宇宙のこっくり亭

意識の覚醒に向かって、精神世界を縦横無尽に語る本格派ブログ!!

固定観念からの脱却

2013年09月09日 | 釈迦 ~ 輪廻転生からの卒業
                               
ある比叡山の僧侶の話によると、比叡山に初めて登ったとき、雪が残っていた。春になって溶け残った雪だから、黒くなっている。それを見て、僧侶は雪だと思わなかったという。そうしたら、師匠から言われた。「雪は白いという固定観念を捨てよ」と。
 
  
>まず、比叡山天台宗の基本的なものの見方をお話ししたいと思います。私が初めて延暦寺に来た昭和18年(1943年)の春、境内には屋根から落ちた雪が土のように汚く積もっていました。ほとんど雪が降らない香川県善通寺市の出身だったため、私は最初、雪だと思いませんでした。すると、連れてきて下さった師匠が「世の中に決まったものはない。雪が白いとか黒いとか、比叡山に来たら固定観念を捨てよ」と教えられたのです。

>元来、ものには決まった姿はありません。すべては移り変わる。これを無常といいます。雪は白く見えるが、いつまでも白くはない。解けて水になって流れ、どこかで木の葉になるかもしれません。循環しているのです。それを仏教では縁起と呼びます。縁によって世の中が動くと考えるのです。

(小林隆彰 比叡山延暦寺学問所長の講話より)
 
 
モンロー研でも、「信念体系(ビリーフ・システム)の崩壊」ということが、盛んに言われている。いわく、死後世界の、フォーカス度の低い領域では、さまざまな信念にとらわれた人々が、独自の世界を創って住み着いている。食欲にとらわれた人は、はてしなく食べ続ける世界。仕事にとらわれた人は、はてしなく働き続ける世界だ。宗教団体の人たちは、集団で世界を創り上げている。そこでは、巨大な教会や祭壇があり、信者たちが永遠に宗教儀式を続けているという。

アセンションの時代を迎えて、こうした信念体系領域の破壊が進んでおり、地球の死後世界そのものが一挙に浄化されつつあるとされている。
  
 
ここでいう「信念体系の崩壊」というのは、「宗教を信じるかどうか」というようなのとは、また別問題。そういう、表面意識のレベルでの信念ではなく、もっと深いところでの根本的な固定観念を指している。
 
広い意味では、この地球の物質世界そのものが信念体系なのだ。古代の叡智は、「この世界は幻影であり、とらわれてはならない・・・」と、繰り返し教えてきた。
 
地球での人生は刺激的なもので、中毒症状を起こす。それが、輪廻転生する原因。
 
単に、瞑想して精神を修養しただけでは、意識の覚醒はムリ。まずは、固定観念からの脱却がカギを握る。

とはいっても、長年の地球生活によって刷り込まれた信念から脱却するのは、簡単なことではない。そもそも、「刷り込まれている」ということを自覚することが難しい。


まずは、「この世界は幻影であり、輪廻転生は、幻影の世界の中で続く、迷いのループにすぎないのだ」という見方を、しっかりと身につけることから始める必要がある。

もちろん、「この世界は幻影だ」というのも、ひとつの信念であることに変わりはない。でも、それを言いだしたらキリがない。「この世界は幻影だというのも、ひとつの信念だ」というのだって、ひとつの信念だ。そんな調子で、無限ループになってしまう。

なにも、あらゆる信念から完全にフリーになる必要まではないのである。そもそも、それはムリというもの。そんなことをしたら、人間ではなくなってしまう。一分たりとも生きていられない。

ここは、余計な疑念を持たずに、まずは「この世界や人生は、真実在ではない。幻影なのだ」ということを、とっくりと腑に落とすことに専念する。
 
もちろん、この地球の物質世界に、最初から現実感を持てない人もいる。「宇宙人の魂」と言われる人は、特にそうだ。でも、そういう人こそは、逆に、「もっと、この世界に現実感を持って生きなければ」とアガいていたりするもの。だから、「この世界は幻影なのだ」という古代の叡智を学ぶことが、やっぱり重要だ。
 
それが、「意識の覚醒とは、そもそも何なのでしょうか?」という疑問への答でもある。早い話が、この世界や人生という幻影にとりつかれた状態は、眠っているようなものなのだ。そこから、目を覚ます。

夜、眠っているときに、「明日の数学の試験に落第したら、留年してしまう」という夢を見たとする。夢の中では、「留年なんかしてたまるか」と、必死になっているかもしれない。でも、目を覚ませば、なんということはない。「落第したら大変なことになる」どころか、そもそも学生ですらないというのが真実なのだ(笑)。

それと同じように、幻影から目を覚まして、それが真実在ではないことに気づく。そして、本当の真実在を自覚する。それこそが、意識の覚醒だということになる。
 
・・・という風に、言葉にするのは簡単なんだけど、実際には、これができた人はほとんどいない。
 
でも、なにごとも一足跳びでデキるものではない。それは、なんだってそうだろう。

まずは、「この世界は幻影である」ということを、とっくりと腑に落とすことから始める。そこから、次のステップが始まる・・・。

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
日本って素晴らしい (かっぱ)
2013-09-12 00:51:25
すげー この教えこんなんどこで調べたんびっくり 自分もこの1ヶ月前までちょっと陰謀のこと調べたりしてたわすごいな宇宙の何とかさん
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Unknown (こっくり)
2013-09-17 04:37:53
>すげー この教えこんなんどこで調べたんびっくり

何年か前にネットで見て、仏教の真髄をよく表していると思い、保存しておいたものです。

今は、もうサイトがなくなってます。
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輪廻転生の終わり (Shiroshi)
2014-07-17 22:24:52
輪廻転生を調べると、大体、地獄、餓鬼、修羅、畜生、人3 3 平 沼 由 充
38/福島/83
S1
追2717
107.20 0 0 9 2 0
り、間、天上界の、六道世界から、完全解脱、つまり、二度と、誕生することが無い世界、諸仏、諸菩薩、諸天、善神、様型の、お世話させて頂く、仕事を頂け、完全なる、自己の、魂の、浄化です。
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お前は人を呪った事が有る (お前の念力は呪力)
2018-01-05 19:06:41
しっかりとお前に還る。

知らずの間に、お前は色んな式神を生み出している。

お前は、いろんな人を不幸にしてきた。

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