宇宙のこっくり亭

意識の覚醒に向かって、精神世界を縦横無尽に語る本格派ブログ!!

人はなぜ新興宗教にハマるのか

2012年02月26日 | こっくり亭日記
 
それにしても、新興宗教は恐ろしいと改めて実感する。これだけの情報社会になっても、まだまだ新興宗教にハマって、精神を破壊される人が後を絶たない。

「真実を知っているのは、この私なのだ」という考えにコリ固まった人は、他人の言葉を受け付けなくなる。信者には、何を言っても仕方がない。最初のうちは、「話せば分かるだろう」と思っていた人も、すぐにムダな努力と気づいて、あきらめる。これは、身近に信者がいる人なら、誰もが経験する事実だろう。

凶悪犯罪で教祖や幹部が根こそぎ逮捕され、法廷で裁かれているオウム真理教だって、今も信じ続ける残党連中が、小規模な団体を続けている。「天声」を詐欺と認定された「法の華三法行」(ほうのはなさんぽうぎょう・・・平成生まれの人は知らないでしょうな)も、強制解散された直後に、信者たちが別の団体を作って「信仰」を継続した。まったく、「信仰」ほど根強いものはない・・・。
 
洗脳を解くためには、まず教祖や他の信者連中から隔離することが重要だ。すべては、そこから始まる。オセロ中島みたいに、教祖と同居して24時間を共にするなどというのは最悪のケースで、普通の人と話をしなければ洗脳は決して解けない。

不思議なのは、世の中にはこれだけ多くの宗教・宗派があるというのに、どうしてその宗派を「究極の真理」と思い込んでいるのかということ。いろんな信者と話をした結論としては(その多くは、ネット上のお付き合いなのだが)、単純に「他の宗教を知らないから」というのが、最大の理由と思われる。
 
信者諸氏は、タマゴからかえったばかりのヒヨコが、最初に見たものを親鳥だと思い込んで付いていくのと同じで、たまたま最初に見た新興宗教を「究極の真理」と思い込んでしまう。その点、筆者のように無数の宗派の教義を見慣れている者にとっては、「この宗派は、どの系統に属しているか?」というのが最大の関心事で、どうしても客観的にしか見れない。それが良いか悪いかは、また別問題だけど・・・。
 
もっとも、本ブログでは「精神世界」と「新興宗教」という2つの言葉を、気楽に使い分けてるけど、この2つに明確な違いがあるわけではなく、線引きするのは難しい。筆者の考えでは、「精神世界」とは、誰もがそれぞれの意見を展開し、相互に影響し合っている、百家争鳴の自由な思想フィールド。「新興宗教」は、特定の教祖によって思想統制された集団というのが、最大の違いだと思う。でも、この2つのジャンルに明確な境界線があるわけではなく、ゆるやかに重なり合っている。
 
どちらにしても、この分野は、危険な領域なのだ。どこもかしこも、伝染病の病原菌みたいなもので満ちている。はっきり言えば、タチの悪い連中が少なくない。そんなところに、免疫のない人がウカツに入り込めば、感染する恐れがある。
 
感染しないためには、どうするか。免疫力をつけるしかない。

免疫力とは、早い話が、精神世界や新興宗教というジャンルに「慣れる」ということ。何事も、慣れが肝心だ。「信じる」とか、「疑う」とか、そういうこと以前に、「慣れる」ことが重要なのである。慣れてしまえば、「私は、この教えと出会うために生まれてきたのだ~!!」とかなんとか、いちいちカーッとのぼせ上がらなくてもすむようになるから心配要らない(笑)。
 
でも、新興宗教の信者諸氏がみんな、この分野の初心者だとは限らない。中には、そうでない人もいるから事情はフクザツ。というより、長年にわたって宗派から宗派へと渡り歩いてきた、いわゆる「宗教遍歴」の持ち主もいる。こういう人は、「免疫のない初心者」どころか、海千山千のベテランだ。中には、信者のくせに教祖を「未熟な若造」(?)呼ばわりする人までいるほど。
 
そんな人でも、「この宗派こそ、究極の真理なのだ」と思い込んでいるという点にかけては、初心者と変わらないのが不思議なところだろう(笑)。その手の人たちに言わせれば、「私が長いこと宗教遍歴を重ねてきたのは、この真理と出会うための旅だったのだ」ということになるらしい。いやはや、なんともご苦労なことだ。こればっかりは、世間の一般人の理解を超えている。
 
ただし、「信じる」というのも、ひとつのパワーではある。その点は、認めなければいけない。信仰のパワーは、強い。特に、多くの人々によって共有された信仰は、何かを生み出す創造性を秘めている。というより、意識の領域で、信者たちの世界を実際に創り出している。
 
信者諸氏の狂信と頑迷にはウンザリするけど、あれだけの「信じる」力というのは、ある意味、たいしたものだ。その点は、認めなければいけない・・・(笑)。
 

オセロ中島に思う、新興宗教の怖さ

2012年02月19日 | 芸能人の霊能事件簿
 
オセロ・中島知子の「洗脳」には、改めて新興宗教の怖さを思い知らされた。霊能者と2人で籠城する生活。これは、危険きわまりない。普通の人と話をしなければ、洗脳が深まる一方だ。母親でさえ、マンションへの入室をたびたび拒否されているという。
 
しかも、霊能者は「これは、神の計画なのだ」と言って、しょっちゅう焼肉屋に連れて行かせる大食漢だという。「もっとカルビ焼肉を食べて、魂を浄化せよ」とか、「今日はカルビではなく、タン塩にせよ」というようなのが、神のお告げというわけだ。世間の一般人からすれば、「なんとバカなことを・・・」とアキレはててしまう話なのだが、このくらいの荒唐無稽は、新興宗教ならドコにでもあること。これに類する話は、この世界では珍しくない。
 
世の中には、2種類の人間がいる。新興宗教に勧誘されやすいタイプの人と、勧誘されにくいタイプの人だ。ちなみに筆者は、非常に勧誘されやすいタイプ(笑)。

学生時代も、大学のキャンパスの中を歩いていると、必ずと言っていいほど「統一教会」(原理研)に声をかけられた。一日に複数回にわたることも多く、累計では数百回に及ぶと思われる。あるとき、学生勧誘員に「しょっちゅう声をかけられる」という話をしたところ、「それはご先祖さまの功徳ですよ」と言われたので、「そんなものかな?」と思い、一緒にビデオセンターに行ってみた。そこでは、「第一章・神の存在を証明する」というビデオを見た覚えがある。食事つきで、女子大生も多く、意外と楽しいところだった。
  
老舗の統一教会に加えて、当時は新興勢力の「オウム真理教」や「幸福の科学」の攻勢も凄まじいものがあった。麻原彰晃や上祐史浩が空中浮揚している巨大写真の立て看板や、「大川隆法主宰先生のご講演会」は、今も印象に残っている。

子供の頃から精神世界や宗教に人一倍の関心を持っていた筆者は、これらの団体を、草創期から知っていた。「マハーヤーナ・スートラ」や「太陽の法」といった、教祖の著書の内容をあまりに詳しく知っていたため、「信者以上に信者らしい」と周囲から言われたものだ。もっとも、新興宗教だけではなく、伝統宗教や西洋哲学・東洋思想・チャネリングなど、他のいろんなジャンルにもそれ以上に取り組んでいたのだから、そう言われる筋合いはなかったのだが。要するに、精神世界や哲学・宗教に関する話が、トータルで好きなのだ。それにしても、オウム真理教はその後まもなく「地下鉄サリン事件」をキッカケに大騒ぎを起こした。あのときは、「君も、オウムのナントカ大臣になってなくて良かったなあ」と皆から言われたものだった・・・。

そういえば、オセロ・中島を洗脳した霊能者は、「オウムの菊池直子に似ている」という評判だ。実際、警察が「逃亡中の菊池直子なのではないか?」と疑い、真剣に捜査したこともあるという。結局のところ、「別人だ」という結論になったらしいのだが、あの手の人たちというのは、外見が似てくるものなのかもしれない。
 
その後も、実にさまざまな団体の人たちから熱心な勧誘を受けた。いろんな団体の教義や諸事情に通じているのは、良くも悪くも、そのおかげ。創価学会もその一つで、知人があまりに熱心なので会合に何度も参加し、一時は、信者でもないのに「方便品(ほうべんぼん)・自我偈(じがげ)」を暗誦するハメになったほどだ(笑)。

まあ、新興宗教が多いのは現代日本の特徴だけど、古今東西、地球にツキモノの現象でもある。中国では、古来から、新興宗教の教祖が大反乱を起こしてきた。漢王朝を滅ぼすキッカケになった黄巾賊の乱は、三国志のおかげで有名。あれも、イマ風に言えば新興宗教だった。こればっかりは、昔も今も変わらない。よほど筋金入りの現実主義者でもない限り、地球生活には避けて通れない試練だろう。

精神世界の話題が出てきただけで、「新興宗教」と思う人が世間には多い。確かに、言ってる内容には共通点も多いので、仕方がないと言えるだろう。でも、やっぱり違う。精神世界は、自由なフィールド。新興宗教とは根本的な土台が違う。

精神世界には、教祖がいない。信者もいない・・・はずだ(笑)。
 

霊能者に洗脳された(?)、オセロ中島

2012年02月15日 | 芸能人の霊能事件簿
芸能ZAKZAK
 
オセロの中島知子が、家賃の滞納でモメている。ついに、大家と不動産管理会社から訴訟を起こされた。大家が、シブがき隊の本木雅弘だということも、騒ぎを大きくしている。本木雅弘といえば、なぜか芸能界に広い人脈と影響力を誇る、大物芸能人の一人として知られる。月々の家賃が39万円というから、かなりの高級マンションと言えるだろう。そこに、芸能人たちが住んでいる。
 
もっとも、そこは本人の自宅ではなく、「事務所」ということになっている。そこには、中島が心酔する霊能者の家族が住んでいたらしい。ちなみに、その霊能者は、中島の自宅で同居している。自宅は、件のマンションの向いにあるというから、ご近所様だ。中島は霊能者にベッタリで、自宅から一歩も出ないヒキコモリ生活が続いている。もはや、芸能人としては風前の灯火。
 
またしても、新興宗教・霊能者がらみのスキャンダル。いつものことながら芸能界は、麻薬と新興宗教の話ばかり・・・。でもって、ご多分にもれず、霊能者に洗脳された本人の言動は、支離滅裂になっているという。「顔面にセロテープを貼っていた」というような、数々の奇行のウワサが流れている。芸能ZAKZAKの記事によると、
 
 
>女霊能師の家族による占有状態は、半年以上続いている。中島は、この間外部の接触を一切絶ってきたが、管理会社との交渉の中で、こんなやりとりがあったという。

>「中島は9月いっぱいでの物件明け渡しを承諾していました。ところが、10月に入ると一転して『業者の勘違いで引っ越しができなくなった』と明け渡し延長を要求。その期限も過ぎると、今度は荒唐無稽の言い訳を連発するようになったというのです」(同)

>訴状によると、中島は引っ越しできない理由について「自宅が盗難被害にあった」などと事務所とは無関係の話を持ち出し、この件で近隣交番に相談したところ、「担当警察官から『引っ越してはならない』と指示された」と弁解したという。

>中島が住む物件は、人気お笑いタレントやイケメン俳優らの自宅も入る芸能人御用達の高級マンション。住民の1人も「セキュリティーが厳しくてそう簡単に侵入できないはず。泥棒騒ぎがあったことも聞いていない」と首をかしげる。

>だが、中島の主張はこれだけに留まらない。

>「盗難被害は1度でなく『以前から継続的に被害を受けていた』というのです。しまいには『被害について警視総監と話をしている』とも。管理会社は、この主張を『支離滅裂なもの』とし、荒唐無稽な言い訳として争う構えのようです」(事情を知る関係者)
 
 
・・・なんということだ。「警視総監」うんぬんは、はたして本人の妄想なのか?・・・それとも、霊能者のご託宣なのだろうか。しかも、騒ぎはさらに広がる勢いを見せている。
 
>・・・サッカー元日本代表の中田英寿氏(34)らが所属するPR会社「サニーサイドアップ」の次原悦子社長が、14日午後7時24分に自身のツイッターで、「ちょっとちょっとー!オセロ中島知子の占い師ったら顧客に中田英寿もいるとか言ってるらしいじゃないのよー!嘘つけー!こういう風評はどこに文句言ったらいいの?」と投稿。ネット掲示板でこの書き込みが取り上げられるなど、波紋を広げている。
 
いったい、その「女霊能師」とは、いかなる人物なのか。別の記事によると、

>「身長160センチ前後で体重は80キロ近く。マツコ・デラックス並みにふくよかです。見た目は、元オウム真理教幹部で特別手配犯の菊池直子容疑者にも似てますね」(中島の知人)

>複数の関係者によると、この女性は年齢不詳で大分出身。地元のラジオ局などで働いた後に上京し、旅行雑誌のライターなどとして活動していたという。

>「芸能人好きなミーハーな一面がありました。特につんく♂やSMAP、福山雅治の熱心なファン。一時は追っかけまでしていた」(同)

>そんな女性が芸能界との接点を持ち始めたのは、周囲に公言していた自身の“特殊能力”のためだ。「彼女は霊能師を自称しているようで、占いをしたり、『家相を見て除霊もできる』と吹聴していたとも聞いています。中島とは2005年ごろに出会って意気投合。自分の仕事や私生活の悩みを相談していくうちに、関係が深まっていったようです」(中島の事務所関係者)


霊能師は、「神の計画」と称して、その日の食事のメニューまでオセロ中島に指示しているらしい。焼肉が大好きで、「焼肉屋に連れて行け」というご託宣をすることが多いようだ。「焼肉屋では、2.5人前をペロリと平らげる」というから、カナリの大食漢。なんとも、謎めいた存在だ。

それにしても、「マツコ・デラックス並みにふくよかな、菊池直子似の霊能師」とは、はたして何者なのか。コンサル星人は、この2人の画像を見ながら、思わず考え込んでしまった・・・。



 

「富士山噴火説」を気象庁は否定

2012年02月15日 | こっくり亭日記

最近、「富士山大噴火 ⇒ 日本列島大地震説」が世間をにぎわせている。

ことの発端は、3・11大震災の4日後、富士山直下でカナリ大きな地震が起きたことだった。先日の本ブログでも書いたけど、江戸時代に起きた「宝永の大噴火」のときは、日本列島を巨大地震が襲った直後に、富士山での大噴火が誘発された。関係者はそれを連想して、思わず肝を冷やした・・・。
 
さらには、富士五湖を震源とする地震が先月(2012年1月)下旬から相次いでいる。「いよいよ来たか?」という戦慄が走った。asahi.comの記事によると、

>甲府地方気象台によると大震災以降、県内で震度1以上の揺れを感じる有感地震は減少傾向だったが、今年1月に23回、2月は12日までに5回を数えた。震度3以上の地震は1月だけで6回。うち5回は28、29日に集中した県東部・富士五湖を震源とする地震で、本震とみられる28日午前7時43分、富士河口湖町と忍野村で震度5弱を観測。震源の深さは約18キロ、地震規模を示すマグニチュードは5・4だった。

地元の観光業界は、「風評被害」を受けているという。富士山噴火説が流れて以来、登山客が減り、「行き先を日光に変えた」という人が続出しているらしい。日光と言えば、これまた原子力発電所の事故による風評被害で、外国人を中心に観光客が激減して閑古鳥が鳴いたので有名なところ。そんな日光が復活するのなら、悪い話じゃないんだけど・・・。富士登山の関係者にとっては、深刻な事態だ。

でも、気象庁その他は、この「富士山噴火説」を全面的に否定しているらしい。それには理由がある。というのも、富士山の周辺で地震が起きるのは、昨日や今日に始まったことではなく、いつものことだから・・・ということらしい。

>・・・一時は富士山噴火の関連を疑う空気も流れた。だが気象庁などは全面否定。この地域が震源の地震は過去10年で53回あり、多発地域として広く知られているためだ。

>実は県東部・富士五湖を震源とする地震は多い。気象台によると2002~11年に年に3回(02、07、10年)から最多で8回(05、11年)。今年は2月までにすでに21回を観測したが、地震がない年はない。「地震が多い地帯」が定説だ。

>地質学が専門の輿水達司(さと・し)県環境科学研究所特別研究員は・・・「いつ起きてもおかしくないところで地震が起きたというだけのこと。震度5弱の地震の震源は浅く、富士山からも遠く離れている。低周波地震や傾斜計に異状もみられない。富士山の噴火に関連づけることは論外だ」と指摘。「500万年前から地震が起きていた可能性もある。日本列島の成り立ちを正確に知ることが大切」と話す。(床並浩一)


つまり、これらの専門家諸氏によれば、富士山の周辺は、昔からいつも地震が起きているところ。最近の「噴火説」は、しょっちゅう起きている地震をたまたま取り上げて、「これは悪い前兆なのだ~!」と騒いでいるだけ・・・ということになる。

真実はどこにあるのか、それは分からないが、まちがいなく言えるのは、「富士山は、いつ噴火しても不思議はない」ということだろう。ただし、時期は未定。ひょっとしたら今年かもしれないし、300年後かもしれない・・・。
  

まだ続く、災害と異常気象

2012年02月12日 | こっくり亭日記
  
YOUTUBEで、2011年の日本周辺における地震の発生状況を可視化した動画が、衝撃を呼んでいる。

3月10日までは、プレートの境界線上で散発的に地震が起きているだけだったのだが、3月11日に、突如として大爆発のような地震が起こり、それからは猛烈な余震がひっきりなしに続く。

同じ人が、世界の地震発生状況を可視化した動画も掲載しているのだが、これまた、3月11日以降の日本がスゴすぎて、声も出ない。

昨日も、かなりの揺れがあった。「なんとかならないものか」とは思うけど、こればっかりは、どうにもならない。

ここ数年の、災害と異常気象はまだ続いている。欧州の大寒波の被害も大変なものだ。アチコチで川や運河が凍って、スケートをする人々の画像がネットにはたくさん出ている。17世紀のイギリスの絵画に、「凍りついたテームズ川でスケートをする人々」というのがあって、「この時代の欧州は、こんなに寒かったのだ」という歴史的証拠としてよく取り上げられているのだが、今年の欧州の風景の画像を後世の人が見たとしたら、やっぱり、「この時代はこんなに寒かったのか」とビックリすることだろう。特に東欧では、300人を超える死者が出ているという。
 

 
もともと、欧州は北の緯度に位置している。南欧のローマと言えば、さんさんと陽光が降り注ぐイメージだけど、緯度は日本で言えば北海道の函館と同じくらい。イタリア北部と北海道がだいたい同じくらいの緯度にあり、パリやロンドンはもっと北にある。

そんな極北の地で、なぜ人口が多くて文明が栄えたのかといえば、南のメキシコ湾から大西洋を渡って流れてくる暖流や、アフリカから吹いてくる南風など、天然の暖房が効いているおかげ。日本が緯度の割に寒いわけではなく、アジアや北米大陸でも、緯度と寒さの関係は、日本と同じような感覚だ。世界的に見て欧州だけが、緯度の割に暖かい。
 
以前、「もしも将来、サハラ砂漠を緑化して森林に変えることができたとしたら、アフリカからの南風が吹きにくくなり、イタリアは寒い国になる。フランスは、人が住めないほど寒くなるんじゃないか」という話を聞いたことがある。海流も、風も、欧州を暖かくするように出来ている。なんとも、不思議なことだ。神が、この地球に近代文明を起こすべく、欧州という選ばれた地に「天然の暖房装置」をセットしておいたのだろうか?・・・と思えるほど。
 
もっとも、そんな欧州の文明を育んできた「天然の暖房装置」も、いよいよ壊れてきたのかもしれない。数年前の映画に、異常気象によりメキシコ湾流の流れが変わって、欧米が氷河期のような世界になるというパニックものがあったけど、今年はそれが現実化したんじゃないかという声も出ている。
 
もっとも、寒いのは欧州だけではなく、日本も大雪に見舞われ、ものすごい寒さが続いている。韓国のソウルでは、零下17度を下回ったという。「零下17度」と言うのは簡単だけど、想像を絶する寒さだ。もちろん、北朝鮮にはそれ以上の大寒波が襲っている。金正恩三代目にとっては、早くも大変な国難の到来。
  
2012年は、やはり波乱の幕開けとなった。まだまだ続きそうな、災害と異常気象。この先、何が起きても不思議はない・・・。
    
画像元

異常な、今年の冬の寒さ

2012年02月06日 | 異常気象
 
それにしても、今年(2011~2012年)の冬は寒い。筆者は暑さに強いが、寒さにはどうも弱い。今日も寒いのなんのって。全国各地で、記録的な寒さになっている。
 
日本海側は、記録的な大雪だ。新年早々、福井の永平寺に行ったときは、まだそうでもなかったのだが、その後がスゴいみたい。新潟では、のきなみ平年の倍以上の雪が積もっている。ニュースによると、
 
>3日午後5時現在、積雪量は、津南町335センチ▽妙高市関山328センチ▽魚沼市入広瀬272センチ▽柏崎市89センチ。柏崎市では平年の約3倍に達している。
  
というから、何もかも雪に埋もれてしまう世界だ。積雪量が3メートルともなれば、雪を掘り返さなきゃ、2階の窓から出入りすることもできない。
 
これは日本だけでなく、世界的な傾向のようだ。特に、ヨーロッパは大寒波に襲われている。東欧諸国を中心に、寒波による死者はすでに180人を超えているという。特に、ウクライナでは死者が100人に達している。ボスニア・ヘルツェゴビナの首都サラエボでは、大雪に伴う非常事態宣言が出された。イタリアでも、南欧の都・ローマに26年ぶりの雪が降った。
  
一昨年(2010年)の夏は、世界中で過去に例がないほどの異常な暑さに見舞われたというのに、これはキツい。
 
あの時も、ロシアがなぜか熱帯なみの暑さになって、大量の死者を出したものだった。今回も、ロシアの寒さは特にひどいらしい。石油や天然ガスの大産出国だけに、さっそく、ヨーロッパ諸国への供給に影響がでているとか。猛暑のときも、「アラブで民衆反乱が起きている真の原因は、ロシアの穀物不作による世界的な食料価格の高騰」と言われたものだった。さすがに、ロシアほどの大国ともなると、暑くても寒くても、世界への影響が無視できない。
  
暑さ・寒さは地球の常とはいうものの、地球環境はますます荒っぽくなる一方。この調子では、ますます先が思いやられる・・・。
 

いよいよ、富士山が危なくなってきた!?

2012年02月05日 | こっくり亭日記
  
浅川嘉富氏は、「富士山が危ない」と言っていた。今年は豪雪の年なのに、富士山では、地熱で雪が溶けているという。洞窟のツララも、みんな溶けてしまったらしい。

・・・と思ったら、「週刊現代」も、「これは何の予兆なのか。琵琶湖・富士山・桜島に不気味な異変が起きている」という特集を組んでいた。もちろん、最近はこの手の災害予想が少なくない。でも、異変が起きているのは事実の様子。
 
「週刊現代」といえば、「船井幸雄ドットコム」でもたびたび取り上げられている有力な情報源だ。船井幸雄ドットコムと言えば、精神世界ジャンルでもダントツのアクセス数(本ブログの10倍はあるらしい・・・)を誇る超メジャーブログ。これは、無視できないものがあると言っていい(笑)。
 
週刊現代いわく、「琵琶湖の湖底からは、ガスと水が噴出している」という。かなりの広範囲にわたって、泥が噴き上げられている。探査ロボット「淡探」(たんたん)が、せっせとカメラで撮影して地上に送ってきた映像というから、事実なのだろう。ロボット君もご苦労さんだ。

でも、もっと異常事態なのは南九州の桜島だろう。ここ3年で、548回・896回・996回・・・と、3年連続で過去最高の噴火回数を記録している。しかも、記録ずくめの3年間に輪をかけて、今年の勢いはすごい。1月26日現在ですでに162回もの噴火を記録しているというから、昨年の史上最多記録を半年で更新するハイペース。いったい、どうしちゃったのか?

遠く離れた富士山でも、異変が起きている。去年は、3・11の4日後、3月15日に富士山でも地震が起きて、関係者を戦慄させた。地下のマグマが集中する場所のすぐ上で起きた、マグニチュード6.4の地震。
 
富士山は、平安時代にはちょくちょく噴火していたのだが、その後の数百年は鳴りを潜めていた。でも、江戸時代に突如として活発化し、1707年の「宝永大噴火」を起こした。このときは、100km離れた江戸にまで火山灰が降り注いだという。
  
1707年といえば、元禄時代。京都や大阪では、町人文化が空前の繁栄を見せていた。将軍綱吉の「生類あわれみの令」のもと、お犬さまがワンワンといばり散らしていた江戸の町に、突如として「雪のふり下るごとくなるをよく見るに、白灰の下れる也」(by新井白石)というほど、真っ白な火山灰が雪のように降ってきた。その後、火山灰は石炭のように真っ黒な色に変わり、江戸中を黒々と埋め尽くしたという。
  
そして、宝永大噴火の後は、なぜか噴火していない。それから300年が過ぎた。でも、300年など、富士山の悠久の歴史からすれば、ホンのつかのまの休息にすぎない。
 
記事によると、気象庁火山課は「富士山は安心していいとは、とてもいえない状態。(中略)・・・山体が膨張したという、マグマ蓄積の可能性のある動きも捉えています。九州の新燃岳(しんもえだけ)も、噴火の1年前から膨張が観測されていました」と話していたらしい。

富士山の話がメインなのに、琵琶湖や桜島にまで話が及ぶのには、ワケがある。というのも、「宝永の大噴火」のときは、その数日前に全国規模の巨大地震が起きているからだ。先日の3・11大地震のように、震源地は、静岡から和歌山あたりにかけての数百kmにおよぶ広大な海岸に広がった。最も揺れが激しかったのは静岡から名古屋あたりだったが、四国の土佐にまで、「水湧き出で、山崩れ、人家の潰れること、将棋倒しを見るが如し」と書かれたほどの揺れがあったらしい。北海道や九州でも揺れが感じられたという。
  
富士山大噴火の前兆として、日本列島を巨大地震が直撃したのか。それとも、大地震の揺れでマグマの動きが活発化し、大噴火が誘発されたのか。それは分からないが、この2つには切っても切れない関係があるとされている。
 
まあ、日本はもともと地震国で、火山国だ。何が起きても不思議はないというのが、こうした歴史を見るとよく分かる。それこそ、龍神さまにお願いして、大災害が起きないように祈るしかないだろう・・・。
    

浅川嘉富氏の講演

2012年02月05日 | 精神世界を語る
  
今日はたまたま時間が空いたので、浅川嘉富氏の講演会に行ってきた。最近は、日中に時間が取れることが少ない。たまたま、今回は日曜に開催されたおかげで行くことができた。聞けば、通常、日曜に東京で講演会を開催することはないらしい。「今回が初めてかもしれない」という。これも何かの縁でしょうか?(笑)。
 
昨日(2012年2月4日)は、旧暦で辰年のスタート。いよいよ、龍の年だ。浅川氏のところには、龍神さまがガンガン訪れているようだ。会場は満員の盛況だった。本人いわく、これは「2012年」というテーマを設定したおかげ。本当は、「最後の楽園・ペルー」といった地味なテーマの講演に来てもらいたいらしい。でも、ファンは熱心だ。札幌の講演では、深夜バスで7、8時間もかけて聞きに来た人もいるというから、人気は全国区。
  
70歳をすぎたとはいえ、相変わらず「おもろいオッサン」そのものだ。雪山で転落して腕を痛めたそうなのだが、いたって元気そのもの。そして、「精神世界の綾小路きみまろ」と思わず呼びたくなる、毒舌トークの炸裂。

浅川氏いわく、精神世界の話をすると、いろいろな霊が寄ってくる。その中には、低級霊も数多く混じっている。「笑い」には、それらを吹き飛ばすパワーがあるのだという。言われてみれば、そうなのかもしれない。これからは「笑い」をテーマに掲げるべきか!?
 
おもしろさの理由は、しゃべりもあるけど、やっぱり世界中をフィールドワークしてきた行動力のおかげ。そういえば、J.C.ガブリエル氏やペトル・ホボット氏たちも、全世界を巡ってきている。みんな、よほど地球が好きなんだろうな。地球への深い愛が感じられる。筆者と違うのは、そこだろう(笑)。
  
まずは、欧州の経済危機や、日本の財政危機の話から始まった。そして、地震や火山の噴火について。まず間違いなく激動の年になるであろう2012年を迎えて、精神世界ファンならずとも気になるテーマと言える。
 
話題はいろいろなことに及んだが、メインは「天界からのメッセージ」だった。内容は、「天界の上層部」から、日本人に向けて届けられたメッセージ。

日本、そして日本人には、アセンションに向けて大きな役割があるようだ。「邪の勢力」は、そんな日本を潰したくて躍起になっているらしい。まったく、ご苦労なことだ。日本人は、さらに意識を高める必要があるみたい。
 
われわれも浅川氏を見習って、もっと「2012年」を熱く語ろうじゃないか。早いもので、2012年もすでに1ヶ月が過ぎてしまったが(笑)。
 
改めて、浅川ファンになった一日だった。また、筆者がヒマな日に講演をやってもらえるとありがたい・・・。