飛行機さつえい奮闘記
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2012年08月04日(土) JJP111便 成田→新千歳 08:20→10:00
A320-200 JA03JJ 座席:3A 成田SPOT:103 新千歳SPOT:0 高度:35000ft 速度:820km/h

7月4日より国内就航した、ジェットスター・ジャパンに乗って来ました!
搭乗したのは8月4日、行き先は新千歳空港。翌日の8月5日は千歳基地航空祭があり、それを見学する為です。

スケジュールは意外と早く決まり、予約したのは5月29日。往復ともジェットスターを使用したのですが、LCCとはいえどハイシーズンの新千歳便はとても高いです。
往復で27480円でした。JALやANAなどの大手航空会社であればこの料金を支払えば完結しますが、LCCは一筋縄では行きません。
まず座席指定料。これは基本的に1席250円かかります。より広い席(非常席横の席)は850円、前から5列目までの席は400円掛かりました。
また、機内に入らない荷物を預けるにも有料。事前に予約をしていれば1個1000円、当日預ける場合は2000円かかるそうです。
私はリュックにすべて詰め込んで預け荷物手数料を浮かせましたw
普段クレジットカードで決済をしている私ですが、今回もクレジットカードで支払いを行いました。こちらも決済手数料がかかりましたw
1便につき200円、往復でしたので400円でした。

ここからは私のミスなのですが、新千歳-成田の最終便が成田空港の門限の関係で欠航が相次ぎ、出発時間が20分早くなった報道を受け、自分の予約を確認してみました。
するとGK111便はきちんと予約されているのですが、復路のGK118便が何故か昼出発のGK112便に…。これだと航空祭がまったく見れない…。
どうも予約する際に普段使っているブラウザのGoogleChromeではクレジットカードの入力ができず、慌ててしまい、IEで再度トライしたものの、まともに確認せずに予約してしまったことが原因のようです。
私が予約したのはStarterプランであった為、変更手数料の3100円と運賃差額の4000円を支払い、GK118便に変更できました。
ジェットスターでは便の変更や日付の変更が可能なStarter Plusプランや、Starter MAXプランも用意されていますので、変更の可能性がある方は事前にこちらで予約したほうが懸命です。

まとめますと
基本運賃(往復):27480円
便変更手数料:7100円
座席指定料:往路400円(3列目) 復路250円
決済手数料(往復):400円

合計:35630円

先得や旅割でも片道2万円オーバーとなるハイシーズンの札幌便としては確かに安いほうでした。自分のミスとはいえ、便変更手数料が痛すぎます。
これがなければ28000円ほどに抑えられたのですが…^^;


前置きがかなり長くなりましたが、どうもジェットスターではウェブチェックインが使用可能で、これをすればカウンターで搭乗手続きをすることなく、ダイレクトで保安検査場まで行けるそう。出発30分前までに搭乗口についていればいいそうです。
自宅のプリンターで印刷したとても簡素な搭乗券…。こんなので本当にセキュリティチェックを通過できるのか…?と不安になってしまいます。


出発当日、バイクで成田空港に乗り入れた私はカウンターを通らずダイレクトで保安検査場に来ました。例の印刷した搭乗券を見せると保安員の方が怪訝な顔をして、他の保安員に聞きにいったりしていました。
しかし特に問題なく保安検査場を通過…w


私が乗るGK111便は既にボーディングが始まっているそうです。もちろんLCCならではの、バスでオープンスポットへ移動。


出発口Fにはジェットスターの垂れ幕と北海道新千歳空港行きの張り紙。
搭乗チェックは搭乗券に記載されている連番を係員が読み上げ、もう一人の係員が端末に入力、氏名を読み上げ出てきた座席番号が書かれたレシートを受け取るという感じでした。
搭乗券にはGRコードも書かれていましたが、これは使用せず。非常にアナログな搭乗手続きでした。


バスからは、ジェットスターの親玉であるカンタス航空の特別塗装ジャンボや…


JALの787などが。このように飛行機を近くでみれるので、バス移動は嫌いではありませんw


バスは103番スポットに到着。


本日乗る機体はA320-200のJA03JJ。タラップは屋根なし。雨の日とかどうするのだろう…?


大きなジェットスター☆の文字!屋根なしタラップだとこのような写真も撮れるので、嫌いではないのですがね…w


恒例のコックピット撮影!なんとなんと、いつもの窓越しではなく、本当に後ろから見れてしまいました…!
搭乗する際、コックピットのドアが開いていたので、見学したい旨を申し入れたら快く入らせてくれました…!本物のコックピットを前に大はしゃぎ!


ジェットスターは地上滞在中、コックピットのドアを開けているというレポが多く上がっており、私が乗る便ももしや…と思っていましたが、本当に開いていました。
操縦桿の無いA320、代わりに戦闘機のようなサイドスティックが操縦桿となっています。
この日はダブルキャプテン、またサブのパイロット(副操縦士)もジャンプシートで出発準備をしていました。3名体制での運航は過密なスケジュールを2名でこなすには無理があるからなのでしょうか。
パイロットはそれぞれ小型のPDA端末のような物を持っており操作していました。
パイロットにお礼を告げ、座席へ。往路は400円払って前方3Aの席を予約していました。客室乗務員の動きが良く見えます。
この便は男性パーサー、LCCでは男性が乗務していることが多いそうです。しきりに時計を気にしていました。一機で高頻度の運航をこなすLCCにとっては数分の遅れが後々続いていきますからね。
ほぼ定刻の8時24分にプッシュバック。この日は北風であったのでランウェイ34Rより離陸かと思ったら、機体はA滑走路のほうへ。成田空港によく通う方は分かると思いますが、8時台はトラフィックがあまりないA滑走路、34Lエンドまで行かずにインターセクションで離陸。
これが昼の便となると欧州便の離陸ラッシュに巻き込まれて相当な時間ロスになるそうですね。


ベルトサインが消灯、窓からは遠くに富士山が見えました。


とても狭いと言われているLCCのシートピッチですが…私は特に狭いとは感じませんでした。成人男性の平均より少し背の低い私(168cm)なので、足を組んで更に拳を入れるほどのスペースはありました。
座席ポケットが上部に配置されていることが大きいのでしょうか。
機内オーディオや液晶ディスプレーはなし。離陸前の救命胴衣の説明はスカイマークと同様、客室乗務員の実演が行われます。


機内誌や機内食メニュー、お土産メニュー、安全のしおり。


機内食メニュー。スカイマークは飲料を100円で販売していますが、ジェットスターはかなり高額な料金設定。地上の倍ほどでしょうか。


軽食メニュー。Peachやエア・アジアではオリジナルメニューの販売もあるそうですが、ジェットスターは特にありませんでした。こちらも高額な料金設定となっています。
誤植を発見…『ミニチキンラーメンープ』になっていますね…ww
ベルトサインが消灯してからすぐに機内販売が開始されましたが見ている限り数人は購入していました。このような機内販売もLCCにとっては貴重な収入源となることでしょう。


青い空の下を飛ぶオレンジライナー。ジェットスター・ジャパンのコールサインは『オレンジライナー』なのです。


機体は福島県上空を飛行中。


頭上には機内放送のスピーカーと空調調整、読書灯、CAコールボタンが設置されています。


軽く機内散策。L1ドア横のジャンプシート。


ラバドリーは至って普通ですが、新品の機体とあってとても綺麗です。


機体後方より。最大搭乗人数は180名ですが、搭乗者数は170名。ほぼ満席です。実は前日、WEBの座席指定画面を見たところ、176名分埋まっていたのですが…何名か搭乗しなかったのでしょうか。


後方を担当していた客室乗務員さん。快く撮影を引き受けてくれました。
この日の客室乗務員は男性2名、女性2名の計4名。
座席から見ていてもお客さんとのコミュニケーションを絶やさず、とても楽しくお仕事をされているように見受けられました。
ジェットスターの特徴として、ネームプレートが下の名前でひらがなで書かれているのです。これは日本の航空会社には無い、新しい試みですね。とても親近感がわきます。


北海道に近づくにつれて、地上の雲が多くなってきました。新千歳空港は南風が卓越しており、ランウェイ19使用の模様。
東京から新千歳空港のランウェイ19に着陸する際は、空港の東側を飛行し、サークリングアプローチで着陸していきますが、ベースレグ、ファイナルレグになっても雲が低くて地表が見えない…。
おそらく1500ftほどでしょうか。段々と地表が見えてきて、10時01分、新千歳空港ランウェイ19Lにタッチダウン。0番スポットへ。


降機する際もコックピットを見学させてもらい、パイロットの方々にご挨拶。既に折り返し便の出発準備を行なっていました。お忙しい中撮影に付き合っていただきありがとうございましたm(_ _)m


見難いですが、隣の千歳基地では翌日に開催される航空祭の予行演習を行なっており、ヘリが離発着をしていました。


0番スポットは無理やり増築を行ったようなボーディングブリッジで、非常に長い通路を歩かされます(;´Д`)
元々0番~2番は国際線が使用していたスポットでしたが、2010年、国際線ターミナルが併用されたことにより、国内線での使用となりました。
現在はジェットスターやPeach、エア・アジアなどのLCCが主に使用しています。


最後に、ジェットスターの地上係員の方を撮らせていただきました。
ジェットスターの客室乗務員、地上係員の方々はとても気品溢れる方々ばかりで、ここは出資元のカンタス航空やJALのノウハウが受け継がれているのではないのかと感じました。
ログブックも快く書いていただいたし、またぜひジェットスターに乗ってみたい!と思いました。帰りの便が非常に楽しみです。

いいこと尽くめのジェットスターでしたが、LCCであることを忘れてはいけません。万が一欠航した際の保証が大手航空会社と異なり、また一機で高頻度の運航を行なっている為、遅延のリスクがあります。
ジェットスターの規約をしっかり読み、理解した上で搭乗しましょう。


FlightRadar24 JJP111便飛行ログ


FlightRadar24 JJP111便飛行ログ(千歳アプローチエリア)

次回は千歳基地で撮影した航空祭予行演習です。
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