波紋

一人の人間をめぐって様々な人間関係が引き起こす波紋の様子を描いている

思いつくままに  「筋書きの無いドラマ」

2015-04-04 11:13:16 | Weblog
毎日の生活の中で「頭休め」のためにTVをみる。その番組は「プロ野球」と「囲碁」
である。どちらもその勝敗にこだわるのではなく、その過程を楽しむのである。
今年もペナントが始まったが、その予想が大きく外れて本命が苦戦をしている。出来ることならこのまま全チームが混戦のまま続くのが望ましい。その為には全チームが5割の勝率でゲーム差なしであれば理想的である。
そしてゲーム内容は想像できない場面を生んでいく。無名の選手の活躍であったり、実績のある選手が不調であったり、どんでん返しがあったり、何が起きるか分からないところが面白い。しかし、「勝ちに不思議の勝ちあり。負けに不思議の負けなし」といわれるように負けにはそれなりに原因があるようだ。
その原因は一時的なものか、分かっていて修正できないままにペナントに入ったのか、
そしてけが人が出るのは日ごろの準備とかかわりがあるのか、色々と考えさせられる。いずれにしても、弱いところが強いチームに勝つのは判官びいきも兼ねて興味深い。
まだ始まったばかりで、結果はやはり予想通り強いチームの優勝になるのかもしれないが、戦前の戦力で予想していた内容がそのままでないのは、まさに「ドラマ」であり、
これからも予想を覆す試合が続くことだろう。それを楽しむのも一興である。
囲碁は今年から関心を持ってみている。正直言ってプロの棋士が打つ石は内容が深く、見ていてもどちらが優勢であり、どちらが勝つか分からないことが多いが、それだけに興味深いところがあり、一手、一手に目が離せない。そして次はここへ打つぞとじぶんで予測して同じであると嬉しくなり、違うと(当たり前だが)どうしてそこなのかと考えさせられる。どちらにしてもその石がどのように自分の勢力を蓄えていくのか、そして優勢に持ち込めるのか、それは時間を忘れ夢中にさせる。これもまた、「ドラマ」なのである。
若いころは推理であり、犯罪であり、恋愛であり、のドラマに関心があった。
しかし、それらは筋書きが見えて興味が薄れる。歳をとるにつれて筋書きの無い、何が起きるか分からないドラマに関心があるのは、ある意味自分の人生を重ねているのかもしれないのだ。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿