アムステルダムは不思議な町で、
歩いてどこにでも行けるくらい
こじんまりした町なのに、その放射線状に
伸びた無数の通りや、角を曲がるたびに
出会ってしまう無数の運河の風景など、
その重層構造のせいで、やたら奥行きを
感じてしまう。
どれだけ通りが狭いかというと、
もっとも繁華かと思われる、
両端にデパートやブティックが
軒を連ねる目抜き通りの路面電車路が単線。
離合するのを待っている、反対方向の車両が
いつも待機しているのが見える。
さて、レンブラントとフェルメールの絵画を
見ようと思って国立美術館に行ってみるが、
昼前にもかかわらず、玄関には長蛇の列。
ルーブル美術館みたいだ。根性がないもんで
早々と引き上げてしまう。
久しぶりに旅行する高校時代の友人は
以前見たときと比べて白髪が増えている。
思春期、つまり僕が僕のことを
もっとも嫌いだった時期から
お互い知っているので、かっこつけて振舞わなくて
いい分、気持ちが楽。
今でも僕は自分のこと、そんな好きでもないがな。
歩いてどこにでも行けるくらい
こじんまりした町なのに、その放射線状に
伸びた無数の通りや、角を曲がるたびに
出会ってしまう無数の運河の風景など、
その重層構造のせいで、やたら奥行きを
感じてしまう。
どれだけ通りが狭いかというと、
もっとも繁華かと思われる、
両端にデパートやブティックが
軒を連ねる目抜き通りの路面電車路が単線。
離合するのを待っている、反対方向の車両が
いつも待機しているのが見える。
さて、レンブラントとフェルメールの絵画を
見ようと思って国立美術館に行ってみるが、
昼前にもかかわらず、玄関には長蛇の列。
ルーブル美術館みたいだ。根性がないもんで
早々と引き上げてしまう。
久しぶりに旅行する高校時代の友人は
以前見たときと比べて白髪が増えている。
思春期、つまり僕が僕のことを
もっとも嫌いだった時期から
お互い知っているので、かっこつけて振舞わなくて
いい分、気持ちが楽。
今でも僕は自分のこと、そんな好きでもないがな。