黒田二十四騎・野村太郎兵衛祐勝

2008-01-07 18:09:34 | Weblog
黒田家臣傅中巻の筆頭は野村太郎兵衛である。豪傑母里太兵衛の弟で勇猛果敢さは兄譲りであった。幼時より黒田家に仕え播州所々の小攻合に度々手柄を立てる。天正14年豊前国築城郡宇留津城攻めに功名す。日向耳川の島津軍との戦にて其の働き群に超たり。また中津城にて城井中務少輔(宇都宮鎮房)が推参せし時、長政太郎兵衛に命じてこれを切り伏せさせた。文禄元年朝鮮征伐にても高名をあげる。豊前国中津では三千石を賜る。慶長2年中津城下にて病没。行年38歳という無念の若さであった。しかし其の嫡男市右衛門は朝鮮征伐、九州石垣原の合戦等に父にも劣らぬ高名をあげ剛者として名を残した。

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