さくらそう(日本桜草)の品種を集めて趣味的に栽培する人は、5号鉢か6号鉢に4芽か5芽植えることが多いようです。
この鉢の大きさはかなり古く(江戸時代後期?)から桜草栽培において標準的に用いられていたようですが、植え付ける芽の数は、時代が下るにつれて増えてきて、4とか5という数が主流になったのは昭和初期頃ともいわれています。
植えられる芽の数が増えてきたのは、用土や肥料の進歩と関係があるのかもしれません。
(2011年12月29日追記)
5号鉢に2芽とか3芽植えるという栽培法を私は直接見聞きしたことが無く、現代ではそうした数を植え付けている栽培者はほとんどいないものと思われます。
そこで、4芽植え栽培とする人が多数を占めるようになったと思われる、昭和初期頃に「主流になった」と記しました。
5号鉢に4芽植えという栽培が始まったのは、明治あるいは大正の頃と現時点では考えられているようです。
今までにもそうした例があるように今後も、桜草の栽培の歴史、あるいはサクラソウと人との関わりの歴史については、新たな資料の発見と研究の進展によって、現時点での解釈とは違ってくることもあると思います。
(追記部分ここまで)
この鉢の大きさですが、さくらそうを育ててみると、深さがちょうど良く感じられ、芽の数を増やして7号以上の大きな鉢に植えても、用土あるいはゴロ土(鉢底石)が無駄に多く必要になってしまうように思います。
逆にいえば、そういった用途には浅い型の鉢を使えば良いということになります。
芽の数は、もちろん個人の好みの違いもありますが、多過ぎず少な過ぎず絶妙な数であるように私は思います。
さすがに仮に昭和初期からとしても80年くらいの間、多くの栽培者が踏襲してきた様式だけのことはある、という感じがします。
小輪で芽が小さめの品種は一つ二つ芽数を増やしても、と思わなくもないのですが、そのあたりは好みに応じて調節すれば良いことかなと思います。
私は前回の植え付け時に品種数が増えたため、5号鉢の数を減らしました。
しかし、5号くらいの鉢に4芽ほど植えて、うまく栽培できたものは、見映えが良いものです。
せめて特に自分が好きな品種だけでも5号鉢に植え、その鉢も何年かかけて少しずつ駄温鉢から桜草鉢に変えていこうかなと考えているところです。
この鉢の大きさはかなり古く(江戸時代後期?)から桜草栽培において標準的に用いられていたようですが、植え付ける芽の数は、時代が下るにつれて増えてきて、4とか5という数が主流になったのは昭和初期頃ともいわれています。
植えられる芽の数が増えてきたのは、用土や肥料の進歩と関係があるのかもしれません。
(2011年12月29日追記)
5号鉢に2芽とか3芽植えるという栽培法を私は直接見聞きしたことが無く、現代ではそうした数を植え付けている栽培者はほとんどいないものと思われます。
そこで、4芽植え栽培とする人が多数を占めるようになったと思われる、昭和初期頃に「主流になった」と記しました。
5号鉢に4芽植えという栽培が始まったのは、明治あるいは大正の頃と現時点では考えられているようです。
今までにもそうした例があるように今後も、桜草の栽培の歴史、あるいはサクラソウと人との関わりの歴史については、新たな資料の発見と研究の進展によって、現時点での解釈とは違ってくることもあると思います。
(追記部分ここまで)
この鉢の大きさですが、さくらそうを育ててみると、深さがちょうど良く感じられ、芽の数を増やして7号以上の大きな鉢に植えても、用土あるいはゴロ土(鉢底石)が無駄に多く必要になってしまうように思います。
逆にいえば、そういった用途には浅い型の鉢を使えば良いということになります。
芽の数は、もちろん個人の好みの違いもありますが、多過ぎず少な過ぎず絶妙な数であるように私は思います。
さすがに仮に昭和初期からとしても80年くらいの間、多くの栽培者が踏襲してきた様式だけのことはある、という感じがします。
小輪で芽が小さめの品種は一つ二つ芽数を増やしても、と思わなくもないのですが、そのあたりは好みに応じて調節すれば良いことかなと思います。
私は前回の植え付け時に品種数が増えたため、5号鉢の数を減らしました。
しかし、5号くらいの鉢に4芽ほど植えて、うまく栽培できたものは、見映えが良いものです。
せめて特に自分が好きな品種だけでも5号鉢に植え、その鉢も何年かかけて少しずつ駄温鉢から桜草鉢に変えていこうかなと考えているところです。
私がこの記事中に記した芽数については、平成21年度浪華さくらそう会誌に掲載の竹岡泰道氏による'桜草栽培の歴史「第四期」(上)'を参考にさせて頂きました。
私が持ち合わせている資料は少ないので、私が記すべきではないテーマと思いつつ、インターネット上で得られる情報が少ない分野でもあることから、時々ここに記してしまっています。