ビビッド能里子トーク・サロン

心身両面の指導者として感じたこと

羽根木公園での出来事

2015年05月05日 | えっせー
 羽根木公園は梅林の梅の根元を踏まないようにと、何年か前に植えたさつき
が、今年はとてもキレイだよと、夫から聞いていた。
 毎日早朝公園をウオーキングする夫だが、たまには午後も行ってみようと
家族3人で羽根木公園へ行ったら、新緑の梅に映えて、さつきはとても美しかった。
 羽根木公園は子供達や、そのママ達、色々な年代の人達で大変賑やかだったが
「朝は中高年ばかりだけど、午後は全然違うね」と、彼は辺りを見回して笑った。
 新緑がきれいで、まさしく薫風や、緑の風と表現して良いような風が吹いていた。

 ベンチで夫とアイスクリームを食べていたら、多分4歳位の男の子と女の子が
ペットを見て「可愛いね」寄ってきた。男の子がコーンアイスを食べている夫に
「一口ちょうだい」と、何とも可愛らしい顔で言ったので、二人で思わず顔を
見合わせた。こんな幼児が二人だけで来る訳ないと、周りを見回したが、ママ
らしい人はいない。「叱られないかしら、どうしよう?」私は一瞬考えたが
男の子はじっと夫のアイスを見つめている。
「別にうつる病気がある訳ではないし、上げてもいいんじゃない」と、半分位
残っているコーンアイスを上げたら、嬉しそうに「有難とう」と、手に持って
走って行った。女の子は黙っていたが、本当は欲しくても、知らない人の食べ
かけだし、いくら幼児でもそれがふつうなのだろう。

 無邪気に知らない人にこんなことが言えるのは、きっと天性なのだろう。
びっくりするような、思いがけない経験をしたが、性格は天性の部分が多い
が、後天的につくられる性格もかなりある。
 でも、天性は抑えていても時折顔を出す、あの人を食ったような、でも何
とも愛らしい天真爛漫さは、多分一生人間関係が良いのではと感じた。
「生まれつきってあるのだね」、と夫と話しながら歩いたが、あの可愛い
男の子のお陰で、心がふんわりほぐれたような気分になった、爽やかな
昼さがりの散歩だった。

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