「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

感染を制御しつつ、子ども達の学び・育ちの環境づくりをして行きましょう!病児保育も鋭意実施中。子ども達に健康への気づきを。

小児科医に、政治がわかるのか

2007-03-19 06:26:01 | 政策・マニフェスト
小児科医に、政治が果たしてわかるのか。

「誰がやっても、政治は変わらない」という声を聞いて、
「絶対、そんなはずがない。何かできるはず。」と
私は答えます。

私は「政治を、改革できる」と信じているぐらいだから、
政治を分かっていないのかもしれません。


ただ、『政治学』を学ぶ努力は、やってまいりました。
私も皆様と同様、世の中の政治に対しての疑問を抱きつつ、
日々過ごして参りました。
私の人生の出会いが、単に問題意識を持つことから、行動へと
すすめさせたのであります。
小児科医の突然の思いつきでの立候補ではなく、
実際の立候補については、最後の最後まで、
立候補するべきか、しないでおくべきか悩み悩んで、
3月を迎えました。





早稲田大学の社会人向け講座で
4-5年前から、
国際政治学者 石井貫太郎先生の
(目白大学助教授、この4月から教授)
講座を欠かさず受講して参りました。
はじめは、“教養”のつもりでした。
“門前の小僧”として聞いているうちに、
日本の政治に大いなる疑問を
抱くようになってしまったのです。
何とかしなくては、ならないと思ったのです。
講座を聞いて、うなづいて、
知識が増えたことに喜びを感じるだけでなく、
得た知識を使いたくなったのです。

立候補という行動を実際にとる
素地をつくったのは、
まさに石井貫太郎先生なのです。


そうこうしているうちに、
2-3年前にこれもまた、
早稲田大学の社会人向け講座で、
国際政治学者 坪井善明先生
(早稲田大学 教授)に出会います。
坪井先生は、講座の受講生に、
1ヶ月に一度、ゼミを開いてくださいます。
課題図書を与えられ、それに対し、
二千字で考えを述べるもので、
結構、ボリューム満点です。

このゼミの締めくくりは、
十四代の酒がある居酒屋での
懇親会です。
この懇親会で、立候補するかどうか
迷いに迷った小坂に、
やりなさいと肩をたたき、
背中を押してくださったのが、
坪井善明先生です。


政治家には、マニフェストが重要ですから、
昨年には、(平成18年1月26日、27日)
早稲田大学マニフェスト研究所主催の
『マニフェスト・スクール(地方議員研修会)』
に参加いたしました。
大学院公共経営研究科教授 北川正恭先生の
お話もお伺いし、
「マニフェストという道具が、
政治を変えていくきっかけを作る」
お話に心動かされたのを覚えています。

今回、私はマニフェストを作っています。
実際は、本当のマニフェストを書く資格があるのは、
首長であることは、重々承知の上です。
私の考え、やりたいことを書いたものに過ぎないのですが、
今後、議員をする4年間で、さらにマニフェストを
充実させていきたいと考えています。


ふつう小児科医は、政治に素人です。
人生の出会いが、政治好きの小児科医
を作ってしまいました。
これからは、
国際政治学者 石井貫太郎先生
国際政治学者 坪井善明先生
マニフェスト研究所 北川正恭先生
らの先生方から学んだことを、
実践していく所存です。
そして、専門の先生の意見を聞きつつ、
知らない部分を、知識に変えて行きます。

地域の声、
お母さんからの声、
お父さんからの声、
子どもの声を、
必ず、実現していきます。

文責:小坂和輝

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最終回 和気あいあいとした家庭で育てば、子どもは、この世の中はいいところだと思えるようになる

2007-03-19 01:01:10 | 子育て・子育ち
第19回 和気あいあいとした家庭で育てば、子どもは、この世の中はいいところだと思えるようになる

子どもが初めて出会う世界は、
家庭です。
子どもは、家庭生活での
両親の姿を通して、
価値観や生き方を学びます。

子どもが成人して
家庭を持ったとき、
手本とするのは、
自分の生まれ育った家庭です。
親子の深い絆を築があれば、
子どもは成人しても、
家庭を持ってからはなおさらのこと、
家族の集まりに
喜んでやって来るでしょう。

家族の形態が変わりつつあり、
母親と父親の両方そろっている
家庭が当たり前というのは、
過去の話です。
しかし、誰に育てられようと、
子どもにとって一番大切なことは、
かけがえのない存在として
愛されることなのです。
かわいがってくれる
親戚縁者がいれば、
子どもの世界は広がり、
何かとプラスになるでしょう。
かわいがってくれる大人の存在が
多ければ多いほど、
学ぶことや見習うことが多く、
子どもの世界は豊かになるのです。

お祝いや年中行事の際の
親族の集まりは、
子どもにとってとても
大切です。
ひとつの儀式であり、
自分達の出自を知り、
先祖からのつながりを祝い、
昔話を語るときなのです。
また、親族の集まりの席に
参加することで、
子どもは、時が流れ、
自分が成長しているのだと
実感します。

小坂は、この章も大いに
反省させられます。
医師の休みはなかなか取れません。
特に大学病院勤務時代は、
当直医師がいても、
自分の受け持ち患者の
病態が悪い場合は、
付きっ切りになります。
当直も、何度も回ってくるため、
まとまった休みが取れません。
このことにより、
家族にどれだけ、負担をかけたことか。
家族あっての、仕事のはずなのに。

小児科医の中原先生の自殺が、
過労死として認められたニュースは、
記憶に新しいと思います。

この状況は、きっと、
医師だけではなく、
すべての職業に、
当てはまるのだと思います。
ますます競争が激しくなる世の中、
人はみんな、
走り続けなくてはならない。

世の中には、“ゆとり”が
必要と考えます、
でも、教育では、
“ゆとり”が否定されている現状。


何とかしなくては、
すさんだ社会になってしまいます。

文責:小坂和輝

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