宇宙のこっくり亭

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いよいよ、北朝鮮が暴発

2010年11月25日 | こっくり亭日記
 
しばらくブログや掲示板から離れていたら、ずいぶん時間がたってました。時間の経過が、本当に早い。この調子じゃ、すぐ2011年になりそうだ。2012年も、あっという間にやってくる。

その間に、北朝鮮がいよいよ凄いことになってきた。北朝鮮が、韓国の領有する島に陸上から砲弾を打ち込み、民間人までが殺傷された。まるで、1955年に中国が台湾の金門島を砲撃した「金門砲戦」みたいだ。

韓国の領土といっても、国境に近い島。もともと争いの種だったところで、北朝鮮は「我が国の領土」と主張するつもりらしい。「これと同じことを、尖閣で中国にやられたら・・・」と思わずにいられない。

死者も出ている以上、韓国側も黙って見ていられないだろう。とりあえず、同じ数の砲弾を打ち込んだそうだが、今後の対応が重要だ。これが日本だったら、またぞろ「ここで北朝鮮を批判したら、平和が壊れる」とかなんとか言い出す勢力が登場するところなのだが(苦笑)、韓国ならそんなことはあるまい。

とはいえ、日本の対中外交と同じく、単に強硬な姿勢を取ればよいというほど単純ではないのが、頭の痛いところだろう。相手は、オウム真理教みたいな凶悪犯罪者に乗っ取られた国だ。さんざん搾取され尽くした国民は、餓死寸前で失うものがない。「早く戦争になって、韓国やアメリカが占領してくれないものか」と、本音では誰もが思っているに違いない。一方、戦争になってソウルが火の海にでもなれば、こちら側がこうむる損失は計り知れないのだから、まったく不公平な話だ。でも、現実として危険なんだから仕方がない。たとえ弱腰と言われても、政府としては慎重に対応せざるを得ないだろう。

アメリカでは、オバマ大統領が激怒しているという。実際に、報道官は「大統領が激怒している」と発表した。ただでさえ、公然と核兵器の開発を行う北朝鮮に、核廃絶論者のオバマ大統領は、さんざん顔を潰されてきている。まさしく、「仏の顔も三度」といったところか。アメリカの民主党政権は、「朝鮮半島は中国の影響下にある圏内」と見る傾向が強く、「ここは中国に圧力をかけて、なんとかしてもらおう」と考えているようだ。でも、中国などをアテにしていたら、裏切られるのは目に見えている。まったくアテにならないということを、アメリカ人も早く学習するべきだろう。
  
北朝鮮は、「韓国の軍事演習が続く限り、これからも行動を続ける」と宣言している。韓国も、演習を止めるつもりはない。金氏のドラ息子は、「軍事の天才」と誇大宣伝されているそうだが、これは危ない。「軍事的才能」を見せつけるためには、過激なパフォーマンスをやってみせるしかないからだ。行き着く先は、自爆テロだ。かつて、刀をカッコよく振り回し、武士道を語る三島由紀夫を見て、ある居合の名人が「あの調子では、いずれ切腹でもしてみせんことには、おさまりがつかなくなるじゃろう」と評したというが、それに似た危うさを感じさせる。実際、現地に滞在する人の話として報道されたところでは、北朝鮮では「南から先制攻撃を受けたので、金正恩将軍が激しく反撃して勝利をおさめた」という話になっているという。
 
それにしても、いよいよ、東アジアのガン腫瘍、北朝鮮が末期状態に突入した。外科手術は、意外に早いかもしれない。

日本にとっては、韓国やアメリカとの強固な連帯が、なんといっても重要だ。もちろん、韓国嫌いな人や、反米主義者も多い世の中なのだが、ここはあえて小異を捨て、大同につくべきところだろう。

あと少しのガマンだ。北朝鮮さえ潰れてくれれば、東アジアは真の平和へと大きく近づく。北朝鮮の次は、中国だ。人口の多い地域だけに、東アジアが変われば、人類の集合意識に及ぼす影響も計り知れない。早期の急展開を望む・・・。