宇宙のこっくり亭

意識の覚醒に向かって、精神世界を縦横無尽に語る本格派ブログ!!

チャクラに意識を集中する

2013年07月05日 | チャクラ



瞑想で意識覚醒を目指すなら、ひとつひとつのチャクラをしっかりと意識することが大事になる。

そのためには、まず、チャクラの位置を正確に把握しなくちゃいけない。チャクラの場所が分からないのに、意識しようったって無理がある。中には、自力でチャクラを発見できる人もいるだろうけど、そんな人は、そもそも修行する必要ないし(笑)。

通常は、眉間のチャクラを初めとする、身体の表面のツボをチャクラとして意識するわけだけど、クンダリニー瞑想では、背骨に沿って存在するとされる「スシュムナー管」が重要なので、各チャクラは、みんなスシュムナー管の中。つまり、身体の奥の方にある。

とはいっても、上の図にあるような小さな点として、ピンポイントで意識するのは、なかなか無理がある。ここは、だいたいの見当をつけてかかるしかない。

それぞれのチャクラの位置が分かったら、次は、チャクラに意識を集中する。このときの、集中力の鋭さと強さが鍵を握る。

「意識は脳にある」というのは、20世紀の人間の古い信念でしかない。実際には、意識は、脳だけでなく、からだ全体に広がっている。その、漠然と広がってる意識を、ひとつのチャクラにググッと凝縮する。

意識は、スシュムナー管に沿って、上に行ったり、下に行ったりする。最終的には、スシュムナー管そのものが一本の棒みたいになり、頭のテッペンからゴソッと丸ごと抜け出すらしいんだが、残念ながら、そこまでは意識できてない・・・。

何はともあれ、修練あるのみ。スポーツとか、武芸とか、楽器の演奏とかなら、修練がモノを言うのは誰でも知っている。精神世界も、例外ではない。

なぜか、精神世界だけは、「信じるか、信じないか」という信念の問題だと、世間の一般人に思われているのは残念だ。それは、入り口の段階では確かにそうだろうけど、そんなの何だって一緒。空手の修行をするのだって、「これをやれば強くなる」という信念がなきゃ、長続きするはずもない(笑)。

瞑想で意識を集中するのは、日常生活にも、確実に役に立つ。瞑想で鍛えた集中力や観察力は、とても便利だ。スポーツで鍛えた筋力や持久力が、生活に役立つのと変わらない。

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7つのチャクラのまとめ

2013年04月02日 | チャクラ
 
およそ精神世界・スピリチュアルのファンで、「チャクラ」という言葉を聞いたことがない人はいないんじゃないかというくらい、チャクラは有名だ。

特に有名なのは、眉間の「第3の目」のチャクラ。単に「チャクラ」とだけ言えば、普通はここを指している。

身体にも、「第3の目」と言われる器官がある。それは、松果体。大脳の、右脳と左脳の間にはさまっている、眼球と似た構造の小器官だ。こんな奥にあって、何も見えないはずだけど、「暗さと明るさを認識して、睡眠パターンをコントロールしている」ことが、医学的にも知られている。スピリチュアル的には、「神秘的なヴィジョンは、松果体の目で見ているのでは」と言われている。ここが振動してビリビリしてくれば、見えないはずのものが見えてくる・・・?

それから、近年、人気急上昇しているのが、胸にあるハートのチャクラ。知性や認識力と結びつけられることの多い眉間のチャクラに対して、ハートチャクラは感情や愛情をつかさどるチャクラとして、スピリチュアル関連でしきりに登場するようになっている。

確かに、悲しいときは胸が張り裂けそうになる。感動したときは、胸が熱くなる。ここに「こころ」があるのは間違いない。

でも、それを言ったら、不安で苦しいときは、お腹がズシーンと重くなり、食欲がなくなる。愉快なときは、腹の底から笑いがわき上がってくる。感情は、胸だけでなく、お腹にもある。

どうして、お腹に感情があるのか。医学的には、「副腎から神経伝達物質のアドレナリンが出ているから」ということになるだろう。スピリチュアル的には、「お腹にチャクラがあるから」ということになる。両方とも、おそらく正しい。

チャクラは、もともとインドのヨーガの用語。そこから転じて、神智学の用語にもなった。

神智学的には、7つのチャクラは、エーテル体にある。エーテル体とは何かと言えば、「肉体と霊体の中間、半物質の存在」といったところ。それは、肉体と重なって存在している。

重要なのは、それぞれのチャクラに対応するポイントが、肉体の器官にもあるということ。

代表的なのは、眉間のチャクラと「松果体」、おなかのチャクラと「太陽神経叢」といったところだろう。どちらも、医学や生物学より、むしろ神秘思想によく登場するのでオナジミの存在だ。

どのチャクラもそれぞれ、内分泌腺や、自律神経系の中枢などと結びついている。

身体は、何も考えなくても消化吸収し、酸素やエネルギーを体全体に循環させ、体温や糖分その他をバランスよく調節している。

そんな風に身体が勝手に機能しているのは、内分泌系や自律神経系が、全身をいつも自動的にコントロールしてくれているおかげ。その中枢が7つのチャクラであるというのは、まさしく古代インドの叡智であり、チャクラを理解する上で不可欠なポイントだろう。

通常、ハートチャクラは、「感情が起きるところ」とされている。もちろん、それはそれでいいんだけど、それはハートチャクラの機能の一部でしかない。本来は、やっぱり心臓であり、胸腺であり、胸部の神経叢こそがハートチャクラ。頭脳と並ぶ、人体のもう1つの中枢だ。

ヨーガ理論は、「チャクラに始まり、チャクラに終わる」という感じ。

もちろん、チャクラに込められた象徴的な意味を悟るところまで行こうと思ったら大変なことで、それはまた別問題だけど、何事も基本が大事。まずは基礎知識として、7つのチャクラを一通り知っておきたい・・・。


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丹田 ~ 第2チャクラ

2013年04月02日 | チャクラ
  
第2チャクラ(スワディスターナ・チャクラ)は、おなかのマニプラ・チャクラと、一番下のムーラダーラ・チャクラの間にある。

なんだか、7つの中で一番マイナーな感じのするチャクラだ。「仙骨のチャクラ」とか、別名も一応あるけど、そんなに聞かない気がする。「第2チャクラ」と呼んでいる人が多い。
 
でも、気功や漢方医学では「丹田」(たんでん)と呼ばれる超重要ポイント。ここに気功パワーをたくわえ、一気に放出する。武侠ドラマ(中国の時代劇)に出てくる超絶の武芸者なら、人間を吹っ飛ばすくらい、朝飯前だ。

筆者は気功をやったことないけど、武侠ドラマが好きでよく見るので、実はクンダリニー・ヨーガ以上に関心を持っている(笑)。
 
丹田の位置は、「へそ下3寸」として昔から知られている。「丹田呼吸によるヒーリング」ってのも、よくある。まずは、腹式呼吸するのが基本。このとき、「お尻を締めるのがコツ」だという。

なぜ、ここに人間の原点があるのか。筆者がたまたま見て「なるほど」と思った気功のサイトによると、ここには長くて曲がりくねった消化器官、「小腸」があるからなんだそうな。

というのも、原生動物や腔腸動物なんかに戻ると、消化器管だけのものが多い。つまり、太古の原始的なは小腸だけの存在であった。確かに、モンシロチョウの幼虫なんかを見れば、食べて消化吸収して出すだけの、チューブみたいな生き物だ。原始的な生き物というのは、そんなもの。小腸の両端に、口と肛門がくっついているだけみたいなものだ。

それ以外のものは皆、進化するにつれて、後になってくっついて発達してきたものばかり。脳や心臓もそうだ。「小腸こそが人間の原点」と言えるゆえん。いわく、

>なぜ小腸が気の田んぼで、気の海であるのか。

>ここで、また、「ははあ」と気づいたあんたはえらいっ。

>そうなのである、毛細血管である。

>最初に説明した通り、気は細い管を物が通るときの波動である。

>人間を含めて動物の場合は気は主に毛細血管を血液が通るときの波動であるのである。

>小腸は栄養をよりよく吸収するために、襞(ひだ)がもう無数にあって、その襞を広げると、テニスコート1面にもなるといわれているのである。

>そのテニスコート1面の襞に、これまた栄養を吸収するために毛細血管が無数に張り巡らされているのである。

>その毛細血管をつなぐと「地球を何周もするんですよ」なんて、神のお告げの口から出任せで、てきとーにシャレで言ってたら、最近テレビの番組を見たら、実際にそのとおりで、まあ、毛細血管を含めた血管の長さをつなぐと9万kmもあるそうで、これは地球を2周半に相当するのである。

>そこを9万kmの長さのものが人体に内臓されていて、とくに小腸には各段に多い毛細血管が内臓されていて、そこを血液が通るわけだからその波動はすんごいわけである。

>だから、誰でも食事をしているときは消化器系に血液が集まっているので、気が出ているわけである。

>もう少し言うと胃腸の強い人ほど気が溢れているわけである。

というわけで、気とは、毛細血管を通るものだということを、初めて知った。勉強になりますた・・・。

丹田はともかく、第2チャクラの話に戻ると、ここは第1チャクラ(一番下のチャクラ)との関連で語られていることが多い。

生殖機能の近くにある第1チャクラは、本能と結び付けられて語られる。性欲というより、もっと原始的な、「生存本能」という感じだ。

つまり、ちょっと意外ではあるけど、一番下の股関節のチャクラの担当は、どっちかって言ったら「食欲」。

「性欲」は、この第2チャクラの担当だ。それはやっぱり、この辺りから発するホルモンによって、情動が左右されているせいだろう。女性の場合は、ここに卵巣がある。排卵が生殖や性欲の源泉だというのは、その通りだろう。一方、男性の場合はどうなるのか?・・・考えすぎると、あまりにもややこしい。

それはともかく、性欲こそは、人間を動かす根本的な情動だ。それは、フロイト先生に指摘されるまでもない。いろんな感情や衝動が、ここから発生してくる。変な事件で捕まる人も多いから、気をつけよう・・・。

ていうか、このチャクラは、やっぱり重要だということがよく分かる。
 

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太陽神経叢 ~ おなかにある「第2の脳」

2013年04月02日 | チャクラ

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おなかのチャクラ(マニプラ・チャクラ)は、胸にあるハートチャクラに比べて、人気の点ではちょっとマイナーな存在だ。でも、実は重要なポイント。

おなかには、胃袋や肝臓・すい臓、ちょっと奥にあるけど腎臓・・・といった重要な臓器が集中している。「体内の化学工場」みたいなところで、もちろん、各種ホルモンの出どころでもある。

中でも注目されるのは、太陽神経叢(たいようしんけいそう)だろう。

太陽神経叢は、自律神経のカタマリで、いちおう医学用語ではあるんだけど、医学というより、ヨーガとか気功の方面で有名だ。「西洋医学より、東洋医学で注目されてきた存在」と言ったほうがいいかも。

太陽神経叢は、おなかの上のほうの「ミゾオチ」と呼ばれるところにあり、形が太陽に似ている(本物の太陽というより、周りにたくさんの光線が伸びている、絵に描いた『お日さま』みたいな感じ)ことから、そう呼ばれる。

胃袋も、肝臓も、日頃はまったく意識していないのに、いつも自動的に働いて、身体を支えてくれている。こんな風に自動的に働いてくれるのは、自律神経のおかげ。

内臓が正しくはたらくようにするためには、自律神経の調整が大事。それがうまくいかないと、自律神経失調症になってしまう。自律神経失調症は恐ろしい。眠れなくなったり、起きられなくなったり、酔っぱらったわけでもないのにゲーッと吐いたり。筆者の知人には、外出中に自律神経失調で気分が悪くなり、意識がもうろうとしたまま行方不明になったため、捜索願いが出る騒ぎになった人もいた。日頃は意識しないけど、失調して初めて重要さに気づく。それが、自律神経というもの。

通常、自律神経の中枢は、間脳の視床下部というところにあるとされている。視床下部とは、名前の通り、脳の下の方にあって、脳下垂体がぶら下がっているところ。何も考えなくても内臓が勝手に働いてくれるのは、ここがコントロールしているおかげ。

でも、そんな重要な役割を、脳だけが担っているわけではない。おなかにも、「第二の脳」とも言われる自律神経の中枢がある。それが、太陽神経叢。

この辺りに重要な臓器が集中していて、それを自動的に動かすのが自律神経の大きな役割なんだから、ここに「現場の拠点」みたいな、もう一つのコントロールセンターがあっても不思議じゃない。

体内の活動は、胃腸や肝臓で起きている。すべてをコントロールするには、脳からじゃ遠すぎる。「事件は、現場で起きてるんだ!」といったところだろう。脳からの指令を受けながら現場を指揮するのは、おなかにある第二の脳、つまり、太陽神経叢の役目。 

おなかのマニピュラ・チャクラは、そんな太陽神経叢の位置にある。「ここが重要だ」と見抜いたのは、やはり古代インドの叡智だろう。消化器系が弱い人にとっては、特に重要かもしれない。
 

悲しいときは、おなかがズーンと重くなり、食欲がなくなる。心の働きも、脳だけがやってるワケじゃないのだ。むしろ、感情のカナリの部分は、おなかで起きている。

というのも、危険を感じたときは、おなかの奥にある「副腎」(ふくじん…2つの腎臓の上の方にくっついてる内分泌腺)からアドレナリンが放出され、全身の血管を巡りだす。これは、全身から冷や汗が出たり、緊張で体が固まったり、そういう作用を起こすホルモン。つまり、恐怖や不安も、その逆も、おなかの奥から出てきて、全身に広がるようになっている。

そのせいか、このチャクラはしばしば「自我」や「自信」と結び付けられている。昔の人も、副腎やアドレナリンのことなんか知るよしもないけど、ここが恐怖や不安の源泉だということには気づいたのだろう。

マニプラ・チャクラは、しばしば「体の中の太陽」、「火のエネルギー」とも言われる。自信に満ちた人のおなかでは、このチャクラが太陽のように輝いているという。

つまり、このチャクラが偏って発達した人は、自我が強くなると言われている。現代人は、昔の人に比べて、おなかのチャクラが発達しているという。う~ん、何事もバランスが大事ということか・・・?


ヨガの先生として有名な本山博氏によると、「そのチャクラが目覚めると、情感が豊かになり、霊視・テレパシーといったESP(超感覚的知覚)能力が発現します。日本に多くみられる「巫女型」霊能者には、このマニプラチャクラタイプが多いのです」ということだ。つまり、日本の巫女は、「情感タイプ」ってことになる・・・。
  

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甲状腺 ~ ノドのチャクラ

2013年04月02日 | チャクラ

 
ノドのチャクラ(ヴィシュダー・チャクラ)は、あまりにも有名な「眉間の第三の目のチャクラ」と「ハートのチャクラ」にはさまれているせいか、ちょっとマイナーな存在で、話に登場する頻度もグッと低くなる。でも、重要なことに変わりはない。

ノドのチャクラは、内分泌系の器官のひとつ、「甲状腺」と重なる場所にある。場所だけでなく、機能もシンクロしている。だから、「ノドのチャクラとは何なのか?」という話をするためには、まず「甲状腺」を知っておくに限る。

甲状腺とは、甲状腺ホルモンを出すところ。

・・・と言っても分かりにくいけど、世間での知名度は上昇している。それは、高齢化社会を迎えて、「アナタは、甲状腺ホルモンが不足していますね」と医者から言われる人が増えているからだ。

甲状腺ホルモンが不足すると、急速に老け込むので要注意。外見だけでなく、声もしわがれてくる。また、動作や会話にもハツラツとしたものがなくなり、老人っぽくなってしまうという。

つまり、マイナーな割には、アンチエイジングの鍵を握っている。

というのも、甲状腺が出しているホルモンには、新陳代謝を促進して、体の活動を活性化する機能があるからだ。

つまり、人間の体を車に例えれば、アクセルの役割を、ノドが担っていることになる。アクセルだけでなく、ブレーキにもなる。意外なところに、意外な機能があるものだ。

甲状腺は、ノド元にある内分泌系の器官。カブトガニ(?)の甲羅に形が似ていることから、甲状腺と呼ばれる。

また、甲状腺には、小さな「副甲状腺」がくっついている。これまた、小さくて目立たない割には大事だったりする。昔、ヨーロッパのある科学者が、犬のノド元にある甲状腺を切除して、犬がどうなるかを実験してみたところ、犬はたちまち悶絶して死んでしまった。しかし、うまく副甲状腺を残して甲状腺だけを切除してみたところ、犬は死なずに、その後も生きていたという。

副甲状腺は、体内のカルシウムの調節をやっている。ここが、「カルシウムが足りないぞ」というメッセージを全身に向けて発すると、骨からカルシウムが溶け出して、体内に補給される。

1度や2度ならいいけど、これがずっと続くと、「骨粗鬆症」(こつそしょうしょう)になる。骨がカルシウム不足でスカスカになる症状で、お婆さんの腰が曲がる原因。やはり、老化の主因のひとつと言える。

このように、甲状腺や副甲状腺のホルモンは、若々しく元気ハツラツと生きていくのに重要なものばかり。アンチエイジングの鍵を握る器官なのは間違いない。

このような医学知識などあり得なかった古代インドの頃から、不思議にも、ノドのチャクラはアンチエイジングに欠かせないものとされてきた。このチャクラを開発するのは、若さを維持し、元気ハツラツとした人生を送るのに重要なのだという。

やはり、インドの瞑想者たちは、ノドに意識を集中して観察することにより、ここに若さや元気の源泉があると見抜いたのだろう。

このチャクラは、場所がノドにあるだけに、会話とか、他者とのコミュニケーションにも大いに関係があるとされている。

実際、「どうも人間関係がうまくいかないんですが・・・?」という人生相談に対して、「アナタは、ノドのチャクラが閉じています。ノドのチャクラを活性化しなさい」と霊能者(?)が回答しているのを見たことがある。それが本当なのかどうかは、判断できかねるのだが・・・。


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尾てい骨 ~ ルートチャクラ

2013年03月21日 | チャクラ
 
全身に分布する7つのチャクラのうち、一番下にあるのが、ムーラダーラ・チャクラ(第1チャクラ)。

「根っこにあるチャクラ」ということで、ルート・チャクラ(根のチャクラ)とも呼ばれる。・・・ていうか、どちらかと言えば、そう呼んでる人の方が多いかもしれない。

7つもあると、端っこが目だつのは仕方ないことで、一番上にある頭部のチャクラ、真ん中にあるハートのチャクラとともに、この一番下のチャクラもかなり有名だ。

このチャクラがある場所は、尾てい骨。背骨に沿って人体をタテに貫く脊髄(せきずい)の一番下の位置にある。ここは生殖器官があるだけに、いろんなホルモンの出どころでもあるけど、神経も集中していて、「尾骨神経節」と呼ばれる、ひとつのコアになっている。

知性や認識力を伸ばしたければ、頭部のサハスラーラ・チャクラやアジナーチャクラ。体力や健康を伸ばしたければ、ムーラダーラ・チャクラを開発するといいらしい。もっとも、個人的には、どうしても眉間のチャクラに意識が集中してしまい、下の方のことまでは考えてこなかった、

でも、「これからは感性や愛情がクローズアップされる時代」として、ハートチャクラへの注目度が高まっているのと同様、ルートチャクラも、「地球と根っこでつながるチャクラ」として、スピリチュアル界で話題になることが増えてきた。それは、「地球のコアから電気のコードみたいなのが伸びていて、それが自分のルートチャクラとつながっている」というイメージを強化するもので、「グラウンディング瞑想」と呼ばれている。

それ以上に注目されるのは、ここに「クンダリニー」と呼ばれる強力な生命エネルギーが眠っている・・・とされること。

このエネルギーの開発に成功すると、会陰部でトグロを巻いていたクンダリニー蛇が、脊髄に沿った通路・「スシュムナー管」を通って一気に駆け上がり、「チュド~ン!!」とばかりに脳天を貫くという。気持ちよく昇天したい人には、オススメだ。

この「クンダリニー覚醒」を体験したい一心で、長く苦しいヨーガの修行に取り組んでいる人は少なくない。「私は、クンダリニーのエネルギーを溜め込むため、徹底的に禁欲しています」という人もいる。禁欲してエネルギーを溜め込み、いつの日か、大バクハツさせるのだ・・・!?

このクンダリニーのエネルギーは膨大なもので、性的なエネルギーとして活用すれば、スーパー絶倫男も夢じゃないという話だ(・・・ちょっと古いかもしれないが、この話を聞いて、『チョコボール向井』という人のイメージが脳裏に浮かんだ)。

ムーラダーラ・チャクラを開発した結果、異性を見てムラムーラと性欲が起きてくる。それもまた、結構なことなんじゃあるまいか・・・と思ったが、そういうワケでもないみたい。このチャクラが関係するのは、性欲や生殖力というより、もっと根源的な生存本能だとか、種族維持本能なのだという。ずばり、「食欲」という人もいる。性欲が関係してくるのは、ひとつ上の「スワディスターナ チャクラ」だという。

高所恐怖症の人が高いところに上ったときなど、生命の危険を感じるようなときに、ルートチャクラが反応し、こわばってしびれることがよくある。いわゆる、「○○が縮み上がる」という状態だ。

それを見ても、ルートチャクラが生存本能と直結していることがよく分かる。

ルートチャクラの鍛錬により、生命エネルギーを活用すれば、「病気も治ります」とか、「大幅に若返ります」という話だ。まったく、想像以上に奥が深い・・・。

ハートのチャクラ

2013年03月20日 | チャクラ
 
頭にある2つのチャクラに次いで有名なのは、胸にあるというアナハタ・チャクラ、別名「ハートのチャクラ」だろう。

とは言っても、今までの筆者の関心は、頭部のチャクラに集中していた。眉間のチャクラが幼少の頃からビリビリするので、気になって色々と調べたのだ。でも、7つのチャクラは、バランスが大事。ここは、ハートのチャクラをも開発して活性化し、バランスの良い発達を実現したいところだろう。

モンロー研究所系統の人、特に坂本政道氏の著書では、ハートのチャクラが大活躍する。

最近の坂本政道氏と言えば、「ベールを脱いだ日本古代史」シリーズだ。「トート神が教えてくれた」という、古代日本の秘められた歴史。そこでは、「大昔、朝鮮半島南部にいたネガティブな種族が、日本を占領したのだ」といった、自由奔放な(と言うべきか・・・?)古代史が展開される。それにしても、さすがは朝鮮半島。いまだに核ミサイルを作って生き延びようとあがいている人たちがいるだけあって、古代からネガティブ勢力の拠点になっていたのかと驚いた(笑)。

それはともかく、感動すると、胸が熱くなる。悲しいときは、胸がはりさけそうになる。それはやっぱり、感情が起きてくる源泉が、この辺りにあるということ。こういうのが、ハートのチャクラの作用。

眉間や頭頂のチャクラが、主に知性や認識の面で作用するのに対し、ハートのチャクラは、愛情や感受性の面で作用する。

例えば、犬や猫をかわいがっているときは、ハートのチャクラが活性化している。それが愛情の効果というものだ。

う~ん、ここはやっぱり、アニマルセラピーで愛情をかき立て、ハートのチャクラを刺激すべきなのか。試しに精神集中して、かわいい動物のイメージを思い浮かべてみる。たちまち、「おっ、俺たちのことをイメージしているな?」とばかりに、劫を経た白狐の霊や、いにしえの蛇の霊が集まってきた・・・というのは、もちろん冗談(笑えないけど)。

ハートのチャクラは、身体では心臓の位置にある。心臓から送り出された血液は、全身に張り巡らされた血管を通って体の隅々まで行き渡り、また心臓へと戻ってくる。明らかに、脳と並ぶ身体の中心ポイントのひとつだ。

ハートのチャクラは、7つのチャクラの真ん中に位置する。いろんな人の説を総合すると、やっぱり、ここが「愛」や「感情」をコントロールする中枢になっているらしい。

他者の精神と感応して、テレパシー現象や、エンパシー現象を引き起こす。さらには、人々の意識をネットワーク化して、一体にする可能性も秘めているという。

「ハートのチャクラを活性化するには、何事にも楽天的で、くよくよしないことが大事なのです」という人が多い。悲観的な人は、このチャクラの開発には向かないんだそうな。

それはまさしく、「ポジティブ・シンキング」そのもの。これもまた、愛の心と表裏一体なのだろう。

子曰く、「仁者は憂えず」(愛の心の持ち主は、心配しない)と、論語にも書いてある。不安や恐怖、悲観論その他は、愛とは反対の、エゴの産物なのだ。だから、愛に生きる人は楽観的になる・・・。


松果体 ~ 神秘の小器官

2013年03月20日 | チャクラ


まさしく、「全身のコントロールセンター」と呼ぶにふさわしい、小さな制御装置。それが、内分泌系の器官。体の各部にあって、全身の血管にホルモンを送り込み、体内の化学的なバランスをコントロールしている。有名なところでは、頭部にある「脳下垂体」や「松果体」。それから、ノドにある「甲状腺」、おなかにある「副腎」や「すい臓」などがある。
 
高校の「生物」の教科書に出てくる話の中でも、ここは難しいところの一つだろう。筆者は文系だけど、科学にもマニア的な興味があり、かつては学習塾で理科の先生をやってたこともある。ここは、似たような名前のホルモンが次々に出てきて、ほぼ確実に生徒のアタマがこんがらがる難関だった。
  
でも、内分泌腺の話は、生物学より、むしろ「チャクラ」との絡みで精神世界ジャンルによく出てくる話題。だから、精神世界マニアにとっては、実はナジミ深いところなのだ。もっとも、ただでさえヤヤコシイ話なのに、余計なことまで話したら生徒をますます混乱させるだけだから、教育の場では禁句なのだが・・・(笑)。
 
そんな内分泌系の器官の中でも、とりわけスピリチュアル的に注目されるのは、脳の中央にある「松果体」(しょうかたい)。
 
高校の生物の授業では「脳下垂体」の方が遥かに重要だけど、スピリチュアル的にはむしろ、「松果体」の方が注目度は高いだろう。もともと神秘主義者には注目されてたけど、かの高名なるスピリチュアル芸能人シャーリー・マクレーンが著書で取り上げたおかげで、名前が一気に知れ渡った。
 
シャーリー・マクレーンは、松果体を、「テレパシーを司る超感覚的な認識器官」と位置づけた。他にも、透視や千里眼など、さまざまな超感覚的認識と結び付けられている。
 
松果体は、眉間にある「アジナー・チャクラ」に相当する、知る人ぞ知る小器官だ。もっとも、ここは意見が分かれるところで、これを頭頂部の「サハスラーラ・チャクラ」と結びつける人も少なくない。でも、それはちょっと無理がある。図を見てもらえば分かるとおり、松果体は、脳の中でも下の方にある。頭頂とは、離れすぎだろう。それ以上に、機能や構造からしても、「第三の眼」と呼ばれる眉間の「アジナー・チャクラ」にこそ、ふさわしい。
  
名前の通り、「松の実」みたいな形をしている。とても小さくて、大きさは「グリーンピース」とか「トウモロコシ1粒」によく例えられる。脳下垂体もそうだけど、果たしている役割の重要さに比べて、あまりにも小さいのにビックリ。
 
それが、大脳の、右脳と左脳の間、つまり脳の真ん中にある。ここから出るホルモンが、睡眠のパターンとか、性的な発達とか、いろんなことをコントロールしている。
 
それでいて、解剖してみると、「眼球によく似た構造」であることが知られている。なんで、何も見えないはずの脳の真ん中に、そういう目玉みたいなモノがはさみこまれているのか。そう考えると、実に不思議だ。
 
このため、松果体は、「第三の眼」とか、「頭頂眼」と呼ばれる。
 
というより、セキツイ動物が進化する過程でナゼか奥に引っ込み、退化したけど、それ以前には松果体こそが本来の眼だったとも言われている。

実際、「セキツイ動物の究極の祖先」とされるナメクジウオには、眼がひとつしかない。高等動物の眼とは違って、「明るいか、暗いか」が分かる程度とされている。カマキリなどの昆虫だと、大きくて目だつ2つの複眼の間に小さな「単眼」がある。これまた、「明るいか、暗いか」をここで感知している。

人間の松果体もまた、眼としては退化したとはいうものの、もともと機能は似ているだけに、「明るいか、暗いか」を感知していた頃の名残りはあるのかもしれない。というのも、夜になって暗くなると眠くなるのは、松果体のおかげだからだ。ここは、視床下部にあるとされる「体内時計」との連携プレーで、夜になると、眠くなるホルモン(メラトニン)を放出し始める。昼夜逆転の生活をしたり、外国に行って時差ボケしたりすると、このホルモンの調節が狂ってくる。
 
松果体は、「脳の中の眼」としての役割を果たしているのかもしれない。神秘的なビジョンの多くは、この松果体の眼で見たものであることも考えられる。このため、松果体は「物質世界から、スピリチュアルな世界への入り口」とも、「魂の座」ともされる。いわば、「心の眼」といったところだろう。
         
人間が進化するにつれて、退化してきた松果体。しかも、松果体は、子供から大人になるにつれて退化するらしい。でも、シャーリー・マクレーンによれば、「松果体は退化しているのではなく、今まさに進化しているのだ」ということになる。これから、松果体が再活性化するにつれて、人類はさまざまな超能力を取り戻す・・・ということのようだ。

瞑想では、「脳の一部に意識を集中して、そこを活性化させる」という技法もあるらしい。脳にエネルギーを集中させて、松果体や脳下垂体を振動させる。

でも、ここに意識を集中して活性化するには、まず、どこにあるかが特定できてなければいけない(笑)。ここは、解剖学の図版をとっくりと眺めて、場所を特定するのが先決か・・・。

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脳下垂体 ~ チャクラの発見

2013年03月20日 | チャクラ


「脳下垂体」 (ウィキペディアより) 

古来から、インドの多くの瞑想者たちが、鋭く研ぎ澄まされた集中力と観察力によって、多くの真実を発見してきた。もちろん、お釈迦さまも、その一人。

彼らにとって最も観察すべき対象は、他ならぬ自分自身だった。というのも、他人のことは分かる範囲に限りがあって、内面のことまでは分かりかねる。だから、自分自身を観察するのである。

自分の身体が、「極小の微粒子・カラーパでできている」というのも、そうやって発見されたと言われている。

21世紀の科学技術をもってしても、特別な電子顕微鏡を用いて、やっと原子を見れるようになったばかり。もちろん、古代インドの科学では、そんなこと夢想すらできない。科学とはまったく異なるところから、「究極の微粒子」は発見された。

かの有名な「チャクラ」もまた、そういう発見の一つとされている。

チャクラと言えば、なんといっても有名なのは、眉間にある「第三の眼」だろう。でも、チャクラはそれだけではない。数え方は人にもよるけど、通常、体内には7つのチャクラがあるとされている。

チャクラが不思議なのは、近代医学が進歩するにつれて、それが身体の重要な中枢ポイントと見事に重なっていることが、ますます明らかになってきたことだろう。

その「重要な中枢ポイント」のひとつは、内分泌腺。

内分泌腺は、ホルモンを出すところ。切ったり貼ったりで忙しい働き者の酵素と違って、ホルモンは、自分では何もしないけど、重要な指令を伝えるメッセンジャーの役割を果たしている。

例えば、腎臓はオシッコを作って、水分を体の外にせっせと出している。でも、出しすぎると、体内の水分が足りなくなってくる。そうすると、脳の一部がそれを感知して、「なんだか、水分が足りなくなってきたぞ。これ以上、外に出すな」という緊急指令を発する。脳からのメッセージを伝える伝令役は、ホルモンだ。ホルモンは、脳から血管を通ってはるばると移動し、腎臓にメッセージを伝える。それを受けた腎臓は、オシッコとして出ていくはずだった貴重な水分を、急いで再吸収して体内に戻す。

でも、アルコールが入ると、この「水分を再吸収せよ」という指令の効果が弱くなると言われている。「ビールを飲むとトイレが近くなる」とよく言われるのは、そのせいだ。トイレに駆け込むたびに、再吸収できなかった貴重な水分がドンドン流出する。また飲みたくなるのは、そのせいだ・・・。

そういうのが、ホルモンの役割。体内のバランスを、いつもせっせと調節している。日頃、特に意識していなくても、身体が勝手に機能しているのは、そうやってホルモンが調節してくれているおかげ。内分泌腺は、そういうホルモンの出どころで、まさしく人体のコントロール・センターだ。 

内分泌系の器官には、「甲状腺」とか「副腎皮質」とか、重要なのがいくつかあって、それぞれがホルモンを出して身体をコントロールしている。そういう、小さいのに重要な器官が、全身のあちこちに点在している。そんな内分泌系の器官の、さらに総元締めともいえるコントロール・センターが、脳にぶらさがっている「脳下垂体」だ。
  
脳下垂体は、脳の中央の下の方にある「視床下部」から垂れ下がった小器官で、とても小さい。大きさは、よく「グリーンピース」とか「大豆」に例えられる。そんなに小さいのに、さらに「前葉」と「後葉」という2つの部分に分かれていて、それぞれが別の機能を担っている。ここから発したホルモンは、常に血管をぐるぐる回って、全身のバランスを調節している。
 
上に書いたような体内の水分の調節も、ここがやっている。それだけでなく、他の内分泌系の器官をも調節するホルモンがここから出ている。いってみれば、全身の中央司令部みたいなものだ。
 
頭蓋骨の小さなくぼみにスッポリとおさまってるので、普通はブラブラ揺れたりしない。でも、脳から垂れ下がっているだけに、「頭部のチャクラを開発すれば、脳下垂体が振動し始める」とも言われている。

古代インドの瞑想者は、ホルモンの医学的な作用など知る由もなかったはずだけど、どういうわけか、その重要性を見抜いていた。自分の頭蓋の中に意識を集中して、ひたすら観察した結果、「どうやら、この辺りの器官が、全身をコントロールしているようだな。身体のバランスを維持するためには、ここが大事なのだ」ということを突き止めたのだろう。
  
しかも、身体だけでなく、意識の中枢もそこにあった。その「意識の中枢」こそが、古来から頭部にあるとされるサハスラーラ・チャクラや、アジナー・チャクラ。

特に、頭頂部のサハスラーラ・チャクラは、全身に点在する7つのチャクラを統合している。他のチャクラをも調節する、チャクラの総元締めみたいな存在だ。

インドでは、このチャクラの開発を完成させた人を、観自在力を得て物質世界を超越した「超人」、「大師」などと呼んできた。

「お釈迦さまは、頭頂のチャクラが極度に発達した結果、頭蓋骨が隆起していた」という伝説もある。