ビビッド能里子トーク・サロン

心身両面の指導者として感じたこと

小さなハンカチ&大きな幸せ

2015年05月01日 | えっせー
 夫と夕食のビールを飲んでいたら、孫娘が来て「私が初めて貰ったお給料で
グランパとグランマに、これプレゼント」と、それぞれにハンカチーフをくれた。
 思いがけなく初月給から、私達祖父母にプレゼントしてくれてのだ。
子供達からも貰ったことがないので、私達は大喜びをした。
 息子の家族は我が家を新築したときに、タイミング良く地方転勤からもどり
2世代住宅になったが、その時孫娘は3歳だった。
 その子が社会人になったので、私達も年をとるはずだね、と夫と話したが
それからまた息子も参加して、賑やかな飲み会になったが…


 すると娘が中学3年生の時、母の日にプレゼントしてくれた、イニシャルを
刺繍をしたハンカチを大切にとってあるのを思い出した。
 私に隠れてひと針ずづ刺繍をしていたのだと思ったら、とても嬉しくて胸が
いっぱいになった。「せつかくだから、一度だけ使ってから大切にとっておこう」
と、アイロンをかけてしまった。それを久しぶりに出してみたら、真っ白だった
ハンカチは、40年以上経つので大分黄ばんでいたが、私が好きなピンクの花に
ブルーのNKのイニシャルはまだはっきりしている。
 子供達はほとんど問題もなく、社会に巣立って行ったが、それを広げて見ながら
「私達の子育ては楽しかったね」と、かなり酩酊していた老夫婦は、改めて乾杯
したほのぼのとした気分の夜だった。

人気ブログランキングに参加しました

人気ブログランキングへ