草花好きのひとりごと

植物の栽培記録や鉄道・路線バスなどの趣味について記しています。

さくらそうの花と画像について

2010-11-19 | ひとりごと
さくらそう(日本桜草)の品種の中には、花が見分けがつかないほどよく似ている品種があったり、同じ品種名でも花の色や形が違うものがある場合があったりします。
そして私が以前に苗を購入して今も育てている品種には、品種名(名札)が違っているのではないかと思われるものがいくつかあります。

上記の事については、何度もこのブログに記してきました。

さくらそうの品種の一部に存在する、異名同品ではないかと言われるものは、同じかもしれないものを複数入手してしまう原因になりかねないので、なんとかならないものかなと思います。
しかし、よくよく考えてみれば、なんとかなるものならば既に解決されている筈ですから、それらが全く同じものと断定することは容易ではない、あるいは不可能ということなのでしょう。

いまさら私などが言うまでもなく、花の大きさや形、咲き方、色などは、年によって変わる場合が多いです。
これは、前年の栽培が上手くいったかどうかという事や、開花時期あるいはそれ以前の日照や気温などが要因となっているようです。
また、色や咲き方が咲き始めから時が経つにつれて少しずつ変化していくものもあります。

これらの事も、異名同品なのかどうかの判断を難しくしている原因の一つだと思いますし、自分で栽培している品種の品種名が合っているのかどうか、ということについても同じ事が言えます。

品種名が間違いと断定できなくとも怪しいかなと思えるものは外に出さない(苗を他人に譲渡しない)でおけば、大きな問題は生じないと思います。
ところが私のようにWebサイトやブログに画像を掲載している場合、その内容に誤りがあれば、品種名の間違った苗を配布しているのと似たような事になってしまいます。


Web上の画像については、以下のような問題も存在します。

デジタルカメラやパソコンの性能の限界や、使用製品の違いなど閲覧者それぞれの環境の違いにより、正確な色の違いや濃淡などをインターネットを通じて伝える事は現状では不可能だと思われます。
私はあまり詳しい知識が無いので正確な説明はできませんが・・・

デジタルカメラで撮影した画像では再現できない色がある。

パソコンのモニター(ディスプレイ)の性能や設定によって、表示できない色がある。

部屋の照明や太陽光による影響を受けて色が変わって見える。

などの問題があると考えられます。


それ以外にも、栽培の出来不出来による花の違いとか、時間の経過に伴う花容の変化といったものは画像で表現するのが難しい事柄です。
もちろん、紅色か白かといったような色の違いや花弁の形は分かりますが、花がよく似た複数の品種の違いを見分けたり、自分の栽培している類似品種が存在する品種の品種名が合っているかどうかの判断に使えるようなものではない、と私は考えています。

とは言っても、画像を公開してしまった以上は品種名確認の材料に用いられてしまう恐れはある訳です。
それに対しては上記のような注意書きを、画像の近くに記載するのも一つの方法ですが、長い文章となり、その事を承知している人にしてみれば目障りというか、邪魔に感じられるものだと思われます。

花を見て綺麗だと思うこととか、自分で一年間栽培した結果花が咲いて嬉しいとか、私が考えるさくらそう栽培の本質とは違った問題に頭を悩ませるのは辛いことですが、サイトやブログを始めてしまった以上は避けて通る事はできないのでしょう。
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