宇宙のこっくり亭

意識の覚醒に向かって、精神世界を縦横無尽に語る本格派ブログ!!

インディゴ・チルドレンと、新しい地球 ~ ドロレス・キャノン

2013年04月02日 | ドロレス・キャノン
  
ここで、話題はいよいよ「第三の波」に移る。やっぱり、この「インディゴ・チルドレン」こそが、来るべき新しい地球を担う本命の世代だ。インタビューにいわく、

>聞き手: では第三の波はどうですか?

>第三の波は、今到着している子供たちです。さて、私たちの体のDNAは現在変化中なんです。地球の周波数と波動の変化に適応できるようにしないといけませんので。地球が変わりますから。ですから私たちのDNAは今適応するために変化して行っている最中なんです。

>そして実は...新しい子供たちは全部もうDNAが変化した状態でやってきています。すでに全部変化済みなので、彼らは適応させる必要はありません。


この世代は、もはやDNA、つまり身体すら変化しているという。新しい時代の地球に合わせて登場した、新しい子供たち。それまでの「インディゴ・チルドレン」とは区別して、「クリスタル・チルドレン」等と呼ばれることもある。この世代は、「地球はもう嫌だ~」と嘆くわけでもない。インディゴ・チルドレンによる「公開討論会」もやっているという。変われば、変わるものだ・・・。


>子供たちがなぜ秩序を乱すと思われているかと言うと、彼らは退屈しているんです。彼らは地球にやってくるとすごい速さでものごとを学びます。彼らはあなた方が思っているよりずっとものを知っていますよ。それでも...子供みたいに...何も知らないみたいに扱われるんですよね。

>子供たちが言っていたんですが、授業で先生が質問の答えを聞くからそれに答えると、先生は「どうやってその答えがわかったのかい?」と聞くそうなんです。特に算数や数学で。子供たちは「知ってるんです」と言うんですが、それでは先生には満足な答えではないんです。

>聞き手: そうでしょうね。

>ということで、こういう人たちはただもう答えを知ってるんですよ。そして先生が何度も何度も何度も繰り返させるからつまらなくなっちゃうと言うんですね。彼らは言うんです。「一回目でもうわかったよ」でもそれでもクラス全員で何度も何度もやらされるんですね。だから彼らは秩序を乱す-実は飽き飽きしてるんですよ。


確かに、「なぜ、そういう答が出てくるのか?」と聞かれて、答えるのは難しい。「ギフテッド」と言われる子供の特徴だ。あまりにも学ぶのが早いために、学校が退屈になってしまう。そういう子供たちには、学校の勉強などより、もっとチャレンジングな目標を与えなければならない。

ここで、「なぜ、そんな人たちが地球に転生してきているのか?」という話に変わる。

それは、「新しい地球」ができつつあるからだ。このため、第三の波は、ひっきりなしにやってきているという。

ドロレス・キャノンによると、この「新しい地球」というのは、これから始まる変革というわけではなく、すでに変化の途上にある。地球は、5次元に移行している。それは、「2003年頃から鮮明になってきた」という。あまりに急激に変化したのでは、誰もついてこれない。特に、身体の変化が追いつかない。だから、少し時間がかかっている。年齢が上の人ほど、適応するのに苦労する。「第三の波」ともなると、最初から新しい地球に合わせた身体に変化しているから、その心配はないらしい。

この激変の結果、地球は2つに分裂するという。古い地球と、新しい地球だ。
 
これが、最終的にいつ実現するのか。これは、誰にも分からない。「2011年10月28日」とか、「2012年12月21日」を初めとして、スピリチュアル界ではいくつもの日付の情報が飛び交ってきたけど、ドロレス・キャノンはもともとそれらに否定的だった。本人が分からないというより、セッションした潜在意識の情報源に聞いたが、彼らにも分からないらしい。

ただし、「2012年にエネルギーが最高潮に達して、それから安定する」とは言っていた。それが本当なら、すでに変革へのエネルギーは最高潮に達し、新しい地球への移行が進行中。でも、その変化は急激なものではなく、わかりやすくはないらしい。


>私たちはそういう時を迎えようとしているんですが、突然というわけではないでしょう。

>今のところ2012年というのがいつも彼らの言っている時です。日付は限定されていないということでした。

>それが...頂点のような感じですね。つまりエネルギーが最高潮に達して安定する感じです。そしてその時もしエネルギーが上昇すれば、それによって地球は無理にでももうひとつの地球へと移行することになるんでしょう。

>でもそれが地球の終わりということではないんです。絶対に地球の終わりなんかではありません。それは私たちが知っている文明の終わりです。みんないくつかの大きな変化に気づくようになるでしょう。

>でもそれは急に起こるというのではないそうです。とてもかすかなものだそうです。みんなこう言うようになるでしょう。「なんかちょっとずつ様子が変わってるみたいだね。前の地球の時とはいろんなことが違う感じだね。でも二つが分かれて以来...」

>でも二つの地球の間に起こることはそんなふうなんです。だからちょっと分かりにくいんですが、絶対に分離はあるんです。


古い地球には、今まで通りの闘争と混乱に満ちた地球人たちが住むことになる。

一方、新しい地球は、それはそれは美しい世界。これについては、「人間が意識を覚醒させることにより、地球が変容するのである」という考え方もあるけど、ドロレス・キャノンが得ている情報によれば、そうではないらしい。あくまでも、次元上昇するのは、地球。人間がそれについていこうが、いくまいが、地球は気にしないのだという。

>彼らによれば、その人たちは自分が創り出したもの、つまり今起こっているあらゆる混乱や暴力、戦争、破壊的状況と共にとどまるんです。それが旧い地球です。

>聞き手: なるほど。それと上昇する周波数のことですが...今創られている新しい地球とそちらに行く人々については何かお聞きになっていますか?

>そこは美しくてすばらしい場所です。楽園みたいなところですよ。そこに行ったら...そこに行って踏み込んだら後ろは振り向かないようにということです。他の人たちがどうなっているかは見ないほうがいいでしょう。

>そしてそれは波動と周波数を上げることと関係しています。この星は、覚えておかなければなりませんが、生き物なのです。進化しているんです。やりたいようにやっているんです。ですから進化するにあたって、波動と周波数を変化させているところなんです。移行するためにね。

>地球は世界の他のものが行こうが行くまいが気にしてはいません。人間が一緒に行くかどうかなんて気にしてはいないんです。私たちはどちらにしろ、犬に付いているノミみたいなものですよ。むしろまさに振り落としたいでしょう。ですから・・・(以下略)



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ボランティア・ソウルの役割 ~ ドロレス・キャノン

2013年04月02日 | ドロレス・キャノン
                         
なんだか繰り返しになっちゃったけど、「3つの波」について、ネット上で広く流布しているオナジミのコピペの他に、もっと詳しく語っているインタビュー記事があることをコメント欄で知ったので、それに基づいて続きを書いてます。

>聞き手: でも、ではもう一度お聞きしますが、第二と第一の違いは何でしょうか?

>はい、第一の波は、私が言ったあの年齢のグループです。今50代ですね。そして第二の波はもっと若くて、40台の後半とか30代とかです。でも彼らはもっと過ごしやすかったと思います。やって来ても、第一のグループが感じたほどの疎外感は味わっていないでしょう。

この年代区分でいくと、筆者は完全に「第二の波」のまっただなかの世代と言える。前のコピペは、ちょっと古かったのかもしれない。・・・ということは、開拓者つまり「第1の波」の人たちほどの苦労はしていないということか?

この「第二の波」の人々というのは、「第一の波」が切り開いた道を静かに進みつつ、来るべき「インディゴ・チルドレン」へのツナギ役ともいえる「谷間の世代」だ。

>彼らはいわゆるエネルギーの「チャネル」とか「アンテナ」とか呼ばれるものです。彼らはただありのままここにいるわけです。何もしなくていいんです。ついこの間のクライアントのように、こんなことを言う人もいます。「私の課題は何なんだろう。きっと何かデカいことに違いない」って。でも彼らに言わせると、「いいえ、あなたはただここにいてエネルギーを作り出していればいいんです」って。

>聞き手: なるほど。周波数を維持して周波数を上げるんですね。

>そうなんです。地球と人々の周波数を上げるためにね。だから彼らがどんな風に周りの人に影響を与えるかわかるでしょう。例えばカルマにはまってしまっている人たちなんかに関わるわけですね。


つまり、「第二の波」の人というのは、「使命をはたすために、何かしなければ」と燃えている人もいるわけだけど、実際には、何もしなくて良いのである。本ブログでも、ずっと前から、「単に、ここにいて波動調整するのが役割だ。特に何もしなくていい」と繰り返し唱えてきたけど、ドロレス・キャノンによると、アメリカで退行催眠を受けた人たちの潜在意識も、異口同音にそう言ってるということだから、まさに「我が意を得たり」という思いだ(笑)。

しかも、「第二の波」は、少子高齢化対策にも貢献しない人が多いみたい・・・。


>でも第二の波の多くの人たちが...結婚しない人たちが多いです。第一の波の人たちでさえも結婚しません。自分に合っていると思わないんですね。時にはうまく適応できるよう頑張るんですが、でもどうしても自分の心に沿っていないんですね。心地よいとは思えないんですよ。

>聞き手:お話いただいたように思いますが...子供を持たないのは第一の波の人でしたか、第二の波の人でしたか?

>子供を欲しがらない人たちがとても多いです...

>聞き手: 第二の波とおっしゃったかも知れませんね。

> ...と言うのも、彼らにはわかってるんですよ。この違うレベル-何も目覚めているものがない-この違うレベルでは、子供を作ることはカルマを創ることであり、彼らはそれを望んではいないんです。彼らはここに来て自分の仕事をしたら、出て行きたいんです。家に帰りたい、つまり彼らが住んでいた場所に戻りたいんです。ここにはまってしまいたくはないんです。

>彼らはある意味孤独な人生を送ります。多くの人たちが家で仕事をしています。彼らは外で仕事をしません。彼らが外で仕事をして、もし結婚もするなら、だいたいは自分と似たような人です。私はお互いを見つけた人たちを何人か知っていますよ。


まあ、実際のところ筆者も、小さな子供とか、犬とか猫が大好きで、どこで出会っても夢中でかわいがるのでビックリされるくらいなんだけど、自分の子供を育てるのはもちろん、自分のペットを飼うことさえも考えたことがない。言われてみれば、確かにそうだ。
 
でも、「第二の波」の全員がそうだというわけではない。「第一の波」の人々は特に、地球の伝統的な人生観に合わせる必要があったから、普通の家庭と仕事を持って生きてきた人が少なくないみたい。それが「第二の波」の時代ともなると、無理に合わせなくてもすむくらい、地球の価値観も変わってきているということだ。


>とにかく彼らはとても優しい人たちです。でも波風を立てないから、第一の波の人たちとはちょっと違いますね。

>ある時彼らに聞いたことがあるんです。「どうして第二の波の人のほうが生きやすい人生を送るんですか?」とね。第一の波の人たちはずっとキツい人生で、自殺さえ考えるわけですから。

>彼らが言うには、誰かが開拓者にならなくてはならなかったと。道を造り、目印を付け、それに他の人たちが続いたと。第二の波の人たちが続き、彼らはちょっとは楽にこなしたわけです。それが違いです。



それにしても、「何もしなくていい」とは言うものの、「周波数を上げる」という重要な役割はあるわけだから、それだけは怠ってはならない(笑)。せっせとヴィパッサナー瞑想して、さらに波動を上げていくべきだろう。

>彼らはエネルギーを作り出しますから。それは彼らを通して伝わるんです。だから、それなら人々の間を散歩しながら、触れ合う人たちに影響を与えればいいんだねと言っていました。それはまさに彼らから発散されるエネルギーで地球にも入り込むので、彼らは重要な奉仕をしているということになりますね。

洞窟にこもって瞑想にふける人生を送っているのでもない限り、普通に生きていれば、自然と多くの人々に影響を与えることになる。いや、波動の達人(?)ともなると、洞窟にこもっていてさえ、世界に影響を与えるのである・・・という話を聞いたことがある。とは言っても、なかなか、そこまでの域に達するのは難しい。

でも、先日、ある人から、「アナタが話を始めただけで、場内の雰囲気が一変し、ホンワカしたムードに包まれました。話している内容は普通だったのに、不思議ですね」と言われ、別の人からも、「確かに。別におもしろい話をしていたわけでもないのに、なぜか笑ってしまいました」と言われた。手前ミソかもしれないが、「宇宙からの転生者」たるもの、そのくらいの波動発生装置でなければならないのだ・・・(笑)。
  

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宇宙からの転生者 ~ ドロレス・キャノン

2013年04月02日 | ドロレス・キャノン
   
筆者はネットの動画で精神世界の話を聞くのが好きだ。でも、アメリカのスピリチュアリストも、いかにも教祖然とした人や、芝居がかった話し方をする人が多くて、別に悪いとは思わないんだけど、疲れるので次第に見なくなる。いろいろ見ているうちに、だんだん見なくなるものが増えてきて、自然といくつかに絞られてくる。今でもよく見るのは、エックハルト・トールとか、ドロレス・キャノンなどが多い。この2人は、「見るからに優しそうなお爺さん、お婆さん」という感じで自然だから、とても楽に聴ける(笑)。
    
ドロレス・キャノンについては、催眠療法を40年もやっている。語っている内容は、大勢の人の催眠療法のセッションの集大成だ。つまり、退行催眠を受けて、潜在意識で語った人から得た情報を集めたもの。通常のチャネリングとは、その点が異なっている。(・・・もっとも、最近は退行催眠から、ヒーリングへと主力を移しているらしい)。
 
「輪廻転生」とか、「地球外生命」と言えば、精神世界関係者はもちろん、世間の一般人でも否定しない人が多い。この2つを前提とすれば、「地球外生命が転生してきている」と言っても、不自然ではないだろう。実際に、生まれる前の記憶を思い出して、「地球での人生は、これが初めてだ」と語る人が大勢いた。インタビューにいわく、
 
>催眠療法は40年以上前に始めまして、「ニューエイジ」なんてものもない時代でした。だれも輪廻転生など知りませんでしたし、過去生なんてものもありませんでした。誰も何も知らなかったんです。ですからあの頃から、私がそういったことの準備を整えてきたとも思えます。

>私がそういったことに入ったのは全くの偶然からでした。私がやっていたのは習慣性のものについての催眠療法だけで、禁煙とか、体重を減らすとかそういうことです。誰も他のやり方なんて知りませんでした...私たちが偶然に輪廻転生に入って行ってしまった時は。それにもちろん、どうすればいいか、なにを予測すべきかなんてことを書いた本も出ていませんでしたしね。
 


「最初の頃は、輪廻転生なんて知らなかった」というのは当たり前で、キリスト教国のアメリカには、「輪廻転生」という概念がもともとなかった。イスラム教では、「輪廻転生は、誤った説である」とコーランに明記されている。でも、キリスト教の場合は、そもそも「輪廻転生」という発想そのものがないから、否定する以前の問題。そんなキリスト教の国で輪廻転生の話をするのが、どれほど大変か。来日したブルース・モーエンも、「日本では輪廻転生の話がしやすくて、本当にありがたい。これがアメリカだったら、ほとんどの人に無視されるところだ」としみじみ語っていた。
 
そんな中で、普通に退行催眠を始めたドロレス・キャノン。だんだん、幼児期の記憶にとどまらず、生まれる前の記憶を思い出す人が出てきて、口々に「過去世」を語り始めた。当初は「輪廻転生」を知らなかったので面食らったが、だんだん慣れてきたという。

あるとき、UFO団体から調査を依頼されたドロレス・キャノンは、「UFOにアブダクションされた」という人を対象に、インタビューを実施した。いわく、

私は可能な限り一番深いトランスレベルで催眠をするんですが、それは夢遊性トランスと言うレベルのものです。他の研究者や催眠療法士は軽いレベルでやります。そういった軽いレベルだと、人にはまだ体験にまつわる恐れや感情があるんですよ。

>でも私のやり方では、顕在意識というものはいっさい閉め出してしまいます。とても深いレベルに入って行くと、本当の答えを見つけられます。そのレベルにいると、彼らは感情や痛みなど何も感じないからです。

>この時が、変なことが始まる時なんです(笑)。私がクライアントに話しかけながら深いレベルまで入っていくようにすると、彼らは泣いたりしますが何がどうなっているかは分かってはいないんです。そして突然、静かになって話ができるようになります。すると他の複数の声が語り始めるんです。・・・そして彼らが言うには「私たちは誰にでも情報を与えると言うわけではありません。これを生かせる者に与えるのです」。そして言ったんです。「何が知りたいですか?」


・・・こうして集められた情報は、やがて内容をまとめて、本になって出版されるようになった。

もちろん情報といっても、現在では、世間の一般人はともかく、精神世界関係者には広く知られている内容が多い。だが、30~40年前にはほとんど知られていないことばかりだった。

たとえば、「宇宙の先進文明は、進化途上の惑星に介入できない」という、無介入の原則だ。

>彼らは全ての星の歴史を保存しています。起こることは全てその歴史の本の中に書いてあるんです。ですから彼らは常に、地球で起こることの全てを観察してきたんです。

>いつでも地球で何かが必要になると、例えばある種の新しい発明とか新しいエネルギー、新しい能力などですが、そういったものが私たちに与えられるのです。でもそうは言っても、私たちには自由意志があります。彼らには無介入という絶対命令があるんです。進化中の文明には介入できないんです。私はそれをスタートレックで知っていますが、それはフィクションではなくて本当なんです。


でも、このままでは地球が滅んでしまう。ETたちは、特に広島・長崎の原爆投下を機に、それを強く懸念するようになった。でも、無介入の原則は曲げられない。そこで考え出されたのが、「宇宙からの転生者を、地球に送り込む」ということ。

宇宙のどこかから、意識が進んだ文明人の魂を、地球に生まれ変わらせる。ただし、生まれる前の記憶は残さず、自分がどこから来たかも思い出せないようにする。それなら、無介入の原則に反することもなく、地球に影響をおよぼすことができる。いわく、

>地球上の人々はカルマで動けなくなっていたので進歩できず、先にも進めなくなっていたのです。

>ですから、そのアイディアというのが、純粋な魂、つまり地球に一度も来た事のない魂、一度もカルマを積んだ経験のない魂を投入することだったんです。でもどこからそんな魂を集めてくるつもりだったんでしょう?

>だからその時、召集がかかったんです。ボランティアの召集ですね。地球を救うために集結せよ、地球がたいへんなことになっているからと。


というわけで、「宇宙人の魂を持った人々」が地球に生まれてくるようになった・・・ということだ。でも、それは大変だった。特に大変なのは、「第1の波」と言われる開拓者たち。あまりにも波動の重い地球環境で適応に苦しみ、エゴの強い地球人類に囲まれて戸惑うことばかり。

>ここは存在する、もっとも濃密で最も重い星なんですよね。エネルギーが極度に重くて濃密なんです。さて、彼らはそういった軽い所からやってきて身体に入るので、引っぱられるような、引きずられるような感覚で、彼らはそれが好きじゃないんですね。だから体に入ったとたんに言いますよ。「ああ何を考えていたんだろう?帰りたいよ。こんなのいやだよう」とね。


そうなのだ。いろいろあるけど、最大の根本的な問題点は、「ここは波動が重くて、いるだけで重苦しい」というところにある。この波動領域に意識をフォーカスして、うまく適応して生きていくのは大変なことだ。焦点を合わせられないと、ピンボケ写真みたいなズレた意識で生きていくことになり、「ボケた子」と言われるハメになる(笑)。

>つまり「生まれてからこの方、ずっとここにいたくないんです。ここは好きじゃありません」と。彼らは暴力が嫌いなんです。どうしても受け入れられないんです>第一の波の人たちが、全ての中で一番つらい時を過ごした人たちです。彼らはここにいたくないんです。そういったクライアントが来ると何度も何度も同じ事を言われます。どうしてそんなにみんなお互い意地悪なのか?って。彼らはいつも「家に帰りたいんです。でも家がどこだか分からないんですが、ここじゃないことは確かなんです。」って。

>だから第一の波の人たちの多くが、自殺しようとしたことがあります。ついこの間のクライアントでさえ、彼は実行こそしませんでしたが、自殺について深く考え、計画を練ったと言います。それほどひどくここから出たいんです。

>彼らの10代がどんなものだったか想像できるでしょう。彼らのうちの何人が、実際に理由もなく、誰も理解できないまま自殺したんだろうかと考えてしまいます。彼らはとにかくここから出ていかなくちゃならないんです。ずいぶん遠くまで来てしまったんです。でも自殺は決して解決にはなりません。でもその人たちはそれほど大変な時を過ごして来ていたわけです。

>でも彼らとのセッションが済むと、こんなふうに言ってくれます。「わかりましたよ。私はここにいたくないし、好きでもないけど、ここに留まることにしますよ」ってね。だって課題がわかったからには、やらなくちゃいけませんからね。


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インディゴ・チルドレン ~ ドロレス・キャノン

2013年03月29日 | ドロレス・キャノン
 
>第三波は秀でたに新しい子供たちのグループですが、彼らの多くは10代です。これらの進化した子どもたちは、すでに新しい地球の周波数と適合した強化されたDNAをもっています。彼らは興味を持たせるためのチャレンジが必要なのです、ADHDのような誤診で病気を治療する薬ではなく。彼らは新たな “世界の希望”です。

ボランティア・ソウルの「第3の波」は、いよいよ、かの有名な「インディゴ・チルドレン」の時代だ。地球の大変革期に合わせて生まれてきた、すでに意識が進化した子供たちだけど、時がたつのは早くて、彼らも多くが10代になっている。
 
ドロレス・キャノンによれば、彼らは意識の領域で進歩しているだけでなく、「強化されたDNAを持っている」というから、すでに身体も新しい時代に合わせて変化しているということになる。
 
とはいえ、地球に適合することに何の困難もないかといえば、そういうわけでもない。世の中の価値観がまだ古い以上、それに合わせていくのは、やっぱり難しい。ただし、それでも、「第1の波」の頃などと比べれば、ずっと道筋はできている。

ここでは、「ADHDのような誤診で病気を治療する薬」と言ってるのが興味深い。ADHDとは、「注意欠陥・多動性障害」と呼ばれる、発達障害の一種。

実際のところ、筆者も、「ADHDの人の特徴」を列挙したものが、ことごとく当てはまるというタイプ。「そのものズバリ」というくらいの、典型的なADHDだ。これが筆者の人生をどれだけ難しくしてきたかは、計り知れないものがある。もちろん、そのままでは日常生活に支障を来たすので、いろんな努力と工夫で補ってきた。でも、最終的に克服できたのは、「サマタ瞑想」のおかげ。今では、むしろ人並み以上に雑念がなく、集中が長続きするようになった。

お釈迦さまも間違いなく取り組んでいた、古代インドの「サマタ瞑想」が、なぜか「注意欠陥・多動性障害」を克服する上で、絶大な威力を発揮する。このことは、いくら強調しても足りないものがある(笑)。

またまた脱線したけど、注意欠陥の特徴(子供の場合)としては、下記のようなのが最も典型的なポイントだろう。
 
>・勉強などで不注意な間違いをする・課題や遊びの活動で注意を集中し続けることが難しい・ 興味のあることには集中しすぎてしまい切り替えが難しい・ 話を聞いていないようにみえる・課題や活動を順序だてて行うことが難しい・同じことを繰り返すのが苦手・必要なものをなくしてしまう、忘れっぽい・注意が長続きせず、気が散りやすい

(大人の場合)

>・仕事などでケアレスミスをする・忘れ物、なくし物が多い・ 約束を守れない、間に合わない・時間管理が苦手・仕事や作業を順序だてて行うことが苦手・片付けるのが苦手

ADHD情報サイトより)


このADHDは、ドロレス・キャノンも言及しているように、薬での治療が進んでいることで知られる。薬物で、大脳の前頭葉のある部分を刺激すると、たいてい症状が改善されるという。

しかし、一方では、「ADHDは病気ではありません」という意見も根強い。「ADHDとされる児童の多くは、発達障害児ではなく、むしろ、高知能児(ギフテッド)と呼ぶべきだ」との声もある。
 
確かに、それにも一理ある。手前ミソかもしれないが、子供の頃の自分自身を振り返ってみると、この「ギフテッドの子供の特徴」も、ことごとく当てはまっている。

★ギフテッドによく見られる行動

>・集中力の欠如、退屈、ある一定の状況においてのデイドリーミング傾向
・(その子にとって)趣旨の見えない繰り返し作業に対しての忍耐のなさ
・知能の発達と比べて遅れている(というか平均でも知能の方が進んでいるので比較すると遅れているように見える)判断力
・気の強さ、感情の強烈さから生じる、教育者や親などといった目上の者との衝突
・いつもエネルギーに溢れ(多動ととられる)あまり睡眠を要しない
・ルールや習慣、又伝統などに疑問を持つ

(『先生に知ってもらいたいギフテッドの特徴』より)

「デイ・ドリーミング」(白昼夢)など、いつものことだった。そもそも、注意欠陥者の生活は、半分は現実、もう半分は夢の中で生きているようなものなのだ。だからこそ、「薬で目を覚ます」ことに効果がある。

「繰り返し作業に忍耐が無く、教育者と衝突する」というのも、よく当てはまっている。授業中、「こんな書き写し作業には意味がない」と主張して教師と口論になり、廊下に追い出されて立っていた・・・というようなことが、小学生の時はしょっちゅうあった。
 
もっとも、おとなしく授業を受けているときでも、たいていデイ・ドリーミング状態にあり、話は半分も聴いていなかった。宿題は滅多にやらず、教科書を忘れてくることが多かった。集団登校なのに、よく1人で遅刻してた。夏休みの課題は、小学校6年間を通じてマトモに提出できた試しがなかった。毎回、「今度こそは、やるぞ」と決意するのだが、やっぱり出来なかった。でも、テストの成績は常に全科目トップで、2番以下に落ちることなど考えられなかった。「優秀だから」という理由で学級委員に選ばれたが、「態度が悪いから」という理由でクビになった。でも、「素直な良い子だから」という理由で再び戻された。
 
筆者の場合はそんな調子だったけど、個別の事情は人それぞれ。「ギフテッド」の多くは大なり小なり、こうした矛盾を抱えて、周囲との衝突を経験してきている。

でも、これを取り上げたニュースの記事によれば、ギフテッドだからといって、必ずしも勉強ができるとは限らないらしい。むしろ、学校そのものが苦手なことから、ついでに勉強も苦手になる子供が少なくないという。
 
またまた大きく脱線してきたけど、要するに、「インディゴ・チルドレン」は、しばしば「発達障害」と診断されている。日本と違って、アメリカではこうした障害に対する関心が高く、「インディゴ・チルドレンと発達障害の関係」についても、盛んに取り沙汰される。日本はともかく、アメリカで「発達障害」と診断されたら、薬物治療を受けることになる。ドロレス・キャノンの言葉にある「ADHDのような誤診で病気を治療する薬」というのは、そこを言っている。
  
筆者の見たところ、この両者は、やはり無関係とは言えないように思う。「インディゴ・チルドレン」であることが原因で、「発達障害」になることは、大いにあり得る。

地球の物質世界領域は、特有の波長のヴァイブレーションで出来ており、そこでうまく生きていくためには、この波長領域に意識をフォーカスしていなければいけない。うまくフォーカスできないと、昔のカメラと同じで、「ピンボケ写真」みたいな生き方になってしまう。かつての自分がそうだっただけに、それはよく分かる。

一方、この環境に慣れている人にとっては、意識を常にここにフォーカスしていることは、簡単というより、ごく自然なことだ。むしろ、「そこに困難を感じる」ということが、どうにも理解できない・・・。
 

ボランティア・ソウル 「第2の波」 ~ ドロレス・キャノン

2013年03月29日 | ドロレス・キャノン
  
>これらのソウルの第一波は・・・地球上の生活に最も適応困難な時を過ごしました。彼らは我々の世界の横行する暴力に恐れをなして”ホーム”に帰りたいのです。彼らは意識的には、ホームがどこか全く分からないのに。(転載元

ボランティア・ソウルは、地球での経験は浅いけど、この地球環境に生まれる前に、どこか他のところで意識進化してきた。もしくは、どこか他のところから分かれて、この地球にやってきた。
 
ここでドロレス・キャノンが語っている内容は、チャネリングではない。催眠療法でセッションしてきた人々が、催眠状態になって無意識のうちに語ったことの集大成。要するに、「生まれる前のこと」を思い出した人がたくさんいる・・・ということ。

もちろん、「広い意味では、人類はみな、宇宙のどこかからやってきたのだ」という人も少なくない。でも、筆者はそう考えていない。それは何といっても、地球の人間や動物たち、そして歴史を長らく観察してきた上での結論だ。
 
というのも、大昔の古代人たちの素朴さや、野蛮で暴力的な争いは、自然界の野生動物が見せる姿にあまりにも似ている。ちょっと失礼な言い方かもしれないけど、現在でも、野生動物だった頃の意識を色濃く残している人間は、決して少なくないように思う。地球人類の大半は、この地球において太古の昔から輪廻転生を続けるうちに、鳥や獣から意識進化してきた土着の魂であることに間違いない。
 
おそらく、原始的な生物の、ほとんど眠っているような意識からスタートして、「人間の意識にまで進化する」というのが、地球の生命としては、ひとつの目標なんじゃないだろうか。その意味では、地球は一種の「養成所」であると言える。

言い換えれば、意識の種をまいて育てる「農場」みたいなものだとも言える。地球に種をまかれて意識進化を開始し、幾億年もの歳月を経て、ここまで進化してきた人間の魂。はたして、どれだけの意識が、十分に進化して「収穫のとき」を迎えることか・・・。

とは言っても、そんな土着の魂だけでは価値観が固まりやすいので、「どこか他のとこから」(From Elswhere)、やってくる人によって新風を吹き込む必要がある。

「新風を吹き込む」というのは簡単だけど、価値観が根本から違いすぎて困難だ。同じ地球上の、外国に行っただけでも適応するのは難しい。ましてや、別のところから来たような意識は、根っこの部分からして考え方が異なっている。

ドロレス・キャノンによれば、地球環境に適応すべく、大変な困難に直面してきた「第1の波」。それに続いて登場したのが、ボランティア・ソウルの「第2の波」だという。

>第二波は20代後半から30代です。彼らは第一波よりもはるかに簡単に、地球上での生活への移行を行いました。第二波のソウルは、舞台裏で働く傾向があります。多くの場合、独身で、ほとんど、あるいはまったくカルマを創りません。ヒプノシスのセッションで、彼らは無意識のうちに地球上にエネルギーを向けるアンテナとして説明されています。彼らは、何もする必要はありません、彼らは、単に居なければならないのです。彼らのエネルギーは、彼らが接するすべての人に影響を与えます。彼らのパラドックスは、彼らのエネルギーを分かち合うことになっているのですが、彼らは人々の周りにいるのが好きではないのです。

20代後半から30代の若手が、ドロレス・キャノンの言う「第2世代」。この世代は、第一世代よりも、はるかに地球での生活に移行しやすかったという。やはり、いつの時代も、最初に道を切り開くパイオニアは大変なのだ。いったん道筋が開かれれば、それに続くのは、そこまで難しくない。それにしたって、地球で生きるのが簡単でないことに変わりはないのだが・・・。
 
この第2の波の人々も、なにか特別なことをするわけではない。彼らは、「無意識のうちに地球上にエネルギーを向けるアンテナ」なのだ。

地球での役割は、「異なる波動をもたらすこと」に尽きる。要するに、やっぱり、「波動調整装置」だった・・・。

ボランティア・ソウルは、地球でカルマを積みたくない。だから、家庭も持たず、地球生活のお付き合いはホドホドに、さっさと帰りたがっている人が多いという。いわく、
 
>多くの第一と第二の波のソウルは、無意識のうちに子供を持つことはカルマを創ることと知っています。運よく、彼らが共感できるソウルに会うことがない限り、多くは、最初から結婚しません。彼らはただ自分の仕事をして、“ホーム”に帰りたいのです。
  
そういえば筆者も、子供を持つというのは考えたことがない。犬や猫などと同様に、小さな子供も熱烈に大好きで、「幼稚園や保育園に向いてるんじゃないの?」と言われるくらいなのだが、そういえば、自分の子供を持つというのは考えたことがなかった。別に、深く考えた上での結論というわけではなく、「そういえば、それは考えたことがなかったな・・・」という感じ。そういえば、「長生きしたい」とか、「子孫を残したい」とか、そういう気持ちが昔から無い。

「少子化が進んでいる」というニュースを見ても、「大いに結構なことだ」としか思えない。人口が多すぎるのは、現在の地球が抱えている大きな問題点のひとつだからだ。日本を始め、東アジア諸国やヨーロッパ諸国などでは、極端な少子化が進み、人口が減る傾向にある。インド人やアフリカ人にも、早く見習ってもらいたいものだ。
  
それにしても、「地球での生活になるべく深く関わらず、寿命が尽きるまで、なんとか人生をやり過ごそう」というような感覚が、意識的であれ、無意識的であれ、自分の人生には常に付きまとっているように感じられる。

もちろん、全員がそうではない。中には、「良い家庭を持ち、良い仕事を持っているが、それでもさっさと地球から帰りたがっている」というボランティア・ソウルもいるというから、フクザツだ。
 
>彼らのパラドックスは、彼らのエネルギーを分かち合うことになっているのですが、彼らは人々の周りにいるのが好きではないのです。

・・・というのも、おもしろいところだろう。

「地球に新たな波動を持ち込む」という観点からすれば、「なるべく多くの人々に接して、影響を与えていく」というのが、本来のあるべき姿だ。でも、ボランティア・ソウルの多くは、エゴの強い人間があまり好きではなく、深くコミットしたがらない傾向にある。「人間嫌い」とまではいかないまでも、実のところ、心から好きではなかったりする。それは、けっこう難しいジレンマだ・・・(笑) 
  

ボランティア・ソウル ~ ドロレス・キャノン

2013年03月27日 | ドロレス・キャノン
  
ドロレス・キャノンの「ボランティア・ソウル」の話は、よく知られている。発展途上国に「青年海外協力隊」が行ってるように、大変革期にある地球に、大挙して転生してきている魂のことだ。
 
本ブログとしては、それを「宇宙人の魂を持つ人々」と呼びたいところだけど、ドロレス・キャノンの「ボランティア・ソウル」の場合は、「ニュー・ソウル」、「神から直接来たピュアな人々」とも言っており、微妙にニュアンスが異なる。そこには、「宇宙からの転生者」だけでなく、「創造神から分かれてきた新しい魂」という人々も含まれているらしい。その場合、地球を去って戻るべき場所は、「宇宙のどこか」ではなく、「根源」(ソース)ということになる。確かに、中にはそういう人もいることだろう。

いずれにしても、「意識の領域では進歩してるけど、地球の物質世界で輪廻転生した経験が浅い人」ということでは変わらない。問題は、「地球の物質世界で輪廻転生した経験が浅い」というところにある。ここは、想像以上に慣れるのが難しい環境だ。
  
筆者は幼少の頃、この世界がだんだん分かってくるにつれて、地球の物質世界という環境に、底知れない怖ろしさを感じたものだ。それは、「これだけ大勢の人間がいて、それぞれにエゴがあり、しかも他人が何を考えているかは分からず、互いにエゴをぶつけあって生きている」という怖ろしさ。
 
怖いというより、「よく、これで世界が崩壊せずに成り立ってるもんだな?」と、ほとほと感心したのを覚えている。成長が遅かっただけに、まだ歩くのもやっとという感じで、誰にもこの思いを語ることはできなかったが・・・(笑)。

その後、地球人類の歴史を知り、理解するにつれて、「よく崩壊せずに成り立ってるものだ」というのが、実は誤解だったことに気づいた。

というのも、地球人類の社会は、しょっちゅう崩壊しては、再建されるというプロセスを繰り返している。しばらく平和な時期が続いているように見えても、そのうち大戦争や大災害が起きて、人々の大量死が始まる。自転車と同じで、突っ走っていなければ倒れてしまう。しばしば、本当に倒れる。いつも、大恐慌や大戦争、大革命、大飢饉、大疫病・・・その他もろもろ、信じがたいほどの災厄が連続する世界。でも、人類の社会は何度でも、倒れるたびに必ず起き上がってきた。もっとも、そのまま消えてしまった文明や都市もたくさんあるのだが・・・。
  
それは、人間だけではない。人間の世界と比べて、一見、平和に共存共栄しているように見える自然界だって、実際には人間以上に食うか食われるかの生存競争を絶え間なく続けてきた。他の生物との争いもあるけど、それ以上に、地球という環境と戦って生き延びてきた。それは、しばしば「動物や植物の大量死」という崩壊過程を迎える。森林が砂漠になり、草原が海底になり、ある生物が食い尽くされて空白になったところに別の生物が進出し・・・。でも、人類の社会と同じで、何度でも、倒れるたびに必ず再生されてきた。

要するに、それが地球という世界のやり方なのだ。いつもバラバラに分裂して混乱しているのに、なんとかやってこれているのは、崩壊せずに踏みとどまっているわけではなく、「しょっちゅう崩壊するけど、そのたびに再建しているから」というにすぎない。ここは、とにかく荒っぽいのが特徴だ。とりあえず、この世界に合わせて生きていくしかない。
 
地球での人生は、一度きりではない。人はそれぞれ、生まれ変わっている。生まれてからの何十年かの時間は同じでも、過去の転生履歴まで含めれば、その人生経験には膨大な個人差がある。

もちろん、これには反対の意見もあって、その代表者は17世紀イギリスの大哲学者、ジョン・ロックだろう。ジョン・ロックによれば、「人は皆、白紙状態で生まれてくる」という。すべては、この世に生まれてから後の経験によって、後天的に獲得されたものだということだ。(・・・ただし、これはキリスト教国の思想だけに、輪廻転生についてコメントしたものではない。『人には生まれつき理性が備わっている』というような考え方に対する反対意見)。

確かに、それにも一理ある。でも、個人的にはそう思えない。

というのも、早い話が、世間の一般人の大半は、筆者よりも明らかに地球環境に「慣れている」としか思えないのである。これは、自分と他人とを、せっせと観察してきた上での結論だ。もちろん、いろんな要因はあるとは思うけど、根本的な問題として、「地球での慣れ」に大きな差があるように思われる。

もちろん、こちらも、この人生でいろんな経験を積むことにより、かなり慣れてきた。この物質世界で生きることに対する熟練度は、大幅に向上している。もしも、もう一度、人生をやり直したとしたら、今度はかなり違うはずだ。ルドルフ・シュタイナー風に言えば、「これが、生だったのか。よし、それならもう一度!」。でも、やっぱり、「地球での人生をもう一度」と考えると、気が遠くなる・・・。
  
ドロレス・キャノンによれば、この「第1の波」のボランティア・ソウルは、地球であまりにも大きな困難に直面したため、10代のうちに理由もなく自殺した人が結構いるらしい。

自分自身を振り返ってみると、日常生活に対する興味関心がもともと今ひとつなせいか、今までのところ、ストレスで潰れることはなかった。もちろん、それなりに悩んではいたけど、精神世界やアートに没頭すれば、日常生活のことなど、たちまち忘れてしまう傾向にあった。それだけでなく、犬や猫を初めとする動物が熱烈に好きなため、道を歩いていて無邪気な動物を見かけるだけでも、たちまち気が紛れた。そういうイイカゲンさのおかげで、なんとか無事に乗り切ってこれたのだろう。
  
>彼らは意識的には、ホームがどこか全く分からないのに。強い怒りや嫌悪のような感情が、彼らを深く乱すのです。いく人かは、現状に反抗して、地球の混乱を逃れるために自殺しました。彼らは第2、第3のボランティアの波のために道を開いたパイオニアです。
  
(つづく)