A Day In The Life

日常のあれこれなどを・・・

[Liga 20] Benfica 2 - 1 Leixoes

2009年02月28日 15時45分58秒 | Liga08-09プレビア&レポート
勝ちました! でも、大変だったあ~。 ハーフ・タイムに家にちょっと帰ってチェックしたときには1-0。珍しく前半で点が入ったんだなと喜びながら、後半20分間を見ていたらヌーノ・ゴメスの得点で2-0。アイマールも調子良さそうだし今日は大丈夫そう♪と余裕の気持ちでもう一度出かけました。夕方帰宅して、続きを録画で見たんですけれど、あっという間にカルロス・マルティンスが怪我をしてアウト。でも、誰も交代で入らないんです。なんで?!、後半はヌーノ・ゴメスとバルボアしか入っていないのに、なぜ10人で戦っているの?!?とテレビ画面の前で激しく悩んでいる間も、ベンフィカは攻められまくり。もう怖くて、録画なのをいいことに、危ない場面は早送りしちゃいました・・・。はあ、なんとか勝てて良かった。で、その後で前半を見直したところ、先発はピボーテのところにルーベン・アモリムだったのが、やっぱり怪我で前半に37分に当のカルロス・マルティンスと交代していたんですね。運が悪いというか、なんというか。交代枠を使い切った後での10人だったから、攻撃の選手が4人もいて(カルドーソ、ヌーノ・ゴメス、バルボア、アイマール)、それはそれは守るのが大変でした。アイマールはなんと守備的中盤をやる羽目に(びっくり!)。頑張って自分の役目を果たしていたと思います。

そんな驚きの後半とは全然違って、前半のベンフィカはものすごく良かったですね。スタメンは結局:
Moreira; Maxi Pereira, Luisão, Miguel Vítor, David Luiz; Di Maria, Rúben Amorim, Katsouranis, Reyes; Aimar and Cardozo
カツラニスとルーベン・アモリムがピボーテを組み、両サイドはディ・マリア(右)とレジェス(左)。アイマールはカルドーソよりもかなり引き気味で、ディ・マリアやレジェスと自由にポジションを交換しながらプレーするという感じでした。(だいぶベンフィキスタたちの希望が取り入れられたみたい。)
前半のパブロは、played like an angel! 背中に羽がついているみたいに軽々と、どんな難しそうなパスやドリブルも易々とプレーしていました。良いプレーがたくさんありすぎて、覚え切れないほどです。前半の1点は相手のオウン・ゴールなんですけれど、他にもベンフィカの決定的な場面は何度かあったし、とにかく見ていてわくわくするような内容でした。 おお、ベンフィカ、ようやくtake offできたかなあと感動ものでしたが、後半いつもの不安定なチームに戻ってしまったということは、鍵は中盤にルーベン・アモリムを置くということなのでしょうか? アモリムとカルロス・マルティンスの差が、今日の前後半でのチームのプレー内容の差なのでしょうか。

試合後のアイマールの談話があります。
«Começámos bem, mas o Leixões tem uma boa equipa. Complicou-nos a missão, mas com base no trabalho e em correr muito, conseguimos vencer.»
[sente que está mais perto do seu nível?] «Sabia que não vinha bem. Aos poucos estou a aproximar-me do meu nível.»
[sobre o facto de ter sido um triunfo muito suado] «Ficámos com um jogador a menos, com a lesão do Carlos Martins. Se sofrermos todos os jogos mas vencermos, por mim óptimo.»
[que resultado queria que saísse do clássico?] «É difícil dizer o que me deixaria contente. O que me deixa contente são os nossos jogos.»

「最初は良かったけれど、レイソンエスは良いチームだ。僕らの任務は難しいものになった。でも、練習のベースがあることと、たくさん走ったおかげで勝つことができた。
(ベンフィカでのベストなパフォーマンスだったか?)「もっと良いプレーができることを願おう。ボールを持つのが好きだけれど、あまり多くボールを持てなかった。レイソンエスは良いチームだからね。」
(あなたのレベルに近づいているか?)「良くなかったことはわかっている。少しずつ自分のレベルに近づいているよ。」
(苦しい勝利だったことについて)「カルロス・マルティンスの怪我で1人少ない状況だった。全部の試合で苦しんでも、勝てるなら僕はベストだと思うよ。」
(ポルト-スポルティング戦はどんな結果がいいか?)「僕がハッピーになれるのはどんな結果か言うのは難しいね。僕が幸せになれるのは自分たちの試合だよ。」


右の写真、相手選手の顔がすごいですね!
さて、いろいろなニュース・サイトでアイマールは褒められています。
まずオフィシャル:
勤勉な才能
よく働くインテリジェントなサッカー選手。ボールを要求し、彼の足はボールを正しい場所に置く術を心得ている。前半の間中、ベンフィカのベストなプレーを構築し、後半の始めにはスルー・パスでレジェスがGKと1対1になる場面を演出した。ベンフィカが10人になると、カツラニスの横で守備的中盤に。戦士の魂とチームが必要としていることを完璧に理解していることを示してみせた。
Maisfutebol:
ボールは彼の右足をよく理解しているようで、アルゼンチン人の動きを追ってどこに飛んだらいいのか予めわかっているのだった。(んー、これは笑うところ? 訳し間違いかも) 彼は少しだけラインを下げ、サイドのレジェスとディ・マリアと並び、彼のベンフィカの攻撃への影響力は大きくなった。後半は左サイドに行き、少し生産性が落ちた。カルロス・マルティンスの怪我によりカツラニスの横でプレーすることになった。
Maisfutebolの採点は:
1 Moreira 3
14 Maxi Pereira 4
4 Luisão 3
28 Miguel Vítor 3
23 David Luiz 3
20 Di María 3
8 Katsouranis 3
15 Ruben Amorim 3
6 Jose Antonio Reyes 3
10 Pablo Aimar 4
7 Cardozo 3

Suplentes
24 Carlos Martins 2
11 Balboa 2
21 Nuno Gomes 3

O Jogoも10点満点中7点で、パブロがMVPですね。
この勝利で、明日のポルト-スポルティング戦にプレッシャーを与えることが出来ます。どのような結果がベンフィカにとって好ましいのか、確かに難しいのですが。
今日怪我をしたルーベン・アモリムとカルロス・マルティンスはこれから検査の予定。
試合終了後、通路でキケ監督とレイソンエスのホセ・モタ監督が喧嘩をしたという記事がありますが、よくわかりません。

大きい写真を貼っておきます。写真からも何となく調子が良いことが伺われますね。





Golos: 1-0 Élvis (16 ' p.b.); 2-0, Nuno Gomes (66 '); 2-1, Rodrigo Hisses (75 ')

BENFICA: Moreira, Maxi Pereira, Luisão, Miguel Vítor, David Luiz, Katsouranis, Ruben Amorim (Carlos Martins, 37 '), Reyes (Nuno Gomes, 60), Di Maria (Balboa, 71 '), Aimar and Cardozo. Trainer: Quique Flowers.

LEIXÕES: Beto, Laranjeiro, Élvis, Nuno Silva, Angle, Bruno China (Chumbinho, 77 '), Robert Souza, Hugo Moral, Zé Manuel (Jean Sony, 60 '), Braga (Rodrigo Hisses, 39 ') and Brave Diogo. Trainer: Jose Mota.

Arbitrator: Lucílio Baptista (Setúbal)

Disciplines: Yellow cards - Miguel Vítor (36 '), Carlos Martins (37 '); Jean Sony (71 '), Chumbinho (84 ')

PREVIA [Liga 20] Benfica - Leixoes

2009年02月27日 17時33分30秒 | LIGA SAGRES 08-09
ああ、また記事消えちゃったし・・・。というわけで、最初から書くのも大変なのでごく短く。

今朝起きたら、アイマールはなんとか召集されていたのでほっとしました。木曜日の練習はメディカル部門の監視つきながら、制限なくこなせたそうです。
キケ監督の記者会見によると、「アイマールは大丈夫。強い衝突があったが、回復している。」とのこと。本当に大丈夫なんでしょうか?! (大丈夫じゃないことがほとんどだから、まだまだ心配です。)

O Jogoを読んだところ、昨日は相当みんなに心配されたみたいですね。パブロが痛みを訴えるとすぐに医師二人が駆けつけ、またキケ監督もみんなの練習を中止させて、わざわざパブロの様子を見に行ったそうです。大変心配そうな面持ちだったとか・・・。アイマールは一度立ち上がったものの、またすぐに座り込んでしまい、治療が開始され、そのあたりで報道陣の退出時間が来たようです。
んー、なんだったのかな。左膝といえば、2シーズン前捻挫が治らなくて本当に苦労したところなので、無理のないようにしてほしいものです。

召集リストは:
GK: Moreira e Quim;
Defesas: Luisão, Maxi Pereira, David Luiz, Jorge Ribeiro e Miguel Vítor;
Médios: Reyes, Katsouranis, Balboa, Aimar, Rúben Amorim, Urreta, Binya, Di María e Carlos Martins;
FW: Cardozo, Mantorras e Nuno Gomes.

イェブダが出場停止で、シドネイが戦術的理由で、スアソが怪我で、それぞれ召集外。
スアソは、キケ監督によると、以前から小さい怪我があり、それが悪化してしまったのだそう。どおりで、最近極度に調子が悪いと思ったら・・・全然知らなかったです。

明日の相手レイソンエスは今シーズン、ポルトとスポルティングを相手のホームで破っています。て、手強そうですね(泣)。非常に厳しい試合が予想されます。今節はポルト-スポルティングのカードも組まれているので、3チームの結果次第では優勝戦線の行方が大分決まってくるかもしれません。

予想スタメンにO Jogoなどはアイマールを入れていますが、mais futebolはヌーノ・ゴメスにしています。パブロの明日の調子(ポルトガルではもう今日ですね)次第かな。

Maisの予想スタメン:
BENFICA: Moreira; Maxi Pear tree, Luisão, Miguel Vítor, Jorge Ribeiro; Rúben Amorim, Katsouranis, Carlos Martins and Reyes; Nuno Gomes and Cardozo

運悪く用事が詰まっていてライブでは見れませんが、勝利あるのみです! 試合時間は27日21時より、RTP1の放送。

怪我のために練習を切り上げ

2009年02月26日 15時21分54秒 | LIGA SAGRES 08-09
はあ~、最近はSerbenfiquistaのパブロのスレッドが上に上がっていても、どきっとせずに見れるようになっていたのですが、今朝は何気なく読んだら怪我情報が・・・(涙)。水曜日の練習の終わり近くに怪我をして、練習を切り上げたとのことです。A BolaもRecordも、「アイマールはタッチされた。」とあるだけで、これはスペイン語でいうところのtocado、つまり怪我の意味だと思うので、詳しいことはわかりません。報道陣がいなくなってからの出来事なので詳細はわからないみたい。
今のところ(Ojogoがまだ更新されていないので)一番詳しく載っていたJornal de Noticiasによると、左膝の怪我。そのあと少しランニングはしたそうですが、医師の指示により練習を取りやめたみたいです。クラブのフィジカル・トレーナーは金曜日の試合には大丈夫と信じていると書いてありますが・・・アイマールの怪我で思ったより軽くて大丈夫だったなんてこと今まで一度もないから・・・。もちろんその最初のものであることを祈っていますが。右上の写真は、A Bolaに載っていた恐ろしく小さい写真を二倍に拡大したもの。確かに左膝っぽいなあ・・・。木曜日にまた様子を見るそうです。I hope it won't be serious...

今日もCLを見たけれど、アイマールの怪我情報なんかがあると、CLのことを書く気もなくなります(苦笑)。見たわけではありませんが、スポルティング-バイエルンが5-0だっというのには、おいおい~と愕然としました。しかもホームで。つまり今度はバイエルンのホームでスポルティングは10点取らないといけないわけですね。とここまで書いてきて、ベンフィカもギリシャで5点取られた試合があったことを思い出しました。(人のことは言えない・・・) でも、ベンフィカを基準にすると、ポルトよりスポルティングのほうが強いように思えたのですが、不思議です。Jornal de Noticiasは、ベンフィカ戦のときのスタメンから替えて、ロマニョーリをイレブンに入れたことが失敗の一因だったようなニュアンスです。

金曜日だったのね

2009年02月25日 17時14分47秒 | LIGA SAGRES 08-09
今日はCLの試合を見たんですけれど、ベンフィカ以外のチームの試合を見るのは本当に久しぶりでした。数ヶ月ぶりくらい。ポルトガル・リーグの他の試合は全然見ないし、GolTVもFSCも見れない今となってはリーガもセリエもプレミアもネットで見るしかなくて、でもネットではわざわざ見ないから。

今日のESPNのセレクトは(アメリカ国内では二試合の放送のみ)、Inter-Man.UnitedとLyon-Barcerona。チーム名からするとインテル-マンチェスターのほうが面白いかな?と思ったのですが、実際見てみたら全然リヨン-バルサのほうが面白かったです。リヨン、上手くて強かった・・・。ベンフィカが試合をしたら、5-0くらいで負けそう。一方インテルは、うーん、この内容でインテルの現地ファンは満足しているんでしょうかね? ベンフィカにも通じる、と言ったら語弊があるのかもしれませんが、スピードのなさ、正確性のなさ、創造性のなさが感じられました。(他所のチームのことだから別にいいんですけれどね。)

それにしてもCLの華やかな舞台を見ると、アイマールにもまたプレーしてほしいなあとどうしても思ってしまいます。でも、本人の希望はどうなのかな? なんか「すごく寒いんだよね。」みたいなことを以前言っていませんでしたっけ?(笑)。本心かどうかわかりませんが、バレンシア最後のシーズンにあれほど苦労してCL圏を取ったのに、あっさり移籍してしまったから、あんまりこだわりはないのかなあ、週に二回の試合は体に負担なのかなあ??と、少し失望を感じたりもしたものですが、本当のところは本人しかわかりませんね。

ベンフィカのニュースですが、カルロス・マルティンスが風邪で熱があったために練習をお休み。
Ojogoの情報によりますと、次節出場停止のイェブダの位置(ピボーテのところ)にルーベン・アモリムで練習をしていたとのことです。この選手もずっと右サイドで使われていますが、本来のポジションは中盤の真ん中らしく、ベンフィキスタたちはたびたび「どうしても真ん中で使わないんだ?」と騒いできました。キケ監督にようやくその声が届いたのでしょうか。とすると、右サイドはディ・マリアになるのかな。
フォワードは昨日も書いたとおりカルドーソの可能性。O Jogoがフォワードは誰がいいかオンラインでアンケートをしています。
結果は:
Cardozo | 46%
2人とも。Aimarがその後ろ。 | 45%
Suazo | 9%
ところで今日気づいたのですが、次節のレイソエス戦は金曜日なんですね! てっきり土曜日だと思っていました~。こちらの時間では午後1時からですが、平日のそんな真昼間って・・・その日は一日用事があるので、試合を見れません。金曜日に試合開催なんて変!と怒りたくなりますが、日本に帰れば土曜日朝方の時間帯になるのでいいのかも。(でも、日本に帰ったら朝方にネットなんか見るかなあ?! この4年間、楽々な時間帯の観戦に慣れてしまって、以前のような過酷な観戦環境には戻れそうもありません。)

アトリエ・・・

2009年02月24日 17時19分46秒 | LIGA SAGRES 08-09
今日から練習が再開されました。ルイ・コスタが選手たちを励ますためなのか、練習場を訪れたそうです。GKのモレットを除いて、誰も怪我人はいないようです。

スポルティング戦でミスの連続だったダビド・ルイスですが、バルボアやキム、レジェスなどとは違って、キケ監督はスタメンから外さないとの情報です。
また、試合終盤にゴールしてベンフィカでは最多に得点している選手となったカルドーソが次節スタメンの可能性大。アイマールがベンチ行きとなることもありうるとJornal de Noticiasは書いていますが、せっかく調子が上がってきたのに?!と半信半疑です。外されるべきなのはスアソじゃないかなあ。

今日Serbenfiquistaを読んでいたら、「アイマールは終わった選手。ベンフィカには必要ない。待つ必要もない。」と何度も投稿している人がいましたね~。うん、そうかもしれないけれど、そうでないかもしれない。まだわからないし、それをシーズン途中で主張して、何をしたいのか謎です。その上、その人は、「アイマールはダレッサンドロと全く一緒。南アメリカのサッカー選手でヨーロッパの厳しいリーグでは通用しない。」とも書いていたっけ。ええと、アイマールはもう何年ヨーロッパにいるのでしょうね? それに、ポルトガル・リーグとアルゼンチン・リーグ・・・少なくとも見ていて面白いのはアルゼンチン・リーグのほうなんですが。どっちかというとダレはポルトガル・リーグで活躍できそうだし(笑)。おっと、またファン掲示板のことを書いてしまいました。これを書いていた人のニックネームが英語に訳すとinsane何とかです。まったく私にはinsaneな意見に思えるので、スルーしなくては。

別の人は、「あんな前のほうでプレーしているアイマールは、窓のない暗闇にとざされた部屋で絵を描いているようなもの。芸術家には大きな窓が開かれたアトリエが必要だよ!」と書いていて、こちらは(素敵なイメージだなあ。)と感動しちゃいました。

試合の後半を見直しましたが、やっぱり最後の10分だけ楽しめるかな。ようやく窓が開けて、パブロが自由に呼吸ができるようになった、そんな感じ。ハーフ・ライン少し手前で、相手選手3人に囲まれながらドカーンと中央を突破する場面が好きです。いつものパブロらしい動きで、これができるなら大丈夫かも?と少し安心しました。

Take a risk, please!

2009年02月23日 16時22分21秒 | LIGA SAGRES 08-09
右の写真は昨日の試合のものではありませんが(ギマランエス戦かな?)、要するにこういう競り合いをアイマールは試合の間中やっているわけで。写真からもわかるとおり、ものすごい跳躍力により(笑)低い身長をカバーしてはいます。でも同時に、かなり無理があることも写真からわかりますよね(泣)。自分より二回りぐらい大きい相手に空中で押されたらひとたまりもないし、それでも必死で競るのでどういうわけかアイマールのほうがファウルを取られることも多いです。なのにやたらとアイマールの頭を狙ったボールが多いのはキケ監督の指示? 「お前の頭を狙ってボールを蹴らせるから、お前は死ぬ気でキープしろ。」とでも指示出しているんでしょうか・・・。 毎回並々ならぬ決意でジャンプしているパブロの努力と根性は見上げたものですが、どう考えてもそれって無駄な努力、才能の無駄遣いなんじゃ??

努力といえば、Recordによると、昨日のスポルティング戦で10キロ以上走ったベンフィカの選手は2人だけ。それはカツラニスとアイマールだったそうです。ちなみにスポルティングのほうも2人でロッケンバックとイズミロフ。うーん、フォワードとして入った選手がチームで一番走っているって・・・。

スポルティングの怒涛の攻めに遭っているベンフィカを見るのが辛いですが、一応試合のダイジェストのリンク:Sporting 3-2 Benfica
改めて見ても、左サイドの抜かれっぷりはすさまじいですね。いっそアイマールを左サイドに持ってきて、攻撃は最大の防御みたいにしても良かったのでは? セビージャの自慢の右サイドを完璧に止めていたこともあったんですから。でもキケ監督はそんなことまったく知らないのでしょうね。

優勝戦線からの脱落の危機に、ベンフィキスタたちの怒りは沸騰中。特に選手たちを上手く使えていないという声が大きいです。「トラップ(トラパットーニのこと)のときの選手とキケの選手たちでは比べ物にならない。でもトラップのチームのほうが今よりずっと良いサッカーをしていた。問題は、この7ヶ月間全く進歩が見られないこと。ベンフィカが首位から4ポイント差なのは我々が良くなったからではなく、ポルトが悪くなったからだけだ。」

最後に、キケ監督がタイプが似ていると自認するモウリーニョ監督のインタビュー:Mourinho predicts return to Chelseaを見たんですけれど、
「新しく来た監督には大きな言い訳がある。もっと時間が必要だというね。その言い訳に護られているんだ。それで、1年目は優勝しない、そして2年目も優勝しない、それから3年目も4年目も。I cannot live like this. I assume a risk. I go for a risk. I say that you can do it in the first season. 」
と言っていますよね。慎重なのが悪いとは言わないけれど、少しくらいはGo for a risk, please!とキケ監督にお願いしたいです。Serbenfiquistaに、「2020年まで僕らはここでキケに"アイマールをもうちょっとだけ後ろでプレーさせてくれ!"と頼み続けているんじゃないか?」と書いてあって、笑いました。

遅くなりましたが、A Bolaの採点:Moreira 6 - M.Pereira 5, Luisão 5, Sidnei 4, D.Luiz 4 -R.Amorim 6, (N.Gomes 2) Yebda 6 (Di Maria 2) , Katsouranis 5, Reyes 5- Aimar 5, Suazo 5 (Cardozo 5)
まあ、妥当かな。

[Liga 19] Sporting 3 - 2 Benfica

2009年02月22日 15時54分22秒 | Liga08-09プレビア&レポート
完敗。流れ的にまずそうだなあと嫌な予感はしていましたが・・・。アイマールの出た試合で、ここまでの惨敗は昨シーズンのバルサ戦以来、久しぶりにこのいやあな気持ちを味わいました。

パブロは特に悪くはなかったと思うのですが、中盤がすかすかで、守備がぼろぼろではお手上げです。前半はそれでも何とか均衡したゲームに持ち込んでいましたけれど、後半早々に勝ち越し点を入れられてから総崩れの様相でした。ルイソンも「これまでのような守備の安定性がなかった。この試合での守備面での責任を受け入れる。」と試合後のインタビューで話し、守備陣の責任を認めています。

まだ得点シーンのビデオしか上がっていませんが、とりあえずこちら。ベンフィカの左サイドの守備に注目です。



スポルティングの得点は全部ベンフィカの左サイドのダビド・ルイスから。確かに1点目のLiedsonのゴールは素晴らしいのですが、この得点にいたる一連の流れはダビド・ルイスの不用意なミスから始まったんですよね。キケ監督は、「誰だって悪い試合をすることはある。試合で致命的なミスをすることがあったとしてもそれがサッカーだ。私はダビド・ルイスを護りたいし、そうしなければならないと思う。」と記者会見で述べましたが、ベンフィキスタたちは「ダビド・ルイスはサッカーを始めてからずっとセンター・バックでプレーしてきた選手で、左サイド・バックじゃないんだよ! 本来のポジションでないところで使い続けるあんたの責任だあ!!」と怒り爆発です。

アイマールまでよっぽどダビド・ルイスの守備のいい加減さに呆れたのか、試合終了直前左サイドでエンドライン近くまで下がって、ダビド・ルイスの替わりに必死で守備をしていました。その一生懸命な姿にはとっても感動しましたが、フォワードとして入っている選手が左SBの替わりに守備をするって、どう考えてもおかしいでしょ!(怒)


本来のポジションでないところといえば、もちろんアイマールもそうなわけで、今日の試合でも、まるで柔道選手のような体格のスポルティングのディフェンス陣に投げられるは突き倒されるは・・・ぼこぼこでした。1試合に何回屈強なセンター・バックとヘディングでハイ・ボールを競わなければならないのでしょう?! パブロはものすごい闘志でジャンプするので、半分くらいは競り勝つことができますが、試合中パスよりもドリブルよりも何よりもこのジャンプばかりしているような・・・。試合前の練習でもジャンプだけ練習すれば充分じゃないの?と思うほどです。
興味深かったのは、試合最終盤にヌーノ・ゴメスが入り、前線にカルドーソとヌーノの2人の本物のフォワード、その後ろにアイマールとなった途端に、ベンフィカのバランスが良くなったこと。スポルティングも3-1でリードしていたので、気の緩みもあったのでしょうけれど、この最後の10分間だけベンフィカはまともなサッカーができていたように見えました。しかもこの時間帯にカルドーソのゴールまで生まれましたし! もう少し早くこのシステムに変更していれば、違った試合展開になったのかもしれませんね~。(たらればですが)

Maisfutebolではパブロに5点中3点をつけ、「前半の間中、敵のバランスを崩し、ボールを配給しようと試みた。あまりにも前の方でプレーしていたため、またチームメートの助けがなかったために、成功しなかった。努力をした、パスを出した、働いた。」という寸評。
Ojogoは、ポルト戦ではチーム最低の10点中4点を付けたのに、今回はチーム最高の6点。変ですよね~。寸評は、「アイマールはベンフィカの中で最もコンスタントな選手だった。精度の高いパスで相手を切り崩そうとしていたために、ロッケンバックは特別な注意を払わざるをえなかった。」

うん、きっとアイマールは家に帰ったら一歩も歩けないくらい疲労したと思いますね。最前線から自陣のエンドラインまで、シュートから守備まで全部やっていたもの。

得点経過を書いていませんが、こんな感じです。

得点差以上に試合内容には差があったような。レジェスのPKによる得点も、中盤からスアソに単純なロング・ボール、スアソがエリア内に走りこんだところを相手ディフェンスが思わず倒してしまったというものですから。
後半はカルドーソが44分にヘディングを決めるまで、一本もシュートがなかったんじゃないかな。一方スポルティングはがんがん攻めて、5点ぐらい入っていてもおかしくなかったです。確かにキケ監督が試合前に言っていたように、ポルトよりもスポルティングのほうが攻撃力は上ですね。(わかっていたのなら、早めに失点したときの対策などを考えておいてほしかったな!)

ヤッフーなどにあるパブロのこの試合の写真は変なのばかり。今日は髭が生えていたので、どうしてもね・・・。でもテレビで動いているところを見ると、顔自体は綺麗で(髭を見ないようにすれば)、決意のかたまりで、大変格好よかったです。

なるべく変でない写真を今日は載せてみよう。でも一枚目は・・・。







PREVIA [Liga 19] Sporting - Benfica

2009年02月21日 16時37分37秒 | Liga08-09プレビア&レポート

クラシコというのが終わったと思ったら、次はダービーというもので大変な盛り上がりようですが、例によって付いていけなくてテンションは少々低いです。やっぱりまだ馴染みがないからなあ。アイマールにとってダービーというのは、前半戦のスポルティング戦を別にすると、バレンシア-レバンテ戦以来? でもあれはダービーとは言えないかも。

金曜日はその大事なスポルティング戦の前の最後の練習でしたが、なんとセイシャルの近くで酷い交通事故があり、選手たちとキケ監督の車が事故による渋滞に巻き込まれて動けなくなったために、練習は1時間以上遅れて始まったそうです。でも、交通事故に巻き込まれなくて良かった! 最初ニュースを読んだときはちょっとぎょっとしました。一番遅れて練習場に到着したのはキケ監督で、迂回路を探しているうちに迷ってしまい、スペイン国境の近くまで行ったのだとか。監督の車にはナビは付いていないようですね。クラブのルールとして選手たちに昼食を奢ることになります。

召集メンバーのほうは:
GK: Moreira e Quim;
Defesas: Maxi, Miguel Vítor, Sidnei, Luisão e David Luiz;
Médios: Binya, Katsouranis, Yebda, Carlos Martins, Rúben Amorim, Di María, Urreta, Balboa, Aimar e Reyes;
FW: Nuno Gomes, Suazo e Cardozo.

ウレッタ、イェブダ、スアソ、バルボアが復帰。でも20人が召集されているので、2人は観客席行きです。

ポルト戦の前は、ポルト有利という雰囲気だったのですが、今回はどちらかというとベンフィカ有利?という雰囲気が感じられます。でも、思うに、あんまりそういう雰囲気は良くないんじゃないかなあ~。選手たちは意識的にはそんなことないのでしょうけれど、無意識にリラックスして試合に臨んでしまいそうで心配です。キケ監督は、「(ポルトに比べて)スポルティングの攻撃をしのぐほうが難しい。」と言っていますね。(こう書きながらも、ベンフィカ戦を除いて一度もスポルティングの試合を見たことがないので、今ひとつピンと来ません。)

スポルティングはホームでこれまで74回ベンフィカと戦って、30勝28敗16引き分け。ホームの割には少し勝率は悪い?

ベンフィカの予想スタメンは:
BENFICA: Moreira; Maxi Pereira, Luisão, Sidnei and David Luiz; Ruben Amorim, Yebda, Katsouranis and Reyes; Aimar and Suazo.

ポルト戦と同じイレブンで、予想はMais FutebolもOjogoも一致しています。でも、サプライズが好きなキケ監督のこと(同じイレブンを繰り返したのはこれまでに二度のみ)、意外な起用があるかもしれません。最近個人的にはスアソはあまり点が入る気がしないから、攻撃陣はディ・マリア、レジェス、アイマールでいいように思えてきました。

今日はスポルティングの予想スタメンも:
SPORTING: Tiago; Abel, Carriço, Polga and Caneira; Rochemback; Izmailov, João Moutinho and Vukcevic; Postiga and Liedson.

グリミという選手と、ロマニョーリがアルゼンチン人ですが、2人ともベンチの予想ですね。

A Bolaにはベンフィカはアウェイでの試合のほうが快適に感じている、という記事が出ていました。確かにそうですが、スポルティングのパウロ・ベント監督もそのへんは研究して手を打ってくるでしょう。それにしても、ホームで圧倒的に強くて、信じられないくらいアウェイで弱かったサラゴサとはえらい違いでびっくりです。ルスでは、サラゴサっぽく本物のFW2人+中盤アイマールにして、アウェイでは今のシステムのままにすれば、ベンフィカ最強じゃん!と思うのですが、なかなかそう簡単には行かないものなのでしょうか・・・。

試合は現地時間土曜日20時より。なぜかアメリカでは3時間遅れてのテレビ放送で、情報遮断するかネットでまず見るか悩みます。でもきっと3時間も我慢できそうにないから、ネットかな。

下の写真を見て気が付きましたけれど、レジェスは意外に背が低いんですね。がっしりしているので、もっと大きいのかと思っていました。そして、カルドーソはこんなに巨大だったんですね~。パブロとでは大人と子供ぐらいの違いがあります。明日はスアソのスタメンが予想されていますが・・・。そうそう、今日ポルトが勝ったので、ベンフィカは明日勝利が求められています。Vamos, Benfica and Pablo!


数日前の記事ですが・・・

2009年02月20日 17時18分46秒 | インタビュー(Entrevista)
ポルトガルで2月15日の記事なので、もうずいぶん前のことになりますが、アイマールがブエノスアイレスのラジオで話した内容がポルトガルの新聞サイトに載っていました。元のソースを探したんですけれど、どうしても見つからなくて。たぶんアルゼンチンでは記事になっていなくて(ため息)、ポルトガル人の記者が国内用にニュースを書いたのでないかと・・・。Aimar: «Estou feliz no Benfica»

パブロの言葉を読んで、とってもショックを受けちゃいました。ポルトガル語なのでちょっとわかりにくいですが、
'Passei por uma cirurgia e custou-me bastante voltar à competição, porque alterou-me até a forma de correr. Mas agora estou bem.
「手術を受けたから、試合に戻るのにかなり苦労した。なぜなら手術によって、走るフォームまで変わってしまったから。でも、今はいい調子だよ。」
がーん・・・。走るフォームまで変わったって、内視鏡による手術とはいえ、やっぱり多大な影響があるんですね(涙)。bastanteなんて言っているけれど、普通の人の言葉にすると、「ものすごく大変だった。」ということですよね(いつもなるべく控えめに言うんだもの)。うん、パスなどは大丈夫に見えるけれど、どうしてもドリブルが以前のようにすいすい敵を抜けないんです(泣)。でも走るフォームまで違うのでは、以前と同じにはもちろんできないでしょうし、またゼロからスタートするしかないんですね・・・。痛みが取れたなら手術をして良かったと思う反面、こんな言葉を聞くと、手術なんかしなければ良かったのにとついネガティブになってしまいます(激鬱)。

その他の言葉は、
「ベンフィカと、美しい国ポルトガルにいることができて幸せに感じている。ベンフィカで良い時を過ごし、何年もプレーを続けたい。まだ29歳だし。ベンフィカは素晴らしいチームで、ポルトに近い。クラブの目標はチャンピオンになることだ。」
今シーズンの残りは、今までみたいな無茶な無理をすることなく、コンディションを整える程度でいいかなという気がしてきました。バレンシアでもサラゴサでも心身ともに極限まで無理を重ねた挙句、クラブにもファンにも全然感謝されることなく、ぽいっと放り出されたんですから、これからはチームのために犠牲的に働くなんて絶対にやめてほしいものです。もっと自分の体のことを大切に考えなくちゃ。(とはいえ、またベンフィカでもチームのためなら何でもします、という感じなんですよね~。その性格はどうにかならないものか。)

ただいま!

2009年02月20日 01時45分06秒 | LIGA SAGRES 08-09
やっと帰って参りました~。最終日は快晴でしたが、その前三日間はほとんど吹雪でしたね(汗)。

というわけで、昨晩遅く帰ってきて、とりあえず録画してあった試合パソス・デ・フェレイラ(でいいのか?!)戦をざっと見ました。途中「引き分け??」とどきどきしましたが、何とか勝ててよかったです。でも、アイマールはあんまり良くなかったですよね? 見所と言ったら、いつものようにキケ監督に腕を掴まれながら指示を真剣な顔で聞いていたシーンぐらいかなあ・・・。あっ、1点目のカルドーソのゴールのアシストは一応パブロということになりますね。
3点を入れるなんてベンフィカにしては珍しいことですが、2点取られているのではあまり意味ないかも。

この試合の鍵だったのはディ・マリア。ディ・マリアが投入されてようやく試合が動きました。3点目のゴールも素晴らしいゴラッソです。でも、ゴール・パフォーマンスは大げさすぎなんじゃ?(アイマールの控えめすぎるゴール後のアクションに慣れているもので)

アイマールはもちろん「良くなかった」という評価なんですが、「でもそれはパブロのせいというより、監督のせいでは?」という声が多いですね。ポルト戦のようなアウェイだと、1topの後ろにパブロなので、中盤に近い本来のポジションでプレーできるのに対して、ルスでのホーム・ゲームの際には、2トップのうちの1人という起用方法です。後ろからのボールを敵のセンターバックと競う(しかもヘディングでとかで!)ことに90分の大半を過ごすことになり、「なんたる無駄! スキャンダルと言ってもいいのでは?」「他の選手がボールを扱っているのを、アイマールが遠くから見ているだけなのには、胸が痛むほどだよ。それは彼が一番得意なことなのに。」「こんな風にアイマールを失うなんて受け入れがたい。ルイソンがサイドで、レジェスがセンターバックで、カルドソが中盤でプレーするようなものじゃないか。」などの声が・・・。

アイマールは、いつもきちんとプレスをかけてベンフィカの最初の守備をこなしているし、ボールのないところでも良い動きをしているように見えます。だから、アイマールがいると、例え全然ボールに触っていなくても、チームは負けにくいのかもしれません。それがキケ監督の狙いなのでしょうね。でもそれってとっても消極的なアイマールの使い方で、パブロのファンとしてはフラストレーションがたまります(涙)。本人はあまり楽しそうではありませんが、真面目に指示通りにプレーしていますよね。カルドーソの1点目がようやく入ったときには、ものすごく喜んでいました。(気合が入りすぎていて怖かったかも)

誰かが「(アイマールの起用法については)もう絶望的。」と書いていたけれど、確かにそうですね~、私もだんだん諦めの気持ちが。見ていても全然面白くないです。とにかく勝てばいい、と割り切るしかないのかな。

各紙の採点を載せておきます。(Many thanks, Mr.JC!!)

A BOLA/10 MF/5 JOGO/10

MOREIRA 5 3 5
DAVID LUIZ 6 3 5
LUISÃO 6 3 6
SIDNEI 5 3 5
J.RIBEIRO 4 3 4
KATSOURANIS 5 3 5
CARLOS MTNS 4 3 4
R.AMORIM 6 4 6
REYES 6 3 5
AIMAR 6 3 5
CARDOZO 6 4 7
-
DI MARIA 8 (figura) 4 7
NUNO GOMES 5 3 3

Happy Valentine's Day!

2009年02月14日 16時16分35秒 | LIGA SAGRES 08-09
日本では少し主旨が違いますが、アメリカでは人々がLoveを伝え合う大変Sweetな日です。去年はミスタとの写真を載せたので(Valentine's Day)、今年もラブラブな写真を載せたいなあと手持ちの写真をチェック。実はそういう写真は山のようにありますが、アイマールのほうからI love you!なのは、サビオラに対してだけなんですね~。よっぽど好きなんだな(笑)。この写真だって、君一体何しているの?! 横に添えられたキャプションがまた笑えます。「練習中サビオラに甘えるアイマール」だって。

さて2月14日は、パブロにとって別の意味で記念するべき日ですね。8年前の2月14日は、パブロが初めてMestallaでValenciaの一員としてManchester戦を戦い、ヨーロッパ・デビューを果たした日です。それから8年・・・。
いつもfaithfulなパブロのファンのJoan Carlesさんが美しい文章をSerbenfiquistaに書いてくれていたので、訳しておきます。ちょっと悲しいんですが。
今度の土曜日で、私が初めてアイマールがプレーするのをライブで見てから8年になる。それからというもの、私は彼の才能を常に信じてきた。それから3年と少しの後、涙を流しながらメスタージャのピッチを去って行ったパブロの姿を私は決して忘れないだろう。短期間に起こった3度目の怪我で、彼はそれ以上プレーを続けられなかったのだ。それはまさに天賦の才能に恵まれた人が栄光に到達しようとした瞬間だったのに。この日から、最悪の敵でさえも望まないような彼の受難が始まった。恥骨炎は彼のサッカーにどれほどのダメージを与えたことだろう? それがなければパブロはどこまで到達できていたのだろう?
私はバレンシアの最初の頃のアイマールを知らないからまだいいけれど、8年前、またはそれ以上前からのパブロのファンにとっては、この5年間のパブロの苦闘は本当に見ているだけで辛いでしょうね。失われた時間は二度と戻らないのが一番辛いことです(涙)。でも、少なくとも、この間パブロは一度だって泣き言を言うこともなく、そのときどきでできる限り最高のプレーを見せてくれたから、この5年間が失われた時間だとは思いたくないな・・・。

なあんて、バレンタインズ・デイにちょっぴり回顧ムードに入ってしまいましたが、さきほど右の写真を見てあれっ?。ゴールを決めたこの前の前のギマランエス戦のときのものですが、アイマールは以前より少し上半身に筋肉がついていませんか?! もともとユニを脱いだ写真があまりないので比較は難しいのですけれど(笑)。サビオラとの写真から10年ぐらい経って、大人の男の人になったんだねえ~と感慨深いようなちょっぴり淋しいような・・・。このときは髭ありだったから、一層そう感じるのかも。それにしても、あんまり筋トレをすると敏捷性がなくなりそうな気もするので、気を付けてほしいものです。

ベンフィカのニュースは、ディ・マリアが21歳に。恒例どおりチーム・メート全員にケーキを配ったそうです。お誕生日を迎えた人が、周りの人にカップ・ケーキを配るのは欧米全般の習慣なんですね。
パソス戦では、ミゲル・ビトール、カルロス・マルティンス、カルドーソの出場の可能性が高いようです。

最後になりましたが、実は明日土曜日からスキーに出かけて、帰りが水曜日の夜遅くです。なので週末のパソス戦は見れません。とっても心配ですが、ベンフィカの皆は頑張ってくれるだろうと信じて・・・。とりあえずアイマールは怪我さえなければそれだけでOKです。

I will go skiing tomorrow and come back next Wednesday.
Happy winter break! Vamos Pablito and Benfica!

ガゼッタの投票

2009年02月13日 17時45分53秒 | LIGA SAGRES 08-09
Serbenfiquistaのアイマールのスレッドが上のほうにあったので、「なんで?」とクリック。怪我だったらどうしよう?とどきどきしたけれど、違ってホッ。La Gazzetta dello Sporto紙(あのイタリアのピンクの新聞です)の投票の話でした。前節のBest11を投票の結果決めようという企画で、各ポジションごとに候補の選手が何人か挙げられています。これにCBとしてルイソン、中盤真ん中の選手としてアイマールがエントリーされたんですね。Benfiquistaたちは、よし投票しようぜ!ということで、がんがんクリック。vota il Top 11 del weekend di calcio internazionale

その結果、パブロの票はこんなに伸びました(笑)。



中にはオートクリックだかなんだか、不法に投票した人もいるみたいで・・・それはちょっとはやりすぎ(汗)。ルイソンのほうもダントツでトップになっていますね。RISULTATIをクリックで結果は見れます。私は一度投票してしまったので、今も投票を受け付けているかどうかはわからないのですが・・・。投票の際困ったのは、全ポジションについて投票しなければいけないこと。試合見ていないのに、誰が良かったかなんて決められないです~。Fabio AurelioとSergio Garciaは躊躇なく選べたんですけれどね。

パブロの紹介文のところには、「何年もスペイン・リーグで人々を楽しませてきたパブリートは、F.C.ポルト戦で目立ち、その才能で試合を輝かせた。」とあるそうです。なぜかその文章を自力では見つけられなかったのですが、ポルトガルの新聞に書いてありました。

そんなに良かったかな?と試合を今日見直してみました。すると前半は45分を通して、かなりいいですね♪ シンプルで効果的なプレーぶり、その中にもはっとするような綺麗なパスがあって、アイマールらしい美しいサッカーが楽しめる45分です。でも、後半になると66分にはすでに手を膝についているし、やっぱりかなりばてている様子。そのせいなのかドリブルで上手く抜けないのが、見ていて大変もどかしいです。とはいえ、去年の今頃は「アイマールが二度とサッカーできなくなったらどうしよう?」と怯えていましたから、ガゼッタのベスト11の候補に選ばれるくらいまで回復してきたのは、信じられないくらい嬉しいことです。ここまで長かったし、これからも長いのでしょうけれど、とにかく一歩ずつがんば!ですね。

右の写真、載せたことありましたっけ?(最近写真が多いので、うろ覚え) 前の前の試合で初ゴールしたときのもの。ディ・マリアの右手がなんとなく気になります。パブロは微妙に聖書の中の人物みたいな雰囲気が・・・。

ベンフィカのニュースは、スアソが20何時間も飛行機を乗り継いで代表に行ったのですが、ホンジュラスは2-0でコスタリカに敗戦、スアソも無得点だったそうです。帰りも同じ時間飛行機に乗ってくるので、日曜日のパソス戦はカルドーソの先発が有力視されています。また、イェブダが今イエロー・カード4枚とリーチの状態のため、パソス戦はその次のスポルティング戦に備えて温存、カルロス・マルティンスがイェブダのところに入るのでは?という報道があります。
ベンフィカは、ポルト戦でリッサンドロ・ロペスがPKを取るためにシミュレーションをしたとして、リーグの規律委員会に罰を与えるよう要求しています。ちゃんと条項にPKのシミュレーションの罰について明記されているんですね。1試合の出場停止と罰金です。本当に適用されるかなあ?

フランス-アルゼンチン

2009年02月12日 16時14分33秒 | LIGA SAGRES 08-09
今日は代表戦の日でしたね~。特別見たいわけではなかったけれど、ちょうど家にいたので一応見てみました。ポルトガル・リーグのトリオ、ルーチョ、リッサンドロ、ディ・マリアは出番なし。この前の視察で、マラドーナにポルトガルのレベルが低いことがばれちゃったかなあ。万一アイマールが代表に選ばれることがあっても、試合に出してもらえることはなさそうな悪い予感が・・・。それなら、選ばれないほうがましかなあと思いつつも、本人は1分もプレーできなくても代表に選ばれることは嬉しいのでしょうね。とはいえ、アイマール自身が「今のコンディションでは選ばれないと思う。」とはっきり冷静に言ってました。考えるのはやめよう。

試合のほうは、見終わってからスポナビでマルカの翻訳記事を読んだら、「一方、フランスの攻撃陣は、前半を通じてほとんどチャンスを作り出せなかった。」とか「リベリーは、DFエインセとのマッチアップでは翻弄(ほんろう)したものの、チーム全体としての攻撃は機能しなかった。」とか書いてあったので、仰天しました。前半のフランス、とっても良いように見えたけれど? メッシよりリベリーのほうが前半は目立っているぐらいに思えたけれど? 惜しい得点のチャンスもあったような・・・。本当にサッカーって見る人によって評価が変わるので、そのたびにびっくりしてしまいます。

その前半も見ているときから、「そうは言っても、きっとメッシが点を入れてアルゼンチンが勝つんだろうなあ。」とは思っていました。結局0-2でアルゼンチンが勝利。メッシはすごいなあ。2点目のカウンターからのメッシの得点、ちょっぴりこの前のポルト戦のディ・マリアが失敗したプレーとパターンが似ていました。「君はメッシじゃないんだから、やめてね。それにメッシでさえ、途中テベスを挟んでいるじゃん。」と諭したいけれど、ディ・マリアは、「ようし、今度は俺がメッシに負けないゴールを決めてやる!」とか思っていそうです。
それにしてもメッシはすごいけれど、他の攻撃の選手たちはプレーしていてつまらなくないのかな? 縁の下の力持ちっぽい役割を地味にこなしていたように見えたから。メッシのためのその他の10人みたい。でも、マラドーナのチームもそんな感じだったのかもしれませんね。
前半さっぱりだったチームが後半に良くなっていたり、交代で入れたテベスが直後に2点目に絡んだり、マラドーナ監督結構やるじゃん、と思ってしまった。

ベンフィカのほうは特にニュースもありません。練習は普通に行われたようです。
シドネイが、「ポルト戦では僕たちは素晴らしい仕事をした。後はただこれを安定して続けるだけ。」と言っています。そうなんですよねえ、ビッグ・ゲームで良い結果を出した後というのは、気が緩むのか、残念な試合をしてしまうことが多いように思います。バレンシアでもサラゴサでも、苦い思い出が。今回はポルトに勝ったわけではないから、浮かれ気分はあまりないでしょうか。そうだといいな。シドネイはまた、自分たちの目標は優勝だとはっきり言っています。

この前の前のカップ戦の写真・・・。

いつもと違って、アイマールのほうがキケ監督に何か話をしに行っているような印象を受けました。


自分が受けたファウルの後のシーン。


ファウルをアピールするパブロのよく見慣れたポーズ。



パコの手腕

2009年02月11日 15時37分29秒 | LIGA SAGRES 08-09
キケ監督が、スペインの有名な記者のインタビューに答えて、「クラブの必要性が私の意志と一致するのなら、どのシーズンの中のどんなときでも」スペインに戻る用意があると発言したため、リスボンでは大きく取り上げられています。契約があるのに、シーズン途中で他のクラブに行く用意がある、なんてちょっと無責任じゃ?と一瞬思いましたが、ベンフィカのファンだってすぐに「首だ!」と騒ぐからおあいこかもしれません。

火曜日は夕方からの練習でした。代表組みの8人が不在。代表戦がいつなのか真剣に知らなかったのですが、今週の水曜日だったんですね。ここでまた試合があるとかなりハード・スケジュールになってしまうので、アイマールは呼ばれなくてよかったのかも・・・と無理やり思い込むことにします。(でも、ポルト-ベンフィカ戦での4人のアルゼンチン人選手たちのプレーぶりを見ると、パブロだけ代表でないなんて、どう考えても変です。)

ところで、そのクラシコに備えてポルトが全選手を温存したのに対して、ベンフィカは水曜日のカップ戦にレギュラー陣をプレーさせ、中三日で試合に臨みましたよね? ベンフィカの選手たちの疲労が危惧されましたが、蓋を開けてみたら、ベンフィカの選手たちは90分間ポルトの選手たちと全く遜色なくプレーすることができました。(アイマールは後半の途中から疲れていたような気がするけれど) Recordによると、ベンフィカの選手たちの走った距離は、ポルトの選手たちよりも6キロ多いそうです。(選手たちの総走破距離なのかな?) 10キロ以上走った選手はイェブダとルーベン・アモリム。バレンシアのときのパブロは平均12キロ走っていたから、今回のほうが走った距離は少ないということになりますが、それでも試合中最後までよく走っていたと思います。試合前にアイマールが「週に2回試合をするためのトレーニングをしている。」と言っていましたが、本当のようですね。またキケ監督も試合前、「最高のフィジカル・トレーナーがいるので、心配していない。」と話していましたっけ。Serbenfiquistaではフィジカル・トレーナーのパコを賞賛する声が続々と。一方で、パブロが「こういう試合では疲労とかあまり関係ない。勝ちたいという意思の強さがすべて。」と言っていたのも、なるほどぉと思い出されます。

下の写真は、ピッチが悪くて出場しなかった試合のもの。対戦相手はどこでしたっけ? ほんっとにポルトガルのチームの名前は覚えにくくて苦手です。アイマールはバルボアとレジェスの間ですね。ベンチのメンバーを見るとスペインにいるみたい。この手を組み合わせるポーズが子供の頃の写真を思い出させて可愛いです(笑)。


belo Aimar

2009年02月10日 15時35分45秒 | LIGA SAGRES 08-09
Youtubeにダイジェストが。このブログ内で見るより、ダブル・クリックしていただいてYoutubeのページに飛び、「HDで表示」を選択したほうが、驚くほど鮮明で大きな画面で見れます。



こちらのYoutube動画も同じく:FC Porto 1-1 Benfica (Liga Sagres 2008-2009) 08.02.2009 上のダイジェストとほとんど同じですけれど、最後にアイマールがリッサンドロ・ロペスとユニ交換している映像が入っています。

昨日、O Jogoの採点がチーム最低点の4でびっくり!と書きましたが、今日A Bolaの採点を見たら、アイマールはチーム最高の8点となっています。もう笑うしかないですね~。A Bolaの寸評が素敵なので訳しておきます。
MVP Aimar
素晴らしいアイマールの美しいスケッチ 8
Belo esboço do belo Aimar 8

結局のところ、ベンフィカには10番がいた、それも才能豊かな。
ポルトは彼にスペースを与え、アルゼンチン人はそれを優雅に利用した。彼は中盤に入ったボールを利用してチャンスを生み出す術を知っていた。明らかに、これまでの中で最も安定したパブロ・アイマールのパフォーマンスで、結局のところ、彼の背番号は芸術家の10番であることを示して見せたのだった。レジェスと(18分と38分)ディ・マリアに(69分)美しいゴール・チャンスを与えた。もしもフィジカルの問題が再発しなければ、ベンフィカはまさに重要な背番号10を手に入れたことになる。昨日ドラゴンで、アルゼンチン人は自分のできることをとても良く描いてみせた。
アイマールを見慣れていると、決してスペシャルに良いプレーぶりというほどではなかったのですが・・・。ただ、どんな記者もパブロの良いプレーを描写しようとすると、詩的になってしまうんですよね。
昨日ちょっと思ったのは、パブロはスタジアムが満員のテンションの高いビッグ・ゲームのほうが、より気合が入って、良いプレーができるなということ。困ったことにポルトガルではそういう試合は非常に少ないんですけれど。

A Bolaのその他の選手の採点は、MOREIRA 8. M.PEREIRA 7,LUISÃO 7,SIDNEI 7,D-LUIZ 7, KATSOURANIS 5, YEBDÁ 6, R.AMORÍM 7, REYES 6, AIMAR 8, SUAZO 5 (DI MARIA 2) N.Gomes y C.Martins (s.c.)
ディ・マリアの2というのがすごいです。

昨日のPKのジャッジですが、Correio de Manhaによると審判は間違いを認めたのだとか。ええっ?! まあ、イェブダも「ハーフ・タイムに審判にあれはペナルティじゃないから映像を見てみて、と言ったんだ。試合終了後に審判は僕に、本当だ、あれはPKじゃなかった、と言ってくれたよ。」と話しています。おいおい~、としか言えない・・・。

試合はチェルシーのデコとボジングワが観戦したほか、インテル、ミラン、チェルシー、マンチェスターU、ローマ、バイエルンのスカウトが来ていたそうです。やはりポルトガル・リーグは若手を売るリーグなんですね。しかし、ディ・マリアはあんなプレーをして買ってくれるチームはあるのでしょうか。他にカツラニス、ルイソン、マキシ・ペレイラなどがスカウトの目に留まったことでしょう。

最後にキャプチャー写真を少しだけ。(その前の試合の写真もまだ載せていなかったっけ)

例の頭を蹴られた後のシーン。


髪の毛がものすごく柔らかそうでびっくり(笑)。


Beautiful!