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My Audio Life (趣味のオーディオ)

真空管オーディオを中心に、私のオーディオチューンアップについて書いています。最近はPCオーディオにも取り組んでいます。

サラウンドを試してみる。

2021-04-20 13:36:37 | オーディオ

以前に使っていた『FOCAL製Chorus 807V(Made in France)』を久々に引っ張り出してきた。

見え難いですが、前面カバー(サランネット)の下部分にあるのが、FOCALのロゴマークです。粋ですね。

 

『FOCAL』ってメーカーは、あまり馴染みがないかも知れませんが、フランスに在るスピーカー・ユニットの設計・製造メーカーです。ユニットの駆動力は強力です。カー・オーディオ用のユニットとしても使われています。

有名なスピーカーシステムでは、当時ペアで1,000万円超のUTOPIAが有ります。

私は、海外の展示会で『UTOPIA』を聴いたことが有りますが、音の洪水に圧倒されました。でも一般家庭向きじゃないです。

今調べると、ウーハーは励磁方式だったのですね。

 

私所有の『Chorus 807V』は、2.5cm逆ドーム型ツィータと18cmウーハーを備え、能率92dBと言うもので、海外在住時に購入しました。後に専用スピーカー・スタンドも現地購入。

 

これを久々に聴いてみました。

5年振り位に鳴らしたのでエージングが足りない所為も有りますが、やはり今のアルニコJBLに比べると非力で音質が平面的で薄っぺらいです。

当時は、これでも良い音だと満足していたのですが、JBLを聴き馴れてしまうと、あっさりして味気なく思います。所謂現代的な音?、音に深味が有りません。

 

さて、どうしたものかと、、、。何か使い途は無いものか?、、、。

 

折角引っ張り出したので、AVアンプ『SONY DA3600ES』のリア・スピーカー端子に繋いで、サラウンドを試して見る事に。

マニュアルに従って、簡単にサラウンドの設定をしてから「DTS-HDソース」を聴いてみました。

4chなので、なんちゃってサラウンドと思いますが、なるほど~。これがサラウンドかぁ~。

確かに音場が立体的になりますね~。音が浮かび上がりますね。

 

しかし、暫く聴いていると疲れます。。。⤵

いつも前方の音だけ聴いるので慣れてない為なのか、疑似立体音像が良くないのか、とにかく違和感が有り精神的に疲れます。

因みに、リア・スピーカーに『BOSE 100J』を使っても試しましたが、サラウンド効果は同じような感じです。

個人的な見解として、本格的なサラウンドを愉しむには、それなりの空間、大きな部屋が必要で8畳くらいの部屋では意味が無い様に思いました。

人によっては、狭い部屋でこそサラウンドで疑似的に空間が広がった様に聴く事が出来ると言う意見も有ると思いますので、あくまでも個人的な見解です。

 

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音楽・映像の再生システム構成。 ~更新~

2021-04-10 11:47:11 | オーディオ

前回の投稿で書いた様にレコードの再生系統を変更したので、現状の音楽・映像の再生系統図を更新します。

 

 

この様な構成に成りましたが、音楽再生はSSDに収めた音源を聴く事が多くなっています。

音源サーバーをSSDにした事と、DACに少し手を加えた事により、デジタル音源が本当に良く鳴っています。

音数が増え、今迄聴こえなかった音が聴こえます。にもかかわらずデジタル臭さも後退しています。

ハイレゾ云々と言う前に、CDに収められている音源、つまりCD-DA規格の44.1kHz/16bitをキッチリと再生すべきと思います。

1TBのSSDは、すぐに一杯になりましたので、CDにして1,500枚分位は保存されていると思います。

オリジナルCDも所有していますので、部屋の壁面はCDで一杯です。おまけにレコードも。(笑)

しかし、これだけ音源が有っても、普段聴く音楽は限られていますね。

 

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音楽用ストレージをSSD化。

2021-03-23 14:55:30 | オーディオ

遅ればせながら、ミュージック・サーバーをHDDからSSDに交換しました。

 

私がミュージック・サーバー再生用として使っている『SONY製UBP-X800(BDプレーヤー)』には、USB入力も有ります。

以前から感じていたのですが、ネットワーク・オーディオとしてルーターに繋がったHDDをWiFi経由で再生するよりも、USB端子に直接HDDを接続して再生した方が音がクリアーでスッキリしている。

さらには、HDDよりもUSBメモリーの方がよりクリアー。HDDは2TB、USBメモリーは64GBを使用。

もうひとつ、このBDプレーヤーにディスクを入れていると、起動時間短縮のため常にモーターが回っています。

USBから再生する時は、ディスクを取り出したほうが、明らかに音が良いです。この音の違いも判りました。

 

ここで、私なりに要因を考えてみました。

一つ目は、HDDの様な回転系を持つ記憶装置は、データそのものには影響しない様な回転系のノイズが発生、或いはジッターが生じるのか。

二つ目は、WiFiでもデータそのものには影響しないノイズ発生や不安定波形になるのか。

この「データそのものに影響しない『ノイズや不安な波形、波形歪』」がポイントで、この意味するものは、オーディオ機器(DACなど)にノイズを持ち込んでしまう。

伝送されるデジタル信号は、必ずしも完全な『0(ゼロ)』と『1』ではなく、『Low』『High』という事。

要するに、論理回路ではスレッシュホールド以下なら『0』、スレッシュホールド以上なら『1』と認識されるのです。

ここで仮にスレッシュホールド以下のノイズが含まれた波形が入力されたとすると、論理的には『0』と認識されるのですが、IC内部では次段に送るために無理矢理このノイズを取り除き「0(ゼロ)V=グランドレベル」に押し付けるのです。この時に電流が流れるので、電源ノイズの発生源になったり、熱が発生したり、回路全体に悪い影響を及ぼします。ジッターになるかも知れません。

そのためデジタル信号は綺麗な矩形波となっている事が望ましいのです。

単純な論理回路ならある程度のノイズや歪波形、オーバーシュート、アンダーシュートは許容出来ますが、オーディオ回路ではその様なノイズにも敏感なのです。

これがデジタル・オーディオの難しいところです。

三つ目は、レイテンシー(遅延時間)の関係があるかも知れません。WiFi、HDDよりもSSDのほうが確実にレイテンシーに有利な筈。

あくまでも私の妄想です。間違っているかも知れません。

 

今は、UBP-X800(BDP) ⇒ DAS-703ES(DAC)で聴いています。

UBP-X800はDACを持たない単なるCOAXIALでのSPDIF出力なのに、これで音質が変わるなんて摩訶不思議です。

 

ともあれ、これが今回、私が購入したSSDです。1TBです。

1年前に比べれば、随分とお安くなったものです。

交換後は、アクセスも速いので、音源探しも素早く出来ます。

やはり、HDDよりも音がクリアーになった様に感じます。購入して良かったと思います。

PCオーディオ話題で、皆さんが言われる通り「HDDよりもSSD!」を実感した次第です。

 

 

 

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システム構成の変更。~プリアンプの使い分け~

2021-02-17 12:11:49 | オーディオ

少しだけオーディオ・システムの構成を変えてみました。

今迄、プリアンプには真空管プリアンプを使っていましたが、普段使いにはAVアンプをプリアンプとして使う事にしました。

 

理由は、以下。

真空管プリアンプを1日何時間も稼働させると真空管の寿命が持たない。

このプリアンプには真空管が7本も刺さっている。

今はビンテージ級の球を使っている事もあり、寿命が来て買い替え交換となると探すのも金額的にも大変。

暫く休ませる事に。

パワーアンプは何台か有るので交代させる事が出来るが、プリアンプはこの1台のみ。

普段聴きは、トラ・プリアンプ⇒真空管パワーアンプでも良いのではと考えた。

 

実際に、昨年夏に導入したSONY製AVアンプ(DA3600ES--ESがミソ)を使って再生してみると、なんとも音が良い!!!

今迄よりもスッキリとして音数も多い。それでいて、最近のデジタル機器の様なデジタル臭さが無く、私好み。

このアンプ、こんなに音良かったかなぁ?。購入時とは違う様な。。。

そう、購入してから約半年、毎日7時間位通電、HDMI接続で偶にビデオを観たりしていた。

そろそろ部品が熟して元気がでてきたのかな?。

特に電解コンデンサは自己回復作用が有るので、それも一つの要因かな?

兎に角、このAVアンプはサウンドクオリティーが高く、加えてポテンシャルも有りそう。

やはり、SONYの中でも金井さんの息のかかった製品群は良い。

言い方は悪いが、AVアンプとは思えないくらい音が良い。音楽再生能力が高い。

AVアンプには多機能で色々と便利な使い方が出来るのが良い。デジタル入力、アナログ入力、ビデオ入力も有る。

これで、BDプレーヤー⇒AVアンプ⇒真空管パワーと、かなりシンプルなシステム構成となった。

しかし、Phono入力を使ってレコード再生してみると、何だか平べったい音。

これはEQの鳴らし込みが出来ていないのか、アンプ設計そのものがデジタルに重きを置いている為か、わからないが真空管プリアンプを使ってみると、やはりこちらが音が立体的で抜けも良い。

という事で、レコードを聴くときだけ、真空管プリアンプを使う事にした。

 

現在のシステム構成は、この様になりました。

これは私の実験ルーム用のシステム構成で、リビングルーム用は別です。

 

このアンプ、さらに鳴らし込むことで、更に良くなる? これ以上は無理か? この先は緩やかかな変化?

暫くこの状態で聴いてみます。

 

折角なので、このAVアンプを使ってサラウンドにも挑戦してみました。

それは、また改めて投稿します。

 

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今年の計画。

2021-01-07 15:05:05 | オーディオ

少し遅くなりましたが、2021年新年明けましておめでとうございます。

今年は大雪の中で新しい年を迎えました。

さて、年初にあたり、趣味のオーディオの今年の計画です。

 

2A3シングルアンプ ⇒ 45シングルアンプ化。

 実は昨年の暮れに、新たな真空管アンプ『サンオーディオ製SV-2A3』の中古品を購入しました。

 購入の動機は、直熱管の真空管に挑戦し、その音を我が家で聴いてみたかったためです。

 傍熱管の真空管アンプは何台か所有し改造もして来ましたが、直熱管は有りませんでした。

 選定の理由は、デザイン、タムラのトランス、基板を使わない配線、初段・ドライブ管が6SN7(手持ちが多い)。

 そして回路構成がシンプルで、後々改造し発展させ易い事です。

 購入に至るまでは、仕様、回路図や内部配線などの確認を行いました。

 サンオーディオの内田社長にも電話で仕様の確認をさせて頂きました。

 突然の電話にも拘わらず、とても親切丁寧に教えて頂きました。有難うございました。

 購入した現物がこちら。

 ボンネット付きでした。

 SV-2A3は30年もの歴史があるアンプです。昨年は30周年記念モデルも発売されていました。

 購入した物が、いつの年代のものかは分かりませんが、内部の埃具合からして結構古い個体と思います。

 このアンプの部品、回路設計などを変更して、RCA 2A3のベースとなった45のシングルアンプへの改造を計画。

 さらには他の球へも挑戦しようと考えています。

 45シングルアンプは7割程度は完成していますが、詳細については追々投稿したいと思います。

 

KT-88プッシュプルアンプの改造。

 数年前に改造して音質改善を図ったアンプですが、今聴くと「今ひとつだなぁ~。」って感じが否めないです。

 ソフトンの出力トランスだけを生かして、他の球アンプに改造しようかと目論んでいます。

 基板も取り払って直配線とか。 4極管の6L6プッシュプルとかどうだろう?。

 

今年の計画は、今の所、この2つしか思い浮かびません。

 

 

ところで、昨日、今年初のCDを買いました。これが当たりでした。

なんでも、昨年リニューアルされたSONYの『極HiFi CD』らしく、音質も良かったです。

今でも密かにCDの改良を行っていたのですね。

『極HiFi CD』については、こちら。ピットの成形技術でジッターの改善を図っている様です。

CDの読み取り面も薄っすらとゴールドに輝いていました。

ヒラリー・ハーンについては、実際のコンサートに行った事も有りますが、「素晴らしい」の一言です。

クラシック自体よく分かっていない私でさえ「上手いなぁ~。」と感動しました。

私はクラシックはあまり聴きませんが、ボーカルとバイオリンだけは聴きます。

 

では、今年も実り多き年で有ります様に。

 

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今年の振り返り。

2020-12-31 14:18:43 | オーディオ

今年も残すところ数時間となりました。

この1年の私のオーディオ関連の取り組みを振り返りたいと思います。

 

①WE 421A PPアンプの完成。

 出力トランスの変更とWestern Electric製421Aの採用。

 遂に完成しました。ウェスタン・エレクトリックの音は格別ですね。

 音が明瞭で芯が有ります。音声を聴く人に確実に届けるって感じです。

 今はこのアンプでJBL LE14A+LE175を鳴らしています。

 LE14Aの重いウーハーを悠々と揺らします。WE421Aの低内部抵抗の成せる技でしょう。

 

②6C33C シングルアンプの音質改善。

 NFBの調整で音が活きてきました。

 今までは音質的には優等生でしたが、今一つ元気が無く、聴いていて心が弾まなかった。

 出力段のカソードパスコンも交換しました。今まで聴こえなかった音が聴こえる様になりました。

 

③AVアンプの導入。

 TV番組のAAC音源のデコード(AAC5.1chも)のため、中古のSONY製 DA-3600ESを購入しました。

 HDMI for Audioでの再生が可能になり、DTS-HDの音質を我が家のシステムで確かめる事が出来た。

 『Blu-ray Audio Disc』や『ネット配信ラジオ番組』も楽しみました

 

④カセットデッキの修理。

 ティアック製V-5010の修理に再挑戦しました。

 少しでも音質改善が出来ないかと、再生ヘッドアンプの改良にも取り組みました。

 差動回路と定電流回路の再勉強になりました。

 基板裏がこんな事になってしまいました。

 カセットテープの音は厚みがあり、懐かしい音がします。

 でも、同じアナログ音源のレコードと比較すると限界がある様に思いました。

 

⑤ビデオテープの映像をデジタル化。

 若かりし頃に録画したベータやVHSテープの懐かしい映像を見る事が出来ました。

 永久保存版はデジタル化完了。

 

⑥その他

 1)今年もまたひとつ音質の良い部品に出会いました。Sprague Extralytic 600D。高分解能です。

    2)音の良いレコードにも出会いました。

  ノイマン製カッティングシステムを使用したソニーのアナログ・レコード。

 

 こうやって振り返ってみると、今年も色々な取り組みが出来たと思います。

 

 来年は新しい真空管アンプ作りに挑戦です。すでに取り組み始めています。

 

 それでは良いお年を!。

 

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コンデンサの音質傾向 ~フィルム・コンデンサ編~

2020-12-06 14:02:37 | オーディオ

過去に使用した実績のあるコンデンサの個人的な音質評価、感想です。

私の備忘録的な簡単なコメントだけですが、何かの参考になればと思い投稿しました。

あくまでも私個人の主観ですので、人により評価が違ったり、使用箇所、印加電圧によっても違う結果になる事を断っておきます。

一部ネット上から拾った他の人の感想も書いております。

 

抵抗については、このブログの過去記事で私的な感覚で音質傾向を簡単に纏めています。

 

実は、何年も前に書き始めましたが、纏めるのが大変で、今になってしまいました。

このブログを始めた頃からの経験ですので、記憶も曖昧になっているかも知れません。

何れにせよ、この評価結果は、あくまでも私個人の主観ですので、人により感じ方が違うと思いますので、ご承知おきをください。個人のメモ書き程度に捉えて頂くと幸いです。

 

以下のタイプ名は、略称・呼称で書いている物もあります。

今回はフィルムコンデンサ編です。

  

<フィルムコンデンサ>

1.ASC製

  自作派によく使われています。

  可も不可も無く全帯域でフラットです。無難な音。リファレンスとして良いでしょう。

  音に色づけをしたくない時に使うと良いでしょう。

 

2.TRW製

  一聴した時は良いかなと思いましたが、聴き込むと他のコンデンサに比べて音が籠り、団子状になります。

  TRW社は、GOODALL→TRW→製造設備、設計技術を買収→ASCとなって行きます。

 

3.オレンジドロップ Orange Drop (USA Sprague スプラグ製)

  スプラグ製。ギター用で有名です。少し枯れた感じの音になります。

  旧型と新型が有り、音質傾向も若干違う様です。新型は丸樽型、旧型は少し楕円樽型の様です。

  私が使用したのは旧型です。名前の通りオレンジ色です。

 

4.DaynamiCap

  USA製。全て手作りで製作されているそうです。

  横から覗くと、コルクの様な物が見えます。

  フラットで音数多く自然な音です。日本では入手困難。高価です。

 

5.ERO現行品

  Roederstein製(West Germany)

  良い感じで、割と艶が乗ります。少し柔らかい音。

  入力段のDCカットに使っています。クリーム色の円筒部品です。

 

6.EROオールド品

  Roederstein製(West Germany)。オールドビンテージ品。

  こちらの方が音抜けが良い様に感じました。緑色の円筒です。

 

7.AuriCap

  USA  Audience社製。小型が特徴。

  高周波特性が良く、電源のノイズ取りには有効。カップリングに使うと音が細ります。

 

8.ClarityCap

  ポリプロピレン・フィルム。UK製。

  音数は多いですが、少し無機質な音になります。高音がきついです。高価。

 

9.OdioCap

  UK製。ポリプロピレン。

  ClarityCapに比べると、少し艶が乗ります。外観は高級感がありGood。

 

10.Obbligato

  ポリプロピレンフィルム。

  ストレートで色付けなく無機質な音です。クリアーですが高域が少しきつめ。

 

11.Solen

  フランス製。メタライズド ポリプロピレン。

  ASCと同傾向の様に思います。音質は少し軽めだったように覚えています。

 
12.HI-REL

  USA製。よく覚えていませんが、for AUDIOと書いて割りには一般的な音質だったような。

 

13.Cornell Dubilier PM

  一般的にBlack Catと呼ばれているのはPKMタイプの黒い奴。

  私が使った事のある物はPMタイプと言う緑色の物。

  高域の鈴鳴りがすると言う噂があります。確かに高域が特徴的ででした。

 

14. JENSEN製

  デンマーク製。写真のものは耐圧630Vと高いため大きい。

  Copper filimだったと思う。音は甘くは成らない、どちらかと言えば爽やかでドライ。

 

15.WIMA

  ドイツ製。メタライズドフィルム。半導体アンプ、DAC等にもよく使われます。いわゆる普及品ですね。

  今でも稀に『ドイツ製高音質コンデンサWIMAを使用』なんて謳い文句も見かけます。

  これも製造の年代によって音質が違う様です。

  使い始め音が籠ります。少し固めの音になります。

  高耐圧品。

 

16.WIMA Black Box (Special Vintage品)

  あまり見かけません。兎に角大きいです。

  WIMAが何の目的で作ったかもわかりません。

  出力のDCカットに使った事がありますが、艶が乗り色っぽい音になります。

    

17.ERO角型

  Roederstein製の角型。

  私はCDP等のパスコンによく使います。電源のパスコンにはWIMAか此れでしょう。

 

18.東信工業 UPZ

  ポリプロピレンフィルムです。スチコンの代替に適しているそうです。

  CDP : REVOX B226のDAC周りDEM用に使いました。

 

他にも沢山有りますが、音質の印象記憶が曖昧なので割愛します。

尚、PIOタイプ(Paper In Oil)は別の機会に書きます

 

(まとめ)

私の今迄の経験から以下の様な見解に至りました。(あくまでも私見)

①コンデンサも本来の音が出てくるまでエージングが必要。

 使い始めは、音が固かったり籠ったり。或いはザラツキ、きつく、歪っぽかったり。

 物に依りその挙動が違う様です。

 使い始めで判断するのは投資が無駄になります。

 最低でも50時間は鳴らし込みが必要です。

 

②コンデンサは、適材適所で使いましょう。

 1つの回路で同じような音質傾向のコンデンサばかりを使うと音質がそれで決まってします。

 色々と取り混ぜて使うのが良いでしょう。

 そうは言っても、所詮はフィルムコンです。

 音に色づけしたければ、やはりオイルコンを使うと良いでしょう。

 フィルムコンは、オイルコンほどは色は乗りません。

 

③ポリプロピレン系は音がクリアーでキツクなる傾向があります。

 メタライズになると、その傾向が更に強くなると感じました。

 

④私なりに、敢えて選ぶのなら、

 カップリングコンにフィルムコンを使う場合、味付けが無く無難なのは「ASC」or「Solen」でしょう。

 

何れにしても、人それぞれ音の志向や使用場所の事情等が有るでしょうから、使ってみないとわからないですね。 

 

※このページは、断りなしに、追記・修正する場合があります。

 

次の機会には、オイル・ペーパー・コンデンサでも纏めて見ようと思います。

また、電解コンデンサについても纏めてみたいと思いますが、時間が掛りそうです。

 

一部のコンデンサは、Amazonからでも買える様です。

 

 

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ネット配信のFM番組をオーディオ・システムで聴く。

2020-09-18 11:24:57 | オーディオ

以前から、手持ち音源で聴きたい音楽が特に無い時、所謂飽きた時や、気軽に聴き流したい時にFM放送でも聴いてみたいなと考えていた。

車に乗りながらFM放送を聴く度に、これを「自宅のオーディオシステムで聴けたらなぁ~。」なんて思っていた。

昔買ったFMチューナーはすでに受信出来なくなっているし、どうしたものかと。。。

中古のFMチューナーを買えば済む事ですが、それではまた機器が増えてしまう。

千円くらいでFMチューナー・キットでも組もうかとも考えた。

FM放送のネット配信は無いモノかと、調べたら有りました!。

「えっ、今頃~?。知らなかったのぉ~。」って声が聞こえてきます。

恥ずかしながら、私自身、多分そんな事は既に行われているだろうなと頭の中では思っていましたが、実際に試した事は有りませんでした。

NHK FM、民放FM共に提供されています。生配信に加え、聴き逃し配信も有ります。

因みに、

NHK FM --- https://www.nhk.or.jp/radio/ondemand/

民放 FM --- http://radiko.jp/#!/timeshift

 ※こちらは「radiko」で聴くのですね。承諾すると自分の地域で受信できる放送局が表示されます。

が有ります。ナルホド~。

このサービスは、2010年から開始されていたのですね。完全に時代に取り残されていました。オジサン。

これをPCでストリーミング再生すれば良いのかと。早速、試して見る事に。

オーディオシステムで聴くには、PCからUSBケーブルでDACに接続とか、色々な方法が考えられます。

しかし、我が家の場合、今回折角AVアンプ 「TA-DA3600ES」を導入したので、これを何とか上手く使えないものかと考えました。

思いついたのが、このAVアンプのHDMI入力の有効利用。

PCのHDMI出力 ⇒ TA-DA3600ES(AVアンプ)のHDMIへ入力。

 

とりあえず、私の好きな洋楽番組を再生してみます。

「ウイークエンドサンシャイン」

ピーター・バラカンさんは、選曲が良い! 私の好みの音楽に合っています。

いとも簡単に出来ました。なるほど~。こうやって聴けば良いのだ。納得。

 

音質は、そこそこです。我が家のCDやレコードソースに比べたら良くないです。当たり前かぁ。

この音源フォーマットは「HE-AAC 48kbps」らしい。しかし、AVアンプの表示は「AAC」ではなく、「PCM 48kHz」となるので、PCの内部で変換されているのかも。

他にUSB DACでも試して見た。

PCのUSB出力 ⇒ USB DAC(XMOS+ES9018)。

これでも難なく再生できました。

チューナーでのFM 放送受信と比較して音質が云々と言う事があるかも知れませんが、電波の弱いところではノイズフリーなので良いかな。それに本格的に聴くのではなく、聴き流しなので音質はそこそこでも宜し。

 

これがきっかけで、しばらく遠ざかっていた事に再び興味が湧いてきました。

それは、また次回に。

 

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SONYのDSEE HX 進化した?

2020-04-18 12:08:09 | オーディオ

しばらくアナログ関係が続いたので、久々にデジタル音源再生について投稿します。

我が家では、サーバー(NAS)に保存した音源は、WiFi接続でホームネットワーク化してSONYのブルーレイ・プレーヤーUBP-X800で再生しています。ホームネットワーク上では他にもTVのHDD等も繋がっています。

このプレーヤーの音声設定には『DSEE HX』と言うアップサンプリング(ソニーはアップスケーリングと呼んでる)機能が備わっています。

『SONY DSEE HX』の技術については、こちら。

1年位前に、このDSEE HX』モードをONにした時は、さほど良い音とは思いませんでしたが、先日久々にONにして聴いてみるとこれがなんと!意外と良いのです。

そう言えば、ひと月の内に何回かソフトウェアアップデート通知があるので、その時に『DSEE HX』もアップデートされて進化したのかな?

そこで、同じ楽曲の音源を使ってダウンロード音源と比較をしてみました。

使用した音源は、「ベスト・コレクション~ラブ・ソングス&ポップ・ソングス~/中森 明菜」です。

このアルバムは以前にも紹介しましたが、中森明菜のアルバムの中でも特に高音質で有名なアルバムです。

マスタリングはワーナーミュージック・マスタリングの名匠、菊地功氏によるリマスター盤です。

個人的にお気に入り曲は、「駅」「難破船」「十戒」松岡直也作曲・編曲の「ミ・アモーレ」です。

SACD盤やMQA盤もありますが、比較したのは、

  ・国内某音楽ダウンロードサイト(e-Oxxxo)からダウンロード音源:FLAC 96kHz/24bit

  ・CDリッピング音源:44.kHz/16bit

です。

ダウンロードしたFLAC 96kHz/24bit音源は、繊細だけど少し曇ってもっさりとした音。

一方、44.1kHz/16bit音源をHSEE HXでアップサンプリング処理した音はクリアーでスッキリとして響きも良い。因みに周波数は88.2kHzにアップ。元音源の44.1kHz/16bitとも比較してみたが、違いがはっきりと聴き取れます。

表現が難しいのですが、音の立体感、臨場感の深度が高い、前後の奥行き、天井と床が広がった様な感じです。

因みに、使用しているDACは「ESS社のES9018」です。今ではES9038が主流かも知れませんが、私はES9018で頑張ってます。ASCのX363を送り出しのカップリング・コンデンサに使っています。

過去の経験から、アップサンプリングするときのポイントは、元の周波数に対し整数倍でしかもむやみに倍率を上げない事で2倍まで。それ以上にすると、破綻して不自然になるし意味も無い。

そのあたり、ソニーはよく分かっていて自動で整数倍の2倍となっています。

44.1kHz → 88.2kHz        48kHz(映像音声) → 96kHz  

他のサンプリング周波数も確認したら、96kHz → 96kHz  192kHz → 192kHzとなっていた。

これらの音源は、もうそれ以上のアップサンプリングは必要無いと言う事なのかな。

この『DSEE HX』に関しては、学習機能があるのか、聴けば聴くほど良くなって行きます。今流行りのAI搭載したのか。SONYのHPを読むと『最新版DSEE HX』にはAIを搭載したと記述がある。この機種にも適用かは不明。

所々不自然になる所もあるが概ね良好。兎に角、聴いていて気持ちが良いです。今後更にアップデートされていくことでしょう。期待してます。

他に音質の変化の要因として、最近、Wifi環境も中継器をさらに1台追加して増強しました。今度はバッファローではなく世界のTP-Link製とした。接続・速度に関しては、さすがTP-Linkはバッファローに比べて安定しています。

しかし、これでも音が変わる?データ転送時に何かの処理ノイズ?が加わる? 理由が良く分かりません。

まあ、デジタル・ファイル再生に関しては、ファイル名を変更しただけでも音が変わると言う人もいるほど微妙ですからね。

デジタル音源の再生も難しいですね。アナログ再生よりも難しいかも?。

 

そもそも音楽って、元々は連続性のあるものなので、デジタル化して再生する事自体が難しいかも?

地デジ放送なんか見ても、雨降りなど電波の弱い時に、遠目では分かりませんが画面に近づいてみると、ザラついていますからね。

所詮、デジタル化って、取り扱い易さ・複製のし易さ・処理のし易さ・持ち運びのし易さの為のものですからね。

 

ところで、このSONYのブルーレイプレーヤーは、現在はアップグレード版のUBP-X800 MK2になっています。

映像系が少しアップグレード。音質に関しては変わりないそうです。X800でもX800MK2でも画質音質とも良好です。コスパ良しです。

Amazon Prime Video、NETFLIX、hulu、Spotify、YouTubeなども楽しめます。特にYouTubeの音が良いです。

 

このブルーレイプレーヤーには、音声専用HDMIが有り、SACDとかDVD/Blu-ray Audio出力も出来るのですが、接続するAV系機器が無いので試せていません。現状充分に使いこなせていなく残念です。

 

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接点は重要。~いつも綺麗にしておきましょう。~

2020-03-26 11:36:15 | オーディオ

今さら言うまでもありませんが、オーディオ機器にとって接点は重要です。基本の"キ"ですね。

定期的に接続部分の点検と洗浄をお勧めします。

ずっと挿しっぱなしでも接点の状態は変化している場合が有ります。

 

先日から、どうも右チャンネルだけ低音の出方が可笑しい、不足していると思い始め、すぐに接続部分を疑いました。

まずは、スピーカー・ボックスの端子。

ここはケーブルを直接締め付けていますが、日々スピーカーを鳴らしていると、その振動によって緩んでくることがあります。

しかし今回、ここを締め直しても変化が感じられません。さて、どうしたものかと?

面倒だけど、ウーハーを外してスピーカーボックス内を確認すると、スピーカー端子内側のタマゴラグが緩んでいました。恐らく端子を改造した時に、締め付けが甘かった所為かも知れません。

(画像はタマゴ端子の例)

ラグ端子GND-3(10個入)

ここを締め直したら低音が出る様になりました。

念のため、内部の他端子の確認と、さらに反対チャンネルの内部も確認したところ、左チャンネルのウーハーユニットと接続しているファストン端子のケーブルカシメ部分に緩みを発見!。

(画像はファストン端子の例)

ここは圧着工具を持っていないので、半田付け処理しました。今思えば全て半田処理した方が良かったのかも知れません。

ちなみに、私の愛用しているこのスピーカーは「JBL L26 Decade」で5年前に業者によるメンテ済のものですが、この部分までは見れていなかったと思われます。何せ今から40年以上も前の製品ですから仕方ないですね。

ここまでやると、他の部分も気になって仕方ありません。

 

次に、プリアンプの後ろ面にあるRCA端子群も全て綺麗にしました。

(実際の私のプリアンプの端子群) 端子はUSA製。

洗浄には、「無水エタノール」「赤ちゃん用綿棒」を使いました。

「無水エタノール」は今の状況下では手に入り難いかも知れませんので、こちらが良いかも知れません。

「赤ちゃん用綿棒」は種類があるので、綿部分がΦ2のこちらが確実かも知れません。

通常の綿棒では頭(綿の部分)が大きくて、無理に挿入すると端子内部のバネ部分に拡げてしまい、ルーズ・コンタクトの原因となりますので注意が必要です。赤ちゃん綿棒(Φ2)を使う事がポイントです。

1年以上は挿しっぱなしでしたので、端子は程々に汚れていました。

これで暫く気持ち良く使う事が出来ます。

音もクリアーになり見通しが良くなった様な気がします。気持ち的なものかも知れませんが。

端子が汚れていたり接続がルーズだと、私の経験上、音が濁ったり低音不足で音痩せします。

いくら金メッキ処理が施してあっても、皮脂付着による酸化や、空気中の硫化水素と反応して変色したりします。

こう考えると、出来るだけ不確実な接点は減らし、直接半田付け接続等をしたいものですね。

市販品は、組み立て性(アッセンブリのし易さ)とか分解メンテ性を考えるために、接点が多くなっていて、個人的にはあまり好きになれません。

 

これに関連してですが、数か月前にリビングのスピーカーSP-505J(JBL LE14A+LE175DLH搭載)ネットワークLX-10のアッテネータ(L-Pad)を交換したのですが、今は息を吹き返したように音質好調です。これもやはり接点ですね。交換の様子は、ここに書いています。

 

もし、使用している機器の音質にハリがないと感じたら、接点を疑ってみるのも一つの解決策になるかも知れません。

また、ボリュームやスイッチなどの可動部品は、いつも同じ位置に固定しないで、偶に動かしてやった方が接点の酸化進行防止には良いと思われます。

私は、毎回ボリュームを絞ってから電源オフする様にしています。

 

コメント (2)
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