尾形修一の紫陽花(あじさい)通信

教員免許更新制に反対して2011年3月、都立高教員を退職。教育や政治、映画や本を中心に思うことを発信していきます。

薩埵峠と日本平ー富士を見に①

2019年12月09日 22時53分01秒 |  〃 (温泉以外の旅行)
 12月7日(土)は寒くて震えるような雨が降っていた。8、9は晴れると予報ではなっていたけど、本当だろうか。その両日で旅行する予定なのだ。そうしたらやっぱり8日(日曜日)は素晴らしく晴れ渡った日となった。風もなくて、旅行日和。それも富士山を見に行くというんだから、前日が雨で、かえってキレイになったぐらい。その日は「三保の松原」に泊まって、翌日に日本平薩埵峠に行き由比で食べて帰ってきた。1日目から順番に書くべきだけど、時間の問題もあるので2回に分けて2日目から。
  
 タイトルにもした「薩埵峠」だけど、知らない人は全然読めないだろう。読みは「さった峠」である。山の名前らしいが、元はサンスクリット語で「有情」「衆生」と訳される。または「菩提薩埵」の略とも出てるけど、なんだかよく判らない。ここは昔から「東海道の難所」として有名で、歌川広重「東海道五十三次」の「由比宿」にも描かれた場所で、前から一度来たかった。交通の難所だったため、峠が切り開かれたという。まあ93mほどだが。今は下に東名道、国道1号が通り車が行き交っている。
 
 上の画像最初が広重の浮世絵で、2枚目はスマホで撮影したパノラマ撮影。薩埵峠は行き方が難しい。東海道の由比宿興津宿の間にある峠だが、駅から歩くと判りにくい。車だと興津方面からしか行けなくて、その道は静岡市のホームページに出ている。(事前に調べて置かないと無理。)駐車場に止めて数分歩くと展望台がある。最初の写真の説明板が映っている場所が展望台。途中はミカン畑で「取ると窃盗罪になる」と警告が出ている。帰りは元の道へ戻れと駐車場の係員(?)に指定された。
 
 薩埵峠へ行く前に「日本平」に寄った。実は9日は朝方は富士山に雲が掛かっていた。峠に行く頃に、ようやく雲が晴れたのである。だから朝行った日本平は富士山が中腹以上は見えない。それを承知で行ったのは「日本平夢テラス」へ行きたかったからだ。2018年11月3日に開設された隈研吾設計の施設である。24時間開いている無料施設で、本当は隣に立っているテレビ電波塔がメインらしい。昼間はお店もやっていて、素晴らしい風景を満喫できる。
 
 実際に最初の写真にあるように、富士山は見えなかった。本当は下の説明板にあるような感じで見えるはずなんだけど。ただし、富士山だけでなく、ぐるりと360度展望できて静岡市街、あるいは三保の松原も遠望できる。遠くには南アルプスまでちょっと見える。2階に展望喫茶室があって、煎茶とタルトを頂いている時に少し頂上が晴れてきた。それが2枚目の写真。やっぱり頂上が見えると見えないのは大違い。日本平は昔来て、ロープウェイで久能山東照宮へ行ったけど、全然覚えてない。絶景度抜群の「日本平夢テラス」でお茶するのは、首都圏のカップル・家族連れに今一番オススメのコースだな。クリスマスや正月は大混雑だろうが。
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