く~にゃん雑記帳

音楽やスポーツの感動、愉快なお話などを綴ります。旅や花の写真、お祭り、ピーターラビットの「く~にゃん物語」などもあるよ。

〈奈良⋅猿沢池〉 出現! うわさの巨大スッポン

2024年06月21日 | アンビリバボー

【クサガメ(?)と仲良く甲羅干し】

 奈良市の観光名所「猿沢池」。6月19日の午前10時すぎ、工事用素屋根の建設が進む興福寺の五重塔を眺めようと池の畔に立った。ふと池を見下ろすと「アンビリバボー」。巨大なスッポンが悠然と甲羅干しの最中だった。

 その大きさに唖然! 隣のカメの3~4倍はありそうだ。突出した鼻先からスッポンに間違いない。この池にスッポンが生息するとは聞いていた。だが、実際に甲羅干しの場面に遭遇するとは。

 10年前の2014年、奈良県が池の水抜き調査を行った。その時確認されたカメは全部で258匹。その大半を外来種アカミミガメ(幼体名ミドリガメ)が占めたが、クサガメが54匹、スッポンも3匹いた。

 国内最大のスッポンはどれくらい? 調べてみると、2011年に京都府城陽市の木津川で38.5㎝(甲羅の長さ)、16年には島根県松江市の朝酌川で39.3㎝のスッポンが見つかっていた。猿沢池のこのスッポン、測れるものなら測りたい。

 隣で甲羅干ししていたカメは甲羅の中央と左右に3本の隆起した筋が見られた。その特徴からたぶんクサガメだろう。上の写真は池の別の場所で撮ったカメ。これもクサガメに違いない。

 分からないのがまた別の場所にいた上の写真のカメ。甲羅は茶色っぽく、顔や四肢は黒かった。ニホンイシガメ? それともイシガメとクサガメの交配種? 10年前の調査ではそれぞれ1匹ずつ確認されていた。

 かつて我が物顔で池を占拠していたアカミミガメは今回目にしなかった。度重なる掃討作戦が功を奏したということだろう。アカミミガメは昨年6月から罰則⋅罰金が規定された「条件付き特定外来生物」になっている。


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