My Audio Life (趣味のオーディオ)

真空管オーディオを中心に、私のオーディオチューンアップについて書いています。最近はPCオーディオにも取り組んでいます。

SONYのDSEE HX 進化した?

2020-04-18 12:08:09 | オーディオ

しばらくアナログ関係が続いたので、久々にデジタル音源再生について投稿します。

我が家では、サーバー(NAS)に保存した音源は、WiFi接続でホームネットワーク化してSONYのブルーレイ・プレーヤーUBP-X800で再生しています。ホームネットワーク上では他にもTVのHDD等も繋がっています。

このプレーヤーの音声設定には『DSEE HX』と言うアップサンプリング(ソニーはアップスケーリングと呼んでる)機能が備わっています。

『SONY DSEE HX』の技術については、こちら。

1年位前に、このDSEE HX』モードをONにした時は、さほど良い音とは思いませんでしたが、先日久々にONにして聴いてみるとこれがなんと!意外と良いのです。

そう言えば、ひと月の内に何回かソフトウェアアップデート通知があるので、その時に『DSEE HX』もアップデートされて進化したのかな?

そこで、同じ楽曲の音源を使ってダウンロード音源と比較をしてみました。

使用した音源は、「ベスト・コレクション~ラブ・ソングス&ポップ・ソングス~/中森 明菜」です。

このアルバムは以前にも紹介しましたが、中森明菜のアルバムの中でも特に高音質で有名なアルバムです。

マスタリングはワーナーミュージック・マスタリングの名匠、菊地功氏によるリマスター盤です。

個人的にお気に入り曲は、「駅」「難破船」「十戒」松岡直也作曲・編曲の「ミ・アモーレ」です。

SACD盤やMQA盤もありますが、比較したのは、

  ・国内某音楽ダウンロードサイト(e-Oxxxo)からダウンロード音源:FLAC 96kHz/24bit

  ・CDリッピング音源:44.kHz/16bit

です。

ダウンロードしたFLAC 96kHz/24bit音源は、繊細だけど少し曇ってもっさりとした音。

一方、44.1kHz/16bit音源をHSEE HXでアップサンプリング処理した音はクリアーでスッキリとして響きも良い。因みに周波数は88.2kHzにアップ。元音源の44.1kHz/16bitとも比較してみたが、違いがはっきりと聴き取れます。

表現が難しいのですが、音の立体感、臨場感の深度が高い、前後の奥行き、天井と床が広がった様な感じです。

因みに、使用しているDACは「ESS社のES9018」です。今ではES9038が主流かも知れませんが、私はES9018で頑張ってます。ASCのX363を送り出しのカップリング・コンデンサに使っています。

過去の経験から、アップサンプリングするときのポイントは、元の周波数に対し整数倍でしかもむやみに倍率を上げない事で2倍まで。それ以上にすると、破綻して不自然になるし意味も無い。

そのあたり、ソニーはよく分かっていて自動で整数倍の2倍となっています。

44.1kHz → 88.2kHz        48kHz(映像音声) → 96kHz  

他のサンプリング周波数も確認したら、96kHz → 96kHz  192kHz → 192kHzとなっていた。

これらの音源は、もうそれ以上のアップサンプリングは必要無いと言う事なのかな。

この『DSEE HX』に関しては、学習機能があるのか、聴けば聴くほど良くなって行きます。今流行りのAI搭載したのか。SONYのHPを読むと『最新版DSEE HX』にはAIを搭載したと記述がある。この機種にも適用かは不明。

所々不自然になる所もあるが概ね良好。兎に角、聴いていて気持ちが良いです。今後更にアップデートされていくことでしょう。期待してます。

他に音質の変化の要因として、最近、Wifi環境も中継器をさらに1台追加して増強しました。今度はバッファローではなく世界のTP-Link製とした。接続・速度に関しては、さすがTP-Linkはバッファローに比べて安定しています。

しかし、これでも音が変わる?データ転送時に何かの処理ノイズ?が加わる? 理由が良く分かりません。

まあ、デジタル・ファイル再生に関しては、ファイル名を変更しただけでも音が変わると言う人もいるほど微妙ですからね。

デジタル音源の再生も難しいですね。アナログ再生よりも難しいかも?。

 

そもそも音楽って、元々は連続性のあるものなので、デジタル化して再生する事自体が難しいかも?

地デジ放送なんか見ても、雨降りなど電波の弱い時に、遠目では分かりませんが画面に近づいてみると、ザラついていますからね。

所詮、デジタル化って、取り扱い易さ・複製のし易さ・処理のし易さ・持ち運びのし易さの為のものですからね。

 

ところで、このSONYのブルーレイプレーヤーは、現在はアップグレード版のUBP-X800 MK2になっています。

映像系が少しアップグレード。音質に関しては変わりないそうです。X800でもX800MK2でも画質音質とも良好です。コスパ良しです。

Amazon Prime Video、NETFLIX、hulu、Spotify、YouTubeなども楽しめます。特にYouTubeの音が良いです。

 

このブルーレイプレーヤーには、音声専用HDMIが有り、SACDとかDVD/Blu-ray Audio出力も出来るのですが、接続するAV系機器が無いので試せていません。現状充分に使いこなせていなく残念です。

 


コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 12インチ45回転シングル・レ... | トップ | 300万アクセス達成しました。 »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
デジタル音声の復調 (with3motor)
2020-08-28 08:47:25
こんにちは。
私もTVの音楽番組をAAC 5.1chで録画していますが、最終的にオープンリールデッキにダビングする時のデコーダーをどれにするかいつも悩んでいます。
このプログはとても参考になります。
返信する
Re.デジタル音声の復調 (ブログ主)
2020-08-28 11:18:26
こんにちは。
お役に立てて光栄です。
AAC 5.1chのデコードには気を使いますね。
AACのデコードは、一般的にはダウンミックスPCMにされてしまいます。
これでは、AAC2chはまだしもAAC5.1chは音質がショボくて全く駄目です。
『DSEE HX』を使ってもどうにもなりません。
ここをどの様にしたら気持ちよく聴く事ができるのか?暫く悩みました。
しかし最近やっと、私なりにその解を見つけ、その内容を最新の投稿『AVアンプの導入』に書き始めました。
数回に分けて投稿しますので、良かったら閲覧して下さい。
https://blog.goo.ne.jp/kontakun_2010/e/2ed50639d13554e23b1534f8da1587e2

追伸:
貴ブログ拝読させて頂きました。
残念ながら私はオープンリールデッキは持っていませんが、カセットデッキについても書いて有り、興味深く読ませて頂きました。
私も最近カセットデッキの音質改善を行いました。
カテゴリー「カセットデッキ」に書いてますので、興味があれば、読んでみて下さい。
https://blog.goo.ne.jp/kontakun_2010/c/c8621350491179512aaead638964564b
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

オーディオ」カテゴリの最新記事