波紋

一人の人間をめぐって様々な人間関係が引き起こす波紋の様子を描いている

思いつくままに   「人生場所」

2014-08-08 10:33:11 | Weblog
7月の末に大相撲名古屋場所は終わった。今頃は暑い夏を東北巡業へと旅立ち各地を訪れてたくさんの人々へ勇気と希望を与えていることだろう。私もいつの間にか相撲フアンになり、場所が始まるとTVに釘付けになる毎日を過ごしていた。中でも優勝力士のことよりはむしろ幕内下位の力士に関心があった。そこには若い力士も年配の力士も何とかして上位へと言う意欲と姿勢が強く見えて、痛々しくも又微笑ましくもあり、どの力士にも声援を送りたい気持ちになる。この世界ほど下克上が結果として明白に示される世界はないからだ。私自身も長いサラリーマンの人生を過ごしてきたが、その中では目に見えない失敗や誤りがあったが、中々表面に結果として信賞必罰のような対象になることはなかった。(むしろ努力の結果を何らかの形で評価が欲しかったくらい)
相撲の世界では怪我で休場を余儀なくされる(今場所は特に多かったが)力士が出ると本当に同情せざるを得ないし、心が痛む。結果として次の場所では当然ながらランクダウンは間違いないし、治療しだいでは長期になることもある。怪我は稽古量や方法にも原因があるかもしれないが、恐れていては相撲は取れないことも事実だ。
そんな中で若手の成長を見るのは大きな楽しみだし、又期待も膨らむが力士の国際化の中で日本人力士の活躍が望まれる。
人生にもそんな面があるかもしれない。相撲界における怪我は人生における「病」であろうか。病気にかかることは人生場所での休場へつながると思わざるを得ない。場合によっては休場から引退へつながることもある。したがって健康管理こそが一番重要であり、これが成績のすべてに関わることになる。まずは健全なる生活と訓練を維持しならできる範囲の最低の努力が必要であろう。全てはそこからであり、日々の勝ち負けは小さな問題として考え心を平らにして欲を持たず、小さな喜びを見つけながら喜びの発見を一日のうちにひとつでも見つけることを目的として楽しむことが出来るならば、充分である。
今夜はトリオ会の食事会が予定されている。「焼肉食べ放題」となっているが今から楽しみである。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿