植民地主義とはいわゆるcolonialismeの訳だ。
六月に新しくできたケー・ブランリー美術館の市民大学では
植民地主義の世界史を考える市民講座をシリーズでやっていて
フランスから、ポルトガル、スペイン、イタリア、ロシア
オットーマン帝国からなんと日本の植民地主義まで取り上げる
壮大な講座を来年の春までやっているのだが、「植民地主義」
という言葉を出したとたん、アレルギー的反応をするフランス人が
僕の周りには多い。というか、5人ぐらいと話して、5人とも
「フランスが最悪なわけじゃない」とか、「最近の流行のテーマだ」
とか、険しい表情をしてあまり話をしようとしないのだ。
日本人の思うところの「植民地主義」は、自国の歴史と照らし合わせると
19世紀末から20世紀前半の、いわゆる短い期間に起こったことなのだが、
たとえばフランスやポルトガルの植民地主義は17世紀から延々と続き
かつ戦後も植民地の内戦、独立など辛酸をなめさせられた経緯がある。
つまり、「植民地主義」と一言で言っても言葉の重さ、
その背後にある言外の意味、集団意識が国民によって違うのかな、
などとぼんやり思った。
六月に新しくできたケー・ブランリー美術館の市民大学では
植民地主義の世界史を考える市民講座をシリーズでやっていて
フランスから、ポルトガル、スペイン、イタリア、ロシア
オットーマン帝国からなんと日本の植民地主義まで取り上げる
壮大な講座を来年の春までやっているのだが、「植民地主義」
という言葉を出したとたん、アレルギー的反応をするフランス人が
僕の周りには多い。というか、5人ぐらいと話して、5人とも
「フランスが最悪なわけじゃない」とか、「最近の流行のテーマだ」
とか、険しい表情をしてあまり話をしようとしないのだ。
日本人の思うところの「植民地主義」は、自国の歴史と照らし合わせると
19世紀末から20世紀前半の、いわゆる短い期間に起こったことなのだが、
たとえばフランスやポルトガルの植民地主義は17世紀から延々と続き
かつ戦後も植民地の内戦、独立など辛酸をなめさせられた経緯がある。
つまり、「植民地主義」と一言で言っても言葉の重さ、
その背後にある言外の意味、集団意識が国民によって違うのかな、
などとぼんやり思った。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_night.gif)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます