宇宙のこっくり亭

意識の覚醒に向かって、精神世界を縦横無尽に語る本格派ブログ!!

湧玉の祝事の儀式

2012年12月13日 | オイカイワタチ
  
一気に燃え上がった後、散り散りになった初期のオイカイワタチ集団だったわけだが、70年代に再び転機が訪れた。

山本耕一著・「目覚めよ、宇宙人」によると、1974年、あるワンダラーがこう告げられたという。

「祝事は終わりました」。

ここでいう「いわいごと」というのは、地球規模で行われる、ある儀式を意味していた。また、著者による「まとめ」が付いているので、いくつか抜粋してみたい。

★地球と人類は、現在「大周期の終わり」を迎えている。

★この「大周期の終わり」には、天の神様(宇宙創造神)が、地球に対して、ある「儀式」を行われる。

★この「儀式」のことを、「湧玉の祝事の儀式」(ワクタマのイワイゴトのギシキ)という。

★この「儀式」は、その大部分が、神様と宇宙の方々で行われるが、「目覚めた地球人」の参加がないと成立しない。

★この「儀式」に参加するのは日本のワンダラーの役割であり、その役の名を「オイカイワタチ」という。

ここまで読んで、やっと、「オイカイワタチ」とは何なのかが分かった。つまり、「オイカイワタチ」というのは、「湧玉の祝事の儀式」に参加する役割を持つ、日本のワンダラー集団のことだったのだ。ちなみに、個々のワンダラーのことは、「オリカイワタチ」と呼ばれる。オイカイワタチ関連で語られている「メッセージ」というのは、故・渡辺大起氏ひとりが受けてきたものではなく、何人ものワンダラー(オリカイワタチ)によって受け取られてきたものの集大成。
  
そうなると、今度は、この「儀式」とは何なのかが気になる。
 
それは、進化が極限まで到達し、ひとつの大周期の終わりを迎えた遊星における、「最後のケジメ」みたいなものらしい。いわば、大人になるための通過儀礼。
 
ひとつの遊星の進化が頭打ちになり、これ以上進むと、魂が育つ場としての遊星そのものまで破壊してしまう直前に至ったとき、宇宙創造神は、場そのものを一段と高い状態へと進化させる「儀式」を行うのだ。

「儀式」に参加する者たちは、古い世の、すべての人々、歴史上に積み重なった人々の、すべての苦しみ、悲しみを受け、そして、儀式に望む。神は、すべての人々の苦しみと悲しみを聞きとどけられ、それを儀式の場であがなわれる。この「儀式」によって、地球人類のカルマは、すべて清算される。
  
実のところ、1960年には、この「儀式」を一夜にして終了し、地球人類が一挙に新しいステージへと進化できる運があったらしい。それは、日本の聖地・富士山の、「湧玉の地」で行われるはずだった。でも、なぜか、その機会は失われてしまった。「儀式」は、その後、何十年もかかるプロセスになってしまったのである。
 
その後、「儀式」は地道に行われてきた。富士の「湧玉の地」から、沖縄の「ひめゆりの地」へと場所を移して儀式は行われ、日本から見れば地球の裏側にあたる南米・エクアドルでも、地軸を貫く形で儀式が行われた。
   
その一方では、渡辺大起著・「オイカイワタチ」の全5巻の発行が続々と進み、1980年代に入ると、全国各地で講演会が開かれるようになった。そこに、大勢の人々が集まってきた。
  
これは、「万たるワンダラーの目覚め」を意味していた。前にも書いたけど、特別な使命を帯びて地球に出生したワンダラーは、数が決して多くない。大半は、「塩漬けのリンゴ」と呼ばれる存在だ。
 
「塩漬けのリンゴ」というのは、「宇宙からの転生者」であることにかけてはワンダラーと変わらないのだが、残念ながら、意識が目覚めるにはホド遠い魂のことを指す。
  
しかし、ここには、「ある時機が到来すると、腐らないように塩漬けにされていたリンゴは、取り出されて、ワンダラーとして生まれ変わる」という意味が込められている。その数は、「1千万人」ともされている。地球人類を70億人とすれば、その比率は1.4%といったところか。要するに、70人に1人の割合・・・。
      

目覚めよ、宇宙人

2012年12月11日 | オイカイワタチ
  
「オイカイワタチ」をもっと知るために、山本耕一著・「目覚めよ! 宇宙人」という本を読んだ。「オイカイワタチ」関連はマイナーなので、資料が少ない。最近出たこの本は、格好の入門書・解説書と言えそう。
 
1950年代、この本の著者は名古屋にいて、小学生だったらしい。その頃、父のもとを、ふしぎな人が訪れるようになった。

>進駐軍の払い下げの裏地に毛がついたジャンパーに身を包んで警戒に単車を乗り回し、エネルギッシュに話をしてまた風のように帰っていくその人は、どうみても普通の「楽器店のお客」ではない。楽器の話は少しもせず、なにやら深刻な話ばかり。父のほうも、いつになく真剣に答えている・・・。

そのふしぎな人物こそが、オイカイワタチの渡辺大起氏であった。戦後の復興期の名古屋で、早くも「ワンダラー」という言葉が飛び交っていたというのだから、世の中は広くて深い。

>渡辺大起さんのような「ふしぎなお客さん」はどんどん増え、いつのまにか自宅のほうにも訪れるようになった。ときには10人近くが六畳間に集まり、夜中の2時、3時まで話が続く。・・・話には母も加わり、ときには全員で大激論となった。

その場で話されていたのは、来るべき地球の大転換であった。地球の大変動と、人類の古い文明の滅亡。そして、新しい世界が始まる。

そのために、地で準備をする役割の人々がいる。その人々のことを「ワンダラー」と呼ぶ・・・。

「当時語られたワンダラーのことを、簡単にまとめた」という箇所があるので、引用してみたい。

★地球と人類は、「大周期の終わり」を迎えている。

★「大周期の終わり」には、たくさんの宇宙人が地球を訪れている。中には、地球人に生まれ変わってその「終わりのとき」に大切な役割を果たす人たちもいる。そういう存在を「ワンダラー」と呼ぶ。

★宇宙人たちは、地球にいるワンダラーたちに、「目覚めなさい、あなたの魂に気づきなさい」と呼びかけている。ワンダラーたちは自分の魂に気づかず、ふつうの地球人として成長するが、徐々にみずからの魂の呼びかけを聞くようになる。

★彼の魂は地球のものではないので、この地球のいまのありさまが「異常」と感じられ、どこかに「本当の世界」があるのではないかと思う。

(以下略)
 
当時、日本の目覚めたワンダラーたちは、ある組織をつくっていた。宇宙人は、「組織をつくってはいけません」と忠告していたそうなのだが、その声は届かなかった。地球にいる人々がどう対応するかは、それぞれの自由意志なのだ。

「1960年」が、地球大変動の年として予言されていた。当時のグループは、しだいに熱狂し、新興宗教のようになっていったという。本当かどうか知らないが、北海道に、宇宙船を迎えるためのピラミッドを建設したりしていたらしい。
 
今から振りかえってみると、1960年とは、いくらなんでも早すぎたように思える。でも実際に、1960年には、「一夜にして変われるチャンス」があったようだ。当時の人々は真剣だった。
 
(つづく)
 

ワンダラーの使命 ~ オイカイワタチ

2012年11月13日 | オイカイワタチ
 
「目を覚ましなさい!」と呼びかける、金星の長老・サナンダ。呼びかけている相手は、「ワンダラー」と「リンゴ」だ。

ワンダラーもリンゴも、地球では一見、ただの人間だ。オイカイワタチにも、「一介の労務者であったり、また地位も学歴もない一般人である場合が多い」と書かれている。自分のような無力な者に、そんなことを語りかけたところで、いったい何の役に立つというのか・・・と思ってしまうのは、そのためだ。

オイカイワタチによれば、宇宙人の多くが地球に来はじめたのは、「近世では百年以上も前から」だという。19世紀後半には、宇宙人は特に大勢来て地球に住みつき、地球人の妻をめとり、その子孫はいま地球に相当いる・・・ということだ。

ワンダラーとして、ほかの遊星から地球に生まれ変わった者たちは、地球のカルマを見て、地球での使命を果たすのに最も重要で適切な時期を、1900年代の後半と見たのである。

これに対して、宇宙の側も、手をこまねいて見ていたわけではない。1940~50年代から、地球にUFOが出現することが目立って多くなってきたのは、この人たちの目覚めを促し、前途の使命に備えての準備をするよう気づかせるためだった。そのため、目を覚ますワンダラーやリンゴが徐々に増えてきた。

しかし、地球の環境は、あまりに苛酷だ。波動の悪さが、ハンパではない。いわく、

>地球という悪の力の大きい、きわめて誘惑の多い悪条件下にある世界、そして低い粗雑なバイブレーションのため、一生を眠ったまま、使命に、素性に目覚めないで終わる者もある。
 
「使命に目覚める」と言ったって、ワンダラーが突如として神がかりになり、新興宗教を始めて信者を集める・・・というわけではない。また、

>演説や文章で人を説得したり、あるいは唯一独善の教義だといって自己の考えを他の人々に強要するのでもない。

というから、「この福音を人々に宣べ伝えることが、私の使命なのだ・・・!」というわけでもないみたい(笑)。

本当に重要なのは、ここからだろう。


>ワンダラーはまさに宇宙の煙突掃除夫である。

>地球という暗黒の煙突の中に入り、真っ黒な煤(すす)を全身にかぶり(地球のカルマを全身で体験して)、その中で、どす黒い煤(カルマ)を落とす(解く)のである。

>決してキレイ事ではすまされないのである。全身に泥(カルマ)をかぶり、同じ泥の中で喘ぐ(あえぐ)人類と地球と共にあって、地球のカルマを身で体験し、そのカルマの根を理解し、それを真で解くのである。

>だから、彼らワンダラーの多くは、特殊の立場とか地位にはいないであろう。彼らは、ごく一部の人を除いては、平凡な目立たない一市民として存在している。
 

地球を称して「暗黒のエントツ」とは、まさしく言い得て妙だ。ここは、いつもホコリにまみれてドロドロしている。ここにいるだけで、ススにまみれて真っ黒けになり、息が詰まってくる。
 
ひどく汚れた床を、雑巾でフキ掃除したときは、雑巾が真っ黒になるものだ。雑巾を洗ったバケツの水も、ついでに黒い泥水になってしまう。

ワンダラーも、そんな雑巾と同じなのだ。自分自身が泥を浴びて真っ黒になりつつ、地球の汚れをせっせとフキ掃除しているのである。

 

ワンダラー ~ オイカイワタチ

2012年11月12日 | オイカイワタチ
   
更新が遅いせいで、本ブログは「オイカイワタチ」の話題でずっと止まっていた。ブログというものは、最新記事が真っ先に目に入るようにできている。何ごとも、第一印象に大きく左右されるものだ。もはや、ここは「オイカイワタチ」の信者ブログと思われているかもしれない(笑)。
   
でも、「オイカイワタチ」は、たしかに注目の書だ。まさしく、「昭和の奇書」と呼ぶに値する。
 
なんといっても、「地球の次元上昇」というのを、日本はもちろん、世界的に見ても、非常に早くから提唱していたことが注目される。これには、本場アメリカの専門家が見てもビックリだろう。でも、個人的に興味を引かれるのは、なんといっても「ワンダラー」の話。
 
時は、半世紀以上もさかのぼる。1950年代、全国各地の工事現場で、復興のツチ音が高らかに鳴り響いていた戦後の日本。そんなとき、ごく少数の人々の間では、すでに「ワンダラー」という言葉が頻繁に飛び交っていた。彼らは、「遠からず、地球は次元上昇する。だが、すべての人類が、地球とともに次元上昇できるわけではない。われわれワンダラーが地球にいるのは、そのためだ」と、口々に語っていた。まさに、事実は小説より奇なり。
  
この書は、「第1章 宇宙のドラマ」から始まる。アメリカ人のジョージ・H・ウィリアムスン氏(・・・いったい、何者だ?)のグループが、宇宙人から受けたメッセージだという。ウィリアムスン氏の経歴を見ると、「ワンダラーとして日本で一生を送った後、アメリカに転生してPR用コンタクトマンとして働いたのち、魂の故郷である遊星に帰った」というような人らしい。
 
 
>第1章 宇宙のドラマ

>「あらゆる遊星から特定の地球人(編著者注・奉仕の氏名を持った地球人)を援助に来ています」

>「地球には、ある種子がまかれています。塩漬けしておいたリンゴもいます。私たちは彼らのもとへ行きます」

>「私たちは、心の開いた、魂の目覚めた地球人に、ある重要な活動を援助するために来ているのです」
 
 
のっけから、重要なメッセージだ。これを渡辺大起氏が編集して発刊したのは、1960年のこと。このメッセージが収録されたのは、それよりは確実に早いわけだから、やはり、第二次大戦が終わって間もない1950年代ということになる。少なくとも、「ワンダラー」に関する、最も初期のチャネリング資料のひとつなのは確かだろう。いわく、
 
>宇宙には、遊星から遊星へ、太陽系から太陽系へと移り歩き、そこで果たすべき役目を神から授かっている宇宙人の集団がある。彼らは、宇宙の“煙突掃除夫”である。いいかえれば、宇宙の“清掃人夫”である。

宇宙の「煙突掃除夫」を、宇宙の「清掃人夫」と言いかえることに、どれほどの違いがあるのかは分からない(笑)。でも、「要するに、汚れたところを、せっせとキレイにおそうじする人なんだな」ということは伝わってくる。重要なのは、そこからだ。少し長くなるけど、引用してみたい。

 
>宇宙の中の一大進化の大周期を迎える遊星、裏をかえせば、チリ捨てのような堕落した遊星におもむき、その遊星と同胞に援助の手を差し延べることが、彼ら“清掃人夫”(ワンダラー)の使命である。

>宇宙の“煙突掃除夫”は、宇宙機に乗って地球にやって来たのではない。彼らは地球に生まれ変わったのである。神様から授かった自己の任務を地球上で果たすにもっとも適切で、必要な魂の訓練や便宜を十分に与えてくれると思われる地球人の両親を選んで、その間に生まれるのである。要するに、魂が地球人でないことを別にすれば、ほかは全部地球人なのだ。

>宇宙の“煙突掃除夫”(ワンダラー)は、自分の正体には少しも気づかないで幼年、少年、青年時代を送る。もし彼らが“腐ってしまう種子”の一人にならなかったら、やがて、早いものは青年時代より徐々に、あるいは突如として、自己の身分、故郷、使命などをなんらかの方法で思い出すのだ。しかし中には、自分が何者であるか気づかないで一生を終わるものもある。すなわち、地球の低いバイブレーションで道に迷ってしまったのである。


・・・なんとも、見事な説明だ。たった数行の簡潔な文章によって、「ワンダラー」とは何なのかを、この上なく明瞭に説き明かしている。

筆者が「ワンダラー」を知ったのは、1990年代、スコット・マンデルカー博士の著書を読んだのがキッカケだった。でも、これを見ると、半世紀前には、この日本でも既に知られていたことになる。

ただし、その用語のニュアンスは、筆者がここで使っているのとは若干、異なる。というのも、「オイカイワタチ」の場合、ワンダラーとは、明白な使命を帯びて、この地球を救うべく転生した崇高なる人々だ。「救世主」とまではいかないまでも、いわゆる「指導霊」というくらいの資格は十分にあると見ていいだろう。

実際のところ、この「オイカイワタチ」第一部の冒頭によれば、1960年代の当時、「ワンダラーは地球に1950名おろされており、そのうち、172名は日本に来ています」ということだ。してみると、その数は決して多いとは言えない。まさしく、選ばれし者と呼ぶに値する。ちなみに、この情報を明かしてくれたのは、最高の情報ソースと位置づけられる「宇宙人の長老サナンダ」だという。

それにしても、ワンダラーの10人に1人近くが日本に生まれているというのは、世界の人口比率からすれば、かなり多い。なぜ、ワンダラーは日本に多いのか。それには、理由があるんだそうな。「その理由は、まだ言えないのです」と、サナンダは語ったということだ。
 
そんな「ワンダラー」たちの一方では、「リンゴ」と呼ばれる存在があるという。いわく、


>他の遊星人の中で、地球に生まれ変わっている、もう一つの存在がある。彼らは地球行きを志願して、地球に生まれ変わったのである。すなわち、これをリンゴとも呼んでいる。金星の長老サナンダは“リンゴ”の意味を、

>『挺身して世のために尽くすことを願って、外の遊星から地球に生まれ変わって来ている人たちです。』

>と語り、さらに、『その数はおよそ1千万人にものぼるでしょう。そのうち、20531名(1960年代)は日本にいます」と述べられた。


ワンダラーと比べて、リンゴは、とても数が多い。「リンゴ」というだけあって、腐ってしまうことも多いらしい。その多くは、過酷な地球環境の中で埋もれて、眠っている。というより、「塩漬け」にされている。
 
どちらかといえば、本ブログでいう「ワンダラー」というのは、「オイカイワタチ」の用語としては、こちらの方に意味が近い。つまり、「塩漬けされているリンゴ」のことを、ここでは「ワンダラー」と呼んでいる。細かい話で恐縮ですが(笑)、その点をお断りしておきたいと思います。
 

オイカイワタチ 2

2012年10月22日 | オイカイワタチ
    
1980年代からアメリカで流行し、日本にも広がってきたアセンション思想を、昭和30年代から40年代の日本で、マイナーながら密かに先取りしていた「オイカイワタチ」。本場アメリカよりも、断然早い。なんとも、不思議な先駆者がいたものだ。
  
主張内容・表現ともに、あまりにも過激なため、世間の一般人にとっては、読めば目まいがするほどのトンデモ本にしか見えないだろう。そのせいか、知名度が高いとは言いがたい。
 
その代わり、この書は、真に革新的な内容と言える。

新興宗教系の人が、「教祖の○○先生がかつて言っておられたことは、いま思えば、アセンション思想を先取りしたものでした」というような主張をするのを、しばしば見かける。それはもちろん、信者だからそう思えるのであって、部外者にはそう思えないことがほとんどだ(苦笑)。その点、「オイカイワタチ」は違う。あの高度成長期の日本において、正真正銘、アセンション思想をまるごと先取りしていた。
 
「アセンション」という用語は出てこないけど、「第三密度」や「第四密度」は出てくる。「ワンダラー」も登場する。「地球が次元上昇し、それについていけない人々が別の道を進む」という考え方も、ここに初めて登場した。
  
もちろん、一口に「アセンション」といっても、それがどういう形を取るのかについては、いろいろな説がある。オイカイワタチの場合、「UFOの群れが地球の空に出現し、次元上昇した人々を救う」という、いわゆる「空中携挙説」を取っている。それは、「宇宙船、天空に満つる日」という故・渡辺大起氏の著書の名前からも分かる。
 
オイカイワタチの核心となる内容は、第1巻の冒頭部分だという。「ここが、大事なところなのだ。読み飛ばすな」と、渡辺大起氏も言っていたようだ。


>オイカイワタチ 第一巻 (昭和50年)


その日、その時、地球を覆う程に膨大な数の“宇宙船”と“空飛ぶ円盤”が訪れる。
 
地球の人類同胞は、決して慌てたり恐れたりする必要はない。
 
彼ら宇宙船と宇宙人は、地球を攻撃に来たのではない! 限りなき愛と援助の手を差し延べに来たのである。
 
彼ら宇宙人は、この太陽系は勿論、別の太陽系からもまた他の銀河系宇宙からも、はるばる地球とそこに住む人類を救うために訪れて来たのである。新しく生れ変る地球と人類に対し、愛と真理《まこと》の時代の訪れを告げるためにやって来たのである。
 
それは神様の久しく待たれた“約束の時”である。

その時、天からは大いなるラッパが鳴り響くであろう。
 
聞け! そのラッパの声を!!
 
(引用おわり)
 

う~ん、なんとも力強いお言葉・・・。
 

(つづく) 

オイカイワタチ

2012年08月25日 | オイカイワタチ
   
「ワンダラー」というのは、地球に転生してきた宇宙人のこと。身体については、普通の地球人と何も変わらない。でも、魂が宇宙人。
 
「現在の地球では、ワンダラーが増えてきた」ということが、精神世界関係者の間でカナリ知れ渡ってきた。特にスコット・マンデルカー博士は、この分野の専門家。「ワンダラー現象の研究」を博士論文のテーマに取り上げて以来、この分野を専門的に研究していることで知られている。

そんなマンデルカー博士が「私にとって、バイブルのようなチャネリング文献」、「これさえあれば、他のチャネリングは要らない」と絶賛しているのは、「ラー文書」。1981年から収録が始まった、チャネリング界の古典のひとつだ。ワンダラーに関する情報は、ラー文書のおかげで飛躍的に広まった。
 
でも、ワンダラーの話が出てきたのは、ラー文書が初めてではない。もっと前から、この話は出ていた。本場アメリカだけでなく、この日本でも、実は60年代から唱えている人たちがいた。それは、渡辺大起氏の「オイカイワタチ」だ。これは、60年代に出版されている。「ラー文書」より20年も早い。
 
とはいうものの、渡辺大起氏のいう「ワンダラー」は、本ブログの主旨とはちょっと違う。この場合のワンダラーは、「地球を救う使命を帯びた、特別な宇宙人の魂」と言う感じ。どちらかと言えば、意識が覚醒した「救世主」という雰囲気だ。それに対して、意識が覚醒していない、普通の(?)宇宙人の魂のことは、「塩漬けのリンゴ」と呼ばれている。本ブログでいう「ワンダラー」というのは、主にこちらを指している。

60年代といえば、「アセンション」について、日本はもちろんアメリカでもほとんど知られていなかった。それどころか、あの「1999年7の月、恐怖の大王が降ってくる」で有名な「ノストラダムスの大予言」でさえ、まだ知られていなかった。にもかかわらず、「オイカイワタチ」には、「本当に重要な変革は、2010年代に来る」と、書かれている。2000年以降に出版されたのかと錯覚するくらい、驚くほど先駆的な内容だ。
  
そんな、オイカイワタチ。本としては絶版になった。その代わり、インターネットの電子文書となって無料で読める。もっとも、今では渡辺大起著「宇宙からの黙示録」という文庫本にまとめられている。

80年代のアメリカで流行しはじめ、日本にも広がってきたアセンション思想を、日本で、マイナーながら大幅に先取りしていた「オイカイワタチ」。なんとも、不思議な先駆者がいたものだ。