【食欲旺盛、持参したキャベツ8玉もペロリ】
広島県竹原市沖の瀬戸内海に浮かぶウサギの楽園「大久野島」。日本列島を寒波が襲った8日、温暖なこの島にも珍しく雪が舞った。ちょうどその日から1泊2日で島を訪れていたウサギ愛好家のK・Iさんご夫妻(関西在住)から、最新の島の様子とウサギの写真が届いた。
今回はウサギの大好物キャベツ8玉とウサギ用のお菓子1箱を持参した。島に到着したのは午後3時すぎ。午前中には真っ白な雪化粧になっていたそうで、ソテツの木の下などあちこちにまだ雪が残っていた。村内唯一の宿泊施設「休暇村大久野島」によると、降雪は2005年以来9年ぶりという。
それでもウサギたちは寒さをものともせず元気いっぱい。キャベツをあげようとすると、冷たい水たまりの中を一目散に走ってくるウサギもいた。相変わらず、みんな食欲旺盛。持参したキャベツとお菓子も2日間ですっかりなくなった。
島内では300匹ほどの野生ウサギが自然の中で暮らす。今回子ウサギの姿はあまり見かけなかったという。今年も暖かい春になれば多くの子ウサギが生まれるに違いない。そして、ウサギたちとの触れ合いに癒しを求める観光客も増えて〝楽園〟もにぎやかになることだろう。