ビビッド能里子トーク・サロン

心身両面の指導者として感じたこと

呆れるほど愚かな私

2015年05月12日 | えっせー
 ☆視野が狭く近視眼的
 二か月ほど前に友人の新築祝いに、観葉植物を差し上げた。
お花屋さんへ行ったら、同じような植木があったので、ピアノと入れ替えに
カウンセリング・ルームに張った、大きな鏡の前に置こうと思って買った。
 何時までこのままのきれいな状態でいるのかしら、と思って毎日眺めていたが
半月ほど前から葉が落ち出した。それから時々落ちて数えていたら10枚以上だった。
 私は差し上げた植木もそんなに葉が落ちるのかしたら、そうしたら葉が全部
なくなると急に心配になり、友人にメールした。
 するとこんな返事が返ってきた。「あの木の形がとても気に入っています。葉は
落ちますが入れ替わりに新しい葉が出てくるので、とても楽しんでいます」と。
 私はハッと気がついた。生きているのだから、葉が落ちるのは当然だし、新しい
葉に少しずつ変わっていくのだと・・・・
 そして、よく見たら、かなりの枚数のピカピカした淡い緑の柔らかい葉が
私の目の中に飛び込んできて、本当に驚いてしまった。
 ※ 大きな気づきを与えてくれた愛しい木
    
 それにひと月以上全然気がつかずにいたなんて・・・・
落ちた葉ばかり見ていた自分を可笑しくなると同時に、本当に呆れてしまった。
 そして「ゴメンね。こんなきれいな葉が出ていたことに気がつかなかったなんて
これからはもっと大事にするからね」と、木に謝った。
 それを夫に言ったら、彼はゲラゲラ笑ったけれど・・・
「木を見て森を見ず」と言う言葉があるが、私は落ちた葉だけ見て、若葉が出て
いたことなどまったく分からなかったのだ。
 自分の視点や、視野の狭さに「私は何とバカな女だろう、そう言えばもしかし
たら、直情的で電光石火タイプの私は、いろいろな物事を近視眼的にとらえて
いたのではないかしら」と、しばらく自問自答した。
 ふだんはあまり後悔と反省はしない性質だが、私にしては珍しく深く反省した。
年はどんどん増えて枯れ葉状態に近いのに、全く成長しない自分がいる。
 人間できていないから反省材料が多いのだと、自己嫌悪に陥ったが、これって
死ぬまで続くのだろうか?
 「もっとお利口なおバーさんになりたい」と、心から思った。あ~あ!!

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