チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

貴族道

2024年02月21日 07時56分09秒 | 日記
日本には「大和心」「武士道」ともう一つ「貴族道」というのがある
日本人って?
という問いかけが最近いたるところで問われている
先日は韓国生まれの韓国育ちの女性が「日本ってすごい国だ!」と理解できて、あちこちで講演活動を始めたところ、100人くらいの会場がすぐ満員になる大人気なのだそうな

「覗いてごらん」
と友人に言われたがまだ会場には足を運んでいない、が一本だけ動画を拝見した
「いいとこついてる」
日常の中のさりげない日本人の言動から、日本人の魂のすばらしさを解いていた

日本人の多くは外の人に褒められて初めて自国の良さを認識するというパターンが多い
最近亡くなった小澤征爾さんもアメリカで大活躍して日本に戻ったら「世界の小澤」になった。N響とのトラブルで、日本での活躍を断念し外に出た、そして成功

こういうケースは多い

長い日本の歴史を見ると外の国の影響をほとんど感じないのは「平安時代400年」縄文も含めて鎖国をしていた江戸時代すら外の文化を取り入れている
その中で注目したいのが「貴族道」

この度NHKの大河ドラマとして平安時代が取り上げられているが、主人公の光源氏は「貴族道」を全うした主人公だろう

この王朝貴族の暮らしぶりは、この時代世界に手本がない
ダビデ王やソロモン王は戦いの王朝、平安貴族は平和の王朝、肉弾で権力を奪うのではなく、知性や知恵で権力を保有する術が必要

そこで生まれたのが「貴族道」
神仏習合思想の上で、見られることへの身づくろいをもっとも価値あることとした

現代の私たちにもこの「貴族道」の片鱗がのぞく
今宵の「チャコちゅうぶ」はこのあたりの話になると思う

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