草花好きのひとりごと

植物の栽培記録や鉄道・路線バスなどの趣味について記しています。

鉢植えさくらそう-2018年夏

2018-08-09 | さくらそう
一昨日、昨日と最高気温が30度を下回っていたのですが、今年は暑い日が続いています。
さくらそう(日本桜草)の葉は、ほぼ全て枯れている時期ですが、過去の経験では、地中の根や根茎の状態にも猛暑の影響が現れてしまうような印象があります。

鉢をいくらかでも涼しそうな場所に移す、遮光ネットや簾などで日除けをする、他の鉢の陰になるようにするなど、暑さへの対処法は無いわけでもありませんが、その影響を完全に除くということはできません。
結局のところ、労力、コストなども考慮して、自分に無理なくできる範囲で有効と考えられる対応策をとることになります。

少し話題が変わりますが、さくらそう、という園芸植物は、江戸時代から栽培と実生による育種が続けられてきたと考えられています。
人々の嗜好の変化や社会情勢による影響を受けつつも、有名無名を問わず数多くの愛好者の努力によって品種が受け継がれ、現在も古くから存在するとされる花を見ることができます。

時代によって好まれる花は変わってきますし、性質が弱く栽培が難しいものもあり、常に新品種も作出されていますので、全てをというわけでも無いとは思いますが、現存する品種を少しでも多く次の時代、世代に引き継いていければ良いものだと、さくらそうに魅せられた人間の一人として思うのですが、限界近くまで栽培数を増やしても百鉢程度の私の力などはごくごく微力なものに過ぎません。

そもそも、次の時代にというか同じ時代でもそうなのですが、栽培者の数を直接的に増やす方法というのは無いと思います。
何かできることがあるとすれば、画像や映像なども含めて開花した鉢を多くの人目に触れるようにして、その魅力を感じて栽培してくれる人が一人でも多く現れるのを待つ、といったことでしょう。

このことも先に記した暑さへの対策と同様に、自分にできる範囲のことを着実に続けていく、ということに尽きるのだろうかと考えています。
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