宇宙のこっくり亭

意識の覚醒に向かって、精神世界を縦横無尽に語る本格派ブログ!!

アセンションは続行中

2012年11月23日 | こっくり亭日記

何年か前までは、「2012年12月21日」で精神世界関係者が非常に盛り上がっていた。そのキッカケはいろいろあるけど、なんといっても故ホセ・アグエイアス博士の「マヤン・カレンダー」が、ブームの火付け役と見ていいだろう。

実際のところ、この「2012年の冬至でマヤ暦が終わっている」という話が出てきて、それがアセンションと結び付けられたのは、アセンションの話が登場したのより、ずっと後の話。決して、同時ではない。「マヤ暦」のほうが、ずっと後のこと。

でも、その後、「マヤ暦の終わり」の話は非常に有名になり、「アセンション」よりも遥かに認知度が高くなった。「マヤ暦」は、世間の一般人にもかなり浸透している。精神世界談義ではなく、一般的な話題として普通に出てくる。一方、「アセンション」については、今でも精神世界ファンにしか知られていない。

でも、精神世界関係者の間では、何年か前から「2012年は通過点に過ぎず、そこで一気に変わるわけではない。アセンションは時間がかかるプロセスになる」という説が主流になり、「マヤ暦」の話は、逆に下火になってしまった。

筆者にとって、これは残念なことだった。こちらとしては、地球および人類が、なるべく早く一気に変わることを、強く希望している(笑)。「時間がかかるプロセス」など、望んでいない。

「急激な変化を望むのは、ネガティブ・サイドの発想」と言われれば、確かにその通りなのだが、本音としては、やはりそうだ。それこそ十年前から、「十年後と言わず、さっさと変わってくれ」という気持ちに変わりはない。

それは、筆者だけではない。かの高名なる船井会長を初め、多くの関係者が、「アセンションは2012年と言われていますが、前倒しで進みそうです。もうちょっと早くなりそうです」と、ずっと毎年のように言い続けてきたのは、その表れと言える。

これは「希望的観測」という面もたしかにあるけど、それ以上に、一種の「目標」なのである。

例えは良くないかもしれないが、それは、会社で営業マンを集めて行われる「営業会議」に似ている。通常、そういう会議の場で、「十年後をメドに売上を増やしましょう」というような、悠長な話になることは、まずない。「今すぐ売上を増やしましょう」という話になるのが普通だろう。もしくは、「まあ、今すぐは無理でも、せめて半年以内に・・・」という感じ。

それは、ヤル気の問題というより、追い込まれているからなのだ。残念ながら、遠い先まで待っている余裕はないことがほとんど。

それと同じで、アセンションも、待っていれば自然に「起きる」というものではない。

はっきり言えば、アセンションというのは、われわれが「起こす」のである。

ここで言う「われわれ」というのは、「ワンダラー」でもいいし、「精神世界の探求者」でもいいし、まあ表現はなんでもいいんだけど、要するにアセンションを目指してる人。

アセンションのためには、「意識の覚醒」が欠かせない。というより、それに尽きると言っていい。

とは言っても、誰もが意識の覚醒を目指しているわけではない。現状では、まずは精神世界の探求者が先陣を切るしかないだろう。それが、当事者意識というもの。

・・・というわけで、意識の覚醒に向かって、精神世界の探求が、今日もせっせと続けられる。

こうしている間にも、地球人類の意識は、急速に上昇している。一気にドーンと上がるのが、2012年だ。残り1ヶ月ちょいしかないけど(笑)、やっぱり、2012年なのだ・・・。


「2012年の冬至」まで、あと1ヶ月

2012年11月21日 | こっくり亭日記
    
いよいよ、あと1ヶ月に迫ってきた。「何が?」と言われたら、答は人それぞれだろうけど、精神世界ファンにとっては、やっぱり、「2012年12月21日」ではないだろうか。それは言わずとしれた、「マヤ暦、最後の日」。アセンションの期日として、十年以上も前から(人によっては、もっと前から)指定されてきた日付だ。
 
「今年の冬至は、12月21日で間違いないよな?」と確認しようとして、「2012年 冬至」でグーグル検索をかけてみたところ、本ブログの記事が1位に表示された。ということは、おそらく、単に冬至の日付を確認したり、普通に気象情報を得ようとして、本ブログにアクセスしてしまった方もおられることだろう。そういう人は、「銀河系コア - 太陽 -地球・・・が一直線に並んで、大量の生命エネルギーが地球に流れ込み、地球人の意識を一挙に覚醒させる」という話を見て、アゼンとしてしまったかもしれない(笑)。その意味では、申し訳ありませんでした。でも、その代わり、「へえ、冬至というのは、毎年この3つが一直線に並ぶ日なのか」ということを知って参考になった人だっているかも・・・というのが、たったいま思いついた言い訳。
 
それはともかく、この日付は、あまりにも長いこと言われ続けてきたせいか、最近は逆に、以前ほどには言われなくなった感がある。先日は、あるチャネリング・ファン(去年か一昨年から、この道に入った人)が、「最近のチャネリングによると、今年の12月21日にアセンションが起きるらしい。いよいよ、具体的な日付がわれわれに開示され始めたようだ」とブログに書いていた。こちらは、「この人は、この日付に今までナジミがなく、新着情報みたいに思っているのか」と、逆にカルチャーショックを受けてビックリ。言われてみれば確かに、この日付を目にすることが、ここ1~2年はメッキリ少なくなっていたかも・・・と、改めて思う。
 
ある友人からは、「あんなにアセンション、アセンションと言い続けてきて、何も起きなかったら、どーするの?」と冷やかされた。
 
思えば、1990年代には、五島勉氏の「ノストラダムスの大予言シリーズ」を読みながら、「1999年7月を過ぎたら、このヒトはどうするんだろうな?」と考えたものだ。
 
実際のところ、1999年7月は、まったく何事もなく過ぎた。というより、1999年そのものが、わりと静かな1年だった。

1997~98年は、アジア諸国やロシアがドミノ倒しのような連鎖金融危機に陥り、日本でも金融機関や証券会社がバタバタ潰れて、日本経済が史上最悪の土俵際に追い詰められた年。どうなることかと思われたが、1999年になると、「そろそろ、底を打ったかな」という一服状態になった。年が明けて、2000年からはITバブルの崩壊による世界経済の大波乱が再び始まり、2001年には911テロ事件が起きた。皮肉にも、前後がきわめて激動の年だったのに比べて、1999年だけは意外と静かだった(笑)。

五島勉氏については、その後も予言に関する本を、いくつか出していた。あまり、売れている様子はなかったが・・・。
 
でも、「アセンション」はそういうものではない。そもそも、「2012年12月21日に人類が滅亡する」とか、逆に、「2012年12月21日から、人類は永遠に死ななくなる」とか、・・・、そういう捉え方がおかしいのである。それは、アセンションに対する誤解というものだ。
   
地球の波動は、こうしている間にもドンドン上がっている。そして、ドーンと一気に急上昇するのが、2012年の冬至なのだ。
  
地球がどのように変容するのか、楽しみに待ちましょう(笑)。
   

統一教会の教祖・文鮮明の死に思う

2012年11月19日 | こっくり亭日記
 
今日は寒かった。いや、今日も、寒かった。
 
もはや、真冬の寒さ。9月の日本列島を襲った猛暑が、ウソみたい。日本の秋は、10月だけで終わってしまった。11月は、もう冬だ。
 
ここ数年、言われているように、日本の気候はもう「春夏秋冬の四季」ではない。「夏冬の二季」になってしまったようだ。
 
アメリカでは、オバマ大統領が再選された。日本は、これから選挙。民主党からはドミノ倒しのような議員の離党ラッシュで、まさに「落日」という表現がピッタリだ。
 
ここ数ヶ月、ブログの更新が滞っていたけど、その間にもいろんなことがあった。個人的には、ちょっと前のことだけど統一教会の教祖・文鮮明の死亡がビッグニュースだった。
 
学生時代は、原理研(統一教会の学生部)の勧誘に、どれほど悩まされたことか。毎日、大学の構内を歩いているだけなのに、原理研の信者たちが入れ替わり立ち替わり、一日に何度も声をかけてきた。ある日、「しょっちゅう勧誘される。さっきも、別の人に勧誘されたばかりだ。昨日も3回は声をかけられた」と勧誘員に文句を言ったら、「それは、アナタの徳が勧誘員を引きつけているのです。ご先祖さまの功徳でしょう」と言われた。
 
「そこまで言うのなら」と、勧誘員についていったところ、「原理研究会ビデオセンター」というところに案内された。見せられたのは、「第一部・神の存在を証明する」というようなビデオだった。なんと無料の食事つきで、ニッコリ笑顔の女子大生が食事を運んできてくれた。
 
ビデオを見終わった頃、「原理研や統一教会について質問があれば、なんでも答えます」という、専門の解説員(?)が登場した。筆者はさっそく、「あの合同結婚式は、なんのためにやっているのですか?」と質問してみた。
   
統一教会といえば、「合同結婚式」。桜田淳子や山崎浩子の事件で有名になった。「統一教会にマインドコントロールされていました」という、山崎浩子の涙ながらの会見。あれで「マインドコントロール」(マイコン)という用語が定着したという点からしても、新興宗教の歴史に残る大事件だった。
 
解説員は、「ああ、合同結婚式ですか。あれは、日本人と韓国人の混血を積極的に進めることにより、国境を超えた真の統合を目指すという、文先生の壮大な計画なのですよ」と、涼しい顔で答えていた。
 
「日本人と韓国人の、壮大な混血計画?・・・ってことは、われわれは将来、ひとつの民族になるニダ!!・・・ということか」と、筆者は震撼した。まあ確かに、長い目で見れば東アジアの真の統合につながる計画かもしれないのだが・・・。
  
「じゃあ、あの霊感商法の壷は?」と質問したところ、「ああ、あれは確かに効果があるのです。置いて損はありません」と言うので、「でも、統一教会の人から高価な壷を買ったら、ちっとも効果がなかったというクレームが、消費者センターに寄せられているとか」と言ったら、「そりゃ、持ってる人の心がけにも左右されますから」とのこと。

「でも、消費者センターに寄せられたクレームによると、『買った壷に効果がないぞ~』と苦情を言おうとして電話したら、もう霊感商法の業者は住所移転して電話番号も変わっていて、連絡が取れなかったらしいですよ」とたたみかけると、解説員も少し動揺して、「それは、何かの間違いでしょ~」と言い始めた。
    
さらに、「統一教会が、殺人カラテの正道術(しょうどうじゅつ)を信者に練習させているのはナゼですか?」と質問したら、解説員も、「正道術は、純粋な武道です。殺人カラテだなんて、人聞きが悪い」と苦笑い。「でも、『原理研を批判したら、あとで殺人カラテの達人に襲われる。君も気をつけたほうがいい』というモッパラのウワサですぜ」と言うと、「われわれは、誤解されているのです。民青同盟(日本共産党の学生部)が、悪いウワサをバラまいていますから」と言う。
 
確かに、原理研と民青同盟は、いつ見てもお互いを非難し、ハテしない争いを続けていた。なぜ、彼らはお互いに、これほど敵視しあっているのか。解説員によると、「彼ら共産主義者は、神を否定しているからです」ということだった。神を信奉する統一教会の統一原理と、神を否定する日本共産党の唯物史観は、相容れない水と油の関係。まさに、不倶戴天の敵だったのだ。
 
それにしても、原理研の解説員は優秀だった。「私は、司法試験を受けて弁護士になります」と力強く宣言していた。新興宗教の信者とはいえ、さすがは東大法学部の学生だけに、言うことが違う。なぜ、弁護士を目指すのか。それは、「民青同盟の人たちも、弁護士になろうとしている。『民青から日弁連』というのが、ひとつのアリガチなコースなのです。私は、法曹の世界でも、神を否定する彼らと戦い続けるつもり」だという。
   
まあ、いい悪いは別にして、おのれの「明白な使命」を確信して燃えているのは確かだ。
  
実際のところ、筆者は原理研のビデオを見せられたり、解説員にご登場ねがうまでもなく、統一教会の教義のことなど、最初からほとんど知っていた。解説員も、こちらの知識に驚いていた。

西洋哲学・東洋思想・宗教・神秘主義・チャネリング・・・古今東西の地球で発生した、ありとあらゆる思想を吸収し続ける情報端末。それが、筆者の生きる道なのだ。だから、ついでに新興宗教のこともよく知っている。

そんなある日、友人の一人が、「俺は、原理研の女の子とホテルに行ったぜ」と自慢していた。それを聞いた別の友人は、「ホントかよ?・・・何事も、言ってみるもんだな!」と興奮の色を隠せない様子だった。まあ、世間の一般人の宗教に対する意識など、そんなものだろう(笑)。後日、そいつは、本当に原理研の女の子に声をかけられ、「ビデオセンターに行きませんか?」と勧誘されたという。そこで、「それより、ボクと一緒にホテルに行きませんか?」と逆に誘いをかけたところ、「アナタは、サタン(悪魔)です」と言われて、アッサリ断られたそうな・・・。
 

ワンダラーの使命 ~ オイカイワタチ

2012年11月13日 | オイカイワタチ
 
「目を覚ましなさい!」と呼びかける、金星の長老・サナンダ。呼びかけている相手は、「ワンダラー」と「リンゴ」だ。

ワンダラーもリンゴも、地球では一見、ただの人間だ。オイカイワタチにも、「一介の労務者であったり、また地位も学歴もない一般人である場合が多い」と書かれている。自分のような無力な者に、そんなことを語りかけたところで、いったい何の役に立つというのか・・・と思ってしまうのは、そのためだ。

オイカイワタチによれば、宇宙人の多くが地球に来はじめたのは、「近世では百年以上も前から」だという。19世紀後半には、宇宙人は特に大勢来て地球に住みつき、地球人の妻をめとり、その子孫はいま地球に相当いる・・・ということだ。

ワンダラーとして、ほかの遊星から地球に生まれ変わった者たちは、地球のカルマを見て、地球での使命を果たすのに最も重要で適切な時期を、1900年代の後半と見たのである。

これに対して、宇宙の側も、手をこまねいて見ていたわけではない。1940~50年代から、地球にUFOが出現することが目立って多くなってきたのは、この人たちの目覚めを促し、前途の使命に備えての準備をするよう気づかせるためだった。そのため、目を覚ますワンダラーやリンゴが徐々に増えてきた。

しかし、地球の環境は、あまりに苛酷だ。波動の悪さが、ハンパではない。いわく、

>地球という悪の力の大きい、きわめて誘惑の多い悪条件下にある世界、そして低い粗雑なバイブレーションのため、一生を眠ったまま、使命に、素性に目覚めないで終わる者もある。
 
「使命に目覚める」と言ったって、ワンダラーが突如として神がかりになり、新興宗教を始めて信者を集める・・・というわけではない。また、

>演説や文章で人を説得したり、あるいは唯一独善の教義だといって自己の考えを他の人々に強要するのでもない。

というから、「この福音を人々に宣べ伝えることが、私の使命なのだ・・・!」というわけでもないみたい(笑)。

本当に重要なのは、ここからだろう。


>ワンダラーはまさに宇宙の煙突掃除夫である。

>地球という暗黒の煙突の中に入り、真っ黒な煤(すす)を全身にかぶり(地球のカルマを全身で体験して)、その中で、どす黒い煤(カルマ)を落とす(解く)のである。

>決してキレイ事ではすまされないのである。全身に泥(カルマ)をかぶり、同じ泥の中で喘ぐ(あえぐ)人類と地球と共にあって、地球のカルマを身で体験し、そのカルマの根を理解し、それを真で解くのである。

>だから、彼らワンダラーの多くは、特殊の立場とか地位にはいないであろう。彼らは、ごく一部の人を除いては、平凡な目立たない一市民として存在している。
 

地球を称して「暗黒のエントツ」とは、まさしく言い得て妙だ。ここは、いつもホコリにまみれてドロドロしている。ここにいるだけで、ススにまみれて真っ黒けになり、息が詰まってくる。
 
ひどく汚れた床を、雑巾でフキ掃除したときは、雑巾が真っ黒になるものだ。雑巾を洗ったバケツの水も、ついでに黒い泥水になってしまう。

ワンダラーも、そんな雑巾と同じなのだ。自分自身が泥を浴びて真っ黒になりつつ、地球の汚れをせっせとフキ掃除しているのである。

 

ワンダラー ~ オイカイワタチ

2012年11月12日 | オイカイワタチ
   
更新が遅いせいで、本ブログは「オイカイワタチ」の話題でずっと止まっていた。ブログというものは、最新記事が真っ先に目に入るようにできている。何ごとも、第一印象に大きく左右されるものだ。もはや、ここは「オイカイワタチ」の信者ブログと思われているかもしれない(笑)。
   
でも、「オイカイワタチ」は、たしかに注目の書だ。まさしく、「昭和の奇書」と呼ぶに値する。
 
なんといっても、「地球の次元上昇」というのを、日本はもちろん、世界的に見ても、非常に早くから提唱していたことが注目される。これには、本場アメリカの専門家が見てもビックリだろう。でも、個人的に興味を引かれるのは、なんといっても「ワンダラー」の話。
 
時は、半世紀以上もさかのぼる。1950年代、全国各地の工事現場で、復興のツチ音が高らかに鳴り響いていた戦後の日本。そんなとき、ごく少数の人々の間では、すでに「ワンダラー」という言葉が頻繁に飛び交っていた。彼らは、「遠からず、地球は次元上昇する。だが、すべての人類が、地球とともに次元上昇できるわけではない。われわれワンダラーが地球にいるのは、そのためだ」と、口々に語っていた。まさに、事実は小説より奇なり。
  
この書は、「第1章 宇宙のドラマ」から始まる。アメリカ人のジョージ・H・ウィリアムスン氏(・・・いったい、何者だ?)のグループが、宇宙人から受けたメッセージだという。ウィリアムスン氏の経歴を見ると、「ワンダラーとして日本で一生を送った後、アメリカに転生してPR用コンタクトマンとして働いたのち、魂の故郷である遊星に帰った」というような人らしい。
 
 
>第1章 宇宙のドラマ

>「あらゆる遊星から特定の地球人(編著者注・奉仕の氏名を持った地球人)を援助に来ています」

>「地球には、ある種子がまかれています。塩漬けしておいたリンゴもいます。私たちは彼らのもとへ行きます」

>「私たちは、心の開いた、魂の目覚めた地球人に、ある重要な活動を援助するために来ているのです」
 
 
のっけから、重要なメッセージだ。これを渡辺大起氏が編集して発刊したのは、1960年のこと。このメッセージが収録されたのは、それよりは確実に早いわけだから、やはり、第二次大戦が終わって間もない1950年代ということになる。少なくとも、「ワンダラー」に関する、最も初期のチャネリング資料のひとつなのは確かだろう。いわく、
 
>宇宙には、遊星から遊星へ、太陽系から太陽系へと移り歩き、そこで果たすべき役目を神から授かっている宇宙人の集団がある。彼らは、宇宙の“煙突掃除夫”である。いいかえれば、宇宙の“清掃人夫”である。

宇宙の「煙突掃除夫」を、宇宙の「清掃人夫」と言いかえることに、どれほどの違いがあるのかは分からない(笑)。でも、「要するに、汚れたところを、せっせとキレイにおそうじする人なんだな」ということは伝わってくる。重要なのは、そこからだ。少し長くなるけど、引用してみたい。

 
>宇宙の中の一大進化の大周期を迎える遊星、裏をかえせば、チリ捨てのような堕落した遊星におもむき、その遊星と同胞に援助の手を差し延べることが、彼ら“清掃人夫”(ワンダラー)の使命である。

>宇宙の“煙突掃除夫”は、宇宙機に乗って地球にやって来たのではない。彼らは地球に生まれ変わったのである。神様から授かった自己の任務を地球上で果たすにもっとも適切で、必要な魂の訓練や便宜を十分に与えてくれると思われる地球人の両親を選んで、その間に生まれるのである。要するに、魂が地球人でないことを別にすれば、ほかは全部地球人なのだ。

>宇宙の“煙突掃除夫”(ワンダラー)は、自分の正体には少しも気づかないで幼年、少年、青年時代を送る。もし彼らが“腐ってしまう種子”の一人にならなかったら、やがて、早いものは青年時代より徐々に、あるいは突如として、自己の身分、故郷、使命などをなんらかの方法で思い出すのだ。しかし中には、自分が何者であるか気づかないで一生を終わるものもある。すなわち、地球の低いバイブレーションで道に迷ってしまったのである。


・・・なんとも、見事な説明だ。たった数行の簡潔な文章によって、「ワンダラー」とは何なのかを、この上なく明瞭に説き明かしている。

筆者が「ワンダラー」を知ったのは、1990年代、スコット・マンデルカー博士の著書を読んだのがキッカケだった。でも、これを見ると、半世紀前には、この日本でも既に知られていたことになる。

ただし、その用語のニュアンスは、筆者がここで使っているのとは若干、異なる。というのも、「オイカイワタチ」の場合、ワンダラーとは、明白な使命を帯びて、この地球を救うべく転生した崇高なる人々だ。「救世主」とまではいかないまでも、いわゆる「指導霊」というくらいの資格は十分にあると見ていいだろう。

実際のところ、この「オイカイワタチ」第一部の冒頭によれば、1960年代の当時、「ワンダラーは地球に1950名おろされており、そのうち、172名は日本に来ています」ということだ。してみると、その数は決して多いとは言えない。まさしく、選ばれし者と呼ぶに値する。ちなみに、この情報を明かしてくれたのは、最高の情報ソースと位置づけられる「宇宙人の長老サナンダ」だという。

それにしても、ワンダラーの10人に1人近くが日本に生まれているというのは、世界の人口比率からすれば、かなり多い。なぜ、ワンダラーは日本に多いのか。それには、理由があるんだそうな。「その理由は、まだ言えないのです」と、サナンダは語ったということだ。
 
そんな「ワンダラー」たちの一方では、「リンゴ」と呼ばれる存在があるという。いわく、


>他の遊星人の中で、地球に生まれ変わっている、もう一つの存在がある。彼らは地球行きを志願して、地球に生まれ変わったのである。すなわち、これをリンゴとも呼んでいる。金星の長老サナンダは“リンゴ”の意味を、

>『挺身して世のために尽くすことを願って、外の遊星から地球に生まれ変わって来ている人たちです。』

>と語り、さらに、『その数はおよそ1千万人にものぼるでしょう。そのうち、20531名(1960年代)は日本にいます」と述べられた。


ワンダラーと比べて、リンゴは、とても数が多い。「リンゴ」というだけあって、腐ってしまうことも多いらしい。その多くは、過酷な地球環境の中で埋もれて、眠っている。というより、「塩漬け」にされている。
 
どちらかといえば、本ブログでいう「ワンダラー」というのは、「オイカイワタチ」の用語としては、こちらの方に意味が近い。つまり、「塩漬けされているリンゴ」のことを、ここでは「ワンダラー」と呼んでいる。細かい話で恐縮ですが(笑)、その点をお断りしておきたいと思います。