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日々の泡盛(フランス編)

フランス在住、40代サラリーマンのどうってことない日常。

カイリー

2011-04-25 16:24:55 | 大阪
大阪城ホールで行われたカイリーミノーグのコンサートに行ってきた。
結構忙しいときで会社の人の白い目を避けながらコソコソと夕方ほぼ定時に退社、
大阪城ホールへと走っていった。

といっても結局開演時間には間に合わず入場したのはコンサートが始まって
もう15分ぐらい経ってすでにカイリーはバックダンサーを従えて踊っていた。
最初の頃は周りを気にして、抑え気味に手拍子をたたいていた僕だったが、
30分ぐらいすると自分をセーブしきれなくなり、飛んだり跳ねたりして、
いわゆるタテノリになってしまい、手動かしたり、大きく手を振ったり、
激しいダンスをしたりと僕自身大変なことになっていたが、
どっちにしろ会場は暗いし、誰も周りの人間知らないし、ということで
結局2時間ぐらいその場でカイリーと一緒に踊り続けた自分。
スーツ姿でそんな一心不乱に身体を動かすやつはあまりいなかったような・・・。

カイリーはi love osakaなどと叫んでいたが、どの会場でも
そういうこと言ってるんだろうか?

世代の壁

2011-04-07 15:41:21 | 大阪
今日はうちの会社の新入社員(といっても小さい会社なんで
数も少ないんだが)と話す機会があったのだが、みんな真面目ですごい
びっくりした。自分が新入社員ときはすごい緊張しつつも
年取ったおじさんなんかを馬鹿にしつつ、あまり器用に振舞えず
結構情けなくジタバタあがいていた記憶があるのだが、今日会った新人君は
質問してもかなり優等生的な答えしか戻って来ずに、
なんか聞いていても結構疲れてしまったのだが。

家に帰ると昨年、修士論文でお世話になった、モロッコのラバト在住の
友人からメールが来ていた。転職が決まったらしく、今度は
コート・ジボワールらしい。象牙海岸。
きっと彼女はそれがフランスであってもスイスであっても、
モロッコでもコートジボワールであっても平気な顔で
働くんだろうな、と半ば感心しながらメールを読む。

モロッコでもかなり遠いのに、コートジボワールはもっと遠いなあ、
なんて友人のことに思いを馳せる自分だった。

海鮮居酒屋

2011-04-03 15:50:59 | 大阪
難波の海鮮居酒屋で、大学のときの同級生で、たまたま大阪で
仕事をしているやつと飲む。彼とは昔から知り合いで、大学生の頃も
友人グループと一緒にドライブしたり、あと、
就職してからも、実家の近くの大学に彼が勤務していたこともあり、
飲みに行ったこともある、まあ、旧知の友人だ。

飲み始めてから友人がすぐに、「ウコンの力」を飲む。
これを飲むと、翌朝、アルコールにもかかわらず目覚めがすっきりするらしい。
あと、12時近くまで難波で飲んでいて、「やっぱ〆はとんこつラーメンやね」
などと福岡の大学生のようなことを言って、黒門市場近くのラーメン屋に
とんこつ食いに行ったのだが、そのときには胃腸薬を飲んでいた。
こうするのが翌朝いいらしい。

確かに飲んだ後の〆のとんこつラーメンは良くないらしい。
と分かっているが、友人と飲むたびにそのような展開に・・・。
もう大学生じゃない、と分かっているのだが。
あと僕はウコンの力とか、胃腸薬とか全然飲まないので、
二日酔いになったときかなりつらい。でも、そういうの真似する気にもなれないしな。

自分のようなものでも

2011-04-01 15:35:18 | 大阪
ブローデルの「文明の文法Ⅱ」を読んでいるのだが、この
原題はgrammaire des civilisations
となっている。なぜ、「文明」が複数形になっているかというと、
西欧文明以外の中国文明やインド文明、イスラム文明なども
扱っているからだ。もし、そういった文明の複数性を無視して、
西欧帝国主義がしたように、未開の農村社会(=国)から西欧の
しかるべき文明というものに連れ出す、といった意味合いであれば
「文明の文法」という邦題は同じでも、フランス語は
grammaire de la Civilisation
となるだろう。あと、文法、といった単語に重きをおいて、
文明に関する文法、文明化のための文法、といった意味でのタイトルだと、
定冠詞が抜けてgrammaire de civilisationとなるのかな。

とそれはいいのだが、大学院の教官が電話をくれた。
4月から、もう大学院は終わったのだけれど、ゼミに出席しないか、
との誘いだった。本当に今月からどうするか決めていないので
途中だったスペイン語の講座にでも通おうと思っているのだが、
まあこんな風に声をかけてもらうのはありがたい。

こんな毎日を続けていると、なんかなんのキャラクターもない
のっぺらぼうな人間になりそうだなあ、などと思った。
難波に行ったついでにとんこつラーメンを食べ、
法善寺横丁の水掛地蔵に水をかける。大阪で一番落ち着くスポットだ。

大阪で暮らす日々

2011-03-29 15:45:00 | 大阪
東京の知り合いからメールが来た。不安な日々が続いていて西の方に逃げたい、
と冗談めかして書かれてあった。被災地や原発の損害のために何かしたいと
思うけれど、とりあえずは義捐金を寄付するしかないのか、といった状態。

修士論文は数箇所書き直して再提出することになったが、
まだあまり作業をしていない。なんか気が抜けた感じで手につかないのだ。
とりあえず博士課程への進学は一息ついてしばらくは目途が立たないのだが、
自分の嗜好で、ブローデルの「文明の文法Ⅱ」を買って読み始めた。
全部咀嚼することは難しいが、少しでもブローデルの思想に触れることが
できれば、と思って読んでいる。

最近は、非常に苦手な、「人と会うこと」というのを半分に自分に課された仕事
のようなもんだと思って会うようにしている。今日も、職場の飲み会に行ってきた。
普段は面倒なんでパスするんだが、人と会って少しでも話ができて
知らない考えや意見に触れられたらいいんじゃないか、みたいな気持ちが最近
芽生えたのだ。自分で思うほど自分は気後れせずに人と話せるかもなあ、なんて。

春先の夕日

2011-03-24 12:53:02 | 大阪
アンチクライストのオープニングは、「私を泣かせてください」の美しい音楽とともに、
赤ちゃんがあやまって、スローモーションで地上に落下していくシーンが
展開するのだが、あの赤ちゃんの落下するくだりは、きっと堕天使ルシファーの
暗喩なんじゃないか、と思う。シャルロット・ゲンズブールが狂気におかされ、
ウィレム・デフォーとグロテスクで絶望的な抗争を繰り広げるのが、
「エデン」と呼ばれる山小屋であること考えると-つまり二人は
アダムとイブなのだ-、納得がいくのではないか。と考えていたのだが、
周りに「アンチ・クライスト」を見た人もいないし、行きたいと思っている人も
いなさそうなので、何も共感を得られないのである。

歯医者に行くために、久しぶりに定時に会社を出た。
外にはいつの間にか、冬の終わりの、美しいピンク色の夕日の空が広がっていた。
いつから夕日がこんな色になっていたんだろうか、と考えたが
冬の間もどちらにしろ夕焼けの時刻に外にいることはなかったため、
なんともいえない。いずれにせよ、今日の大阪の夕日は美しかった。

アンチ・クライスト その後

2011-03-13 15:01:16 | 大阪
アンチクライストを見た後、ネットでいろいろ調べてみたのだが、
YOUTUBEでちょうどシャルロット・ゲンズブールのこの映画に
関するインタビューがあって、いろいろ聞いていたのだが、
どうもラルス・フォン・トリアー監督は撮影時うつ状態にあったのだが、
撮影が進むにつれて欝から回復したという。この映画がセラピーの
役割を果たし、撮影の進むにつれて少しずつ、監督は笑顔を見せるように
なったという・・・。

でも、映画自体はストーリーが進むにつれて笑顔よりもひきつった
表情になってしまうようなシーンが多いんだが・・・(笑)

なんの救いもない映画ですが(救いなんか映画に求めていない自分にとっては
そんことはどうでもいいが)、非常に美しいオープニングの楽曲が
YOUTUBEで簡単に聞けたので貼っときます。
ヘンデルの歌曲、「私を泣かせてください」です。いろいろバージョンがあるけど、
ニュージーランド出身のHayley Westenraが美しいので・・・。



こんな状況だけれど映画でも

2011-03-12 16:01:39 | 大阪
大学院の博士課程の試験に結局落ちてしまったので
4月からどうしようかとぼんやり考えていたら、東北地方であんな
大地震が起こってしまい、テレビの被災地の映像など見るにつけ
やるせない気持ちになってしまう。早く、支援物資が届き
元の生活に戻れますように。

それとは全然関係ないのだが、シャルロット・ゲンズブールの
主演映画「アンチ・クライスト」を観に、梅田の映画館まで行ってきた。
監督がラルス・フォン・トリアーなんである程度覚悟していたが、
またしてもやられた、という感じ。映像はすばらしく美しく、まるで
現代アートを見るよう。スティーブ・マックイーンの映像のよう。
シャルロット・ゲンズブールは狂気に犯された妻を演じているが、
あまり狂気はないような。監督に極限まで追い詰められて、迫真の
演技をした、と聞いていたが、そんな狂気は感じなかったなあ。
鬼気迫る、残忍さと残酷さを放出するような演技ではあったけれど。

トリアー監督は別に見ている人を楽しまそうとか、幸せな気持ちにしよう、
とかそういう俗っぽいことを考えないので、非常にシュールな作品が
いつも完成するのだが、「ドックビル」など見ていた自分にとって、
この作品は、それでもまだ救いのある作品のような気がした。
初めてトリアー作品を見るのがこれだったら、結構大変かもしれないが。

師走よりも慌しい

2011-03-03 15:12:11 | 大阪
こないだ東京から戻ってきたと思ったら
明日の夜からまた上京。今度は博士課程の面接試験が
土曜にあるのだ。それに備えようと思ったのだが、なんだか
本も、新聞も読む気になれない。アフリカの地図など
広げてみたが、北アフリカで起こっていることと現実の
自分との隔たりを考えると、なかなか何もできないくせに
いろいろ考えたりするのが馬鹿らしくなってくる。

それはそうと先週、元から知っている、60代後半の友人(女性)
と呑みにいったのだが彼女がぽつりと、「10年後はこの世に
私はもういないかも」みたいなことを言った。
聞き返さなかったけど、あとあとずっと覚えているようなせりふだ。
人間の一生ってどういうもんなんだろうか。

口答試験

2011-02-24 23:25:45 | 大阪
明日修士論文の口答試験があるんで、
今日の夜から東京に行く予定。
実はその次の週の週末も博士後期課程の面接が
あるためまた上京する予定。

仕事も年度末で残業続きで終わらないし、空も晴れないし、
早く暖かい春が来ないかなあ。


必然と偶然

2011-02-22 15:52:12 | 大阪
最近開設したミクシィのページです。
あまりパッとしてないですが。
種子島の写真とかのっけました。

http://mixi.jp/show_profile.pl?id=36644753&level=4

中学校の友達から、種子島出身なのか?と質問されたのだが、
確かに10代の頃はなぜか離島コンプレックスが強くて
自分がどこの出身地だとか、なかなか話したことはなかったなあ。

とそれはそうと、僕は常日頃、今の仕事も、今大阪に住んでいることも
こういう境遇なのもすべて偶然そうなっているだけで、なんら必然はない
もんだと思っている。たまたま種子島に生まれて、たまたま
入学試験に受かってどこそこの学校に入って、たまたまなんか
運が良くて今の仕事をみつけて・・・とか。

だから、「○○あるべし」とか「なるべくして○○なった」みたいな
必然性で人生を語るような人とつきあうのは非常に苦手だ。
どうしてそんな真実を握っているようなことが言えるんだろうか?
なんて。まあ、でも昔ほどはそんな腹立たないけどね。

ルーツの問題?

2011-02-18 13:36:17 | 大阪
姉貴は三線の関連のイベントで沖縄に行ってしまった。
くそ、うらやましいな、俺も琉球飯、食いたいぜ・・・。
何とかして春先に沖縄に行きたいんだが。

まあ、それはそうとして、最近僕のようなものでもミクシィを始めてみた。
帰属感なんてこりごりだとこの歳になっても思っているぐらいだから、
自分の会社とか母校とか、そういうつながりというのはどこか面倒くさい、
と思ってしまうのだが、とりあえず自分の小・中・高校、大学に登録してみたのだ。
すると、中学の同級生からメッセージが!
あんなに陰気で、当時の流行語で「ネクラ」(死語)呼ばわりされていた
僕なのに、なんかインパクトが強かったらしくて、あっという間に同級生の4人と
マイミクでつながってしまった・・・。なんなんだ・・・。馬鹿にされてんのか。

中学の頃の僕といえば、鹿児島の南端の場所からいきなり、本州の山口の
中学に転校になって、環境も違うし、言葉も違うし、学校もなんかいやだし、
ということで無茶苦茶陰気で、半分、登校拒否みたいになっていたのだ。
感じもすごく悪かったと思う。そのわりにあの頃の同級生(でもあんまり思い出せないが)
からメッセージなどもらうと、すごい歯がゆい感じがする。
42歳であること、というのはどういう意味があるんだろうか?なんて思ってしまうぜ。

いざ、有馬温泉へ

2011-02-13 15:42:06 | 大阪
本当はあの、文学のふるさと、日本海側の城崎温泉に行く予定だったのだが、
調べているうちに思いのほか遠い場所にあり、かつとても日帰りではいけないことを発見。
結局日帰りでいける、わりと手ごろな有馬温泉に行ってきた。

大阪まででてそこから神戸まで阪神線でいき、三ノ宮で乗り換えて六甲のほうに行き、
と何度も乗り換えて、六甲山の山中にある有馬温泉にようやくたどり着く。
神戸では晴れていたのに、有馬温泉では冷たい雪が降っている。
しかもやたら観光客が多い。箱根のようだ。
とりあえず公営の「銀の湯」に入りに行く。なんか観光客がうじゃうじゃいて落ち着かない。
温泉とはこういうものなのか。
由布院や由布院の近くの湯平温泉や、あと昔行った大分県の壁湯温泉(すごい露天風呂です)
はもっとひなびた感じでいいぞ。
と不平を言っても仕方ないのだが、とりあえず風呂につかる。
日常の疲れがちょっと取れる。

まあ、湯布院ほどではないが、でも日帰りで行けるんだったら悪くないな。
また来ようかな、と思う自分だった。

仕事の選び方を入力

2011-02-05 15:14:34 | 大阪
今日は大阪市内の某場所で、NGOとかいろいろな団体の集まる
フェスティバルに参加していた。要するに自分とこの会社の出展ブース
に一日中詰めて、立ち話していただけなのだが。

あんまりパットしないデコレーションで、こんなんで人が来るのかよ、
と内心思っていたら、何人かの大学生がきて、うちの会社に是非
入りたい、みたいなことを話しかけてきた。

僕は就職活動と言うのをあまり真面目にやったことがなくて、
すごいチャランポランだったので、純粋な大学生に会うと
ショックを受けるのだが、そういう真剣な気持ちで就職活動をする
大学生と言うのはどういうもんなんだろうか。
「僕、絶対トヨタに入りたいです」とかって言っている大学生みたいなもんか?
真面目な大学生としばし話して、どうしたらうちの会社に入れるか、
みたいな話を延々としたのだが、よく分からないけれど職業って
運というのもあるし、適性とか相性みたいなものもあると思う。
というか、うまい就職活動の方法とかうまい面接の仕方とかそういうのが
あればこっちが教えてもらいたいぐらいだ。

僕なんかは福岡の田舎の実家に引っ込んでいて、今の仕事なんて
勘違いも甚だしいような状況で入社試験受けに入ってたまたま
受かっただけだから、あまり思い入れとかないのだ。
参考にならないよなあ、こんなんじゃあ。

文明の文法

2011-02-03 14:29:14 | 大阪
最近、フェルナン・ブローデルの『文明の文法』という本を読み始めた。
まあ、ブローデルには興味があって、『地中海』とか『地中海世界』とか
『地中海入門』とか『歴史入門』とか読んでいたのだが、途中でわからなくなり、
放置していたのだが、またその難解さのショックからも忘れて読み始めた。

二週間前に、ふと思いついて、というかあまり何も覚悟せずにプラッと
某大学の博士課程の一次試験(語学)を受けにいったら、なんかまぐれで
受かってしまった。で、二次試験に備えていろいろ文献を読もうと思って
手を伸ばした本の一冊である。
試験はフランス語で受けたのだが、多分、英語の問題より簡単だったかも。
英語で受けた人々は長い英作文みたいなのをさせられていたが、
フランス語の問題は読解とレジュメだけでフランス語の文章自体を
作文する問題はなかったし。

ということで修士論文の口答試験と博士課程の口答試験と
年度末の仕事の増加量で、また自分を追い詰めるような状況を作ってしまった。
大阪の南の田舎のほうにいるのにちっとも余裕のある暮らしができない・・・。