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日々の泡盛(フランス編)

フランス在住、40代サラリーマンのどうってことない日常。

家族の肖像

2005-06-11 06:07:23 | フランス
だらだら仕事をしていたら、
上司から「外国語研修」の申請書式が。
うちのようなみみっちい会社でも、
外国語研修(フランス語だけど)の
申請をしたら、研修費用が若干出るらしい。
研修費用つっても、語学学校の学費のことなんだけど。

といいつつ、去年の秋季に5ヶ月ほど、
アリアンスフランセーズの発音講座に
通って、ちょっと語学研修には懲りてしまった。
まあ、僕はフランス人ではないので、
日々フランス語に研鑽することが必要なんだろうけど、
学校行って、つまらないプリント配られて、
気の合わないクラスのみんなと一緒に
教室でプリントの内容について話し合うより、
一人で家でフランス語の文庫本でも読んでたほうが
ずっと楽しい、というのが本音。

あとこないだ友達のアパートに遊びに行ったら、
恋人の写真が机の上に飾られてあった。
恋人の写真、家族でもいいが、そういうものを
机の上に常時置いておいて、話しかけたり、
眺めたりする行為というのはなんかおかしい。
僕は恋人の写真を机の上に飾ったりするような
人間じゃないし、これからもそんな人間には
ならないような気がする。
まあ、人の勝手だからいいんだけどね。


フランスの銀行(の謎)

2005-05-28 04:08:40 | フランス
というか、もうこっちの生活も
四年目になるから何も驚かない
のだが、それを差し引いても最近の
フランスの銀行の進化はすごい。

日本の銀行の支店というのは
窓口がたくさんあって、自分の
順番を待つお客さんたちが
ソファーに座っていて、その
横に並べられた複数のATM機に
人が並んでいて、なぜかその人々の
交通整理をする銀行員もいたりして、
とりあえず人間がすごくたくさんいる!
というイメージだった(もし最近は
違っていたらごめん)。

こっちの銀行の支店は、完全アドバイザー制。
融資などの相談がある人は、自分の銀行
アドバイザーに前もってアポをとって、
アドバイザーのキャビネ(銀行支店内に
たくさんある個室)で相談したりする。

では一般のお客さんはどうするか?
預入れも、引き落としも全部機械で
させられることに。
僕の支店なんて、「受付窓口」なんて
全面廃止になって、機械しか置かれていない。

フロアの奥に、「案内カウンター」があって、
人が一人一応は座っているのだが、この
人(おばさん)がまたすごい。
たいていの質問には、「分からない」
とか「初めて聞いた、そんなこと」とか
といってまともに答えてくれない。
こないだなどは質問を受けたあと、
「同僚に聞いて来る」といって席を
外した挙句、「同僚はいなかった、
電話アシスタンスで電話して聞いたら?」
などと言っていた。

今日、目撃したのは、
「振込みを行ないたいんだけど・・・」
と言ってきたお客に向かって、
「なんでインターネットで振込みしないのか?
ネットで今は振り込めるんだから」などと
言って追い返していた。って客追い返して
どうすんだよ(笑)。
さすがフランス。でも、お客の誰も不満を
言わないところが、また不思議。みんな
生活に余裕があるから腹も立たないってこと?

グランブルー

2005-05-27 06:37:58 | フランス
テレビで「グランブルー」をやっていた。
リュック・ベッソンの最初の成功作。
もう今から15年ぐらい前の映画だ。
大学卒業したばかりのころ、映画館で
見たっけ。

まだ若いロザンナ・アークエットと
ジャンマルク・バールが出演。
ジャン・レノは老け顔だから、今と
あまり変わらない。
そういえば、TOTOの「ロザンナ」
って曲は、ロザンナ・アークエットに
捧げた曲だって聞いたことがある。
彼女映画の中では本当に美しいけど、
今何やってんだろう。

昼ごろ、ネットで予約した芝居の
チケットをFNACまで引き取りに行く。
昼休み中はモンパルナスのFNACも
そんなに込んでいない。最近、ふと聞いた
ETIENNE DAHOの
「BAIE」という曲が非常に良かったので
探してみるが、途中でTIME UP,
事務所に舞い戻る。

オーベルヴィリエ界隈(セーヌエ・サン・ドニ県)

2005-05-18 06:15:16 | フランス
アムステルダムについて書こうと思ったが
今日に限ってパリ郊外のオーベルヴィリエに
外勤したんでその件に変更。

まったくオーベルヴィリエに行く
日本人なんてまったくいないよ、ってぐらい
俗世間から離れた場所だよ、オ-ベルヴィリエは。
僕も普通の生活をしていたら絶対行くことない場所。

事務所で借りていた美術品をオーベルヴィリエに
住む作家のアトリエに返しに行ったんだけど・・・。
パリから北の郊外に出て、オーベルヴィリエの
町に入っただけで、なんか雰囲気が違う。
歩いている人間も移民系の人ばかり。
要はアラブ人と黒人と僕のようなアジア人ばっかり。

HLMの立ち並ぶ街区に迷い込んだんだが、
自分の前の車、ちょっと信号待ちで停車したんだけど、
その隙に、近所にたむろしていた黒人の青年に
ボンネットによじ登られ、車体をぼこぼこ歩かれていたっす。
まだ夕方の6時ぐらい、太陽も高い頃なのに。

フランスの荒れた郊外の町じゃ、よく夜のうちに
停車中の乗用車が焼かれたりするのだが、
ここじゃそれが起こっても何も驚かない感じ。
なかなか芸術家の家がわからず、通行人に道を尋ねようと
近寄って行こうとすると、「ジロジロ、見るなよ」
とかと怒鳴られるし・・・。ってなんだ、これ。

作品の保有者のアーティストにようやく会うと、
開口一番、「車で来ましたか? ちゃんと鍵は閉めましたか?」
などと聞かれる始末。どういう場所なんだよ、オーベルヴィリエ。
でもこれでも日本で公演もしたバルタバスの常設劇場
とかもあるんだよねえ。


翻訳三昧

2005-04-23 06:44:21 | フランス
最近仕事がきついので、
ちょっと、一服、と午後ぼーっとしていたら、
いきなり上司から、
「これ、翻訳してFAXしておいて」
と新聞記事を渡される。見ると
LE MONDE紙の記事。

「げ、まじ?」とか思いながら
ぶつぶつ翻訳をしていると、これがまた難物。
普段いかに分からない単語を飛ばして
新聞や週刊誌を雑多に読んでいるかが身にしみてわかった。
一字一句、そつなく翻訳するって大変なのだ。
GARDE DES SEAUX
が法務大臣のことを意味するなんて
恥ずかしながら、今日知ったよ。記事中の単語だけど。

同僚のバレリーにも内容を聞きに言ったりして
ようやく翻訳完成。くそ、1時間もかかってしまった。
と思っていたら、次の翻訳の仕事が・・・。


空想の宮殿、シャルトル

2005-04-19 05:56:24 | フランス
なんかのんびりしたいんだよね~、
などと考え、1人有休を取って
電車でシャルトルにでかけていく。
モンパルナスから1時間、あっという間。
あのゴシック建築の至宝、
シャルトル大聖堂が目の前にそびえたつ。

今回の目的はカテドラルじゃないんだ。
もう何年も前から行きたい、行きたいと
思っていたピカシェットの家を訪問するため。
シャルトル郊外の墓守、レイモン・イジドール氏が
あちこちの家々が捨てた皿やガラスの破片を
何十年も拾い続けて作り上げた彼の夢の宮殿、
「ピカシェットの家」。ピカシェットとは
夕飯の残り物をたかる人のことらしい。

自分のことだから、地図も見ずにやみくもに
歩き始める。シャルトルは小さい町だから
すぐピカシェットの家も見つかるだろう、なんて。
あっという間に旧市街から出てしまうけれど、
一向に目的地は見えない。パーキングの脇に張っている
地図にふと目をやると、ピカシェットの家が。
もう少し南のほうに歩かないといけないらしい。
通りを歩いて、EURE川を渡って、緑地公園を
横切って。川沿いの公園では子供づれの家族が
思い思いに遊んでいる。

歩いても歩いてもピカシェット家にはたどり着かない。
しかも標識すらない。観光地としてあまり力を入れてない
のだろうか? 引き返そうかと思ったとき、
近くのバス停の地図にピカシェットの家が。
あとバス停二つらしい。と・・・遠い・・・。

ピカシェットの家の入り口は慎ましい細い路地。
路地を抜けたところに、申し訳程度の切符売り場がある。
4ユーロ10サンチームを払って中に。

中はまったく別世界。壁も、屋根も、窓も、
庭も、すべてイジドールが自分で作ったもの。
細かいガラスや皿の破片がモザイク模様にぎっしりと
埋め込まれている。ある部屋の壁にはモンサンミッシェルが、
ある門の壁にはシャルトル大聖堂が。
庭にはエッフェル塔が立っている。そして中には
きらきら光る王様の椅子が、いくつも備え付けられている。
色と模様の洪水。こりゃ、想像力の勝利だなあ。
見上げるとシャルトルの真っ青な春の空が広がっていた。




ベアトリス・ダル

2005-04-10 16:36:47 | フランス
深夜のトーク番組に女優、
ベアトリス・ダルが出演していた。
美人ではないが、女優としての
オーラが出ていて、ついつい
次に何を話し出すのか、聞き入って
しまう。安心してみてられない。
話すこともちょっと支離滅裂だし。

トークが一段落したときに、
司会者が「次はあのコーナー」。
なんだと思っていると、ADが
トランプのカードをベアトリスに
持ってくる。カードを裏側にしたまま、
一枚カードを選ばせる。
カードには罰ゲームのようなもの、とか
きわどい質問が書かれていて、それに
出演者は答えないといけないルール。

ベアトリスが一枚カードを引く。
何が書かれているか、視聴者には
よく見えなかったが、書かれている文を
見た途端、彼女は大声で、「嫌よ!」
どうも内容が気に入らなかったらしく、
また別のカードを引く。引いたカードの
文章を見て、「できないわ!」
そのうち彼女は、ADからカードを全部
ひったくって、「自分で選ぶから」とか
司会者に言って、カードをすべて一枚一枚
調べ始めた。

こうなると、周りは何もできない。
ベアトリス・ダル。ちょっと傍若無人かも。
しかも全部のカードを見終わった後、
「全部、嫌」とか言って、無理やり
コーナー終了させたし。


ローマは遠くて

2005-04-02 06:53:16 | フランス
昨日の会議は参加者5人中、
1人がフランス人。あとはみんな
日本人だったのだが、この1人のフランス人
のために、みんなフランス語で会議を行なう。
よく考えるとかなり変な光景かも。

朝家を出るとき、テレビで
ローマ法王が危篤とのニュース。
法王庁前の騒然とした雰囲気が伝わってきた。

職場の上司が週末にボストンに行くという
ので、ちょっとアメリカについての雑談などをする。
フランスからアメリカに行った同僚は
エネルギーが満ち溢れていることに
非常にショックを受けたらしい。
「前進すれば道が開ける」とか
「自分を信じていれば何とかなる」とか
そういうポジティブな雰囲気が溢れていたらしい。
そういう環境からまたフランスに戻ると
人間がみんな「ひねくれて」見えるらしい。

そういえば昔、ニューヨーク帰りの知り合いから
「自分に投資しなくてどうするんですか?」
なんて叱咤されたことがあったっけ。
でも、何もしなかったけど。

夜半にアパートに戻ると、まだ法王の
危篤は続いていた。急遽テレビで特別番組
なんかやっている。今日は特別な日だったんだなあ。


ノルマンディーもやはり雪だろうか

2005-03-01 06:16:02 | フランス
最近寒いことこのうえない。
気温も氷点下だし、最高気温も2度とか。
それなのに空は晴天で雲ひとつない
ってんだからやりきれない。ポーランド人の
友人が「すがすがしい」と喜んでいたが、
東欧の冬ってこんな感じなんだろうか。

明日のテレビで、ノルマンディーの
カンの街を特集するらしい。カンの
街は10世紀にスカンディナビアから
やってきたバイキングが上陸して作った街だ。
当時のカロリング朝のシャルル三世が
バイキングに土地を明け渡して王国を作らせたのが
起源。だからノルマンディーの最初の
公爵はバイキングと言うか北欧系なんだそうだ。

実は大学生のとき、1年ぐらいノルマンディ
のカンに語学留学したことがあった。
そのときは本当にたまたま偶然カンを
留学先として選んだだけで、バイキングの
歴史なんて何もしらなかったが。

カンのシンボルである男子修道院、女子修道院
の映像を見ながら昔のことなど少し回想。
冬は行くもんじゃないけど、春先から
夏にかけてノルマンディは本当に美しい。

もう何も驚かないが

2005-02-28 08:41:20 | フランス
日曜は週刊誌を読んでいた。
ミッテランが愛人との間で作った娘、
マザリンが、父との思い出を綴った
本をもうすぐ刊行するらしい。
そこからの抜粋を読む。
学校が休みの日に大統領官邸にいる
ミッテランに会いに行ったエピソードなど。

あとアンジェで起きたペドフィル(幼児性愛)
の裁判の記事とかも読む。
もうすぐ裁判が始まるらしいが、
被告が60人ぐらいいて、原告がその
子供達というすさまじい地獄絵。
要するにアンジェの南のほうに位置する
住宅街で、そこにすむ団地の住民が
共同で自分の子供達に売春など強要させていた
らしいのだ。しかも見返りにお金どころか
煙草の箱もらったり、食料で払って
もらったり。つまり子供の売春を生活の
足しにしていたというのだ。

この事件テレビのニュースで見たときは
フランス語能力のせいで何が何だかよく
分からず、なんでこんなに被告が多いんだろう、
などと思っていたんだが、こういうことだったのか。

昼過ぎから友達に家に遊びに行く。
パリの街は雪がちらついていた。今週は
また雪の日が続くらしい。除雪のことを
フランス語でSALAGEというらしい。
雪を溶かすために塩をまくから、だって。

「フランスでは私生児だからって、特別
悪く見られることはないよね?」などと
フランス人の友人に質問する。
「特別悪く見られることもないけど、特別
よく見られることもない。本妻を騙した
ってことだしなあ」などと返事を受ける。
私生児とか、ペドフィルとか、僕はもう
何も驚かなくなってしまったけど。

パルムの僧院

2005-02-24 06:17:37 | フランス
アルプスの方(というかグルノーブル)
出身の同僚が実家からのお土産といって、
シャルトルーズというシャルトル大修道院
で作られる強いリキュールをくれた。

1605年から作られているという
歴史あるリキュール。江戸幕府開府のころ?
昔、エトルタに行ったとき、ベネディクト修道院
で作られるベネディクティンというリキュールを
買ったけれど、どうも修道会と言うのは
お酒を醸造する場所だったのだな、ちょっと
逆説ぽいけど。そういえばベルギービールは
ベルギーのやはり修道院で作られていたものが
起源だし。

シャルトルーズはコカコーラと同じく原料の
エッセンスが公表されてないそうだ。一滴で
万病に効く、って言ってたけど本当だろうか?
そうそう、スタンダールの『パルムの僧院』
の原題は『シャルトルーズ・ドゥ・パルム』という
んだそうだ。

それ以外は新しいソフトと格闘の日々。
あと同僚との小さな衝突。落ち込んだり
回復したり、自信喪失したり、持ち直したり
要するに普通の毎日。なんか舞い上がるようなこと
ないかなあ。


地下鉄13号線

2005-02-12 08:47:00 | フランス
地下鉄13号線はパリのメトロの路線の中でも
かなり庶民的な路線だ。特に北に進めば進むほど
庶民的になってくる。電車の中はフランス人より
黒人やアジア系が多いし、スーツなんて着てると
浮いてしまう。要するにあまり裕福でない地区
を通っているので、自然、そんな車内になって
しまうのだ。

そんな13号線にのってポルト・ド・クリシーまで
行ってきた。オデオン座の特設劇場でのデュラスの
芝居を見にいったのだ。
オデオン座は本来、パリの都心にあるのだけれど、
現在改修中のため、ポルト・ド・クリシーに
特設劇場を設置しているのだ。

クリシーのメトロ駅周辺はただっぴろい
大通りが広がっていて、その両側にはホテルやら
無機質なコンクリートのオフィスビルばっかり並んでいて
荒涼としている。僕の行ったオデオン座アトリエは
古い倉庫を改築したものらしく、外からは本当に
倉庫にしか見えない。ただし中に入るとすわり心地の
いい客席が舞台のすぐ近くに並んでいてアットホーム
な空間が展開している。

演劇は仕事帰りのせいもあって最初の部分
眠ってしまった。情けない・・・。全部で
1時間の芝居なのに、20分ぐらい眠ってしまった・・。

帰りも真っ暗な通りを歩く。雨が降って
舗道が濡れている。環状道路の騒音ばかり響いてくる。
遠くのほうに企業の広告塔など。ここがパリじゃなくて、
どこであってもいいような景色ばかり。


言葉のキャッチボール

2005-02-10 08:05:20 | フランス
旧知のフランス人の知り合いと会う。
かなり昔から知っている人で、現在は
中国に住んでいて、バカンスでパリに
里帰りしているらしい。今度中国で
レストラン経営に乗り出すとか。
中国じゃ料理人の給与が一月あたり
400ユーロで済むので人件費が
かなり節約できるとか、そういう話を
だらだらとする。

もともと彼は自分から面白い話を提供して
会話を弾ませるタイプの人間じゃなかった
のだが、それは今も変わりなかった。
まあ、たまに会ったんでいろいろ話すこと
があったんでよかったが、こういうタイプの
人間と常時付き合うのは大変だろうと思う。
相手は聞き役だったもんな。
なんで俺が、フランス人相手に面白い話
披露しないといけないんだろうか。

といいつつ、僕もそんな話をするのは
うまくないのだ。気心の知れた相手だと
まあ、なんとか話をするけれど。社交家じゃないし。
商社マンとか、そういう話をすることで成り立つ
商売につかなくてつくづくよかったと思う。
説得力のある話なんてできないしな。

ところで15区で入ったレストランは無茶苦茶
うまかった。牛肉のステーキとかがぶがぶ食ったし。

さて、フランス語でオルセー河岸(quai d'orsay)
と言えば外務省だが、オルフェーブル河岸(quai d'orfevres)
と言ったらどこでしょう。答えは警視庁。理由はそこの
河岸に建物があるから。ベルシーと言えば、財務省のこと。
コロネル・ファビアンといえば共産党のこと、のように。
ちょうど、英語で英国の大統領官邸のことをダウニング街と言ったり、
日本語で国会のことを永田町というのと一緒か。

カルナバル

2005-02-08 06:59:11 | フランス
知り合いのフランス人のおじいさんが(ノルマンディ在住)
南仏では女性のことを指して、「GARCE」と呼ぶ、
と言うので、ホントとかよと思い、周りの同僚
5人ぐらいに聞いたが、皆口々に「そんなことはない、
そんな言葉とんでもない」と言っていた。
本来の意味は「売女」とか「あばずれ」とかいう意味だそうで。
こりゃ、はめられたかな。バレリーなんか、
「そんな言葉言ったら、女の子に殴られるわよ」などと
僕をおどかしていたが、ありえない話ではないか・・・。

テレビではリオのサンバカーニバルの中継などやっている。
週末はボサノバの大御所がテレビで何やらトークショーに
出演していた。CHICOなんとかって人だ。

北半球ではカーニバルは春の到来を告げるものだが、
リオは南半球だから、秋になる前の最後の馬鹿騒ぎって
感じなんだろうな。
行きたい、行きたいと思いつつ今年もまたニースの
カルナバルには行かれそうもない。バレンシアの
火祭りも行きたいんだが、なんだか行く元気がないんだよなあ。
もともと人ごみが大っ嫌いなのでお祭りなんてぞっとしないのだ。
パリでも小さいカルナバルを先週末にやっていたらしい。
僕の住むカルチエまでは行進してこなかったが・・・。


ジャンルは誰のために?

2005-01-30 20:06:56 | フランス
気温が緩んできた。昼過ぎにシャトレの
フォーラム・デ・アールのFNACに行き、CDとDVDを探す。
さて、なぜか最近、GIPSY KINGSの
「VOLARE」という曲が無性に聞きたくなり、
彼らのCDを買いに行ったのだが、
はて・・・、どこにおいてあるのかがはっきりしない。

自分の知っている限りでは、
GIPSY KINGSはアルル出身のグループで、
喋っている言語(テレビなんかで見ると)
フランス語だった。この意味ではフランスの
グループと言えるだろう。
しかし、歌う言語はスペイン語、では
スペインのグループなのか? でも
そもそもジプシーというアイデンティティ
を打ち出しているという面から(ホントか?)
ワールドミュージックかもしれない。

ということで、フランス、スペイン、ワールドミュージック
すべてのジャンルのコーナーを回ったけれど、
彼らのCDはおかれていなかった。ふと思って
インターナショナル・ロックのジャンルも
回ったけど、相変わらずなし。
一体、彼らの音楽はどのジャンルのコーナーに
あるんでしょうか? 単なる品切れだったりして。

家に帰って、ネットで演劇のチケットを購入。
デュラスの演劇が今度オデオンで上演されるらしい。

そのあと、MYSTERIOUS WAYSとかのアメリカの
サイコドラマをテレビで見る。最近、こういう
土曜の夜の過ごし方が習慣化しているなあ。
まあ、寒いからいいけど。