く~にゃん雑記帳

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<平野神社・桜花祭> 洛北の桜の名所 華やかな平安風俗絵巻

2013年04月11日 | 祭り

【起源は約1030年前の花山天皇の臨時勅祭・桜のお手植え】

 桜の名所として名高い平野神社(京都市北区)で、10日「桜花祭」が華やかに繰り広げられた。参道のソメイヨシノはすでに葉桜状態だが、八重桜や枝垂れはちょうど今が見頃。午前中の神事に続いて、午後には神社ゆかりの人物を中心とした時代行列(神幸列)が2時間余にわたって氏子地域を巡行した。

  

  神社境内には約60種400本の桜がある。花山天皇が寛和元年(985年)に行った平野臨時祭の折、桜をお手植えし、その後も行幸のたびに植樹したのが現在の桜苑の始まりという。祭りに合わせ「開運さくら湯」が振る舞われ、拝殿では琴・尺八の演奏が行われていた。その周りの八重桜(御衣黄、平野妹背、白雲など)は今が盛り。中でも拝殿脇にある「区民誇りの木」と書かれた枝垂れ桜(写真上㊧)の見事さは息をのむほどで、多くの観光客がカメラに収めていた。

 

 

 行列は午後1時に神社を出発した。布礼(ふれ)太鼓に続いて赤鬼と青鬼が露払い。この後、花山天皇花山車や稚児列、織姫列、流鏑馬列、鳳輦、東遊び列、曲水遊び列などが続いた。総勢200人余。平野通を南下し北野白梅町から西大路通、馬代通を北上して、いったん神社で小休止。その後、金閣寺前から千本通を経由し、一行が神社に戻ったのは3時半ごろ。帰社後、本殿前で「還幸祭」が厳かに執り行われた。

  

 平野神社ではこの桜シーズンに合わせほぼ毎日(午後2時と7時)、拝殿でクラシックを中心にした「桜コンサート」を開催中。今年は14日まで開く。これとは別に東日本大震災支援活動の一環として、毎月最終日曜日の午前11時から「ひょっこりひょうたん島 ワンコイン支援コンサート」を開いている。ちなみにワンコインは「かつて子どもだった人500円、中高生100円、小学生以下10円」とのこと。

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