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日々の泡盛(フランス編)

フランス在住、40代サラリーマンのどうってことない日常。

モロッコ行き(1)

2010-08-08 07:32:32 | 海外(フランス、スペイン以外)
今週の頭にバタバタとモロッコでの日程が決まり、
今夜モロッコに出発することに。今、荷物を詰めているのだが
なんの下準備もあまりしていないことにちょっと我ながら脱力。
観光というより人にあってくることが目的なので
あまりガイドブックなんか読んでいないのだ。
ほぼ20年ぶりのモロッコだ。暑そうだよな。
とりあえず、エジプト航空でカイロ経由でパリに行き、
そこからモロッコの航空会社(聞いたこともない会社だった)に
揺られてラバトに行く予定。まあ、なんとかなるだろう。

マグレブ行き(1)

2010-07-08 07:03:31 | 海外(フランス、スペイン以外)
今年はいろいろな事情から、20年ぶりに北アフリカに
行ってみようと思い、まず手始めに地球の歩き方モロッコ編を
買ってみた。

よく考えると大学生のころ、モロッコに行ったことがあるのだが、
そのときも地中の歩き方を持っていったような気が・・・。
僕はあまり進化していないかもしれないなあ。
まあ、普通に結婚して、家族とか持ってたらぷらっと
夏にモロッコ一人旅なんてしないだろうが。

世界に目を向けること

2010-03-17 23:59:57 | 海外(フランス、スペイン以外)
自分の職場の人たちはすごい真面目な人が多く、
たまに話を聞いているだけでもすごい疲れることがある。
なんであんな疲れるんだろう。自分が真面目じゃないからだろうか。

とそれはさておき、今年、思うところあって
モロッコに住む友人のところに行って、何か調べモノを
使用と思い立ち、現在、友人にメールを出し、スケジュールを
立てているところなのだが、仕事のほうも4月以降バタバタとして
なんかまたもや炎上しそうな雰囲気。
とはいえ、仕事以外の、大学院の研究もやらないといけないし、
時間が足りないのだ。

友人は首都のラバトに住んでいる。モロッコは他の
マグレブ諸国と違って、唯一大西洋に面している国だ。
だから、ジブラルタル海峡をはさんでヨーロッパ世界と、
西サハラをはさんでブラックアフリカと、そして
大西洋をはさんで南北アメリカと向き合っている開かれた、
架け橋のような国なのだ。ちなみに、大西洋のことを
アトランティックというのは、もともとモロッコにある
アトラス山脈から見えた海、ということでアトランティック
という語源だったらしい。
と、今のは修論のリサーチの一部。

ポルトガルの1月(5)

2010-02-08 06:59:42 | 海外(フランス、スペイン以外)
夜が更けはじめた。さっきまで夕暮れの雲で覆われていた空は
いつの間にか真っ青になり、街角に街灯の光がこぼれる。
ゆっくりと歩いて、夜の街、バイロ・アルトに向かって歩き始める。
通りは緩やかな坂道になっていてふと振り返ると、眼下には
眠るような、穏やかな街が広がっていた。

ポルトガルの1月(2)

2010-02-01 06:04:34 | 海外(フランス、スペイン以外)
空港から事務所に行き、打合せをバタバタとすませ
そのあとホテルにチェックイン。荷物をといた時にはもう
夕方の6時を過ぎていたが、そのまま着替えて通りに出る。
リスボンのシャンゼリゼといわれる、
リベルダーデ通りをゆっくりと歩いていく。

リスボンは2003年に来て以来、6年ぶりということになる。
ああ、何も変わっていないな。港町ののんびりした空気も、
街のあちこちからふとしたときに顔を覗かせる大西洋も。

ポルトガルの1月(1)

2010-01-31 23:07:03 | 海外(フランス、スペイン以外)
パリの次はポルトガルなのだ。
慌しくCDGから飛行機に乗り2時間後にリスボン空港に。
パリの気温が最高でも2度とか3度とかそういう世界だったのに
ここでは高い、どこまでも続くような青空が広がっている。
到着したときの気温、14度だってさ。

アントニオ・タブッキのペーパーバック、「レクイエム」を
密かにカバンに入れてきた。真夏のリスボンの町をさまよう男の話だ。
いろんな人生が、いろいろなポルトガルの風俗や文化と交差する
すばらしい話なんだが。
仕事なんで、ポルトガルには24時間しかいないことになっている。
そんな短時間で何ができるんだろうか。
でも一秒一秒無駄にしないようにしよう。

到着したばかりの空港。

ヴェネチア7日目

2009-06-17 23:20:04 | 海外(フランス、スペイン以外)
ヴェネチアの移動は水上バス、バポレットと呼ばれるものだ。
本当にバスみたいにいたるところにバス停があって、
100人ぐらい簡単に乗れる。5分から10分間隔で
頻繁にバス停にやってくるので本当に使い勝手がいい。
料金は一回で6.5ユーロで割高だが
1日券とか3日券とかが割安で売っているのでそっちを
利用したら得かも。

ヤンファーブルの展覧会をやっているというので
水上バスに乗って見に行った。実はヤン・ファーブルは
昔から大好きなのだ。あの破壊的な、反逆なところがすばらしい!
そんな期待を胸に水上バスに乗っているとなぜか、遠くの島に
象のオブジェが立っているのを目撃。あまりにも気になって
あまりにも気に入ってしまったので写真を撮ってしまった。
ヴェネチアの海で長い鼻をゆらゆらさせる象、決まりすぎ。

ヴェネチア6日目

2009-06-14 21:43:27 | 海外(フランス、スペイン以外)
ヴェネチアには珍しい緑地に出かけた。こんな運河だらけの
およそ緑とは縁のないような街にも公園があるのだ。公園というよりは
工場跡地といった風情の場所。ぶらぶら歩いていると見事な枝振りの木が
風に揺れていた。それでもって一枚パシャリ。
ヴェネチアの樹木はこんな感じ。

ヴェネチア5日目

2009-06-12 23:56:22 | 海外(フランス、スペイン以外)
ヴェネチアの橋はかなりハードだ。渡る距離は少ないのだが、
階段数の多い太鼓橋みたいになっていて、重い荷物なんか持っていると
一つ渡るだけでかなりな体力を要する。そんな橋が至る所にある。
東京の平坦な、車が猛スピードで行き交っている脇をとぼとぼ
歩いていくような橋に慣れていると、これはちょっと驚いてしまう。

夜になると、職場の先輩と食事に行く。
ヴェネチア名産のイカ墨のスパゲティなど食してみる。
美味だ。缶詰買って帰りたい。

ヴェネチア4日目

2009-06-11 23:26:42 | 海外(フランス、スペイン以外)
大して行きたくもなかったのだが、仕事の関係者の
誘いで中華料理の店に行く。ヴェネチアで中華料理かよ。
料理は当たり前だが、普通の中華料理が出てきた。
五目チャーハンとか餃子とかキクラゲとか。
黙って食べていると、店に他の日本人客が入ってきた。
40代後半のさえない感じのおじさんだ。
僕はまったく面識がないのだが、仕事の関係者は知っていたらしく
僕らのテーブルにジョインした。
その日本人の話は、自己主張だけやたら強くて、
かつ独善的な正義感を振りまわすような話でうんざりして
しまったのだが、後で聞くと、彼は、日本の某有名な新興宗教の
広告塔だったらしい。どうりで話が合わないわけだ。
神様なんて信じてないしね、僕は。

ヴェネチア3日目

2009-06-10 22:33:29 | 海外(フランス、スペイン以外)
ヴェネチアに夜が降りて来る。
ヴェネチアにいる喜びをなんと呼ぼう。
大学院の授業で、コンストラクティビスムの論文を
読んだことを思い出した。そこには第二次世界大戦後の
世界と、ベネチア海洋国家時代の国際関係と、
ギリシャ時代のペロポネソス同盟の比較がされている論文だ。
その論文の批判点はたった一つ、
「どうして現代人と、ギリシャ時代の人間が同じ考え方を
したといえるのだろうか?」

まあ、そんなことはどうでもよくて
しばしヴェネチアの夕暮れをぼんやり眺める自分だった。

ヴェネチア2日目

2009-06-10 00:16:45 | 海外(フランス、スペイン以外)
翌朝は快晴だった。快晴というかうだるような暑さ。
テレビで気温28度とかと言っている。アフリカのよう。
北イタリアでこんな暑さだから、シチリアなんかどうでしょう?
とコーディネーターの人に言ったら「もう焦げてます」
と言っていた。

海沿いの岸を歩く。絶景が目の前に広がる。これが海洋国家の雄、
ヴェネチアの町だ。


ヴェネチア1日目

2009-06-08 22:31:15 | 海外(フランス、スペイン以外)
イタリア語も一言も喋れず、地球の歩き方北イタリア編も
1ページも読めないまま、ベネチア空港に着いてしまった。
空港は本土にあって、そこから水上バスに乗って、島嶼部にある
ヴェネチア島に行かなければならない。
空港に到着したのはもう夜8時半過ぎ。空がだんだん暗くなり
はじめる時刻。

荷物を待つターンテーブルで日本人の団体旅行の一団に遭遇する。
歳をとった人もいれば、若い人もいる。団体旅行なんてよく
できるなあ、と思う。僕は、子供の頃の遠足とか修学旅行で
みんなで同じバスに乗せられて移動するのがトラウマになって
今更団体旅行なんて逆立ちしてもできっこないのだが・・・。

一人で空港を出て、海のほうに歩いていく。
アドリア海に張り出した桟橋。それが水上バスの停留所だった。