「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

感染を制御しつつ、子ども達の学び・育ちの環境づくりをして行きましょう!病児保育も鋭意実施中。子ども達に健康への気づきを。

中央区立福祉センター ふれあい作業所 視察

2008-02-28 04:49:42 | 医療
2/27、中央区立福祉センター ふれあい作業所を視察させていただいた。

パンフから引用させていただくが、
ふれあい作業所とは、「一般の雇用になじまない、高齢者などのために、区が仕事のお世話をし、生活の安定を図ると共に、生きがいを得ていただくことを目的とした施設」。
利用できる方は、
「中央区内に居住し、働く意思と能力があり、次のいずれかに該当する方。
①年齢60歳以上の方
②心身に障害のある方
③生活保護を受けている方
④低所得世帯の方(生活中心者の区民税所得割額が9万円未満)」
利用時間は、午前9時から午後5時まで。
仕事内容は、タオル・ハンカチの袋入れ、箱入れ、包装、パンフレットの丁合・封筒入れ、訂正シール貼り、等。
福祉厚生として、
①健康相談月一回と②利用者懇談会がある。


見学させていただいて、
課題として、あげられることは、
①工賃
働くという生きがいづくりとともに、
工賃も、さらに増加させていくことが必要である。

②世の中の景気に左右される
仕事を依頼する業者の数は、
平成18年度実績で39社(区内26社、区外13社)
業者数は、変動は少ないが、
昨今、依頼の仕事数(量)が減少傾向にある。

③業者の開拓
年に2~3回区報に掲載して呼びかけている状況。

④新規にサービス利用希望者の待ち
新規にサービスを利用したい人がいる場合、
しかし、その方の能力を測ることもむずかしく、
数名ご利用を待っていただいている状況。
その方にあった仕事内容が入れば、利用いただく予定。

⑤シルバー人材センター
作業指導員として、勤務されている方は、
シルバー人材センターからの人で構成されている。
シルバー人材センターの人材活用のよい場である。

⑥コミュニティ・バス
今回の予算の中で、コミュニティ・バスを考えて行くことになる。この施設は、日本橋、京橋、月島の作業所を統合した経緯があり、場所柄、日本橋、京橋の方にとっては、距離があるために利用しづらい状況。よって、コミュニティ・バスの路線にこの場所をいれることで、改善を図る必要があると考える。


今後、利用者の声を反映させながら、
さらに生きがいを得る場、生活の安定に寄与する場となるよう
考えて行きたい。

お忙しい中、ご案内いただきました所長様には、
深く感謝申し上げます。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 第二回おとしより相談センタ... | トップ | 家庭教育学級:発達障害を考... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

医療」カテゴリの最新記事