My Audio Life (趣味のオーディオ)

真空管オーディオを中心に、私のオーディオチューンアップについて書いています。最近はPCオーディオにも取り組んでいます。

KT88系真空管の聴き比べ。~TUNG-SOL 6550~

2022-02-10 12:55:21 | 真空管いろいろ

こちらもオリジナルではなく、復刻品"Made in Russia"です。

10年ほど前にUSから購入。

TUNG-SOLの6550と言えば、その形状から通称”ダルマ球"と呼ばれています。

ボトル容積もKT88に比べ小さい。---並べた写真は、「まとめ」の時に。

Gold Lionと同じく、"New Sensor"(ロシアRFT工場)生産、US検査のマッチドクワッドです。

お値段はGold Lionより少し安かったと思う。

購入時の外観。

現在の外観。随分と使い込んだと思う。

左から3本目の1本だけ製造年が違う(16 11)のは、固い床に落として割ってしまい、後で補充したため。

バイアスを調整後、暫く鳴らし込んでから評価。

 

音質は、Gold Lionに比べ音空間の広がりがひと回り狭く、小ぢんまりとした硬めの音です。

KT88の様な雄大な響きは有りません。

低域の明瞭度がいまひとつで、少し団子状に聴こえます。音数も少なく感じる。

周波数レンジは、低域、高域ともKT88ほど広く無い様に感じます。

この事が雄大さに影響しているかも知れません。

然しながら、ボーカル、ピアノ等の中域は太くて良い感じです。

古いJAZZで小編成のバンドの音楽を聴くには適していると思います。

例えば、

Waltz for Debby/Bill Evans Trio

SAXOPHONE COLOSSUS/SONNY ROLLINS

SOMETHIN' ELES/CANNONBALL ADDERLEY

JAZZ SINGER/ROSEMARY CLOONEY

など。MONO盤は特に良い感じで鳴ります。少し枯れたナローレンジが良い感じ。

ただ、大編成のオケなどにはあまり向かない様です。

これは、以前に聴いた時と同じ印象。

 

Amazonでも新品が購入出来る様です。

 


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