瞑想で意識覚醒を目指すなら、ひとつひとつのチャクラをしっかりと意識することが大事になる。
そのためには、まず、チャクラの位置を正確に把握しなくちゃいけない。チャクラの場所が分からないのに、意識しようったって無理がある。中には、自力でチャクラを発見できる人もいるだろうけど、そんな人は、そもそも修行する必要ないし(笑)。
通常は、眉間のチャクラを初めとする、身体の表面のツボをチャクラとして意識するわけだけど、クンダリニー瞑想では、背骨に沿って存在するとされる「スシュムナー管」が重要なので、各チャクラは、みんなスシュムナー管の中。つまり、身体の奥の方にある。
とはいっても、上の図にあるような小さな点として、ピンポイントで意識するのは、なかなか無理がある。ここは、だいたいの見当をつけてかかるしかない。
それぞれのチャクラの位置が分かったら、次は、チャクラに意識を集中する。このときの、集中力の鋭さと強さが鍵を握る。
「意識は脳にある」というのは、20世紀の人間の古い信念でしかない。実際には、意識は、脳だけでなく、からだ全体に広がっている。その、漠然と広がってる意識を、ひとつのチャクラにググッと凝縮する。
意識は、スシュムナー管に沿って、上に行ったり、下に行ったりする。最終的には、スシュムナー管そのものが一本の棒みたいになり、頭のテッペンからゴソッと丸ごと抜け出すらしいんだが、残念ながら、そこまでは意識できてない・・・。
何はともあれ、修練あるのみ。スポーツとか、武芸とか、楽器の演奏とかなら、修練がモノを言うのは誰でも知っている。精神世界も、例外ではない。
なぜか、精神世界だけは、「信じるか、信じないか」という信念の問題だと、世間の一般人に思われているのは残念だ。それは、入り口の段階では確かにそうだろうけど、そんなの何だって一緒。空手の修行をするのだって、「これをやれば強くなる」という信念がなきゃ、長続きするはずもない(笑)。
瞑想で意識を集中するのは、日常生活にも、確実に役に立つ。瞑想で鍛えた集中力や観察力は、とても便利だ。スポーツで鍛えた筋力や持久力が、生活に役立つのと変わらない。
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