My Audio Life (趣味のオーディオ)

真空管オーディオを中心に、私のオーディオチューンアップについて書いています。最近はPCオーディオにも取り組んでいます。

私蔵真空管の紹介~第1弾ECC88~

2012-09-16 23:30:44 | 真空管いろいろ

前回のメインシステムの紹介に続き、今回は、私が現在持っている真空管の色々と使用した印象を一度纏めておきたいと思います。

第一弾は、まず電圧増幅管(MT管)の一部です。

ECC88(6922)、12AU7、12BH7、12AT7(12AZ7)、E80F(EF86F)、12AX7、それに整流管6X4。

沢山あるので、今回はECC88系だけにしておきます。残りは順次紹介します。

 

ECC88(6DJ8/6922/7614/CV2493)

所蔵ラインナップの写真です。

CDプレーヤーの真空管出力段に使っています。

左から順に、EH製6922、National製6922、Amperex製6DJ8、Telefunken製ECC88、Mullard製7614/CV2493、Seimens製E88CCです。

因みに、最初に申し上げておくと、右に行くほど私のお気に入りです。

①EH製6922

最初に、出会った真空管である。CDプレーヤーを購入した時に、デフォルトで付いていた物。

現在もロシアで生産中で、入手し易い、一般的にポピュラーな球である。

音の印象:

最初は、真空管って、こんな音か~、って艶やかに感じたが、色々と球を聴いてきた今となっては、普通の音に聴こえてしまう。

まあ、入手性も考えれば、真空管のビギナーには良い球でしょう。音も悪いわけではない。

②National製6922

Nationalといっても、松下Panasonicとは何の関係も無い米国の会社である。

Mullardの設備を買い取って作ったらしい。造りは良くできていると思う。

NOS品を購入したのでエージングに時間が掛かった。

音の印象:

繊細さはあるが、中音域がちょっと引っ込み、ボーカルが前に出てこない。

③Amperex製6DJ8

BugleBoy、日本語名では笛吹き童子と呼ばれているもの。童子の印刷が可愛い。

Haloゲッター(Oゲッター)である。Made in Holland

音の印象:

中高域に元気があり、少し派手な音?爽快な音である。誰かが例えていましたが、天気の良い春風の様なさわやかな音です。笛吹き童子のイメージ? フラシボが少し入っているかも知れません。

④Telefunken製ECC88

この球、実は秋葉原クラシックコンポーネンツから買ってきました。値段は結構高かったのですが、どうしても一度試しておきたかったので、触手が伸びてしまいました。

一応、ダイヤマーク付きですが、後でWebで調べて見ると、秋葉テレフンケンらしき物があるとの事。

真偽はわかりませんが、ちょっと不安。 ボトムの写真載せておきます。ゲッターはHalo。

音の印象:

テレフンケンらしく?(Webでの評判から)、くっきりスッキリしていて、少し硬めで、低域から高域までフラットで、癖の無い優等生の音。ちょっとつまらない音か。

⑤Mullard製7614/CV2493

念願のMullardを入手。この球はECC88とコンパチ。あこがれのCVナンバー。ロゴも美しい。

金足、ゲッターはリブ付きのディスクゲッターである。

KB/QDDと印刷がある。Manufacture codeは"7L1 R6D2" う~ん、これがなかなか調べても判らない。多分、Mitchan工場か?

音の印象:

これが、なかなか艶、コクがあって、真空管らしい暖かみのある音を奏でてくれる。

気に入って、暫く1年位は使っていた。

⑥Seimens製E88CC

巷での噂では、この球がECC88系では最高峰と聞いたので、早速、入手した。

やはり高い、ペアで15,000円だった思う。これでも安く買ったつもり。

金足、Haloゲッターである。

支柱に刻印があるので、Siemensに間違いない。

音の印象:

噂どおり、やっぱり良い。

MullardとTelefunkenの良いところを合わせた様な感じである。

艶、コクがあり、音もクリヤーである。

この球を今のお気に入りで使っている。 


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