尾形修一の紫陽花(あじさい)通信

教員免許更新制に反対して2011年3月、都立高教員を退職。教育や政治、映画や本を中心に思うことを発信していきます。

やっぱりステキな函館の夜景-函館旅行①

2015年10月10日 23時55分48秒 |  〃 (温泉以外の旅行)
 10月4日から7日にかけて、北海道の旅行券を利用して超格安の函館旅行に行ってきた。その時の記録を数回にわたって書いておきたい。北海道は10年以上行ってないけど、1990年代には毎年のように行っていた時期がある。夏休みを利用した山や秘湯の旅なので、かなり長い。全部で10回以上は行っているので、住んでた地域は除いて、一番宿泊した都道府県かもしれない。だけど、車で山奥に行っちゃうことが多くて、街は案外行ってない。そんなに行ってるのに、未だ札幌時計台を見てない。

 函館は、1988年に少し行っている。この年は大雪山の黒岳からトムラウシを縦走するテント泊5日の山行の後で、洞爺湖温泉と湯の川温泉(函館)に泊って帰った。この時は疲れすぎていて、旅館から函館夜景見学バスが出ていたけどパスしてしまった。その後、下北半島の大間からフェリーで函館に行った年もあるけど、その時は函館を通過して大沼に2泊した。だから、函館の街とその周辺は、一度はきちんと行きたいところとしてずっとリストアップしてあった。

 羽田出発は13時40分で、到着は15時。やはり安いツァ-だけのことはある。シャトルバスの終点の函館グランドホテルに着くのは、もう夕方である。食事は付いていないので、外へ行かないといけない。では、地図を見ながら坂道を上り下り、ホテルは元町地区に近いので、教会のライトアップが見えてくる。その前に、東本願寺の大伽藍があるが、こっちはライトアップしていない。まずはカトリック元町教会。異国風のステキなムードがあって、坂の下には港を望む夜景が見える。やはり函館。
 
 少し行くと、函館ハリストス正教会。ロシア風の様式で、ニコライ堂を思わせるが、裏へ回るとニコライさんの聖像も置かれている。上を見上げると、函館山の頂上が見える。ライトアップはまだ続くのだが、結構寒くて、おなかも空いてきたので、ここらで引き上げて五島軒に食べに行った。
  
 食事の話は別に書くことにして、町を歩くと、十字街に面白い建物がある。「函館市地域交流まちづくりセンター」とあるけど、これは何だと思うと、昔の呉服屋なんだと言う。函館のパンフがいっぱい置いてあるので、寄り道する価値がある。まるで銀座4丁目の和光みたいな建物が残っているのがすごい。ホテルへの帰り道は勘違いして逆方向に行ってしまい、金森レンガ倉庫の夜景を見に行った。夜の町を市電が走る。路面電車が走っている町はいいなあと思わせる風情がある。
  
 さて、次の日は市電一日乗車券を買って市内観光。その話も別に書くことにして、夕方から函館山ロープウェイに乗って夜景見学へ。夜になると混んで場所も取れないという話なので、少し早く行ったのである。ちょうど中国の国慶節の休日にあたり、全国で中国人観光客が多いという話はニュースでいっぱいやっていた。でも函館まで来るのかなあと思っていたら、函館山の半分は中国人だった。朝市も中国人でいっぱいなので、いやあ、すごいもんだと思った。早く行ったのはいいけど、やっぱり寒くなってお土産売り場などで時間をつぶしていたら、もはや中国人団体客で身動き取れない感じだった。そこでロープウェイ頂上駅の左側に陣取ることにした。そこは明るいうちはロープがジャマなんだけど、まあ全景を見渡せる。最初はまだ明るいうちの写真から。
   
 この頃は大体5時半ころ。東京より早く暗くなるだろうからと、この頃から見ていた。確かに両側に海が広がる情景の素晴らしさ。眼下には教会のライトアップ、遠くには五稜郭タワーが見える。上の4枚目の写真には、ロープウェイがまだ全部見えている。5時半を過ぎると、少し暗くなってくる。最後は6時頃で、もう大体暗いと言っていい。でも、まだ普通の民家が暗い時間帯だけど、帰りのロープウェイも混みそうだし、寒くなってきたからもういいかなあと降りてしまった。大したカメラではないから、あまりきれいな写真ではないけど、ほんの30分くらいであっという間に暗くなる感じは判ってもらえるかと思う。確かに見応えがある夜景で、一度は見に行くべき日本の名所なのかなと思った。
    
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