宇宙のこっくり亭

意識の覚醒に向かって、精神世界を縦横無尽に語る本格派ブログ!!

「八ヶ岳の聖人」が急逝

2016年10月13日 | こっくり亭日記

やはり、「虫の知らせ」ってものは、あるみたいだ。

先日、収蔵してた本の山を整理したところ、蘆原瑞穂氏の「黎明」が出てきたので、急に読みたくなり、久しぶりに読み返し始めたら、ハマった。数年前に読んだときよりも、「黎明」が気になりだした。

そこで、「蘆原瑞穂講演会にでも行ってみるかな?」と思ってサイトを見たところ、なんと、「蘆原瑞穂氏はつい最近、交通事故で急逝されました。追悼集会を開催します」とあるではないか。

亡くなったのは10月2日だというから、急に「黎明」が気になり始めたのは、その数日後。かつての愛読者ならではの、虫の知らせだったか・・・。

それにしても「黎明」は本当に、精神世界で知るべきことを全て網羅した、空前絶後の体系書。これだけの著書を残せば、人生に悔いはあるまい。地球での役目を終えて、一足お先に宇宙のどこかに還ってしまったんでしょうな。残念だけど仕方ない。

特に、序章から第一章・第二章あたりがいい。「科学的な物の見方にあまり関心のない方は、ここを適当に読み飛ばしていただいて構わない」と、本人が書いてるだけあって、物理の話をとても詳しく書いている。久々に読んでみると、「物質界は実在しない」ということが、ほぼ完全に証明されている。

物理学もさることながら、哲学の考え方に慣れてない人にとっては、かなり面食らう内容だろう。「いきなり、こんな難しい話から始めて大丈夫かいな?」と、他人事ながら心配になってしまう箇所。もうちょっと序盤から入りやすい本になっていたら、普及度も違っただろうに。それでも、愛読者が少なからずいるんだから、結果的にはOKなんだけど。

いずれにしても、また「黎明」を読み返す。読み返して、ブログにも書きます。

それにしても、惜しい人物を失ったものだ。交通事故で急逝?・・・事情はよく分からないけど、こればっかりは仕方ないねえ。

講演会に行きたかった。この世での縁がなかったようだ。残念。

謹んでご冥福をお祈りします。

 

  久遠の昔   そこから私はやって来て

  永遠の時を掛けて  私はそこへ還って往く

   それが  私の求めているものです

   (黎明 序文より)