ビビッド能里子トーク・サロン

心身両面の指導者として感じたこと

NHKスペシャル「不思議の森、明治神宮」を見て

2015年05月04日 | えっせー
 家からも30分足らずで行ける明治神宮が大好きで、若い頃からよく早朝
一人で明治神宮へ行った。この番組があることを知りとても楽しみだった。
 明治神宮の神域の森は、荒れ地に100年かけてつくられたものだと知り、人間
の力と、自然の偉大さに改めて驚嘆した。
 明治神宮ができた歴史は、今までおぼろげながらの知識とは違い、大変興味
深く、沢山の人の集大成の結果だと知り、私はたた唯感動だった。 
 今回はその調査のために、樹木、土壌生物、水性動物、昆虫、鳥、哺乳類、きのこ
などの学者の専門家が、背広姿で参拝してから、各チームごとに分かれ2年間に
わたり調査したものだった。ほとんどが立ち入り禁止の深い森だが、動物が何と
3000種以上住んでいるのは驚いた。

 何年か前に友人と早朝に菖蒲園へ行ったら「あ!蛇」と友人が叫んで「あそこ
あそこ」と言ったが、私は恐ろしくて見られなかったが、番組ではオオタカの
子供を襲おうと、木に上っていく場面もあったが私は眼をつぶっていた。
 オオタカが都会の真ん中の森に生息することなど、ないはずだそうだが、実際
に子育てをしてることも確認されている。
 初めは10万本の木を植えたそうだが、自然に木の種類が変わっていく様子や
まったく人間の手を加えない、朽ち果てた樹木のそばには、実生と呼ばれる
芽を出した若い木が命をつないでいる様子など、私には大変感動的だった。
 また参道に落ちた落ち葉も捨てずに、すべて森に返し、自然のサイクルを守って
いるようだ。あの深い森にはいろいろなきのこもあり、その生態がとても不思議
で面白かった。

 いずれにしても・・・「大都会の真ん中にある太古の森」は世界でも例は見ない
そうだ。こんな素晴らしい大自然が近くにあるなんて、何とステキなことだろう。
 早朝参宮橋駅から小田急線を降りて、明治神宮に入った途端に、何とも言えず
清々しい気分と、「本当に神域に今いるのだ」とで感じるのは、きっとそんな自然
のエネルギーを全身で感じられるからだろう。
 ラストシーンはタヌキが神殿の前を歩いていたが、それもまたユーモラスだった。
明日の早朝はしばらくぶりで、自然溢れる神域を歩いて、神殿で感謝の祈りを
捧げたいと思った。

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