日々の泡盛(フランス編)

フランス在住、40代サラリーマンのどうってことない日常。

ベルギー2日目

2006-05-02 03:31:52 | 海外(フランス、スペイン以外)
ベルギー2日目はブリュッセルから。
ブリュッセルはヨーロッパの首都の中でもまれに見る、
「川沿いに発展しなかった」町らしい。
要するに川がない町なのだ。確かに地図を見てもセーヌ川や
テムズ川に相当する川がない。

町は分かりやすく下町ville basseと山の手ville hauteに
分かれている。有名なグラン・プラースやブリュッセルの
中央駅に相当するミディ駅はすべて下町部分。逆に
王宮やヨーロッパ議会なんかは山の手に位置する。
歴史的には下町はフランドル語話者の商人が住み、
山の手にはフランス語話者であるフランス語話者が
住んでいたらしい。

町をぐるっと一周してみたが山の手のアールデコ風の
閑静な住宅街と、下町の猥雑な雰囲気は本当に差が歴然としている。
グランプラース近くのギャラリー・サン・ユベールにちょっと
冷やかしに行く。ガラスの天井を持つパサージュなのだが
両側には高級そうなチョコレート屋、家具屋、本屋などが
軒を連ねる。パリにパサージュ・コルベールという優美な
パサージュがあるが、あれをもっと規模を大きくしたような感じ。

ビクトル・ユーゴーも絶賛したというグランプラースは
観光客でものすごい混雑。というか観光客しかいないのでは?
しかも大きいアベニューに面してなくて、細い通りを抜けた
ところに突然現れる広場なので、広場に立っていると閉塞感も一層増す。
つーか、ブリュッセルまで来て広場恐怖症かよ、俺。

バス街しているときブリュッセル市民のおばさんとフランス語で
話したが訛っていてなんだかよく分からないフランス語だった。
しかも早口だし。話が違うぜ。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿