JAXA発表(動画あり)
日本が誇る月探査衛星「かぐや」が、月面からの鮮明な画像を続々と送ってきている。今回は「地球の出」、「地球の入り」の画像だ。画像は、月の周囲を回るかぐやのテレビカメラが、ぽっかりと浮かぶ地球を捉えたところ。
もっとも、これは上空を飛ぶ探査機ならではの映像であって、通常、月面においては、地球は常に一定の場所にあるように見えるため、地球が地平線に沈むことはないのだという。月は、常に同じ面を地球に向けて公転しているからである。この話を聞いて、スウェデンボルグの「霊界日記」に出てくる「霊太陽」の話を思い出した・・・。
月面の鮮明な映像には、生々しいクレーターが写っている。まだ、太陽系が混沌としていた40億年前、無数の隕石がボコボコ激突した跡が、いまだに残っているということだ。直径が数キロに及ぶのは当たり前で、数十キロ・数百キロ級の巨大クレーターもあるそうな。写真で見ると小さく見えるのだが、実は関東平野がすっぽり収まるほどの大きさ・・・。
月そのものが、なんとなく小さいようなイメージがあるのだが、実際には巨大である。表面積は3800万平方キロ近いというから、日本の国土のざっと100倍くらいだ。