チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

耳がおかしい

2012年04月24日 09時16分37秒 | 日記
昨日は大日本蚕糸会に出かけ
「セリシンを付けたままのきもの作りの研究をしたい」
という決意表明みたいなものを偉い先生方の前でお話しする
10分話して5分質問を受ける
つまり持ち時間は15分だ

「10分で鐘を鳴らします、その後5分で鐘を鳴らします」
と係の方に注意を受けていた

ところが
説明をし始めたら鐘など聞こえない
都合3回なったらしい
20分しゃべって7分質問を受けたようだ

終わった後
「鐘が全然ならなかったわね」
とヨシダに聞くと
「えっ3回なりましたよ、質問時間を削る手かと思っていました」
「私がそんな計算できるわけないでしょう?」
「熱の入った説明だったから皆さん身を入れて聞いて下さっていましたよ」
と慰めてくれる

そう
最近耳が聞こえにくい
特にセキドなど口をあまり開けて話さずしかも早口なので
何回も聞き返す
「寒いところで生まれたので口を開けないでしゃべるのね」
と嫌みを言ったりする やなチャコちゃん先生だこと!

アナウンサーの声は良く聞こえるが
タレントなどの話しぶりでは聞きにくいことが多い
一般的に日本語の発音があまりにみだれていて聞き取りにくい
きちんと肚から声を出している人が少ない
口の中でもぞもぞ言う人が増えた

と思っていたが
ドウモ自分自身の耳もあまり働きが良くないらしいと
昨日気がついた

年を重ねるということは
このような障害とつきあっていくと言うことなのかもしれない

老眼で眼鏡を必要とし始めたとき
見栄張って眼鏡をかけないで一桁違いの買い物をしてみたり
名刺をいただき名前を違う読み方をしたりもした
今はもうそんなことしていられないので堂々と老眼はかける

だんだん若いときと違う自分に遇う
その都度驚くのだがコレも生きているということなのかもしれない

鐘が聞こえなかったことで
持ち時間以上おしゃべりして其れが減点ならば
其れも仕方あるまいと

部品が古くなっても手を入れつつ最後まで使い切りたい




コメント
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