宇宙のこっくり亭

意識の覚醒に向かって、精神世界を縦横無尽に語る本格派ブログ!!

体感する、アセンションの兆候

2013年06月16日 | アセンション ~ 地球の次元上昇
 
Aluna Joy という人の、「スターエルダー」というチャネリングに、「最初の肉体的なアセンションの兆候」という話があった。(英語原文日本語訳

これによると、この2013年の地球で起きていることは、過去の地球におけるスピリチュアルな覚醒とは異なる。われわれは、肉体のまま、地球とともに次元上昇しようとしているからだ。つまり、意識が進化するだけでなく、身体にも変化が起きている。これは、大変だ。

チャネリングにいわく、

>しかし、今起きていること(大きく違う点)は、皆さんが体を持ちながら古い世界と新しい世界との間で揺れ始めていることです。皆さんにとってはこれは辛い状態です!

>この世界にいて波動が高くなったようでもありますが、あまり良くわかりません。この世界は、まだ進行中で自分が誰か分かります。この世界は今後新しい故郷に生まれ変わります。

>今経験しようとしているのは、まるで自分がもうアセンションしてしまったかのように思えることです。他の仕組みが動き始めているのですが、まだ皆さんには説明出来ません。

>私たちは、皆さんの世界はもっと調和して一つになると期待しましたが、世界は益々偏って行くかのようです。この偏りによって、しばらくは孤独感を感じていきます。私たちはそれは一時的だと見ています。

>皆さんの肉体がこの新しい高いエネルギーに順応していくともっとバランスが取れ始めていきます。


・・・ということなんだけど、こんな移行期は、不安定な状況だ。だんだん、この世界が真実味を失っていくように感じられる。でも、実際には、この物質的な世界はまだ続いているので、グラウンディングすることが今までより重要になる。


それよりも、「肉体に生じるアセンションの徴候・チェックリスト」というのが付いていて、これに思い当たるフシが多い。

 
* 地球に似た所にいたような夢から目覚めるが、この世界だったと思ってしまえるほどリアル。

* 何かを失ったかのような混乱に陥って落ち着きを失い、居場所を間違えたような感じがしたり、その理由が分からないまま目覚める。

* すぐに何かかが起こるという強い感覚がするが、奇妙にもその感覚が心地よい。

* 体に電気ショックのようなものを感じる。

* 急に強い嫌悪感やむかつき感を覚える。

* 体の中が破裂するような、圧力鍋の中にいるような感覚がする。

* 何かが大きな音を出して鳴るのが聞こえたり、耳鳴りがする。

* 何かを待っているような気がするが、それが何か分からない。

* 時間が歪曲(タイムワープ)した中にいるような気がする。


これらの「兆候」は、筆者には昔からあるけど、最近は確かに、だんだん強まってきている。

「すぐに何かが起こる」という強い感覚はある。なかなか。起きそうで起きないのだが。

時間が歪曲しているような気も、いつもしている。時空が歪んでるんじゃなくて、こちらの感覚が歪んでるのかもしれないが。・・・ていうか、最も歪んでるのは、この地球での人生だ(笑)。

「急に強い嫌悪感やむかつき感を覚える」というのも、実際にある。これは、以前にはなかった。

その場の状況と関係なく、急にネガティブな感情が噴出してきて、しばらくすると、ケロッとおさまることがよくある。心の奥にたまっていた汚物を、ひとつひとつ吐き出しているという印象だ。

「アセンションを迎えて、だんだん、心の中で抑圧していたネガティブな感情が噴出してくるから要注意」とは以前から聞いていたが、確かに、そのとおり・・・。
 

エンパス ~ 他人に敏感すぎる人

2013年06月16日 | 精神世界を語る
  
共感能力が高い人のことを「エンパス」と呼ぶ。「HSP」(ハイリー・センシティブ・パースン・・・敏感すぎる人)というのも、それに似ている。

ただし、エンパスの場合は、「対人」という点で、特に感度が高すぎる人のこと。
 

イライラしている人の近くにいると、イライラが伝染する。大勢の人がいる場所にいくと、雑多な感情が入り込んできて、ドッと疲れる。みんなが「旅行に行こうよ」と言ってると、なんだか自分も行きたくなるのに、一人になると、「行きたくねえ・・・」。
 
こういうのをエンパスというわけだけど、これは別に特殊な能力というわけではなく、「アメリカ人は10人に1人、日本人は5人に1人」と言われるほど多い。人の気持ちを敏感に察することができるわけだから、ある程度までは、日常生活にも有効なスキルだといえる。
 
日本の社会は、特に、「他人に気を使う」ということに大きな価値が置かれ、それを推奨される社会だ。だから、人の気持ちを察する人になろうと一生懸命になりすぎて、エンパスの傾向が強くなりやすい。


エンパスの傾向が極端に強くなると、一種の特異体質になってくる。あまりに他人の感情の影響を受けやすいため、人生が難しくなる。有名なローズトゥリーの分類によると、エンパスにはいくつかのパターンがある。
 
 
 
・ 身体合一型…相手の身体に起きたことを、自身の身体で起きているように感じる

・ 身体直感型…相手の身体で起きたことが直感的にわかる

・ 感情合一型…相手の感情を自分のことのように感じる

・ 感情直感型…相手の感情が直感的にわかる

・ 知的自己変容型…人の考えに合わせて行動してしまう

・ 霊的合一型…相手のスピリットとつながり、その人を援助できる



最初の、「相手の身体におきたことを、自身の身体で起きているように感じる、身体合一型」というのからして、ちょっと大変そうだ。こういう人が病院に行ったら、すぐに体調が悪くなってしまうだろう。

でも、下に行くほど、ますます日常生活に支障を来たしそうな特徴が並んでいる(笑)。中には、エンパスを通り越して、サイキックの領域に入っている特徴もある。もっとも、どの特徴でも、その傾向が極端に強ければ、もはやエンパスと言うよりサイキックだろう。

他人の感情に影響を受けやすいため、当然のことながら、ウツ状態になりやすく、逆に、ソウ状態にもなりやすい。こうなると、双極性障害(ソウウツ症)を併発しやすくなる。

そういう人が、精神科の治療を受けて「アナタは双極性障害です」と診断され、薬を飲まされたとしても、それが根本的な解決になるかどうかは疑わしい。この場合、根本的な原因は、エンパス体質にある。

「注意欠陥・多動性障害」(ADHD)という診断を受けることも、よくある。子供は、特にそう言われやすい。確かに、何人もの人の感情の影響を受けると、それだけ、落ち着きがなくなるのは仕方ないだろう(笑)。



でも、今までの地球での人生を生きる上では、困った体質だったとしても、これからは違うんじゃなかろうか。

これからの第四密度の地球においては、人々の意識が、ひとつになっていく。完全にひとつになるのは、まだまだ遥か先だけど、今までほどの分離感はなくなってくる。

エンパス体質の人は、それに先んじて分離の境界線がゆるくなってきているんだから、そういう意味では、新しい時代の人。


ただし、現在の地球においては、「常に怒っている人」とか、「いつも暗くなってる人」とか、ネガティブな人が、職場や学校にも必ずいる。そういう人に、いちいち影響を受けるのだから大変。

円滑に生きていくためには、エンパスを抑えることも必要になってくるだろう。

できれば、なるべく、一人になる時間を増やしたいところ。洞窟の中で瞑想できれば一番なんだけど、なかなか、そうもいかない。

「自分の殻をつくる瞑想」というのもある。「自分の周りを、光の壁がさえぎっている」とか、「自分の周りを、繭がくるんでいる」とか、人によってイメージするものは違うけど、要するに、一種のイメージトレーニングによって、自他の分離感を強化する。


「自他の分離感を強化する」というのは、スピリチュアルな進化とは逆行するような気がしないでもないけど、こればっかりは、時と場合によって使い分ける必要がある(笑)。地球的ではない人が、地球の環境でうまく生きていくためのコツみたいなものだろう。

とはいうものの、ポジティブな人とは、分離しなくても困らない。むしろ、良い影響をどんどん受けたいものだ。

逆に、ネガティブな人からの影響は、極力シャットアウトする。

まずは、ポジティブな人と、ネガティブな人を区別することから始める必要がある・・・(笑)。
 

さらに激変が続く、中東情勢

2013年06月16日 | こっくり亭日記

地球規模の大変動が、さらに続いている。

ヨーロッパは、経済危機と大洪水で揺れている。東アジアの反日諸国も、ますます断末魔の暴走で、いよいよ大詰めを迎えてる感がある。

もうひとつのホットスポット、中東では事態が急変している。

シリアでは、ついにアメリカが本格的な軍事支援を開始した。読売新聞によると、
 

>英紙ザ・タイムズは15日、約300人規模の米海兵隊の部隊がシリア国境に近いヨルダン北部に移動し、シリア反体制派に対する武器供与などの準備を進めていると伝えた。

>同紙記者がシリア国境から南へ約15キロ・メートルのマフラク北部で部隊を目撃したという。


シリアでは、アサド政権と反政府勢力が、だいぶ前から内戦を続けている。アサド政権は、イスラム教の中でも少数派の宗派にいるので、アラブ諸国にも味方する国がほとんどない。
 
それにしても、「シリアは、サリンを含む化学兵器を使用した」と言って軍事支援を開始した、アメリカのオバマ大統領。でも、ロシアなどは、「証拠がない」として反対している。これって、「大量破壊兵器を持っている」と断言してイラクを攻撃したブッシュ大統領と、ちょっと流れが似てるかも(笑)。

チュニジア、エジプト、リビアで独裁政権がバタバタと倒れ、「中東の春」と呼ばれた、市民革命の連鎖。その最後の波がシリアにも押し寄せていたのだが、シリア政府はそれまでの独裁諸国と違って強固な支配体制を築いていたため、バッタリと倒れることはなく、内戦がズルズルと続いている。最近は、「アサド政権側が押し気味」とも報道されていた。いよいよ、この流れが変わるのか!?


トルコでは、首都イスタンブールの真ん中の公園で、反政府デモが起きた。これまた、「独裁者」という評判のエルドアン政権が、強硬な態度を取ったため、対立が激化している。

オリンピック開催地の選挙で、東京のライバルは、スペインのマドリードと、トルコのイスタンブールだった。ところが、マドリードはバブル崩壊と経済危機で、開催が危ぶまれている。ここにきて、イスタンブールも、政情不安で開催が危ぶまれるようになった。いよいよ、東京に神風が吹いてきたか?

もっとも、トルコは代表的な親日国のひとつだけに、いまひとつライバル意識が燃え上がってこないのだが・・・(笑)。


最後まで改革が進まないと見られていた、あのイランでさえ、大きな変化が起き始めた。「世界最終戦争」を唱えていた、狂信的なイスラム凶徒のアフマディネジャド大統領が、8年の任期を終えて、「柔軟路線の穏健派」とされるロハ二師へと交代したのだ。保守派や、過激なナショナリストは当選しなかった。

ただし、イランの最高権力者なのは、大統領ではなく、宗教界の頂点に立つハメネイ師だと言われている。核兵器の開発などという、世界平和へのアカラサマな挑戦を、やめてくれるかどうかはハメネイ次第ということか。

前政権の強硬な姿勢のおかげで、イランは国際社会から孤立し、いろんな経済制裁を受けて、国民は苦しんでいる。いまじゃ、イランを敵役にしたアメリカ映画がヒットしてる時代。普通のイラン国民は、こんな状況から脱却することを強く願っている。


数年前から、巨大な変化が起きている中東。いまの地球規模の変化が、最も先鋭に表れている地域だ・・・。

  

秋田のブサカワ犬「わさお」に異変か?

2013年06月15日 | こっくり亭日記


薬師丸ひろ子の主演で映画にもなった、秋田のブサカワ犬「わさお」に異変が起きている。

この犬は、秋田犬なのに、妙に毛がモコモコして愛玩犬みたいな姿をしている。ペットブログで、「ブサかわいい」と評判になった。

最初は、捨て犬で迷子になっていたのだが、かわいいので近所の人がエサをあげていた。保健所に連れていかれそうなところを、飼い主に引き取られた。


2012年6月

その後、ブログで評判になり、写真集が出たり、映画が作られるほど、全国区の人気者になった。

ところが、飼い主が病気になり、三月からしばらく入院していた。なかなか退院できず、ずっと家を留守にしていた。その間、わさおは冬毛が抜けたあと、夏毛への入れ替わりが遅れ、すっかりヤセ細った姿になってしまった。

血液検査などでは異常がないらしいので、心労が原因なのではないかと言われている。


2013年6月

犬と人間の、心のつながりは深い。忠犬ハチ公は、銅像まで建てられた。「飼い主のお墓から何年たっても離れようとしない犬」というのを、テレビで見たこともある。

ネットで犬の動画を見ると、「赤ちゃんが泣いてるのを見て、犬がペロペロして慰めていた」とか、「犬が赤ちゃんにお菓子やオモチャを持ってきた」といったのが沢山あって、犬の優しさを実感する。

人間も、幼児の頃は犬と同じくらい純粋だけど、だんだん変わっていく。犬は、いつまでも変わらない。

犬こそは、愛の心を学ぶためのお手本だ・・・。

画像元: わさお通信 今日のしっぽ


広がるPRISM疑惑 ~ 巨大諜報機関

2013年06月14日 | こっくり亭日記

アメリカの情報機関「国家安全保安局」(NSA)は、長いこと、ナゾの存在だった。CIAやMI6みたいな、スパイ映画でオナジミの機関じゃないからだ。その割りには、三万人以上の要員数を誇る、CIAなんか目じゃない巨大組織。

“No Such Agency”(そんな機関は存在しない)の略とまで言われた、ナゾの存在の全貌が、今回の内部告発により、明らかになりつつある。日本でも、朝日新聞が、妙に気合いを入れて報道している。

NSAと契約するコンサルティング会社で働いてたエドワード・スノーデン氏が告発したのは、ネット上のメールや動画などを収集する極秘プログラム「PRISM」の存在や、1日数百万件の通話記録を集めていた事実だった。まるで、陰謀論サイトの世界が、現実になったみたい。

これに対し、NSAの長官・アレクサンダー陸軍大将は、もはや隠しきれないと観念してか、「この国を危険にさらすより、アイツは何かを隠していると言われたり、世論に批判される方を選ぶ」と、議会でも堂々と発言している。

2009年には、ニューヨークの地下鉄爆破テロ計画を未然に阻止するという大きな成果を挙げ、オバマ大統領の信頼も深まった。

パキスタンからコロラド州に送られた電子メールを追跡した結果、コロラド州で電子メールを受け取った男をテロリストと特定。さらに、電話のやり取りも傍受して、関係者を一網打尽にしたんだそうな。

香港の新聞のインタビューに応じた(なぜか、香港にいるらしい)スノーデン氏いわく、

>大型のインターネット中継機のような基本通信回線に侵入し、数十万台のパソコンの通信記録にアクセスできた。個別に侵入する必要はなかった。

スノーデン氏は、「文書による証拠もある」と言ってるらしい。そこには、中国や香港での数万件におよぶハッキング活動の詳細が記録されているという。

「香港で秘密の場所に隠れている」とか、「香港で法定闘争に持ち込む」と言ってるところを見ると、ひょっとして、スノーデン氏が内部告発に踏み切った背後には、中国政府がいるのかも?

そのせいか、アメリカ議会では、党派を超えて、誰もが「裏切り者」と呼んでいる。

最近の中国は、「われわれもサイバーテロの被害者なのだ」と言い出してみたり、妙に被害者ヅラしてることだし、また何か企んでる可能性もある。


それにしても、「こういう巨大機関が世界の通信を傍受し、われわれを監視している」というのは、陰謀論の世界ではオナジミの「真実」だったけど、それが公式に表面化したのには、さすがにビックリだ。

いよいよ、隠された真実が明るみに出てくる時代なのか・・・?

エシュロン ~ 巨大盗聴システム

2013年06月14日 | こっくり亭日記
 
エシュロンは、世界に張り巡らされた個人情報収集システムだ。公式には認められていないが、その存在はほぼ公然の事実。

これには、アメリカとイギリスを初めとして、カナダやオーストラリアなど、英語圏の国々が関わっているとされる。

もともとエシュロンができたキッカケは、第二次世界大戦で日本軍の暗号を傍受し、解読するシステムに起源があると言われている。地理的位置からいって、日本の暗号を傍受しやすいオーストラリアやニュージーランドが関わっているのは、そのせい。

その後、日本という敵は消えたが、代わりに登場したのが、ソビエト連邦という巨大な敵。やがて、日本も復活し、今度は経済大国として、産業スパイ対決が始まった。エシュロンは、さらに拡張され、充実していった。FAXや、人工衛星を経由した国際電話も始まり、傍受はハイテク化する一方。

冷戦が終わって、エシュロンもその使命を終えたかと思われた。でも、そこにまた、代わりの敵が登場した。今度は、日本やソ連のような大国ではなかった。その代わり、全世界に張り巡らされた、テロリストのネットワーク。イスラム凶徒たちとの、21世紀の十字軍戦争が始まった。

さらに、インターネットの普及により、ネット上の個人情報収集が、エシュロンの主な役割となった。いまや、エシュロンは、「グーグル検索を何千倍にも機能強化したような、全文検索システム」とよく表現される。あらゆる電話や電子メールその他をチェックできるという。

エシュロンは、1991年の湾岸戦争で大活躍したと言われている。このときは、イギリスにある米軍のレーダー施設で、スパイ衛星を通じてイラク軍の間での無線交信を傍受していた。

でも、エシュロンはもはや、軍事目的を超えてしまっているという。

たとえば「田中宇の国際ニュース解説」という、筆者が以前よく見てた陰謀論系のサイトによると、

>カナダの諜報機関「CSE」の元職員が、2月末に収録されたアメリカCBSテレビの番組で証言したところによると、カナダ政府は1983年、イギリスのサッチャー首相に頼まれて、サッチャー政権の閣僚2人の電話を盗聴した。

サッチャー首相は、イギリス国内では、法律に縛られている。盗聴したなんてことがバレたら、それこそシャレにならない。でも、「外国人なら大丈夫だろう」ってことで、カナダの諜報機関にやってもらったらしい (盗聴がバレたらヤバイのは、カナダ政府も同じという気もするが・・・)。

それ以上に有名なのが、「ボーイングやレイセオンが国際入札の情報を不正入手した」という、アメリカ企業による産業スパイ問題だ。

>ひとつは1994年、ヨーロッパ諸国が共同で設立した飛行機メーカーであるエアバス社が、サウジアラビアの航空会社に旅客機を売り込んだ時、米当局がエシュロンを使ってエアバスとサウジ航空当局者との電話を盗聴し、得られた情報を元に米政府が、エアバスがサウジ政府に賄賂を贈ろうとしていると指摘した結果、エアバスは受注競争から外され、代わりにアメリカのボーイング社が落札したというもの。

>もう一つは同じ年、フランスの防衛機器メーカー、トムソンCSF社が、アマゾン熱帯雨林を監視保護するためのレーダーシステムをブラジルから受注しそうになったとき、エシュロンで米当局が関連情報をつかんだ結果、アメリカのレイセオン社が受注を横取りした、というものだった。(報告書に関する報道は、たとえばニューヨークタイムスの記事など)

これらは、新聞の小さな記事に出てきた未確認情報にすぎなかったのだが、その後、情報リークする大物が現れた。

>元CIA長官のジェームズ・ウールジーは、報告書で指摘された行為があったとされる1994年当時、CIA長官をしていたが、「ヨーロッパ企業の不正行為を止めるため、アメリカ政府が諜報活動で得た情報を使うことがあった」という趣旨の発言をして、アメリカの行為を正当化しつつ、盗聴の事実を間接的に認めたのだった。

>彼によると、エシュロンで得られた情報が、NSAやCIAから企業に直接渡されることはないという。だが盗聴結果は、政府内の部門である商務省にも渡される。


こうした、徐々に漏れてくるエシュロン情報により、欧米では反発が起きてきた。特に、イギリスと海を隔てた隣にある、フランス・オランダ・ドイツからの反発は強い。

アメリカでも、市民運動が起きている。「テロリスト」や「爆弾」といった、エシュロンが鋭く反応するキーワードを、ワザと大量に使用して、エシュロンをパンクさせてやれという、「エシュロン妨害デー」なんてのもあった。


日本では、この問題に対する反応が、どうも鈍い。

「どうせ、日本語が分からないだろう」という、言葉の壁に対する安心感があるせいなのか、情報戦への関心がもともと乏しい。でも、暗号を解読されたことが、第二次世界大戦の敗因のひとつなのは事実だ。

日本にも、青森の三沢基地にはエシュロンがあると言われている。もはや、公然の秘密といってよい。もっとも、公式に認めるわけにはいかないだろう。日本でも、通信の傍受はもちろん犯罪だ。通信の自由は憲法21条で保障されてるし、他にも電気通信法とか、電波法とか、いろんな法律がある。

ブログどころか、日々の電子メールのやり取りまで傍受されてるんだから、恐ろしい話だ・・・。

やっぱりやってた、アメリカ政府がネットで個人情報収集

2013年06月13日 | こっくり亭日記

「やっぱり、やってたか」という反応ばかりが目立つ報道だ。

アメリカ国家安全保障局(NSA)による、ネット上の個人情報収集の実態が明るみに出て、大きな問題になってきている。

このNSAは、国防総省の傘下にある部門で、諜報活動を任務としている。もっとも、CIAみたいな、スパイを使った伝統的な諜報活動ではなく、電子系の活動がほとんど。ここに、ジェームズ・ボンドやイーサン・ハントはいない。コンピュータ技術者がいるだけだ。

6月5日、イギリスの新聞ガーディアンが、「NSAが、アメリカの電話会社ベライゾンの通話記録、数百万件を毎日収集している」とスクープしたのが、今回の騒ぎのキッカケ。

さらに、ワシントン・ポストも「NSAが、PRISMと呼ばれる極秘情報収集プログラムで、インターネット上の個人情報を集めていたことを特ダネとして報道した。

このPRISMは、ブッシュ政権下でテロ対策として導入されたもので、今回の報道を受けてアメリカ政府が初めて公式に認めた。マイクロソフト、アップル、グーグル、フェイスブックといった、大手ネット企業9社が協力するという、大規模なものだった。

NSAの情報をリークした、29歳の技術者スノーデン氏は、一躍ヒーローになった。もっとも、すべての情報を開示したわけではないという。

アメリカ政府は認めていないが、世界各国に存在することが、ウワサを通り越して、ほぼ公然の事実となっているものに、「エシュロン」がある。これは、石油タンクみたいな球形の装置を中心とするシステムで、あらゆるネット情報を収集しているとされる。

アメリカ政府は、アメリカ国内では、法律に縛られている。思い通りに、アメリカ国民のプライバシー権を侵害することは許されていない。自由奔放に活動できるのは、なんといっても国外だ。日本でも、三沢基地にエシュロンの施設があると言われている。

このため、ヨーロッパ諸国から反発が起きている。もともと、アメリカの大手ネット企業による市場支配に対する反感が募っていただけに、火が付いた形だ。


それにしても、「やっぱり、やってたか」のオバマ政権。これが始まったのはブッシュ政権のときだけど、オバマ政権になって、規模は数倍に拡大しているという。

しかも、オバマ政権は、集めた情報をもとに、無人攻撃機によるテロ容疑者の殺害作戦も、ブッシュ政権より熱心にやってきた。

「クリーンなイメージのあるオバマ大統領だけど、裏では、こんなことやってたんですね~」みたいな調子で言ってるところもあるけど、これは仕方ないだろう。おそらく、もっと大きな権力機構がやってることなので、大統領の一存でどうにかなるものでもないだろうし。

世論調査によると、アメリカ国民は、「テロ対策のほうが大事なので、仕方ない」と考える人が多いみたい。確かに、そういう面もある。

それにしたって、日本人も、ドイツ人も、アラビア人も、みんなアメリカ政府に電子メールまでチェックされるんだから、恐ろしい話だ。まさしく、世界支配者の名にふさわしい。

筆者も、マイクロソフト・アップル・グーグルがない生活なんか、考えられない。日本も、独自のネットシステムを構築していった方がいいのかもな・・・。

景気を良くしたい

2013年06月12日 | こっくり亭日記

新聞を見ていて気になるのは、アベノミクスに対する批判の激しさだ。一日、円高に振れたり、株価が下がった日があると、「アベノミクスが失敗した!!」と大騒ぎ。特に、朝日新聞はひどい。日刊ゲンダイは、もはや論外もいいとこ(笑)。

そりゃ、批判する人の考えも分かる。でも、この経済政策には、「期待」が重要なのだ。「この先、景気が良くなりそうだな」という期待を持たせるのが大事なんで、「景気が悪くなる、悪くなる」と大合唱すれば、その効果は削がれる。もっとも、「インフレになる、インフレになる」と騒ぐのは、「インフレ期待を起こす」という政策目的に合っているので、一概には言えないんだけど・・・(笑)。

忘れちゃいけないのは、欧米で数百年の経験をかけて磨かれてきた経済理論においては、アベノミクスのリフレ政策が正統派だということ。スティグリッツも、クルーグマンも、「やっと、日本も正しい政策を取り始めたか。ずいぶん遅かったな」という論調だ。

というのも、通常、暑いときには冷房をつける。寒いときには暖房をつける。それと同じように、インフレのときは通貨供給を絞る。デフレのときは、通貨供給を膨張させる。それが、経済としては普通の考え方と言える。

真冬の、寒さで凍え死にそうなときに、暖房をつけるのは、ごく普通の行動だ。暖房を付けても暖かくならなければ、さらに暖房を強くするしかない。そこで、「暖房を強めるなんて、トンデモない。夏は、あんなに暑さで苦しんだのを忘れたか?」と言い出すのはおかしいし、「どうせ冬なんだから、何やったって暖かくならねえんだよ」と言うのも、おかしい。

経済の法則というのは、それと同じで、一事が万事、とても単純。

そこに、いろんな人が、「今の日本は特殊な状況なので、経済の法則は通用しないのだ」という、実にさまざまな理屈を付けているというのが、今の日本の状況だ。

どちらが正しいのかは、人それぞれの考え方かもしれない。でも、どちらが経済理論としての正統派で、どちらがそれに対する異論なのかは、おのずから明らかと言える。政策に反対するのはいいけど、「アベノミクスのリフレ政策は、イイカゲンな経済学者が唱えている俗流の理論なのだ」と主張するのは、さすがにイカガなものか・・・?


それはともかく、数年前からずっと書いてることだけど、景気は、悪いより良いほうがいい。

「大恐慌とハイパーインフレが同時に起こり、世界経済が崩壊する」なんてのは、どう見ても、生き地獄としか思えない。それのドコがユートピアなのか、まったく理解に苦しむ。経済が崩壊して物々交換のレベルまで落ち込むことが幸せなら、北朝鮮こそは、まさしく地上の天国だろう。

たとえ、「大恐慌とハイパーインフレが同時に」起きたとしても、それによって、人類が経済問題から解放されるなんてことは、あり得ない。

むしろ、その逆だ。そんなことになれば、誰もが経済問題で追い込まれ、目の色を変えて狂奔せざるを得なくなる。

「経済そのものを潰してしまえば、おカネの問題は消滅する」というのは、「地球人類が全員滅亡してしまえば、病気で苦しむ人は誰もいなくなる」というくらい、ムチャな発想だ。

それより、景気がトコトン良くなり、誰もおカネに困らなくなれば、おカネのことばかり考えなくてもすむようになる。その分、他のことに意識を向けられる。それは、人類の意識向上にとって大きなプラスになる。

まずは、「おカネに困らない社会」を目指すことが重要だ。「おカネそのものが存在しない社会」は、それから先の、ずっと遠くにあるテーマ。

そこの順番をまちがえると、それこそトンデモない悲劇になるというのは、人類の歴史によって証明されている・・・。

動物や植物に、優しさを学ぶ

2013年06月12日 | 精神世界を語る

ネットを見ていると、犬や猫や小鳥の愛好者がどれだけ多いかを実感する。ペット系ブログは、政治系や芸能系・スピ系をしのぐ最大のメジャー分野だ。

地球は殺伐としたサバイバル競争の舞台だが、動物はカワイイのが多い。だから、愛の心を身につけることができる。動物をかわいがったり、植物を育てたりするのは、愛の心を身につけるための、一番の早道だろう。

筆者は、どこに行っても犬や猫や、小さな子供を熱愛するタイプだけど、自分で育てることは決してないというタイプでもある(笑)。

かつては文字通り「虫も殺せぬ優男」だった。でも、都会での害獣や害虫の被害はシャレにならないものがあり、人間生活を脅かしている。ビルのネズミ駆除を専門にしてる会社の人に話を聞いたところ、「ネズミも、よく見るとカワイイんだけど、実害が大きい」と語っていた。害虫にしても、ちっちゃな赤ちゃんゴキはカワイイのだが、成長と繁殖が速いので早めに駆除しないと大変だ。

もっとも、彼らも都会では害獣・害虫そのものだけど、本来の居場所である森林の中では、あらゆるゴミを食べ尽くす万能の掃除係なのだ。

インドのジャイナ教は、極端な不殺生主義で知られる。外を歩くときは、小さな虫を踏み潰さないように、ホウキで掃きながら歩く。だから、ジャイナ教徒はいつもホウキを持ち歩いている。


先日は、家の中にナメクジがいた。外に逃がしたところ、ちょうど、雨がしとしと降ってきた。それはノソノソと這っていたが、湿り気が好きな生き物だけに、喜びが伝わってきた。

日陰にあった小さな観葉植物の鉢植えを、日の当たる場所に移したところ、かすかな喜びの波動が広がった。

近所で、老人ホームのおばあさんが野良猫にエサをやっていた。何匹かの野良猫が夢中でエサを食べてたが、後ろのほうでモジモジしてる子猫もいた。子猫にエサを小分けしてやったところ、大喜びで食べ始めた。


トラやライオンのような、地球の肉食動物は凶暴だ。でも、人間がエサをやって、生きるのに困らない状態にしておくと、優しい動物になる。他の小さな動物をかわいがるようになる。

先日は、映画を見るゴリラの動画が、世界的に話題になった。子供が生まれ育った街を離れる、お別れの場面になると、悲しそうになり、目に涙を浮かべる。ゴリラだって、野生のゴリラは、凶暴で恐ろしい動物だ。でも、ゴリラも本当は優しい。

やはり、地球という生活環境の厳しさが、激しい生存競争を引き起こすのであって、環境が優しければ、大半の者に愛の心が広がってくることだろう・・・。

欧州で、数百年に一度の大洪水

2013年06月09日 | 異常気象




先日は、アメリカ南部の大竜巻が、世界の人々を震撼させた。

大竜巻そのものは、広大なアメリカ大陸のどこかで、毎年10件くらいは起きているらしいのだが(・・・それにしたって、最近は多い)、今回は、大都会の郊外に被害をもたらしたことで、特に怖かった。

今(2013年6月)は、ヨーロッパで、ものすごい大洪水が起きている。

2002年にも洪水は起きたのだが、現地の人が書いていることによると、「何百年に一度?・・・と思うほどの、トンデモない大洪水」だという。
 
たしかに、画像や動画を見ると、まるで海みたい。屋根が水面に突き出ているから、ホントは住宅地なんだろうと思われるのだが、波がうねっていて、泳ぐにしてもちょっと怖いな・・・という感じだ。


ロイターによると、

>6月3日までにチェコで6人が、オーストリアで2人が死亡した。工場は閉鎖され、数千人が避難を余儀なくされている。
 
>チェコの首都プラハでは、地下鉄も運行を停止、政府は非常事態を宣言した。

>洪水の被害が特に大きいのはドナウ川沿いで、チェコとオーストリアのほか、ドイツ、スロバキア、ハンガリーにも被害が及んでいる。


ここ数年、「百年に一度の異常気象」とか、そういう言葉を、どれほど見てきたことか。でも、やっぱり今年も、百年に一度の異常気象なのは確かだ。

地球は、ますます荒っぽい変動の時代に突入している。
 
引き続き、災害には要注意だ・・・。
 
ていうか、日本の新聞を見ても、この話を見ることが少なすぎる。最近は、ますます内向き志向になってないか?