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日々の泡盛(フランス編)

フランス在住、40代サラリーマンのどうってことない日常。

年末の妙

2012-11-01 23:02:48 | 福岡
FACE BOOK経由で知ったリンクで、ついよしもとばななの
ブログを垣間見てしまった。フランスに住んでいる僕がだがつい
もらい泣きしてしまうような文章。

http://www.yoshimotobanana.com/diary/

そのあと日本の実家の母親に電話をかける。
福岡の母親は元気そうでなんだか安心してしまうのだが、
話しているうちに、種子島に住むおば、つまり母親の姉を
来年は福岡の実家に呼んでみたいと思っているという。

おばさんはもうずっと前から種子島に住んでいて、
というか生まれたときからずっと種子島に住んでいて
70を過ぎた今も、サトウキビ畑で農作業をしている
おばあさんだ。いとこももう独立して、おじと一緒に
ひっそりと暮らしている。最近は足を悪くしてしまったみたいで
足をひきずりながら歩いていたようだ。

僕も年末に日本に帰る予定なんだが、久しぶりに
おばさんに会ってみたい気がする。

福岡モン

2012-10-25 22:02:03 | 福岡
仕事の関係で、福岡の人々と会った。フランスで同郷の人に
会うというのは非常にまれで、結構数日前から会えるのを楽しみにしていた。

会ってみるとやっぱり、福岡人で、標準語風にしゃべるために、
なんどもかんでもすぐに「~~ですが」とつけるしゃべり方とか、
(例:今回はですね、出張があってですね、フランスに来たとですよ、
とかそんな感じ)、「非常に」という副詞を連発する話し方や、
ストレートに初対面なのに、「あんた何歳ね?」などと年齢を聞いて
きたりするところなど、まさに福岡人というか九州人そのまま。
しかもおみやげに、井筒屋の袋に入ったハンカチを持ってくるところ
なんてうちの母親みたいで感動してしまった。
(うちの親もすぐ、岩田屋のハンカチを買ってきて、お土産に
持たせようとする)

とはいえ、僕の実家は久留米のほうで、その人たちは
筑豊のほう。ということで、肝心なところで、地域差が出てしまい、
あまり親しくなれなかった感じである。狭い福岡県で
地域差が出てしまってどうすんだよ(笑)。

日本に戻ったのはいいが(2)

2012-04-30 23:35:50 | 福岡
福岡2日目。
うちの親は息子が久しぶりに戻ったので何か
しないといけないと思っているらしく、ムズムズしている。


ということで親に誘われて、八女市の藤棚祭りに行ってきた。
もと黒木町と言われていた、八女の奥、九州山地に近い
山間の町だ。樹齢600年の巨大な藤が神社の境内に
咲いている。その近くの駐車場には物産展とかと言って、
福岡や熊本の山間部の農産物が売られている。
うちの母親はめざとくそれを見つけて、1000円で
干しシイタケを買っていた。僕らは神社の藤棚を見ながら、
奥八女の風物詩を感心して眺めていた。

写真は福岡市の一蘭本店。新しくできたらしい。

日本に戻ったのはいいが(1)

2012-04-29 11:45:52 | 福岡
ということで一週間だけ日本に戻ってきた。1週間のうちに、福岡や
沖縄や東京に行って、その間に友人と会ったり、仕事関係の人と
打ち合わせたり、あと実家の家族と団らんしたり、とえらい忙しいのだ。
全然、バカンスじゃないみたいな様相になってきた。

飛行機で福岡に夕刻に戻ってきてみると、親が待ち構えていて、
車で筑後川向こう、佐賀県にある寿司屋に連れて行ってくれた。
この寿司屋、基本回転ずしなんだが、休日となると駐車場が満杯に
なるくらい人気で、やすくておいしいのだ。
有明海、玄界灘、瀬戸内海の魚を使った寿司が食べれるということで
地元でも評判な様子。自分は、呼子産のイカを食べたが絶品だった。

で、家の両親は「ゆっくりしなさい」と僕に言うわりに、
いろいろ見せたり、させたりしないと思っているらしく、
両親、姉、甥っ子の合計5名で、翌日の午後は八女市にある
藤棚祭りを見にドライブ。沿道で売っていた国産しいたけのパック
を買ったりと、買い物にも余念がない。

福岡は2泊3日しかいなかったのだが、家では家で親と
例によってビールだのワインだのいろいろ飲み、とアルコール
三昧であった。でも、久しぶりに食べた実家の食事も、
明太子とかポテトサラダとか、から揚げとか、庶民的だったが
相変わらず美味だったのだ。

写真は疲れてぼんやり、二階から見下ろした家の近所の風景。
温室ばかり。



筑後は永遠の故郷である

2011-09-02 14:16:06 | 福岡
鹿児島に帰省したり、ルーツを云々書いたりしたりした後でなんだが、
もう一つの故郷、実家のある、かつ幼少の頃から住んでいた
福岡の筑後地方のことをネットで調べていていたら、こんな
すばらしいサイトができていた。

のんびりした、スローフード、スローライフな風土、
そして土の温かみが残る大地の恵み、文化進取の気風、
そんなもんが体現されている、なんかいい感じのインターネットサイト。
デザインもいいし、すごく洗練されていると思う。

ということでよくできたサイトです。

http://www.crossroadfukuoka.jp/chikugo/


やっぱ福岡が一番よか

2011-05-01 14:48:43 | 福岡
ゴールデンウィークの前半は福岡の実家に帰省しており、
両親や親族と食事や飲み会をしていたのだが、標題はうちの母親が発した言葉。
たしかに、福岡県の人間は自己満足度が極めて高く、かつ郷土愛が強く
福岡に住むことを非常に誇りに思っているのだ。

休暇中何度か西鉄電車で天神に行ったのだが、やはり九州は美人が多いと思う。
西鉄電車の1車両だけでも美少女や美人が普通に乗っている。
他の地方に比べてやっぱ九州人は顔立ちが派手なのだ。ちなみに九州では
男も女も眉毛がくっきりして、鼻筋が通っていて、目が大きくてパッチリ
した人間がモテるので、韓流スターのような地味な顔立ちが受けるのが
ほとんどの人が理解できていない・・・。

まあ、そんなことはどうでもいいのだが、地元の本屋で福岡のガイド本を
立ち読みしていたのだが、今、すごい数の福岡のレストランを紹介する刊行物が
増えていて驚いた。おススメのバー、大事な人を連れて行きたいレストラン、とか
そのたぐいの本が何種類も本屋に並んでいる。しかも地元の出版社が出しているもの。
何冊か買って大阪に持って帰ってきた。電車の中で読んでいて感動した文章が
あったので抜粋しておこう。やっぱ福岡はよかばい、と思うような言葉たい。

     *      *      *

自ら仕入れに行くことで人件費や中間マージンを抑え、この価格を実現している
という。また鮮魚店時代に培った知識や目利き、市場の人々との人脈を最大限に
生かし、素材に応じて七つの仲卸を使い分けること、その日の朝仕入れた魚の
70%をランチで使い、残りの30%を夜で売り切るという考え方で仕入れを
行うのが小郷さん流だ。
「心をもらったときの笑顔とお金をもらったときの笑顔。どっちが嬉しい?
という祖母の言葉が心に残っています」と小郷さんは言う。

福岡人の人懐こさ

2011-01-05 15:10:23 | 福岡
福岡人と言っても、北九州と福岡と筑豊と筑後じゃまるっきり
気性というかメンタリティーが違うから一くくりには言えないが。
とはいえ、僕は福岡人の、あけすけな、人懐っこいところが好きだ。

というのも、年末に福岡に帰省したとき、西鉄久留米駅から実家まで
タクシーに乗ったんだが、乗るなり、タクシーの運転手が、
「今日は雪がえっらい積もっとって、寒かったでしょうが。
うちのエアコンの室外機の水の出るところが凍っとったのに、
気がつかんで転んでしまったんですよ。ほいで、顔も手も
すりむいてこんな傷になったとですよ」などと言って、
おじさんが手の擦り傷を見せてくれた。
「いい年して、そんな転ぶのはおまえぐれえよって、
タクシーの運転手仲間にも笑われとったとですよ」と続ける。

確かに、タクシーに乗る前に、他のタクシーの運転手が
2、3人タクシーの周りにたむろして世間話してたもんな。
その負傷したという運転手はもう60は過ぎてると思われるようなおやじだったが、
子どもみたいに一生懸命、身振り手振りで状況を説明してくれた。

そういえば、前、帰省したときもタクシーの運転手から
べらべら喋りかけられたなあ、などと思い出す。
東京とか大阪でタクシーに乗っても、たいてい目的地まで
無言のままだから、こういうあけっぴろげなところが福岡だなあ、
などと思ってしまう。ちょっと自分が九州人でよかったと
ほっとしてしまう。
とはいえ、あんな筑後弁丸出しで
いきなり話されたら、東京の人は困るのでは?


2011年

2011-01-01 12:29:35 | 福岡
大晦日を過ごすために福岡に戻った。
もう何年も前から31日は福岡の実家で両親と姉夫婦と甥とで
テレビでも見ながら寿司を食べて年越しするのが日課になっている。
昔は伝統とか、記念行事とか、そういうものには
全然意味などないと思っていたのだが、今考えると
こうして家族が集まる機会を作ってくるのだからいいもんなんだ。

そして一日あけて2011年。
去年は転居があったり、うまくいかない話があったりと
盛りだくさんだったが(と言いつつ、あまり記憶していないが)
今年も盛りだくさんで行きたいなあ。

ということで写真は天神の新天町


福岡の夏(3)

2010-08-07 16:17:39 | 福岡
いつもはあまり照れくさくて喋らない父親ともちょっと食卓で話す。
大阪で住んでいた場所などを聞き出す。西区に住んで、港区で働いていたらしい。
父親が住んでいた昭和40年代は、日本全国が公害列島になっていて
大阪もその例に漏れず、父親が住んでいたところから見える
川はゴミやヘドロが浮いて、ひどい悪臭がしていたらしい。

甥っ子が地元で有名な皮膚科に通っているらしいのだが、
有名病院なんで順番取りが大変らしい。そのため、
父親が病院のオープンする朝9時から出かけていき、
孫の順番取りに行っているという話を聞いて、
孫のためならなんでもするんだなあ、などと感想。

写真は天神の街角。

福岡の夏(2)

2010-08-06 17:19:47 | 福岡
西鉄電車の中では西鉄の無料機関紙、「にしてつニュース」を読んでいた。
天神駅のラックの中に入っていたのを勝手に取って読み漁っていたのだ。
ニュースの中にはたとえば新宮海岸のお勧めスポットや、
二日市駅前のお勧めレストランなどローカルな話題が満載で何度読んでも読み飽きない。
僕はもう福岡を離れてもう何年も経つが、こうしてたまに戻って
情報誌を読むと、まるで地元民のように熱心に読んでしまうのだ。

実家に着くと、母親が「遅かったじゃないの、何してたの、もう
みんな待ってるよ」と声をかける。半年振りなのにちょっと照れくさい。
リビングの向こうの部屋のふすまをあけると、そこは畳の部屋で
そこには父親、姉、姉のダンナ、小学生の甥などが二つ並べたテーブルの
周りに台座してビールを開けるのを今か今かと待っていた。僕と母親も入れて6人。
こういう団欒みたいなのをうちの親はやりたいんだろうな、と納得。
特別に駅前で買って来たという、久留米で一番おいしいおすし屋のお寿司を
みんなでパクパク食べる。そのほかにハッシュドポテト、刺身、
鹿児島のおばさんが送ってきたエビフライ、グリーンサラダ、など。
7歳の甥っ子もはしゃぎまわって大笑いしている。

福岡の夏

2010-08-03 15:20:31 | 福岡
福岡の実家に帰省する。大阪に転勤してから初めてのことだ。
実際どのくらいかかって大阪から実家までたどり着くのか
まったく見当がつかなかった。というか、西日本に越してきたので
新幹線であっという間についてしまうのかなあ、と思っていたが
実際のところすごく時間がかかって拍子抜けしてしまった。

福岡はそんなに近くなったわけではないらしい。

正午過ぎにアパートを出たのだが、そのあと新大阪まで行き
新幹線に乗り換え、などとノロノロしていたら博多駅に着いたのは
もう午後5時ぐらいになっていた。
博多駅は改装工事中で、新しい駅ビルのデパートの看板と
外壁だけもうできていた。なんか中途半端な感じだ。工事中の現場に
TOKYU HANDSとか阪急、とか看板だけかかっても
なんか気が抜けてしまう。

そのあと地下鉄で天神まで出て、西鉄に乗り換えて久留米まで帰る。
駅前についたのはもう午後6時だ。
タクシーの運ちゃんがありえないぐらい人懐こい。
ばんばん久留米弁で話しかけてくる。この人は東京から来る人にも
こげんふうに久留米弁で話しかけるとかいな。

博多の生業

2010-07-29 15:14:11 | 福岡
今週末に福岡の実家に久しぶりに帰省する予定なのだが、
実家の親から電話がかかってきたりして、かなりうざい。
まあ、何時に家に着くのか、出かける用事もあるようなんで
前もって知りたいだけみたいなんだが。好きなときに帰らせてもらいたか。

ところで、最近羽田空港の書店で「博多ルール」という本を購入した。
博多の在住の人間ならではの特徴や生態などが網羅されていて
僕のような福岡人はついニヤニヤしながら読んでしまうのだが。

ラーメンの麺はカタ麺に限る!
東京のブランドや流行には飛びつかない!
「ひよこ」は東京土産ではなく、博多土産!
山本華世を見ない日はない!
合言葉は「博多、よかとこ!」

と郷土愛であふれた一冊になっとるったい。
この本によると、東京と対抗心で郷土愛を語る大阪、
変な自虐意識のある名古屋、本土への複雑な意識のある沖縄、
と違って博多は、脳天気に手放しで郷土愛をアピールする場所のようだ。

「博多人は天真爛漫に地元愛をアピールし、引き気味のヨソモノでさえ
「博多よかとこ」とラブモードに引き入れてしまう。
日本人ってのは、もっと謙遜したり、建前を重んじたりする民族じゃ
なかったのか?」(P4)
と書かれている通り、福岡人の自己満足および郷土愛いっぱいの
一冊になっています。よかとこやけんね、福岡は。

苦手意識

2010-03-11 00:04:41 | 福岡
今週は英語を使った仕事をずっとしている。
アメリカから会社のお客さんが来ていてその対応を
しているのだが、もともと苦手意識の強い英語を
使わないといけずかなりつらい。
しかし今、思い返してみたのだが、大人になると
やはり得意なことばかりやってしまい、苦手なものというのは
避けてしまおうという横着な気持ちばかり出てくるから
その意味では、ぶつぶつ言いながらも苦手なことを
やるのもいいのかもなあ、と自分を叱咤した。

ふと思ったんだがアメリカ人にとっては日本なんて
どこにあるかも分からないようなちっぽけなしまなんだろうな。
「あなたはどこの島で生まれたの?」といわれ、九州を
指差したんだが、でも、ずっと九州に住んでいたら
九州が島だなんて思いもしないだろうなと思った。
九州の住民の頭の中は、九州は大陸みたいなもんで、
島と言ったら五島とか対馬とか鹿児島の離島とか、そういうのしか
頭に浮かばないはず。昔の、九州から出る前の僕が
そうだったように。

福岡に帰る(4)

2010-01-05 21:46:22 | 福岡
福岡から戻ってきて3日がたった。
東京にいても福岡のことが思い出せるようにと、
地元の雑誌なんかを空港で買ってきた。
福岡walkerという情報誌と九州経済という地元の経済誌だ。
前者は初詣ドライブマップみたいな、地元の大学生がデートの
参考にするようなお気楽記事が満載(そこがいいんだが)、
後者は九州の地場産業の社長の新年の挨拶と
九州新幹線が全線開通したときの経済的インパクトが云々とか
そういう記事が載っていた。

今、東京で思い出しているのだが、もう頭もすっかり白くなった
父親が「飲みなさい」とかって言って、夕飯の食卓で
ビールやら焼酎のお湯割をついでくれる姿が忘れられない。
僕の父は焼酎を飲むのが好きで(鹿児島出身だし)、それを
息子や家族やらみんなで注いで呑むのがもっと好きで、
そんなことを大事にしている人だ。姉や甥っ子がきたとき
ふとおもむろに「ここにいるのはみんな血がつながっている人間だ」
みたいなことを父親も母親も言っていたけれど、
そんなことが大事なんだな、みんな。

福岡に帰る(3)

2010-01-05 13:38:35 | 福岡
新年ということで、いろいろお土産だとか
プレゼントの交換を家族でやったのだが、
姉から天神のコーヒー店のブレンド豆をもらう。
無茶苦茶香ばしい。三瀬峠で買ってきたというブレンドコーヒーも
家にはあったのだが、全然違う香ばしさ。ブレンドによって
全然違うな。

そのあとハゲ予防とか言って、ブラシを姉からもらう。
ブラシなんだけれど、柄とかブラシの部分が木製で、頭皮に
心地よい刺激を与えるそうだ。といいつつ、短髪なんで
ブラシなんか使わないんだけど・・・、と言うと
「頭皮をブラッシングするの」と言われた。

帰る日、西鉄電車で天神まで行き、地下鉄に乗り換えて
空港に行く。ガラス越しにうっすらと雪化粧をしている
瀬振山が見える。その前に、昔はなかった都市高速や環状道路がある。
なんかほっとする。