあるかも、と言われています。ええっ! はっきり言って、パブロは勝つためならなんでもやると思うので(相手に怪我とかそういうのは除いて)、別に責めようとも思いませんが、出場停止は困るなあ。それからそういうイメージがついてしまうのもちょっと困りますね。スペイン・リーグだと、試合中に審判が取らなかったファウルは後から追加で取られることは絶対にないんですけれど、ポルトガルは違うようで、昨シーズンもリッサンドロ・ロペスがシミュレーションで出場停止を受けているようです。

試合のほうは、その後順調にベンフィカが点を重ねて圧勝。パブロとサビオラの目の覚めるようなパス交換があったり、見所はたくさんでした。
これで、ベンフィカは同ポイントながら得失点差でブラガを上回り首位に立っています。
ジェスス監督もなにやら物議を醸しているようですが、また詳しくは夜にでも。

もうオフィシャルにゴール映像などが来ていますね:Benfica 6-1 Nacional


PREVIA [Liga 8] Benfica - Nacional

2009年10月26日 22時15分00秒 | 09-10Previa&Cronica 試合レポート
どの記事にも、「Benfica ataca a liderança(ベンフィカは首位目指してアタック)」と書いてあるので、どきどき。これを逃したってこの世の終わりじゃない、と思っても、やっぱり緊張します~。
ジェスス監督は、
「我々にはプレッシャーはない。他のチームの結果はほとんど重要ではない。物事を上手くやれば、試合の後で我々に良い結果となるだろう。」
とBenfica TVに話しました。そ、そうですね。更に、
「多くのゴールは生まれないだろう。ナシオナルは(去年と)同じ監督、同じ選手たちがしっかり決められた守備の働きをする。またヨーロッパ・リーグでより経験も積んでいる。」
エバートン戦の前には「ゴールはたくさんになる」と見事に予言したジェスス監督なので、今回の予想も正しそう。きっと間違いなく大量得点の試合ではなく、1点を入れるのが極度に難しい試合となるのでしょう。ナシオナルは3勝2敗2引き分けで現在4位です。5-3-2または5-4-1で、アイマールを厳しくマーク、スペースを消してくるものと予想されます。最近2年間連続して、ルスではNacionalに0-0の引き分けに終わっているので、なんとか今年こそ良いソルーションが見つかりますように。

召集メンバーは:
Guarda-redes: Quim e Júlio César;
Defesas: Maxi Pereira, Luisão, Sidnei, David Luiz e César Peixoto;
Médios: Javi Garcia, Ramires, Rúben Amorim, Carlos Martins, Fábio Coentrão, Felipe Menezes, Pablo Aimar e Di María;
Avançados: Nuno Gomes, Weldon, Saviola, Cardozo e Keirrison

ケイリソンが復帰。20人が召集されているので、上の中から2人がベンチ外となります。
一応メディアの予想では、キムがGK。なんと三週間ぶりだそうです。試合勘とか大丈夫なんでしょうか?! また疲労などが回復したマキシ・ペレイラが右サイドバックに復帰の予想。後のメンバーは変わらないだろうとのことですが、アイマールはコンディション的に大丈夫なのかな。ジェスス監督は、「ミッドウィークに試合があったときは、練習での工夫とローテーションで乗り切る。」と話していました。パブロはローテーションン対象?と少し気になったり。

A Bolaに載っていた予想スタメンはこんな感じです:


これで見るとナシオナルのシステムは全くベンフィカと同じですね。でも、守備的に来るのは間違いないでしょう。Serbenfiquistaの掲示板で、トップ下のルーベン・ミカエルという選手の名前をよく見ます。いい選手なのかな?

試合時間は、現地20時15分から。サマー・タイムが終わったので、今までのように8時間ではなく、9時間足さないといけないですよね。そういうわけで、試合は午前5時15分から。終わりが7時過ぎって遅いなあ! 全然ゆっくり見れそうもありません(ぶつぶつ)。
とにかくForça Pablo e Benfica~!

エバートン戦の写真など

2009年10月25日 22時00分48秒 | LIGA SAGRES 09-10
今日はあまりニュースはありませんが、ブラガが引き分けましたね! Rio Aveとアウェイで対戦して1-1でした。ブラガが8試合を消化して勝ち点22、現在のベンフィカは勝ち点19。つまりベンフィカは月曜日のナシオナル戦に勝てば、勝ち点は一緒ですが得失点差で首位に立つことができるわけですよね? き、緊張します・・・。ぶるぶる。幸い今晩はまだ試合ではなくて、日本時間では火曜日の早朝。ヨーロッパでは10月25日の日曜日から冬時間になっていると思うので、試合時間は一時間遅くなるはず。

ナシオナル戦はなんとなくアウェイのように思い込んでいましたが、ルスでの試合でした。5万人の観客が予想されているそうです。月曜日の平日の夜に5万人ってすごいですね!
今のところの情報では、イレブンにキムとマキシ・ペレイラが復帰しそう。

ディ・マリアがベンフィカTVのインタビューを受けました。その中で、「スタメンを保証してくれる監督が僕にはいる。(ジェスス監督のこと) 毎週末自分がプレーすることがわかっていて、これは選手にとっては自信となる。例えば、アルゼンチン代表から帰ってきて、エバートン戦でスタメンだった。後は、僕をスタメンにしたことが正しい事をピッチで示すだけなんだ。」 また、ジュスス監督からの指示が何かと聞かれて、「どの監督もすること。つまり左サイドでプレーする、それからアイマールとサビオラとtabelasをする。」 tabelasというのはパス交換をするとか、そんな感じかな?
(A Bolaに載っている記者会見時のディ・マリア、相変わらずものすごい量のアクセサリーです。ネックレスが二つ、指輪も二つ以上、イヤリング、腕輪。全部シルバー? そういえば最近アイマールがネックレスを着けているのを見ないなあ。そんなにじゃらじゃらしていなくて、結構好きだったのに。)

今読んだばかりの記事ですが、DNというポルトガルの新聞が今年の7月29日にマラドーナに質問状を送ったのだそうです。一週間で返事をすると連絡があったものの、実際に返事が届いたのは3ヵ月後の先日のこと・・・。(まあ忙しかったのでしょう) クリスティアーノ・ロナウドやエウセビオについての質問はスルーして(笑)、ベンフィカの4人のアルゼンチン人選手についてのみ回答してきました。ディ・マリアについては、「アンへリートは熱烈な魂を持っている。彼はまだ自分の才能の全てを知らない少年だ。世界でベストな選手の一人になるだろう。我々はみんな彼のことが好きで、彼のプレーを崇拝している。そのうち彼の契約のために数百万が使われるだろう。でもまだ時間はある。ベンフィカは彼にとって理想的なクラブだ。」
アイマールについては、「誰もが私の彼に対する賞賛を知っている。彼はそのポジションでベストな選手の一人だ。ボール扱いの天才だ。全てのアルゼンチン人は私のように彼を愛している。」 本当かなあ??? 全然そんな感じしないけれど。それはともかく、ディ・マリアへの評はわりと的確ですよね。それから、マラドーナにパブロは天才と言われるのはやっぱり嬉しい・・・。

さて、エバートン戦の写真で載せていなかったもの:






この巨大なアフロ・ヘアーの人はベルギー人らしい。今年記録的な移籍金で移籍してきた若手だそうです。それにしても異次元に小さいパブロ・・・。


一人の写真だと、そんなにちっちゃいなんて全然わかりません。

いつも土曜日か日曜日のどちらかは、ベンフィカの試合を見るためにunusualな時間に寝に行くので、家族から怪しまれていますが、今日はその必要がないのでリバプールの試合でも見ようかと。特にどちらを応援しているわけでもないと気楽に見れるのでいいです。
フィギュア・スケートは大ショック。しみじみスケートのブログは書いていなくて良かったと思いました。負けた試合のことをブログに書いて向き合うのって、信じられないくらい辛いんだもの。


練習風景の写真など

2009年10月24日 22時41分16秒 | LIGA SAGRES 09-10
まだ昨日の大勝の余韻が残っています・・・。こんな動画があって、面白かったので:
Benfica 5 0 Everton 2・ 3・e 4・golos Cardosobis e Luison


ファンがスタジアムで固定カメラで撮ったものらしく思えます。まず1点目(ベンフィカの2ゴール目)がすごいスピードだなあ、なんて感心していると、あっという間に2点目(同じく3ゴール目)がまるで津波が押し寄せるように! ベンフィカ・ファンも喜ぶのに忙しそうです(笑)。3点目(4ゴール目)が入ったときはスタジアム全体がクレージーという感じですね。ゴールの後はいつもカメラから消えているので、何しているんだろう?と不思議だったアイマールですが、この動画の最初のゴール後の様子を観察する限りでは、一人でゴールの喜びを静かに味わい、それからおもむろに得点者の方に歩み寄って祝福しているみたいですね。(あっ、このときは得点者にではなくて、サビオラの方に行っていた・・・)

Serbenfiquistaを読んだところ、幾人か大量得点の試合に不満を述べている人たちがいました。一人の感想は、やはり「ゴールをじっくり喜ぶ暇がない。」というもの。「飛び上がって喜び、叫び、隣の見知らぬ人と抱擁をした後に、少し休もうと座るとすぐに次のゴールが来る。ベンフィカ・ファン・ライフは疲れる。」 
ははは、まあそれは贅沢というものですよね。
もう一人の意見はもう少し真剣なもので、「やりすぎだと思う。もっと真面目に確実に2-0で勝つほうが好きだ。ベンフィカはそれができていない。試合のリズムをコントロールすることができないんだ。チームは・・・大勝しかできない。もう少しスペクタクルでなくてもいいから、強くて勝利するベンフィカが見たい。ポルトガルのアーセナルにはなってほしくない。」
アーセナルはベンフィカみたいに大量得点の試合が多いのかな? それは置いておいて、でも、試合のリズムがコントロールできないというより、一旦得点が入ると相手が勝手に崩れてしまうことが多いので、大量得点はベンフィカのせいばかりでもないように思います。守備もサラゴサより安定していて、チームの調子もあんまり波がないですし。ただ、自分たちより同等か格上の相手とまだ試合をしていないので、そのときどんなプレーができるかですよね。そういう意味ではブラガ戦、アウェイのエバートン戦、それ以降のポルト戦やスポルティング戦などが本当の意味での正念場となると思います。

ちなみに今までベンフィカに大敗したチームの監督の意見をJornal de Noticiasが聞いていました。それによると、一人の監督は「ジェスス監督」、もう一人は「レベルの高い選手が揃っていること」、もう一人は「セット・プレーでの得点が多いことから考えて、入念な準備、練習」を大量得点の理由として挙げています。(たぶんそれ全部が理由でしょう。)

チームは、金曜日の夕方練習に戻りました。怪我をしていたケイリソンが回復して通常練習に復帰。エバートン戦のスタメン組は回復のための運動。昨日少し心配されたカルドーソとラミレスはずいぶん良くなって、月曜日のナシオナル戦に支障はないそうです。この練習は、メディアに非公開で、ファンには公開でした。(そんなことってあるのかなあ。読み間違い?!) 練習を見てきたファンによりますと、選手たちはとても良い雰囲気で笑いがあふれていたそうです。「昨シーズンとは全然違う。」とのこと。去年は暗かったのでしょうか?!

昨日試合の写真を探していて気づいたのですが、エバートン戦前日のルスでの練習風景の写真がありました。珍しいです! 今更ですが、良い写真なので載せておきます。エバートン戦の写真もまだあるんですけれど、それは明日ということに。


上の後姿はマキシかな。そういえばエバートン戦ではなぜマキシではなくてルーベン・アモリムだったのでしょう? 疲労などで少しマキシの調子が悪かったのかな。


ディ・マリアは何をしているのでしょうか?? パブロの素直な笑顔がcuteです。


この2人、10歳ぐらい歳が離れているはずなんですけれど・・・全然そんな風に見えません!

ほのぼの写真の後にちょっとあれな話題ですが、キケがアトレティコの監督に就任したせいなのか、インタビューに答えてベンフィカのことを話しています。相変わらずもったいぶった、失礼、回りくどい言い回しなので、訳すのが大変。今シーズン生まれ変わったとされているアイマールについて、「彼はもう生まれ変わっていた。彼がすでに証明していることを生まれ変わりだというのは道理に合わない。彼がベンフィカに来たときには、もう何度もセカンド・トップとしてプレーしたことがあった、中盤やトップ下としてと同じように。アイマールは普通でないレベルのプロフェッショナルだ。最初の目標は彼のサッカーを取り戻すことだった。(ジェスス監督との比較について)私は決して比較をしようという誘惑に陥ったことがない。私は時間と状況に重きを置く。」 ・・・。インタビューというより、Eメールでの回答だそうです。ルイ・コスタについては、「我々2人は強い情熱を感じていた。それは灯台だった、決して障害ではなく・・・。」 そうですか。リーグ戦が終了する前から解任されるだろうなと思っていたのだそうです。アトレティコでの幸運をお祈りいたします。そういえば、レジェスはどうしているのかな。きっと喜んでいるでしょうね。


[EL] Benfica 5 - 0 Everton

2009年10月23日 22時36分44秒 | 09-10Previa&Cronica 試合レポート
今スカパーのダイジェストを見ました。英語実況なのがいいですね♪ いつもCLは英語で見ていますが、日本語実況より疾走感、緊張感があるんですよね。 
今節のゴールは全部で60だったと言っていましたが、ベンフィカのゴールだけで12分の1を占めます(笑)。でも、エバートン戦の結果が意外って?? そうかなあ? スポナビのニュースも「ベンフィカがイングランドの雄を5-0の大差で下すサプライズがあった。」とか書いてあります。ルスでの試合ですもん、特別サプライズでもないと思いますが・・・。これがチェルシーに5-0だったら確かにびっくりですけれどね!

Youtubeのダイジェスト映像が削除されてしまったので、TV Benficaのほうを:Benfica 5-0 Everton (Liga Europa 2009-2010) Highlights

ポルトガル各紙の採点を見ました。ディ・マリアとサビオラが最高の評価を得ているのは当然として、アイマールも結構評価が高かったのでびっくり。

Bola-Jogo-MF
Julio Cesar 6-6-3
R.Amorim 6-6-3
Luisao.....7-7-4
David Luiz 7-7-4
C.Peixoto 6-6-3
J. Garcia 6-7-4
Ramires 6-6-3
Di Maria 8-9-5
Aimar.....7-8-4
Cardozo 8-8-4
Saviola 8-9-5

朝書いたGoal.comのパブロへの寸評は、「派手なところはないが、後方深くから前方まで走ることにより、中盤を操った。チームの攻撃のペースと方向性をコントロール。4点目のゴールを生む正確なCKを蹴った。」でした。一方O Jogoの寸評は、「贅沢。FellainiとRodwellのど真ん中で、試合を構築し、思案し、その美しいサッカーを配給した。2-0となった場面で、最初にボールを奪ったのは彼で、サビオラのカルドーソへのアシストに繋がった。右足のコーナーでルイソンの頭に合わせた。月曜日のナシオナル戦に備えて69分に交代。」



前半はベンフィカも珍しくロング・ボールを使ったりして、あまりアイマールを経由していなかったような気がします。パブロのマークに付いていた上の写真の人が巨大すぎて、ちょっとプレーしにくいのかなあと思いましたが・・・、写真で見てあらためてびっくり。巨人と小人みたい(呆然)。これがFellainiという選手です。きっとパブロより20センチ背が高くて、20キロ体重が重いんじゃないかと。でも、この選手からパブロが二度もボールを奪ってサビオラに繋げたのが今日のポイントでしたねえ。

アイマールの試合後のコメント:
「うん、パワフルな勝利だった。僕らが何度かやった良いプレーがゴールに結びついた、ハッピーなことにね。
この試合は、この大会、ヨーロッパ・リーグでの僕らに落ち着きを与えてくれる、AEKに負けた後だからね。リーグ戦はまた別のもので、この試合とは何の関係もないよ。
今日のがベンフィカの試合のベストなものかどうかは、わからない。もっと良くなることを期待している(笑)。僕らが今までプレーした中では良いものの一つだったよ。
僕は自信があるし、何よりも去年のようなフィジカルの問題がない。もっとゴールを決めたいと思っている。」
ベンフィカは歴史的にイングランドのチームが苦手なのだそうです。これほどの点差での勝利は1961/62シーズン以来のよう。そのときはトッテナムに3-1でしたが、まさかそれ以来勝利がないというわけではないですよね。たぶん2点差以上の勝利はずっとなかったということだと思いますが・・・。

ハーフ・タイムでの指示として、ジェスス監督は「もっとアグレッシブな守備をするように。」と言ったのだそうです。それが見事に3ゴールに繋がったわけですね。ジェスス監督はその他に、
「大量得点での勝利だったが、3ポイントには変わりがない。何も決定的なことはないし、勝ち抜けが保証されたわけでもない。グループ首位のチームに対してのプレーだったので、重要なものだったが、それ以上のものではない。」
と非常に冷静です。確かにエバートンは11人もの負傷者がいたということですし、ベンフィカはホームだったわけですから、ある意味想定内の勝利ではあります。5得点というのも、リーグ戦では特に珍しくありませんし。(なにせ8点取った試合があるんですから!) 二週間後エバートンのホームでどれだけやれるかで、ベンフィカが本当に強いのかどうかがわかると思います。

少し心配なのは、カルドーソが足を痛めて75分に途中交代したこと。またラミレスもどこか問題があるようです。月曜日のナシオナル戦が控えているだけに気になります。
また、昨日のルスには、ヨーロッパ中のクラブがスカウティングに訪れました。来たのは、Tottenham、Juventus、Manchester United、Bayer Leverkusen、Hannover、Fulham、Rubin Kazan、Seville、Valência。昨シーズンよりもビッグ・クラブが増えています・・・。みんなディ・マリア、それからダビド・ルイスとラミレスあたりが目的かなあ。ディ・マリアは良いアピールができましたよね。

 

さて、今節を終えての結果と順位:

Grupo I
BENFICA-Everton, 5-0
BATE Borisov-AEK Atenas, 2-1

Classificação:
1.º BENFICA, 6points/3試合
2.º Everton, 6points/3試合
3.º BATE, 3points/3試合
4.º AEK, 3points/3試合

ベンフィカとエバートンはホームでの試合が二試合で、アウェイが一試合、BATEとアテネは逆にホームの試合が一つしかなかったので、そのあたりが順位に現れています。ホームで確実に勝って、アウェイでポイントを取れたチームが勝ち抜けそう。
さっきスカパーのダイジェストを見て思ったのですが、ルスはものすごく雰囲気良いですねえ~。映像も綺麗だったし、スカパーがこの試合放送してくれればどんなに良かったことか! 
逆にBATEのグラウンドのピッチ状況が悪すぎて憂鬱になりました。確かあそこには11月か12月の冬に行かないといけないんです(とほほ)。アイマールには厳しそうなピッチです・・・。

最後に、A Bolaに載っていた面白い図。ベンフィカはシュート打ちまくりですね。(でもパブロは0本。確かにもう少し打ってみてもいいかも。)

 

BENFICA: Júlio César; Ruben Amorim, Luisão, David Luiz e César Peixoto; Ramires, Javi Garcia, Aimar (Carlos Martins, 69) e Dí Maria; Cardozo (Fábio Coentrão, 77) e Saviola (Weldon, 84).

Suplentes: Quim, Maxi Pereira, Sidnei, Carlos Martins, Fábio Coentrão, Weldon e Nuno Gomes

Treinador: Jorge Jesus

EVERTON: Howard; Gosling, Hibbert, Distin e Coleman; Rodwell, Fellaini, Cahill e Bilyaletdinov (Saha, 60); Jô e Yakubu (Baxter, 71).

Suplentes: Nash, Saha, Duffy, Agard, Baxter, Wallace e Akpan

Treinador: David Moyes

Golos: Saviola (13, 84), Cardozo (46, 47), Luisão (52).  

5-0!!!

2009年10月23日 08時31分08秒 | 09-10Previa&Cronica 試合レポート
エバートンを粉砕しちゃいました。

Golos:
Saviola (13, 84)
Cardozo (46, 47)
Luisão (52)

圧巻だったのは、後半開始から7分間で3点取ったところですね(驚愕)。前半は1点リードしていたものの、ボールをポゼッションできなくて、エバートンに攻められる場面も多かっただけに、後半開始早々の追加点にすごく安堵したんです。そうしたら、一気にもう2点入ってしまって・・・びっくりしたあ。
*追加で:スカパーでダイジェストがあるので、5得点を鑑賞しなくては! <初回 10月23日(金) 録画 後09:00 Ch.181 スカチャン181>だそうです。)

予想通りというか、アイマールはちょっと元気がなかったような気がしました。パスミスも何度か。逆にディ・マリアとサビオラが異次元に素晴らしかったです。でも、パブロは悪いなりに、5得点中3点には絡んでいたように思うので、こんなものでしょうか。相手ディフェンスのボールを奪ってサビオラに繋げて、サビオラがアシストというパターンが多かったかな? サビオラとディ・マリアのキラキラ・プレーを支える、一見目立たない働きとも言えるかもしれません。一方、パブロが蹴ったコーナー・キックはどれも素晴らしい精度で、ベンフィカの4点目はそのコーナーからルイソンがヘディング。いつの間にこんなにコーナー・キックが上手くなったんだろう?!とびっくりです。

まだあまり良いダイジェストがありませんが、ここで少しだけ見られるかと:2009.10.22 (18h00) - Benfica 5-0 Everton (Europa League)

Goal.comに珍しくPlayer Ratingsがあったので、載せておきます。ここのサイトの点は全体的に高めですよね。自分の感覚だと、ディ・マリアが9、サビオラが8、アイマールが6.5くらいな感じがしました。ディ・マリアの対面でボロボロになっていたエバートンのディフェンダーは、Goslingという人です。エバートンのフォーラムを読んだところ、19歳の選手で、本職は右サイドのウィンガーだそう。この人が悪いというより使い続けた監督を非難する声がエバートンのフォーラムでは多かったです。

BENFICA

Julio Cesar – 6: Had a few routine saves to make in the first half but had absolutely nothing to do in the second.

Amorim – 7: Stood his ground to keep the likes of Bilyaletdinov and Jo on a leash whenever they drifted off to his flank.

Luisao – 8: Rock solid at the back and even looked threatening when he joined the attack for set-pieces. Capped off a remarkable evening with a trademark header.

David Luiz – 6.5: Collaborated well with Luisao and the two often showed great understanding. Rarely troubled at the back.

Peixoto – 6.5: Didn’t always have his own way against Cahill but nothing significant materialised even when he was beaten. Never abandoned his post and always made sure his flank was covered.

Ramires – 7: Drifted in and out of the game but whenever the Brazilian had the ball at his feet, he didn’t miss a beat in terrorising the visiting backline.

Javi Garcia – 7: The quietest of all the outfield players but he did his job brilliantly by stifling Everton’s midfield assaults.

Di Maria – 9.5: Absolutely unplayable and ripped Everton to shreds. Constantly whipped in dangerous crosses and his assist for Saviola’s opener was delivered with pin-point accuracy. Also set up the third and fifth goals, had a hand in the fourth and almost scored one of his own, but was denied by the bar.

Aimar – 7.5: Nothing flashy but pulled the strings in midfield with his runs forward from deep. Dictated the pace and direction of his team’s attacks. Delivered a precise corner for the fourth goal.

Cardozo – 8: Put his height and strength to good use and netted twice from close range. Had a few chances to nab a hat-trick but he did more than just wait around for the ball in the box. Combined brilliantly with the rest of his attackers.

Saviola – 8.5: Struck his volley with superb technique and poise. A constant nuisance whenever he sneaked in quietly to the box. Made an assist for the second goal and initiated the third.

Substitutes:

Carlos Martins – 6: Didn’t have much to show other than a few shots and crosses.

Coentrao – 6: Settled into the game quickly and made one dashing run into the box.

Weldon – N/A

(エバートンの選手のRatingsも含めたGoal.comのページはこちら:Player Ratings: Benfica 5-0 Everton )

そうだ、大事なことを書き忘れていました。エバートンとのリターン・マッチは来週ではなくて、二週間後でした! すみません、間違ったことを書いてしまって。エバートン側では、二週間後には怪我人がずいぶん戻って、もう少し通常のチームに戻っているだろうと期待されていたので、気が付きました(汗)。でも、そうするとベンフィカは来週はミッドウィークに試合はないのかな。カップ戦が二種類あったりして、今ひとつスケジュールがわかっていません。

PREVIA [EL] Benfica - Everton

2009年10月22日 22時16分23秒 | 09-10Previa&Cronica 試合レポート


これはいつの写真かな? 髪がわりと短いから最近のものかもしれませんね。
さて、あと数時間でエバートン戦です。アイマールのプレーが見れないとイライラするのに、いざ試合が近づくと怖くて嫌だなあと思ったり。我ながら気弱で困ります。

昨日のジェスス監督の記者会見を読んだところ、アイマールについて話している部分がありました。
「もしナシオナル戦が日曜日だったら、彼は(エバートン戦で)プレーしなかっただろう。でも月曜日なので、ナシオナル戦もプレーできる。回復する時間があるからね。」
つまり、アイマールは一週間に二試合をプレーできないというより、試合と試合の間が二日だと充分に回復できない、三日空けば大丈夫ということのようです。確かにここ数年見ていても、それはあるかもしれません・・・。ずっと以前にアルゼンチン代表のお医者さんにも「アイマールとソリンは試合の後の消耗が激しくて回復が遅い。」と言われていたっけ・・・。でも、そうすると来週は月曜日のリーグ戦の後に中二日でアウェイのエバートン戦ですから、それには出れないということになりますね・・・。スカパーで放送があるかな?と少し期待していたので、悲しい。

ベンフィカのスタメンは、右のA Bolaの表紙にもあるとおり、いつものメンバーに戻る予定です。それにしてもdos cinco magnificosというのは笑えますね。The Maginificent Five? たいていこんな風にメディアから持ち上げられた後には落とし穴が待っているものなので、気を引き締めて頑張ってほしいです。

ジェスス監督は、「エバートンは二勝をしてほとんどグループ・ステージ突破を決めている。残りの席はアテネとベンフィカの争いなので、このエバートン戦は決定的なものにならない。」と話しました。珍しくなんとなく牽制しているような発言ですが、自信がないのかな?! ホームですし、もちろん勝利が必要だと思うのですが。
特にエバートンのほうは負傷者が多くて、ディフェンスが不安定になっているようなので、この機会を利用しない手はありません。ポルトガルの新聞には全然エバートンの予想スタメンなどが載っていないので、わざわざエバートンのファン・フォーラムを見てみました。(といっても英語ですから、Serbenfiquistaを読むよりはずっと楽です。)

howard
hibbert rodwell distin baines
gosling felliani cahill billy
yakubu saha

あるいは、

Howard
Gosling Hibbert Distin Baines
......Bily Felli Rodwell Jo
............Cahill
........Saha/Yak

こんなシステムが予想されるそうで。サハという名前は聞いたことがあるけれど、後は全然知らない・・・。 Heitinga, Lucas Neil, Arteta, Yobo, Pienaarは怪我で召集外だそうです。アルテタとハイティンガは知っていたのに、来ないんですね。

試合時間は現地時間18時から。どうしてこんな早い時間なんだか~。日本では午前2時からということになりますよね? 11時に寝てみようか・・・。
ルスには4万人の観客が入る見込み。イギリスからエバートンのファンも6000人来るらしいです。すごい人数ですよね! 

最後にアイマールはベンフィカTVからの取材を受けて、移籍について完全に否定しました。
「僕は心も体もこのクラブにあり、長いことここにいたいと思っている。ここでとても快適に感じていて、去りたくない。僕の頭は100%ルスにある。
メディアに出ていることとは反対に、どんな招待もオファーも受け取っていないよ。
(エバートン戦について)僕らには3ポイントが必要。良いプレーをしなければならない。スタジアムにたくさんの人が来てくれることを期待している。僕らは良いスペクタクルを見せたい。」
とにかく怪我なく、良いプレーができますように!

エバートン戦を前にいろいろ

2009年10月21日 22時29分21秒 | LIGA SAGRES 09-10
CLでリバプールの試合と、バルセロナの試合を見たんですけれど・・・うーん、アルゼンチン人選手が全般的に不調のような。みんなマラドーナにエネルギーを吸い取られてしまったかのように生気がないです。アイマールが大丈夫かすごく心配になってきました。
で、メッシですが、イニエスタとシャビがいても、ペルー戦のときと全然変わらないじゃないですか~。まあ、間違いなく疲労だと思います。代表戦の前のCLの試合(ウクライナのチームだったかな)を見たときも、メッシは調子悪そうだなあと思ったんですよね。あのときとっても悪い予感がして、アルゼンチン代表駄目かも、アイマールが戦犯になってしまうかも、なんて悲観的になりましたが、幸いマラドーナの悪、じゃなくて強運が全てを吹き飛ばしてくれました。でも、根本的に最近のメッシは試合が続いていて疲労が溜まっているんだと思います。そりゃそうですよねえ、二日おきの試合を何週間もやっているんですもん、これがアイマールだったらと想像するだけでぞっとします。

ベンフィカのニュースですが、エバートン戦にパブロが出るかどうかはまだ情報がありません。Serbenfiquistaでも、「出ないんじゃないか」「60分ぐらいプレーするんじゃないか」「少なくとも45分は出るだろう」など様々な見方が。普通に考えて出るでしょう!と思いましたが、ここから二週間ベンフィカもハード・スケジュールに突入するんですね。木曜日のエバートン戦の後は月曜日にナシオナル戦、次の木曜日にアウェイでエバートン戦、その週末のリーグ戦はアウェイで現在首位のブラガと。現実的に考えて、この二週間のうちの4試合全部にアイマールが出れるとは思えないので、どこで休ませるのか監督も思案のしどころでしょう。
Correio da Manhaによると、ジェスス監督がリーグ優勝をしたときに受け取る報奨金の額は、ELを優勝したときの報奨金の二倍なのだそうです。つまりリーグ優勝はEL優勝の二倍の価値があるということです! こんな話を読むと、やっぱりエバートン戦はパブロ温存か?なんて思ってしまいますよね。
ただし、O Jogoに載っていたフルハム監督のロイ・ホジソンという人の話によると、リーグ重視はエバートンも同じだそうで、ルスでプレーするイレブンは先週末のリーグ戦をプレーしたイレブンとは違うかも、とのことです。エバートンもプレミアですごく調子がいいというわけではないようなので、ELで手を抜いてくれると有難いのですが、だいたいそういう風に上手く行かないものなんですよね。しかもエバートンはELでは調子がよくて、現在ニ連勝で6ポイント、グループ首位に立っています。

木曜日の試合にはリバプールからたくさんのファンが来るようです。(リバプールの川向いがエバートンだったような。ポール・マッカートニーはエバートンに住んでいたんですよね。)、この機会を利用して、2年前ポルトガル滞在中に失踪したイギリス人の女の子Madeleine McCannちゃんのためのキャンペーンが行われる予定です。We are still looking for youと記されたティーシャツが配布され、選手たちもそれを着て入場する見込み。
これって、一時イギリス人のお母さんが疑われて大騒ぎになったポルトガルのリゾート地での事件ですよね。本当にどんなことがきっかけでも良いので、一刻も早くMadeleineちゃんが見つかりますように!

だらだらと書いている間にジェスス監督の記者会見が行われ、召集メンバーも発表になりました。

Guarda-redes: Quim e Júlio César.
Defesas: Sidnei, Maxi Pereira, David Luiz, César Peixoto e Luisão.
Médios: Rúben Amorim, Ramires, Javi Garcia, Carlos Martins, Fábio Coentrão, Felipe Menezes, Di Maria e Aimar.
Avançados: Weldon, Nuno Gomes, Cardozo e Saviola.

ジェスス監督は、ゴールがたくさん入る試合を予想しています。(ベンフィカが入れるほうだといいのですが!) また監督は、エバートンの決勝リーグ行きはほぼ決まっていて、残りの一つの席をベンフィカとアテネが争うと考えているようですね。

最後に、このところ不可解な報道がされていたアイマールのラツィオ移籍の噂。ベンフィカの関係者がCorreio da Manhaにきっぱりと否定したそうです。
「我々にとって、パブロ・アイマールの代理人の名前はMatias Aldaoで、アイマールは交渉外の選手だ。選手はすでに公の場所でベンフィカで快適に感じていると話したし、我々の側では彼の1月の移籍には何の関心もない。」
unnegotiable、つまり交渉はできないということです。ですよね~。本当に馬鹿げた噂で、最新の報道では「Claudio Anelucciというアイマールの代理人が『1月移籍に向けた交渉は50%進んでいる。』と話した。」となっていたんですよ・・・。その代理人、一体誰?! 誰がどういう目的でこんな噂を流しているのか、不思議を通り越して気持ち悪いです。




A Bolaに特集されていますね

2009年10月20日 23時10分26秒 | LIGA SAGRES 09-10
だいぶ気持ちがベンフィカ・モードになってきました。やれやれ・・・。
A Bolaにアイマールのフィジカル・トレーニングの話が載っています。



physiotherapistのTelmo Firminoと、fisiologistaのBruno Mendesがアイマールとフィジカル・ワークをしない日はないそうです。また、パブロには練習がお休みの日や代表に行っている間に自宅でこなす練習メニューもあり、きちんと欠かさずにやっているそうです。チームで最もプロフェッショナルな選手の一人と見られていて、いつも練習に一生懸命、熱意を持って取り組んでいるとのこと。(いつだってそうですよね!)
また、記事中には「二年前に恥骨炎の手術をして以来、いつか痛みが戻ってくるのではないかという恐れがアイマールの頭を去ることがなかったが、まずその不信感を取り除くことが最初の一歩だった。」とあり、パブロの例の「一年に何度か筋肉の怪我をすると、ダッシュをする前に10回も考えてしまうようになる。」という言葉が引用されています。でも、この言葉は恥骨炎のことではなく、昨シーズンに何度も(4度くらい?)やった肉離れのほうを指しているんじゃないかな?と思いますが。

アイマール自身がA Bolaに話した言葉も。で、記事には「アイマールに笑顔が戻った。」と書いてあって、右の写真が載っているんですけれど、うーん、どっちかというと悲しそうな顔に見えるんですけれど・・・。泣きそうな感じに。どうせなら笑顔の写真を載せてくれればいいのに、心配になるじゃないですか~。頬がこけてげっそり気味に見えるし。代表に行って、かえってボロボロになったなんてことがないことを願っています。

パブロの言葉は:
「まず第一に、僕のキャリアの中でポジティブではない時期に僕を信じてくれた会長とルイ・コスタに感謝しなければならない。それは選手にとってベーシックなことだ。僕らはみんな、信頼されているとそれを感じる。それは直感的なもので、すぐにレベルが上がるものなんだ。次に、ベンフィカのスタッフと続けている全ての練習プランが、僕がいつものレベルに戻るのに非常に重要だった。最後に、自分が快適に感じる場所でのプレーに戻ったこともとても助けになった・・・。
どんな選手も国の代表になることを夢見る。長い間代表のユニフォームを着ていなかった後でのこの復帰は、疑いなく、特別なものだった。これはベンフィカでやってきた練習があったからこそ可能だったことで、僕はそのことをはっきりと認識している。だから、彼らが僕のやっていることをフォローし続けてくれるよう、練習を続けなければならない。
エバートンとの戦いには最大の努力が必要となる、勝利をしたいけれど、イングランドのチームが強いこともわかっている。自分たちのファンの応援を頼りにしたい。彼らのサポートは最近の試合で決定的に重要だったから、今度もきっとまた僕らに新たなモティべーションを与えてくれるだろうと確信している。」
いつもと違って、文語っぽいというか、難しい単語のある、話し言葉とは思えないような文章でした・・・。

A Bolaも、アイマールは一週間に二試合のプレーはしないから、今週はどちらに出るのだろう?と書いていました。一方でO Jogoは、アイマールはエバートン戦とナシオナル戦の両方に出る用意があるとしています。さて、どうなのでしょう・・・。 ただ、確か来週もミッドウィークに試合があるんでしたっけ?

今日のA Bolaの表紙。目がまるでフランス人形か何かみたいですが(まつげ長いし)、それに比べて髭のむさ苦しいことといったら・・・!
パブロの目の色は茶色というよりグレーっぽいのかなあ。