宇宙のこっくり亭

意識の覚醒に向かって、精神世界を縦横無尽に語る本格派ブログ!!

お金を使わないで生活する人が増える

2012年04月16日 | お金が要らない世界

またまた読者のコメントで知ったのだが、神田昌典氏と評価経済の岡田氏の対談をニコ動で視聴した。

http://www.nicovideo.jp/watch/1332160619

神田昌典氏といえば、外務省や外資系企業で活躍してきたことで知られ、自分では「占いに関してもプロ級」と言っている著名コンサルタント。おそらく、重要な意思決定は占いで決めていると思われる(笑)。
 
その神田昌典氏によると、2018年ごろにはお金を使わないで暮らす人々が全体の10%程度になるらしい。今後は、そういう人が増えていくようだ。

たしかに、最近の日本は貧困層が増えて、お金を使いたくても使えない人が多い。いかにして、最低限の出費で生き延びていくか。これも、経験がモノをいう世界。住居費はもちろん、衣食の費用をとことん削る。外食しないで食生活に工夫を重ねる分、かえって健康になったりするから皮肉なものだ。
 
東京では、住居費がかかるから難しい。でも、最近はルームシェアする人が急増している。何人かで一つの部屋を借りてとりあえず住居を確保し、起きてる時間の大半を外出先で過ごす。外国では、それが普通なので違和感がない。もともと、多忙な現代人にとって自宅とは、寝るために帰り、起きたらすぐに出ていくところ。もちろん、ゆっくりくつろげる環境に恵まれた人もいるけど、「貧乏ヒマなし」という言葉のとおり、ギリギリの生活をしている人ほど、かえって忙しかったりするものだ。
 
筆者も、貧乏生活を何度も経験している。一方、かなりの高給取りだった時期もあるので、両方を経験していることになる(笑)。
 
お金がない生活をいかにして乗り切るかは、工夫を重ねるしかない。100円ショップや、スーパーの衣料品など、最近の日本では高望みさえしなければ激安な商品が決して少なくない。実際のところ、すでに驚くほど安い生活費でも生きていける世の中になってきている。
 
そういう人は、ますます増える傾向にある。生活必需品をロボットが生産するようにすれば、人件費はタダになり、モノはますます安くなるだろう。

神田氏や岡田氏が言うように、年収100万円以下でも、余裕をもって生活できるような社会になれば、生きるのはかなり楽になる。そういう生活を選択する場合は、確実に余暇が増えることになるだろう。年収80万円なら、日当8000円の仕事を100日もやれば稼げる。
 
そこそこの収入と、豊富な余暇を両立するのは難しい。なかなか難しいけど、個人的には、それが出来ていた時期もある。

かつて筆者は、仲間と一緒に再生に取り組んでいた企業が潰れてヒマになりブラブラしていたところ、とある富裕な家庭の、個人的な家庭教師として雇われたことがあった。「受験地獄」や「詰め込み教育」への批判が多い世の中だけど、自称・「地球を調査するために宇宙から転生してきた情報端末」から見れば、学校の勉強に必要な知識量などタカが知れている。半日ほど英語・数学その他を教えたら、後はヒマなので本を読み放題の生活だった。おかげで、精神世界に関する造詣がさらに深まった(笑)。

精神世界や芸術などを十分に探求するためには、豊富な余暇が欠かせないのは事実だろう。最前線のビジネスマンとしてムチャな働き方をしていたのでは、さすがに無理がある。

とはいうものの、フリーターの生活というのも、大変に厳しいものがある。世間の一般人は、フリーターを「マジメに働くのが嫌なので、気楽な生き方を選んだ人たち」と考えている人が多いが、それは誤解だ。筆者がバイト生活を送っていた時期に、よく現場で一緒になった初老のフリーターなどは、日中の仕事を終えた後、そのまま別の現場に移動して夜勤に突入し、朝まで働いていた。驚くべきことに、次の日も現場に出てきて、平然と働いていた。「いつ寝ているのか?」と不思議になる点にかけては、銀行や商社の猛烈サラリーマンをも上回っていた。「なぜ、そんなに働くのですか?」と聞いたところ、「人間には、たったひとつ平等なものがある。それは何だと思う?」と逆に問い返された。「さあ、なんでしょう?」と言ったところ、彼は「時間だ。時間だけは24時間。みんな同じだ」と答えた。「人と同じだけ働いていたのでは、カネは貯まらんよ」というのが口癖だった。もはや、ほとんど睡眠を必要としない、仙人みたいな境地に到達していた・・・。
 
どういう人生を送るかは、人それぞれだ。実は、潜在意識でそういう生き方を望んでいた・・・という場合も考えられる。

しかし、「お金がなくても生活できる世の中」を実現できさえすれば、人生の選択肢が大幅に広がるのは確実だ。誰もが、余暇を活かして好きなことをやっていられる。それこそ、ブログの更新が止まることもないだろう。

例によって話が脱線しまくりだけど、とにかく、多くの人々が、より安い生活費で生きていける社会を切実に必要としている。それが、世界を変えていく。あらゆるモノの価格が下がっていくのは、自然の流れだろう。当然のことながら、経済規模は縮小する。最終的には、まったくお金がなくても生活できる社会に限りなく近づいていくだろう。

もちろん、より高収入を稼いで豊かな生活をしたいと望む人々も多いだろう。それはやっぱり、人それぞれの自由選択ということになる・・・。
 


中国の民衆に広がる、「2012年の人類滅亡」説

2012年04月01日 | こっくり亭日記
 
久々に石平氏(・・・日本に帰化した中国人の評論家)のチャイナ・ウォッチングを見ていたところ、ちょっと前の記事に目が留まった。なんと、中国共産党の元幹部が、「2012年のマヤ文明予言」を引き合いに出して、「今の中国の民衆には、2012年の人類滅亡説が広がっている」と論じたというのだ。


元党幹部の「世紀末気分」
2012.2.16

中国に周瑞金という共産党幹部出身の政治評論家がいる。人民日報の副編集長を務めた論客で、在任中からトウ小平改革の熱心な吹聴者として知られていた。

周氏は最近、トウ小平の「南巡講話」20周年を記念する論文を自分のブログに掲載した。1992年春節(旧正月)期間中に行われた「南巡講話」が「天安門事件」後の閉塞(へいそく)した政治状況を打破して中国の経済発展に活力を入れた、と絶賛する内容だが、国内で注目を集めたのはむしろ、論文の後半部分に示した厳しい現状認識である。

論文はまず、「南巡講話」以来20年、市場経済の発展と釣り合うような政治改革の推進を怠った結果、今の中国は「共同裕福」を目指したトウ小平改革の理想とは正反対の社会状況となっていると指摘し、その嘆かわしい社会現状をこう描いているのである。

曰(いわ)く、貧富の格差、官民の格差が広がる中で、階層の分化が固定化されて次世代へと受け継がれている。つまり官の二世がそのまま官となり、金持ちの二世がそのまま金持ちとなる一方、平民の子は相変わらず平民で貧困者の子が相変わらずの貧困者なのである。

固定化が進む各階層の状況を見てみると、貧困層は深刻化するインフレの中で苦しみ、中産階級の人々は不動産価格の暴騰などによって生活を奪われつつあり、裕福層の人々はひたすら外国への移民を考えている。唯一、官と財界との結託から生まれた「特殊利益集団」が富の収奪の「ラストチャンス」に乗じてすべてを奪い取る狂気のゲームを楽しんでいる最中であるという。

そこで周氏は流行の「2012年地球破滅のマヤ文明予言」を引き合いに出して、「今、中国の民衆に充満しているのは、まさに『2012年気分』ともいうべき世紀末の気分である。草の根の民たちは社会的不公正を変えられない無力感の中で、この世の破滅と一緒に滅んでしまおうと『集団的焦燥感』に駆り立てられているのだ」と論じたのである。

「共産主義の輝かしい未来」を標榜(ひょうぼう)して今の中国をつくったはずの共産党の元幹部がこの国の「世紀末」を語り始めたとは、まさに壮大なる歴史の皮肉である。「階層固定化」の中で底辺の人々が上昇するチャンスを失う一方「狂気」に陥っている一握りの「特殊利益集団」以外のすべての社会階層の人々が生活を圧迫され希望を失っている中国の現状は、やはり「世紀末」という言葉で表現すべき絶望的なものであろう。(中略)

ますます「世紀末」の様相を強めているこの巨大国が「運命」の2012年をいかに乗り越えるのか、まさにこれからの「見どころ」なのである。
 
(コピペ終了)


注目すべきなのは、この下りだろう。



>今、中国の民衆に充満しているのは、まさに『2012年気分』ともいうべき世紀末の気分である。草の根の民たちは社会的不公正を変えられない無力感の中で、この世の破滅と一緒に滅んでしまおうと『集団的焦燥感』に駆り立てられているのだ。

・・・なにせ、「人民日報の元・副編集長」の発言だけに、リアリティがある。「ここ20年ほどの急速な発展に、いよいよブレーキがかかってきた」とウワサされる、今年の中国。最大の輸出相手である欧州の不調もあって、最近は高成長路線の修正が避けられないという、もっぱらの評判だ。

経済成長が生んだ社会の歪みは、もはや後戻りがきかない。民衆には、「終末気分が蔓延している」というのだから、なんともネガティブ。どうにもならないところまで追い込まれた民衆は、「2012年の人類滅亡」に期待を託している。「このまま、地球と一緒に滅んでしまおう」と考えているのだ。
 
まあ、筆者も「地球の終焉」の話には、昔から思わず引き寄せられてしまうタチなので、その点では人のことは言えないかもしれないのだが・・・(笑)。
 

世界経済に回復の兆し?

2012年04月01日 | こっくり亭日記
 
去年はいよいよ崩壊寸前に見えた世界経済だったが、2012年に入って、世界的に株高が進んでいる。特に、日本とドイツの株式市場が好調だ。日本は、超円高もおさまって円安傾向になり、ちょっと明るさが見えてきた(?)。日本経済新聞にいわく、
  
日本経済新聞


>マネー雪解け、世界で株上昇 日経平均が首位


【ニューヨーク=川上穣】米国の景気改善期待や欧州不安の後退を受け世界の株式相場が上昇している。1~3月期は主要20市場のうち19市場で上昇。日銀の追加緩和に伴う「超円高」の修正を受け、日経平均株価が上昇率のトップとなった。ただ中国経済の成長鈍化や、原油高への懸念も強まる。金融緩和が主導する足元のカネ余り相場から、世界景気の改善が株高をけん引する流れに移行できるかが今後の焦点だ。

30日のダウ工業株30種平均は続伸し、前日比66ドル22セント(0.5%)高の1万3212ドル04セントだった。3月の米消費者態度指数などが市場予想を上回ったのを好感した。ダウ平均は1~3月期に約8%高。米雇用の改善や個人消費の伸びを背景に「米景気の先行きへの懐疑論が後退した」(米投資会社タワー・ブリッジ・アドバイザーズ)。

2兆ドル規模の手元資金を抱える米主要企業が、株主還元の姿勢を強めていることも材料。約17年ぶりに配当の再開を決めたアップルの株価は、1~3月期だけで約5割高と急騰。ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は、約11年ぶりの高値圏にある。

■欧州不安が後退
 
米景気の持ち直しとともに株高をけん引したのが世界的な金融緩和だ。欧州中央銀行(ECB)が域内の金融機関に巨額の資金を供給し、欧州発の金融不安が後退。ギリシャ問題の落ち着きもあり、ドイツ株は約18%上昇した。緩和マネーが背中を押す形で、世界の投資家は現金化していた資産を株式に振り向けだした。凍り付いていたマネーの「雪解け」が株式相場を押し上げた形だ。
 
とりわけ日本では、日銀の追加緩和で「超円高」が修正されたうえ「東日本大震災からの復興で、先進国のなかでほぼ唯一、財政支出の拡大が期待できる」(国内証券)ことも好材料。震災やタイ洪水からの復旧・復興などで新年度の企業業績も大幅な伸びが見込まれ、日本株を投資対象から外していた外国人投資家が日本株を買い戻す動きが広がった。外国人は3月の第2週まで12週連続で日本株を買い越した。
 
もっとも1~3月期の世界的な株高は、欧州危機などを受けた昨年までの過度の弱気心理が修正される過程で起きた。米投資信託協会によると、3月21日まで株式投信は4週連続の資金流出超を記録している。空売りしていたヘッジファンドなどの買い戻しによる「高揚感なき株高」といった冷めた見方もある。
 
(コピペ終了)
 
 
筆者は以前から「世界経済が崩壊する」とか、「米ドルが基軸通貨でなくなる」といった話に疑問を唱えてきたが、やっぱり、日本やアメリカの経済はこれから復活してきてもおかしくないと思う。もちろん、復活しなくてもおかしくないけど・・・(笑)。
 
むしろ、心配されているのは「中国の輸出減速による成長鈍化」とされているのだから、世の中の変化は速い。
 
もちろん、「地球人類のアセンションと、世界経済の崩壊プロセスは表裏一体」という考え方にも、うなずけるモノはあるのだが、わざわざ「崩壊してほしい」と願うというのもどうかと思う。
  
筆者の解釈では、今の世界経済の乱高下は、「世界経済が崩壊するプロセス」というわけではなく、単に、世の中が変化するスピードがとてつもなく速くなっていることの表れのひとつ・・・と見ている。つまり、以前なら「何十年に一度」くらいのペースで起きていた「経済崩壊→再生」のプロセスが、今は数ヶ月単位でクルクル入れ替わっていると感じられるのである。

もっとも、今までのような経済の高度成長は、もはやあり得ない。これからも世界経済は、調子が良くなったり、悪くなったりすることはあるだろうけど、規模が拡大することは期待できそうにない。過去20年の日本と同様、世界全体にとって、「よくて現状維持」が基本になると思われる。

これからは、さらに変化のペースが速くなっていくだろう。「上がったり、下がったり」がますます当たり前になり、経済問題で一喜一憂すること自体が、古い生き方になっていく・・・はずだ(笑)。