く~にゃん雑記帳

音楽やスポーツの感動、愉快なお話などを綴ります。旅や花の写真、お祭り、ピーターラビットの「く~にゃん物語」などもあるよ。

<BOOK> 写真集「世界でいちばん美しい城、荘厳なる教会」

2014年02月20日 | BOOK

【「世界の写真家たちによる美の記録」エムディエヌコーポレーション発行】

 B5判のオールカラー。表表紙を「眠れる森の美女」の城のモデルとなったノイシュヴァンシュタイン城(ドイツ)、裏表紙をヨーロッパ随一の装飾と讃えられる「ヴィースの巡礼教会」(同)が飾る。これらを含め21カ所の城と15カ所の教会を紹介している。

   

 ノイシュヴァンシュアイン城は「騎士道世界への強い憧れを持つルードヴィヒ2世が自身の美意識を満たすためにのみ建てた」という。雪景色のほかアルプスを背に黄葉に囲まれそそり立つ姿も美しい。そのルードヴィヒ2世が生まれたニンフェンブルク城(ドイツ)は20㌶にも及ぶ広大な庭園を持つ。フレデリクスボー城(デンマーク)は湖に浮かぶ小島に建てられた宮殿。今は国立歴史博物館として利用されている。

 ドロモランド城(アイルランド)はネオゴシック様式で、現在はボノやジョン・トラボルタら有名人も滞在する高級ホテルに。アイリーン・ドナン城(英国)はスコットランドで最も美しい古城といわれる。レマン湖畔にあるシヨン城(スイス)は詩人バイロンが「シヨンの囚人」などで歌い上げた。ホーエンヴェルフェン城(オーストリア)は映画「サウンド・オブ・ミュージック」の「ドレミの歌」のシーンで背景に使われた。

 このほかに取り上げたヨーロッパの城は八角形のカステル・デル・モンテ(イタリア)、オペラの殿堂になっているオラヴィ城(フィンランド)、11世紀以来増築を繰り返してきたホーエンザルツブルク城(ドイツ)など。ヨーロッパ以外ではチベットのポタラ宮とシリアのクラック・デ・シュヴァリエの2つを紹介している。大きな虹が架かるポタラ宮は実に神々しい。

 教会ではミラノのドゥオーモ(イタリア)、モン・サン・ミシェル城郭修道院(フランス)、ザンクト・ガレン修道院(スイス)、セゴビア大聖堂(スペイン)、アザム教会(ドイツ)、血の上の救世主教会(ロシア)、リラ修道院(ブルガリア)、ブレッド島の聖マリア教会(スロベニア)などを取り上げている。

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